地方への転職|苦戦・年収減・仕事少ない・業種選べない|覚悟が必要

私的転職論

地方に帰ってのんびりと暮らす。とても良い考えだと思いますが、それは老後の話ですか?

もし、地方で職に就く前提であれば、先ずは最低の状況を想定してから動きましょう

特に中高年であれば尚更です。

 

地方では中高御念に対する会社の受け入れが厳しいのが実情です。理由は年功序列が未だに生きており、古くからの社員を大事にする反面、転職者を好まない傾向が一部には根強く残っているのです。

 

更に言えば、先ず条件に合った求人に出会うことは皆無でしょう。また、都会にいると感じませんが、地方の景気は回復していないというのも事実です。

 

そこで「最低」の状況を想定することが大事になってきます。

もし、普通の勤め人で、現在同様の給与をもらい、地方へ移住することを考えているのなら止めた方いいでしょう

 

地方での転職は、普通に年収が半分となる

特別な知識を持ち、自宅での業務が可能であればこの限りではありません。

少なくとも、現在の給与水準よりも低くなることを想定する必要があります。恐らく、良くて80%、普通で50%ぐらいでしょうか?

 

そこで、「最低」の状況を決めておきます。普通で50%ならその線で行こう!と考えるかもしれませんが、普通である以上、普通以下の能力では転職自体困難です。

 

しかも、今まで培ってきたスキルや経験を活かせる会社へ就業出来る可能性は、とても低いと思った方が良いでしょう。

 

「最低」の賃金を想定して移住を決めることが肝要

これらの不安要素を理解し、最低「アルバイト」で月10~15万円でも生活できるか?というシミュレーションは行っておくことは必須です。

 

仮に月10万円(手取り)なら年収150万円。月15万円の手取りなら年収220万円程度でしょうか?場合によってはここから社会保険のお金もかかるかもしれません。

 

さて、このアルバイト代は、今の年収から換算して何パーセントになりますか
その収入でもやって行けますか?

 

最低の条件で問題ないなら、地方へ移住しましょう。正直、地方の労働力レベルは低いため。都会での経験は地方活性化のために役立つはずです。但し、何度も書きますが、収入減となる覚悟は必ず必要となります。

 

一方で、先に書いた「在宅可能」な仕事も存在します。在宅可能であれば、場所については何も問題になりませんので、その収入が確保されて担保があれば、地方への移住は容易に叶います。

そんな人はごく一部なので、ここでは会社員として転職を行うことを前提に引き続きお話をします。

 

地方での職探しはどうすればいいのか?

それでは、実際に給与が下がっても良い、最低の場合でも生きて行ける。それでも地方で転職を行いたい人へ、地方での職探しの方法について書きます。

 

大手転職エージェントはあまり期待できない

まず、都内に強い転職エージェントでは、地方での再就職案件は皆無に等しいと思って下さい。紹介案件があっても、ほとんどが派遣会社の社員になって派遣されるような案件です。それでも良いなら一度試すのもありかと思います。

 

地元のハローワーク情報はその地方の貧困度が図れる

地方には地方なりの情報があるため、基本的にはその地方のハローワーク案件をネットで確認することが必要です。ハローワーク案件は、その地方の最低な休職案件が多数掲載されているので、どれだけその地方で生きることが大変であるかが良く分かります

 

しかし、最低の案件以外にも、きちんとした案件も一部存在しますので見極めが重要です。

 

但し、案件の良し悪しを給与面のみで判断するのは非常に危険なので、その会社を必ず確認し、先ずはホームページの有無、会社の内容、出来れば現地確認まで行った方が無難です。更に最近は会社の評判をネットで検索可能なので、悪い噂が無いかを確認するべきです。

 

最近は守秘義務契約などありネット情報ではブラック度が分からない

とは言え、多くの会社は「守秘義務契約」を結び、SNSやネットでの悪評拡散が行えなくなるよう、ブロックし始めているので、多くの悪評は古い可能性が高いのがネックです。

 

しかしながら、良くも悪くも、全くもって何の評価も受けない会社も注意が必要でしょう。会社がどんなにブラック化していても、従業員自体が情報弱者であれば、辞めた後の文句や実情をネットで吐露することも叶わない場合もあり、そんなレベルの社員を循環させている会社は、実際に就業するまで中身が分からないからです。

 

現地を自分の目と耳で確認することが重要

気になる会社があれば、現地視察を行うことをお奨めします。工場であれば、現地工場の俗に言う「5S(整理・整頓・清掃・清潔・躾)」を直感的に確認する。また、駐車場の車が安物ばかりではないか?改造車があったりするか?などで社員もモラルは結構分かるものです。

 

また、実際に大代表電話へ問い合わせを行うという方法もあります。電話先の事務員の態度や言葉遣いでその会社のレベルを図れます。大代表はその会社の総務など、会社の顔ですから、もし横柄な態度であれば会社の風紀は悪い可能性があります。

 

地の利を活かすことが最も重要

結局は、地元のことは地元の人間が最も詳しいのです。

 

縁故、知人関係を片っ端から当たって、良い縁が無いかを探し歩くことは必ず行った方が良いでしょう。もし、良い案件があれば、知り合いということで、他者と比較して入社の門戸は広いというメリットもあるし、大切に扱ってくれる可能性が高くなります。

 

しかし、あくまでも地方であり、その中でも企業規模が小さいほど内容は稚拙になるため、扱いが良くても、自分自身がきちんと我慢しなければ勤まらないことを認識して下さい。

 

また、他には、地方の強みを活かした企業へのアプローチもある。

その地域に強い企業というものがあります。もし、自身のスキルと全く違う業種であっても、自分の得意な業種や業界の拘りは捨てて、郷に従うという選択肢も考えるべきでしょう。

 

まとめ

都会から地方への転職は、賃金面や職種の拘りを捨て去る覚悟が必要です。

また、地方の景気回復は都会とは違います。今回のアベノミクス景気は、ある程度の人口や産業を有した都会でのみ、少しばかりの実感を味わえる「小さな好景気」と言って良いでしょう。

 

多くの地方は、人口減少の波以上に産業の衰退が激しいのです。地方へ行けば分かりますが、求人の多くはスーパーなど小売店のパートです。社員を募集していても、驚くほどの低賃金です。

 

地方の美味しい空気や環境に憧れる。または都会に疲れて田舎に帰るなど、理由は色々ありますが、地方で行う転職の実態をきちんと理解し、よく考えてから行動に移すようにして下さいね。