壁の塗り替えリフォーム 適切な塗料の選び方が家の価値を上げる

リフォーム体験
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壁の塗替えを検討してる最中です。

前回は手始めに壁の種類を勉強しましたが、引き続き実際にどんな塗料を選ぶべきかを考察したいと思いますでお付き合い下さい。

壁の塗替えリフォーム時期って?

塗料の詳細を書く前に、先ず外壁の塗替えサイクルについて考えてみましょう。

実際に塗替えを検討し始めて、色々な情報を収集し分かったことがあります。

  1. 業者が運営している広告やサイトに書いてある情報は画一的
  2. 個人からの情報発信内容は、時期のバラつきが大きい
  3. 自分の家がどのような状況かを把握し判断する必要がある

壁の塗替えリフォーム時期の情報は画一的

塗料の種類によってライフが変わることは当然のこととして述べていますが、新築時から計算して「いつ頃?」という情報については、ほとんどが10年と書かれています。

なぜ10年で塗替えを推奨するのか?

後に記載していますが、対象家屋の立地条件建築業者のレベルが違いすぎるからです。 また、商用的には短い方が儲かりますよね。

塗料の質もメーカーによって変わり、施工業者のやり方でもライフは変わります。平均値としては疑わしいところ。

築10年以内で塗替えを行うとは考えられないからです。更には、皆さんの周りを見て下さい。

築30年は優に超えていると思う家が、一度も壁の塗替えを行っていない事例が散見されるはずでしょう。

壁の塗替えリフォームは10年が平均的なのか?

こういう事実を考えると、平均的には15年~20年ではないでしょうか?

ハウスメーカーによっては、30年保証を行う前提で、10年目のメンテナンスを必ず行うことを条件にしている場合もあります。

しかし、ここでも最短10年

色々な条件を知って、自分の家にあった塗替えサイクルを考えることが重要です。

個人の壁の塗替えリフォーム情報は時期のバラつきが大きい

すでに前述している通り、以下の理由で個々人の重要な実績が変わります。

  • 立地条件の違い
  • 建設(施工)業者のレベル差
  • ハウスメーカーの保証を受けるための条件
  • 商用的なうたい文句

データは取っていませんが、やはり15年前後がミッドゾーンになるでしょう。

壁の塗替えリフォームを行う家の環境を把握し判断

立地条件

さて、その立地条件ですが、どのようなパターンが存在するでしょうか?

例えば、わたしの家についてですが、大通りから住宅街に入り、更にその奥です。

周りは全て一戸建ての家に囲まれた条件。

この条件から考えられること
  • 車の行き交う大通りの影響を受けない ⇒ 排ガスが少ない
  • 周りは住宅地で工場などはない ⇒ 粉塵や塗料、鉄粉が発生しない
  • 住宅に囲まれている ⇒ 風雪の影響を受け難い

更に、その地域の自然環境も加わるでしょう。そう考えると、立地条件による有利不利は次の通りとなります。

壁の劣化が少ない条件(塗替えまでの期間=20年前後)
  • 大通りから離れている
  • 住宅地で住宅に囲まれている
  • 近くに工場がない
  • 気候が穏やか
壁の劣化が早くなる条件(塗替えまでの期間=10年前後)
  • 車が多く往来する大通りに接している
  • 工場の近くに接している
  • 気候環境が厳しい地域

立地条件はとても重要なのが分かります。

新築時に建築を行った業者のレベル

ここは非常に難しいところです。

良い施工店を選択しても、施工を請け負った作業者の質でも変化するでしょう。

複雑な条件を避けるために、ここでは「作業者の質」は無視して、施工店のレベルで判断します。

塗替えリフォームの壁質で左右される

前回の記事「壁の種類ってこんなにある」で細かい内容を書いていますので、壁の種類ごとにライフ目安のみを記載しておきます。

種類 塗替え時期(立地考慮せず)
サイディング 窯業系 10~15年
金属系 10~15年
木質系 5~10年
樹脂系 不明
モルタル ジョリパット 10~15年
吹付タイル 10~15年
リシン 10~15年
スタッコ 10~15年
ALC 15年以上
RC 15年以上
レンガ 20年以上
タイル 20年以上
漆喰 10~15年

一般的なハウスメーカーは、サイディングやモルタルがメインになるため、10年~15年が確認の目安になるでしょう。

ハウスメーカーでも、旭化成のヘーベルハウスのように「ALC」の壁材を使用している場合は、15年前後が確認の目安。

レンガやタイルのように高価な部材を使用している場合は、100年もつとも言われており、塗替えの検討よりも、破損個所の修繕が重要となるようです。

また、木の温かさを感じる「木質系」の劣化は最も激しく、5年~10年の間には色あせ、ひどい場合は木材自体が腐食します。

壁の塗替えを施工した建築業者の質

ハウスメーカー、地元の工務店、今はやりのパワービルダー。

業者は大きく分けてこの三つです。

ハウスメーカーの場合は、前述のヘーベルハウスのように、耐久性を売りにした壁を扱う業者もあれば、価格重視の設定を行う業者もいます。

しかし、大半は得意分野を押しますが、施主の好みによって多様な壁を提供してくれるはずなので、図面から自宅の壁がどの仕様かを再確認することをお勧めします 。

地元の工務店も同じことが言えます。

パワービルダーについては、大量に建築するこでコストを抑えていることが売り。

必然的に提案型ではなくパッケージ型となるため、コスト重視の部材であることは否めません。

安価なサイディング、モルタルでもスタッコ以外の部材であることは確かです。

皆さんが建築を行った際の業者、壁の種類をもう一度確認しましょう。

壁の塗替えリフォーム用塗料の種類と耐久性

とても多くの種類があります。

分類の他、各メーカーの販売名称と多岐にわたります。

大まかに分類すると、以下の6つに分類されるようです。

水溶性、溶剤系(1液タイプ、2液タイプ)へ更に分かれますが、複雑になるので「水溶性」で考えて行きます。

なお、違いですが、水溶性は水で薄めて使用、溶剤系はシンナーで薄めて使用。

1液はそのまま使えて、2液は硬化剤も混ぜる必要がある。

現在では耐久性の違いはないと言われていますが、溶剤系の方がいくらか有利だと聞きますので、施工の際、「周囲に臭いがすることに問題ない」場合や、風雪の厳しい地域であれば溶剤系を選択する方が良いかもしれません。

外壁塗料の種類

  1. アクリル系
  2. ウレタン系
  3. シリコン系
  4. フッ素系
  5. 光触媒系
  6. 無機系

アクリル系の壁の塗替えリフォーム用塗料

メリット
  • 塗料の中で一番安価
  • モルタルやサイディングによく使用されている
デメリット
  • 直射日光や紫外線に弱い
耐久年数 コスト(㎡)
5~8年程度 1,500円前後

短期間のサイクルで塗り替える人向きですね。

コストが安いですが、耐久性がよくないので、長い目で見れば割高。

2.ウレタン系の壁の塗替えリフォーム用塗料

メリット
  • 幅広く使用可能
  • 耐候性、耐水性も高い
デメリット
  • 直射日光や紫外線に弱い
耐久年数 コスト(㎡)
5~8年程度 2,000円前後

これも定期的に塗り替える人向きですね。

コストと耐久性のバランスが若干よくないので、長い目で見れば割高。

3.シリコン系の壁の塗替えリフォーム用塗料

メリット
  • 最もコスパがよい
  • 幅広く使用可能(見積りの主流)
  • 親水性があり防汚性も高い
  • 水や汚れに強く、きれいな状態を長く保てる
デメリット
  • 耐久性は高いが最高レベルではない
耐久年数 コスト(㎡)
10~15年程度 2,700円前後

計画的に塗り替える人向きですね。

コストと耐久性のバランスがよく、選択方法によっては最もコスパがよい

4.フッ素系の壁の塗替えリフォーム用塗料

メリット
  • 最も耐久性に優れている
  • 特に汚れに強い(と言われている)
デメリット
  • 外壁塗り替えの塗料で一番高価な部類に入る
耐久年数 コスト(㎡)
15~20年程度 4,300円前後

しょっちゅう塗り替えるのが面倒で、お金に余裕がある人向き。

コストがシリコンの1.5倍以上となるので、立地条件を考慮した上で選択する必要がある。

また、艶消し塗料のバリエーションが無い(と聞いています)ので、壁の意匠に拘る人には選択肢に入らない

5.光触媒系の壁の塗替えリフォーム用塗料

メリット
  • 耐久性が非常に高い
  • 雨と共に汚れを落とす効果が高い(と言われている)
デメリット
  • 新し技術のため耐久実績が無い
耐久年数 コスト(㎡)
15~20年程度 4,600円前後

最近出てきた塗料です。耐久性があり、雨と共に汚れを落とす効果が高い(と言われている)。

⇒ 実際に20年経過した家はまだ無い

大きなメーカーより、訪問販売などで多く出回ってる印象。

本当に効果があるかは、これから徐々に立証されると思われる素材。

6.無機系の壁の塗替えリフォーム用塗料

メリット
  • 紫外線で劣化しないため無機物自体は半永久的に無劣化
  • 雨と共に汚れを落とす効果が高い(と言われている)
デメリット
  • 新し技術のため耐久実績が無い
耐久年数 コスト(㎡)
20~25年程度 5,000円前後

光触媒よりも更に最近出てきた技術で、塗料の原料に無機物を配合した塗料。

無機物とは石やレンガ、ガラスなど炭素を含まない物質で、紫外線で劣化しないため無機物自体は半永久に劣化が無いらしい。

⇒ 実際に20年経過した家はまだ無い

メーカーによって耐久性の判断がまちまち。

高価なので、まだ手を出すのは早い?

結局、壁の塗替えリフォーム用の塗料は何を選ぶべき?

「シリコン系」か「フッ素」で検討すべきです。

前提は、次の塗替えまで15年前後を視野に入れた場合

「光触媒」や「無機」など、耐久性の理論値だけを見ると魅力的なものもありますが、実績面で疑問が残ります。

迷ったら考えてみて下さい。

  • 新築時から現在何年経過しているのか?
  • 現在の壁はどのような状態なのか?

例えば、すでに20年を経過し、特に不満がなければ「シリコン系」で十分なのです。

少なくとも15年はもつと考えられます。

わたしの家は弾性スタッコなので、フッ素の選択肢はありません

せっかく艶消しで良い風合いを保っているのに、この上からテカテカになる塗料を塗ることで「個性」がなくなることは許せません。

今後の見積り作業では、恐らく「シリコン系」一択となるでしょう。

もちろん、できるだけ色々な塗料バリエーションをコスト比較したいと思います。

適切なメンテナンスを行えば、家の価値は上がります

色々な種類の塗料。値段が気になります。

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相場を知ることは大切ですね。