もう随分前になりますが、中型犬を飼っていました。ウェリッシュコーギー(以下コーギー)の雄で、12歳まで生きました。中型犬の平均寿命は10歳~14歳(人間の年齢換算で64歳くらい)と言われており、少し早めに天へ召された感じです。
調子が悪くなってからあっという間に息を引き取ったので、いったい何が原因であったかは不明です。もしかしたら「遺伝子(DNA)」レベルで問題があったのかもしれません。また、ある程度の年齢から歯が悪くなっていたのと、いわゆる「ボケ」のような症状もありました。
犬(いぬ)の寿命を知りたい?
「一般社団法人 ペットフード協会」の発表資料によると、2018年(H30)犬の平均寿命は「14.29歳」だそうです。これは、大型犬、中型犬。小型犬全てを含めた平均です。調査方法は、ネットのアンケートサイトを主に利用している模様。
なお、参考までに猫の平均寿命は「15.32歳」で犬よりも長生きです。
調査年度 | 犬 |
H30(2018年) | 14.29歳 |
H29(2017年) | 14.19歳 |
H28(2016年) | 14.36歳 |
H27(2015年) | 14.85歳 |
ここ4年間の資料を掲示しましたが、犬の平均年齢は大きく変わっていないことが分かります。おおよそ14年以上は生きるわけです。即ち、猫をペットとして飼う場合、14年間責任を持って育てる覚悟が必要であることを認識して下さい。
わたしの家で初めて飼ったペットがコーギー犬でした。子どもたちはまだ幼稚園と幼稚園入園前。そこから高校、中学と一緒に生活してきたので、亡くなった時は家族みんなが悲しくて仕方ありませんでした。
犬の年齢と人間の年齢比較?寿命は犬種によって差がある?
以下の表は犬の年齢に対して人間の年齢を換算したものです。うちにいたコーギー犬は12歳で亡くなったので、人間換算で64歳となり、少し早死にしたように感じます。
犬 | 人間 | 小型犬 | 中型犬 | 大型犬 |
1か月 | 1歳 | |||
2か月 | 3歳 | |||
3か月 | 5歳 | |||
6か月 | 9歳 | |||
9か月 | 13歳 | |||
1歳 | 16歳 | |||
1歳6か月 | 20歳 | |||
2歳 | 24歳 | |||
3歳 | 28歳 | |||
4歳 | 32歳 | |||
5歳 | 36歳 | |||
6歳 | 40歳 | |||
7歳 | 44歳 | 〇 | ||
8歳 | 48歳 | 〇 | ||
9歳 | 52歳 | 〇 | ||
10歳 | 56歳 | 〇 | 〇 | |
11歳 | 60歳 | 〇 | 〇 | |
12歳 | 64歳 | 〇 | ||
13歳 | 68歳 | 〇 | 〇 | |
14歳 | 72歳 | 〇 | 〇 | |
15歳 | 76歳 | 〇 | ||
16歳 | 80歳 | |||
17歳 | 84歳 | |||
18歳 | 88歳 | |||
19歳 | 92歳 | |||
20歳 | 96歳 |
犬の場合は犬種の大きさで寿命が大きく変わる
上の表で「小型犬」「中型犬」「大型犬」と項目を分けています。それぞれの項目で年齢欄に〇が付いている部分が「平均年齢」です。「小型犬」でれば13歳~15歳、「中型犬」は10歳~14歳、「大型犬」については7歳~11歳が一般的な併給寿命の幅です。
これは犬を飼っている人には常識ですが、大型犬より小型犬の方が長生きするのです。大型犬の場合は成長速度が遅く、成犬になるまでは時間がかかりますが、成犬になったあとは老いが急激に進みます。また、内蔵機能の発達が身体に比例しないため、成犬になったあと疾患にかかる確率が高まるわけです。
中型犬と大型犬については、ある程度の年齢に達したら「食事」「運動」の両面で特に気を付ける必要があるでしょう。
遺伝子の問題
これは猫でも同じですが、「純血種」と「混血種(いわゆる雑種)」でも寿命が異なります。「純血種」の場合は遺伝性の疾患をかかえている可能性があり、ある時具合が悪くなってそのまま手遅れになる場合があります。子犬の時から先天性の疾患をしっかり把握し、対策を施した生活を与えてあげはば長生きします。
一方で「混血種」の場合は、近親交配や弱遺伝子の問題をアウトブリードするため、「純血種」のような問題は発生し難いとも言われています。
何れにしても、遺伝子レベルで健康状態を把握することは必要でしょう。
平均寿命から考える犬(イヌ)の寿命を延ばす方法
愛犬の寿命を延ばす方法は、大きく分けて4つのことを実践することです。
- 仔犬の時期に「遺伝子検査(DNA)」を行う
- 仔犬の時期に病院で「先天性疾患の有無」を確認する
- 仔犬の時期に判明した疾患に合った食事と生活環境を与える
- 老犬になったら「ボケ防止のサプリメント」を与える
仔犬の時期に行うこと
先ず病院で身体検査を行い、必要なワクチンなどの摂取をしましょう。
次に、遺伝子検査を実施しますが、遺伝子検査については多数の会社があるわけではありません。また、人と同様に検査の費用がとても高額です。およそ6万円程度必要な場合はほとんどです。しかし、純血種については遺伝子を正確に把握し、それに合わせた飼い方をしないと平均寿命以下で亡くなることも少なくないのです。
平均寿命については、あくまでも「平均」であり、その年齢に満たないまま悲しくも亡くなっていった犬が沢山いることを頭に入れておきましょう。長生きさせるということは、最善の飼い方を実践することであり、そのためにはきちんと愛犬の身体を把握する必要があるのです。
その中で最も重要な遺伝子検査について、肝心の費用面をクリアする提案もありますので、公式サイトから内容を一度確認してみて下さい。
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一番元気な時期に行うこと
この時期は犬も人間も一番充実してお付き合いしていると思います。健康に大きな問題をきたすことなく老犬へ道を歩むためには、仔犬時代に行った検査が大きな意味を持つことになります。仔犬時代に万一疾患を発見した場合、この時期に発病しない対策を行うことが検査をした最大の目的となります。
- 仔犬の時に行った検査結果に従って「食事」「運動」を行う
- 日々の健康に注意を図る
老犬になったら絶対に行うこと
わたしの経験から言って、やらなくて後悔したことが2つあります。この2つについてきちんと実践していれば、間違いなくもっと長生きしていたと今更ながら後悔しています。
- 「ボケ防止」の食事またはサプリメントを与える
- 日々の変化を観察して、少しでもおかしな状態があれば直ぐに病院へ行く
ペットを飼って分かったことがあります。
犬も猫もある程度の年齢へ達すると「ボケる」可能性があります。人間のように言葉を交わせば分かるようなことも、ペットの場合は分からないまま終わるのがほとんどでしょう。しかし、普段からしっかり行動を見ていると読み取れます。
食事への興味や普段の行動との違い。愛情持って接していれば意外と簡単に健康状態は把握できるものです。きちんと仔犬の頃からやるべきことを実施していれば健康なはずなので、ここでもその効果が表れているのです。
では、「ボケ」の防止はどうすれば良いのか?わたしが実践できなくて後悔した1つはこの点です。答えは簡単で、「ボケる」前に「ボケ」を防止する対策を施すだけです。
こんな状態が見られるなら直ぐに。出来るならその前にサプリメントを与え防止するのです。
・ぐるぐる同じところを回る
・夜鳴きをする
・学習したことを忘れる
・意味もなく吠える
・遊ぶことへの興味低下
・日中の睡眠時間が増える
色々な製品が出ていますが、成分と効果を見てお奨め出来るものを1つだけ紹介します。公式ホームページは以下の通りです。
獣医師が認めた犬用認知症ケアサプリ【毎日一緒 DHA&EPA】
そして、寿命を延ばすために最も大事なことは「見守り」です。いつもと違う雰囲気や元気がないなど「普段との違い」をきちんと見抜き、違和感を感じたならば直ぐに病院へ行きましょう。わたしの場合、これが遅れ手遅れとなってしまいました。
おかしな行動は健康体との比較です。「ボケ」が始まれば正確に把握することが難しくなるので、大型犬なら7歳から、中小型犬なら10歳位になったら必ず「ボケ防止のサプリメント」を与えて、体調の変化を見逃さない対策を行うことで、必ず平均寿命を超えてくれるでしょう。
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長生きのコツは、普段からのケアが重要なのです。