白血病とは?|種類や症状と治療法は?

白血病2 家庭の医学

水泳の池江璃花子選手が白血病に罹患してから、白血病という病気について色々と気になっています。

血液のがんと言われるこの病気、過去には多くの有名人も罹患し、無事生還した方も大勢います。

 

昔のドラマでは「不治の病い」の象徴として、主人公が罹患し、恋人との悲しい運命を当時の有名な俳優陣が切々と演じていた姿は、年配の方にとって未だ記憶に鮮明だと思います。

 

しかし、病気の実態を深く知ることはあまりありません。

ここでは、基本的な内容をきちんと理解できるようまとめて行きます。

 

 

白血病の種類を分けるとすれば…

 

急性と慢性

違いは単純です。

 

  • 早く進行するか
  • ゆっくり進行するか

 

急性の白血病では、増えた白血病細胞が正常な細胞を作ることを妨げたり、他の臓器を傷つけたりするため感染が起き、以下のような症状が出ます。

 

  • 息切れ
  • だるさ
  • 発熱
  • 関節の痛み

 

一方で、慢性の白血病は初期ではほとんど症状はないが、進行すると次のような症状が出ます。

 

  • 倦怠感(だるさ)
  • 寝汗
  • 体重減少
  • 脾臓が腫大することによる腹部の膨満感や左腹部の痛み

 

慢性白血病は、チェルノブイリ原発事故や広島の原子爆弾投下の影響で罹患者が増加したということは判明していますが、実は発症する根本原因は明確に解明されていないそうです。

 

データとしては男性の方が幾分多く、日本での発症確率は10万人に1~2人と比較的少なく、大人の白血病罹患患者全体の約20%が慢性白血病患者です。

 

骨髄性とリンパ性

骨髄性の場合、幹細胞の遺伝子異常により発症すると言われています。

一方、リンパ性はウィルスの感染により引き起こされます。

 

白血病のメカニズムと原因

血液中の細胞がとんな役割を担っているかは大体理解していると思います。

 

  • 酸素を全身に運ぶ赤血球
  • 病原体と闘う白血球
  • 出血を止める血小板

 

これらの細胞は、骨の中で元となる幹細胞が増殖、変化して生まれます。

 

しかし、増殖過程のどこかで異常が発生して、がん化した細胞(白血病細胞)が無限に増殖してしまうと、白血病という症状が発生するのです。

 

がん化した細胞(白血病細胞)は、時間の経過と共に骨髄に蓄積します。そして、正常な血液をつくる作用を妨げるだけでなく、やがて白血病細胞は血液中に入り込むことによって、脾臓や肝臓などにさまざまな症状を引き起こします。

 

これが白血病です。

 

骨髄性白血病

骨髄性白血病は、遺伝子の転座(遺伝子が入れ替わってしまうこと)によって起こります。遺伝子の転座によって、染色体異常が発生し、異常な遺伝子を新たに作り出すのです。

 

慢性骨髄性白血病では、この異常な遺伝子が、血液細胞を過剰に生成するタンパク質をつくり、その結果、血液細胞が過剰に増殖することで白血病になります(なるといわれています)。

 

急性骨髄性白血病でも異常遺伝子が発生し、異常遺伝子によって作られるたんぱく質が、本来健康である白血球を壊したり、成長を妨げる機能を阻害することで、前骨髄球と呼ばれる細胞が異常に増え、白血病が発症します。

 

リンパ性白血病

リンパ性白血病(含む、成人T細胞白血病)は、HTLV-1というウイルスへの感染が原因となります。但し、発症するのはごく少数で、潜伏期間に関しても40年前後ととても長いのが特徴です。

感染者で発症しない人(キャリア感染者)についても、抗体検査を行えば分かります。

 

ウィルスの感染経路は、母子感染(母乳)、血液、体液です。近親者でリンパ性白血病(含む、成人T細胞白血病)に感染した人がいれば、自身も発症する可能性があります

 

白血病の治療方法

 

白血病の治療方法は慢性と急性で多少アプローチが違います。

慢性白血病では、第一選択肢として服薬療法(分子標的療法)が主流になりつつあります。もちろん、状況によって抗がん剤治療、放射線治療、骨髄移植、外科的治療も併用されます。

 

一方で、急性白血病の場合は、

 

  • 点滴の治療によって白血病細胞減らす(顕微鏡で確認~数か月の入院を要する)
  • 白血病の内容次第で数年間通院治療を続ける場合もある
  • 再発した場合 ⇒ 幹細胞を移植を行う場合もある

 

少し意外だったのは、骨髄移植について騒がれいるため、根本的な治療は必ず骨髄移植を行わなければならないと思っていたことです

 

慢性白血病、急性白血病ともに、薬物療法が主流になっており、患者の負担が軽減されていることが良く分かりました。

 

まとめ

実は、白血病の原因は明確に解き明かされていないのです

それでも、昔は不治の病と言われ恐れられていた病気でしたが、医学の進歩により治癒の可能性を広げています。

 

池江選手の白血病については、急性なのか慢性なのか?また、骨髄性なのかリンパ性なのか?詳細は明らかにされてません。

 

しかし、何れの場合でも治癒の確率は低いとは言えず、特に若い人は薬がよく効くということなので、完全復活が無くとも、無事この先の人生を謳歌出来るまで回復してくれればと思います。

もちろん、完全復活し、この先も記録を塗り替えることが出来れば最高ですがね。

 

ひとつ気になったので追記しますが、慢性白血病については少し恐怖を感じます。ウィルスの感染があっても発症しないキャリアに自分がもしなっていれば、遺伝的に子供などに影響することが危惧されます。

 

今後は、慢性白血病のウィルスにも気を配り、健康診断を受けた方が良さそうです