学歴の意味を勘違いしていませんか?
せめて、大学までは行かせてやりたいと思う親心は良くわかります。しかし、その大学って行く価値あるのでしょうか?その大学へ行くことで、逆に子供の履歴書が汚れてしまう可能性があります。「勉強のやる気」が出ないなんて言わせない。
行く価値のある大学へ進学できるように考えてあげましょう。
【大学受験生】勉強のやる気が出る「勉強方法」についてまとめます。
なお、大学受験生における学習の目標は「目標到達の集大成」となること。
どこの大学でも良いと思っている人いませんか?はっきり言ってFランとか言われる大学へ行ったら高卒就職組よりも酷い企業にしか就職できません。だからこそ、門戸が広がる大学への進学が重要となるのです。
勉強のやる気を出せば、まだ間に合います。
ここで紹介した学習メソッドを信じ、栄光の未来を手に入れましょう!
【大学受験生】の定義と学習方法の相性
勉強に適した学齢の定義と、勉強方法との相性(個性)については何度か書いているので、詳しく知りたい方は以下の記事を再確認して下さい。
簡単に説明すると、ここで言う「大学受験生」は、受験を控えた高校3年生と浪人生を指します。
また、「相性」とは子どもの個性に合わせた学習方法。
双方が上手く適合すればシナジー(相乗)効果が期待できます。
もちろん、本人の「勉強へのやる気」が一番大事ですが、それに応える効果的な学習方法へ導ければ、更なる大きな結果を生み出すことも夢ではありません。
【大学受験生】の効果的学習方法の組合せ
大学受験と言っても構える必要はありません。「小学校高学年」「中学校」「高校」の学習と基本は変わらない、延長戦上にあるのが大学受験です。一部、私立の難関校などは「極端」な応用問題や隙間問題を出題しますが、これは後々の過去問対策でクリアーして行けます。
今までの学習を継続しても問題はない
学習方法は常に過去の延長線上にあります。即ち、このままオンライン学習を継続しても問題ないのです。大学受験に失敗する主要因は意外とシンプル。
- 基礎力の抜け漏れ
- 目標大学の入試形態にマッチしなかった
最も大きい問題が「基礎力が不足」すること。ある程度基礎力を磨いていれば、少なくとも「滑り止め」に落ちることはありませんよね?そして、基礎力が無ければ目標大学の傾向対策が行えないことは誰にでも分かることでしょう。
「勉強のやる気」が出なかった期間を取り戻すチャンスは、ここが最後です。
基礎力に抜け漏れがある場合
基礎力とは「中学校」の学習であると捉えましょう。
中学校の学習を80%以上理解していないと大学受験勉強は行えない
中学校の勉強なんて全部理解しているよー。なんて、変なプライドで生きている「あなた!」。本当に全てを網羅していますか?仮に100%は無理でも、せめて80%は理解出来ていますか?80%きちんと習熟していれば、普通高校の学習を理解し、頑張っているはずなんですが、何で偏差値40なの?
ん、「勉強のやる気」が出ない?
折角高い基礎力を養ったのだから、忘れない内にその能力を使って、行く価値のある大学を目指しましょう♪
急がば回れ!中学校の勉強内容を再確認
よく考えましょう。
そして真摯になって見直しましょう。
「急がば回れ」。
「勉強のやる気」が出ないなんて言い訳したら、偏差値の向上は望めなだけではなく、大事な受験で失敗することは間違いありませんよね?
中学校の勉強を見直して、全て理解していることを確かめられたらラッキーじゃない?
もし、分からないことが発見できたら、これもラッキーですよ。
基礎力の「抜け、漏れ」が無くなれば、大学受験用の高校学習要領を理解するための土台完成!
偏差値40前後(本当は50前後でも)は絶対に「振り返り」が必要です。
私立文系の偏差値40なんて、普通高校へ入学出来るレベルなら何もしなくても取れてしまいます。
そんなレベルで満足なら、この読み物はここで終わり。
国立、難関私大、理系を目指すなら、特に基礎力が重要となる3科目をきちんと見直しましょう。
- 英語
- 数学
- 理科
経験上、この中学校3教科の学習は、特に大きな穴が開いていることが多いのです。英語は大学受験では避けては通れません。数学は国立理系は元より、受験では大きな武器となる教化です。理科は一分野を徹底的に理解すれば、これも大きな武器となります。
特に、「大学入学共通テスト(旧センター試験)」を受験する人は必ず見直しましょう。
単純なマークシート方式から、「知識の理解の質を問う」「思考力・判断力・表現力を活用して解く」更に「必要な情報を組合わせる力」を問う内容へ変化する新制度。
新たな対策が必要になりますが、何れにしても「基礎力」が不要となることはありません。
「基礎力」あっての「応用対策」であることを決して忘れないで下さい。
「勉強のやる気」が出ない?
大学受験は早々に諦めましょう。自分自身のためであり、親の負担も少なくて済みます。
でも、受験料収入が減るFラン大学は困ってしまいますね。


目標大学の入試形態にマッチしなかった場合
あなたが選択した大学はあなたの偏差値にマッチングしていましたか?
当然マッチングしたものと考えて説明します。
過去問演習が受験体力を強化する
基礎学力が目標の学校レベルと一致しているなら、この先は徹底的に過去問演習を行う必要があります。但し、闇雲に過去問を解いても身に入りません。過去問演習では「2つ」の重要な要素があることを先ずは把握しましょう。
- 目標大学の入試傾向(クセ)に慣れ把握すること
- 過去問題で分からないことが何も無い状態にすること
「勉強のやる気」は維持して下さいね。
過去問演習を行うには、志望大学の赤本を解くのが手っ取り早いでしょう。赤本については、当年度の最新版は元より、過去の赤本までAmazonで購入できる時代です。早々に準備し、基礎力が固まり次第、過去問演習へ入って行きましょう。
志望大学の入試傾向(クセ)に慣れると言うこと
「下手な鉄砲も数撃ちゃ当たる」と、何十万と受験料を払い、私立大学を受験する裕福な方が居られますが、結局は何も当たらず終わってしまうことも少なくありません。当たってもFラン大学。
真剣に「行きたい大学」のことを調べると、それだけで結構な時間を要します。しかし、調べれば分かるのですが、出題傾向や問題文の言い回し、そして大学が求める学生の姿が見えて来ます。もちろん、合格に必要な点数データも把握することが出来るので、何を俯瞰すべきか戦略が立て易くなります。
10年分、入試傾向のクセに慣れれば、合格点に足りない部分の俯瞰箇所は明確になります。
何十年と受験生が繰り返して来た事実がここにあります。
過去問題で分からないことが何も無い状態にして意味があるのか?
結局は「過去」の話で、来年の試験には同じ問題なんて出ないだろ?と、勉強のやる気が出ない面々は言い訳します。
そんなの当たり前ですよ。
一時一句、同じ数字、同じ数の答え、そんな問題を出すバカは居ません。
でもね、違う言い回し、違う数字、答えの数字は違うけど求め方は同じ、なんて問題があるかもしれません。そもそも、試験範囲なんてたかが「高校の学習」範囲ですよ。学習の理解度を図る問題の作成パターンは限りがあります。
「勉強のやる気」が出ない人は、勉強をしないから国語力がありません。同じ言い回し、同じ言葉を使っていないと「同じ問題」と感じないのです。
問題を作成する側はインテリです。
インテリの人は、違う言葉(単語)で同じ意味になる日本語を沢山知っています。英語でもそうですよね?同じ単語を繰り返すことはインテリジェンスに反するのです。
まあ、受験問題でインテリジェンスもありませんが、語尾が肯定と否定の違いだけでも答えは逆になりますし、数学で最終的な答えを問う場合もあれば、答えに導くプロセスの一部を解答させる問題だってあります。
要は、数学を例に取るなら、「確率」の問題が多いのか「因数分解」が多いのか?傾向を掴むことが先ず重要で、次に問題の出し方(言葉のクセや導く答えの傾向)のクセに慣れること。
読み物の様に、何度も何度も解けない問題をやり続ければ、結局は解答が記憶されてしまいますが、重要なのは解答へのアプローチパターンをきちんと理解出来ていれば良いのです。
弱点を克服しないと過去問演習を行う意味はない
過去問演習を行うと弱点が見えてきます。それが狙いでもあるのです。
先ず過去問で解き方を理解したら、必ず類似の問題集でその成果を試すことが必要です。
数十年分の過去問から類似の問題を探すことが理想ですが、時間もお金もかかってしまうので、弱点部分を俯瞰する参考書や問題集を購入して対策することで、「出会い」が増えます。
受験勉強のカギとなるのが、「これと似た問題を見たことあるぞ!」という「出会い」にどれだけ恵まれたかということ。
せっかくの「出会い」も、相手の心が理解できずに別れてしまえば勿体無い。
参考書の選定も含め、相手の心が理解出来ずに困ってしまったら、第三者のアドバイスを聞くのが人の常と言うもの。
予備校へ通っていれば講師へ質問し、独学で頑張っていたなら、対面のオンライン家庭教師などを活用するのがこの場面です。また、スタディサプリの志望大学講座であれば、ズバリの授業を探し確認することも可能なので、色々と試してみることをおススメします。
過去問演習だけで大丈夫?
志望大学の過去問演習だけで大丈夫?という疑問もあるだろう。答えは「ほぼ問題なし」。
なぜ「ほぼ」なのか?
演習数が圧倒的に少ないから。合格を導き出す受験生の多くは、必ず過去問演習を行うが、合わせて志望大学に近い難易度である大学の過去問も合わせて演習しているのが実態。勉強のやる気とか関係なく、やるしかない状態が大学受験なのであ~る。
足りなければ同じ系統の問題集や参考書を活用し、理解が出来なければ第三者を介することが成功への近道です。
本気で大学を選んで欲しい
絶対に地元のFラン大学を選ぶな!
地方Fラン大学は行かない方が家族全員が幸せ
わたしは最近転職を行ったが、その会社は俗にいう「零細企業」。それでも毎年定期採用を行っているらしく、昨年は4名の大学卒業者を採用している。また、先般中途採用の面接を行った際、地元Fラン大学出身の希望者が数名来ました。
その大学は全国的に有名ですが、地方にあるため偏差値は低い。低いと言っても予備校のサイトなどで調べれば偏差値40前後と載っています。しかしその実態は、他の大学へ進学出来ないような学生が集まる、地元の人間なら「誰でも入れるレベル」の学校なのでした。
多くの人は偏差値のマジックについて知っていると思うので、ここでは詳しく書きませんが、私立大学の文系学部は、内容以上の偏差値で評価されていることがほとんどです。偏差値55前後でやっと普通だと考えた方が良いのです。
この地元のFラン大学、文系の偏差値が40前後であるため、本当は30台の実力(誰でも入れる)であると思って良い。ただ単に、入学定員割れが発生していないから「Fラン」のレッテルを貼られてないだけで、中身は正に「Fラン」なのです。
こういう学校は公務員就職に力を注いでいる。公務員と言っても警察官や消防士などである。いわゆる「肉体系」で一般採用。要するに、学校内の勝ち組は最高で警察官か消防士なのである。大手企業からは一切見向きもされないことをきちんと理解すべきです。
転職の記事でも書きましたが、数百万円支払って「零細企業」へ就職するのは時間とお金の無駄です。大学はお金がかかる場所なので、それ相応の見返りが無ければ行く必要がない。
無論、純粋に勉強したいという希望があるのなら別であるが、そうで無いなら高卒の方がマシな人生を送れる場合が大半であることを理解することが必要です。
勉強のやる気が無いとサボらず、後悔の無い人生を送りましょう。