富士山(久須志神社)|登山しないと授かれない御朱印を解説

fujisan_gosyuin02_IC 旅のエビデンス

授かるのが困難な御朱印シリーズ。今回は「富士山」。

日本人なら必ず一回は登りたい日本一の山「富士山」。日本二位の高峰「北岳」との標高差はなんと583m!この間は、日本中どこを探してもこれより高い所はありません。

 

日本の象徴であり、唯一無二の霊峰且つ日本百名山。

富士山頂には2つの神社が鎮座し、各々で御朱印を授かれます。

ここでは、その一つである「久須志(くすし)神社」の御朱印を紹介致します。

 

もう一つの神社、「富士山本宮浅間大社 奥宮」の御朱印についてはこちらの記事をご覧下さい。なお、アクセスなどは一部ダブっていますので、必要な個所をご確認頂ければ幸いです♪

 

 

久須志(くすし)神社とは

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久須志神社(くすしじんじゃ)は、全国にある浅間神社、約1,300社の総本社である静岡県富士宮市に鎮座する富士山本宮浅間大社(ふじさんほんぐうせんげんたいしゃ)奥宮の末社です。

 

奥宮は、現在の「富士宮口」「御殿場口」のルートを辿って山頂へ至る標高はおよそ3,740m前後の場所に鎮座しいますが、久須志神社は「吉田口」ルートの山頂、ほぼ同じ標高の場所に鎮座しています。

 

八合目から山頂までは富士山本宮浅間大社の境内(社地として保有されている)と見なされ、久須志神社はその境内に鎮座する末社ということになります。直下には鳥居が2つと狛犬が鎮座。

住所

富士山頂上・富士山本宮浅間大社境内

主祭神
  • 大名牟遅命(おおなむちのみこと)
  • 少彦名命(すくなひこなのみこと)
由緒

久須志神社は、吉田ルートの山頂(標高3,715m)に鎮座している神社。

富士山本宮浅間大社奥宮の「末社」で、大名牟遅命、少彦名命をお祀りし、別名、東北奥宮と称されています。

 

元々は薬師堂と呼ばれていた。須走浅間神社が薬師堂の開帳・入仏などを行っていたため、基本的には須走浅間神社が管理していたものである。気候などの影響により建物が朽ちていたため、元禄15年(1702年)には浅間大社が薬師堂を造営している。

しかしこの入仏の権利などを巡り、大宮と須走が争った経緯などもある(元禄の争論)。安永の争論においては安永8年(1779年)の幕府裁許状により、薬師堂の開帳や扉の封印は須走浅間神社神主が取り計らい、浅間大社の僧侶による開帳の際は銭200分を受け取ることなどが決められた。

薬師堂という名は廃仏毀釈により改名され、それと同時に浅間大社の末社として管理されることとなり、現在に至る。

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』

 

頂上のすぐ手前となる鳥居の前では狛犬が登山者を迎え入れ、社殿前には「冨士山頂上淺間大社奥宮」と書かれた石碑が建っています。なお、この狛犬については2019年シーズン直前、落石により一部崩落したことで、開山後、暫くは山頂登拝が行えませんでした。

 

吉田口ルートは山小屋が最も多く、また人気の登山ルートであることから、富士山の頂上の中でも御来光を望む人が多く、更に方向的にその見事さで人気が高く、夏の登山シーズンには多数の登山客を集めています。

 

富士山について

山頂へ至らなければ授かれない御朱印。

では、その山頂まで行くにはどれだけ大変なのでしょうか?

 

山頂へ至るルートは主に4つ

富士山の山頂へは、山梨県側からは1つのルート、静岡県側からは3つのルート(正確にはバリエーションルートがもう一つ)あります。現在では、何れのルートも標高2,000m以上の場所までバスや自家用車でアクセス可能となりましたが、古くは浅間神社から山頂を目指しています。

 

■山梨県側からのルート

  • 吉田ルート

クラッシックルートは「北口本宮冨士浅間神社」を起点とする。

 

■静岡県側からのルート

  • 富士宮ルート
  • 須走ルート
  • 御殿場ルート
  • (プリンスルート)

クラッシックルートは「冨士山本宮浅間神社」を起点とする「富士山村山口登山道」。

 

富士登山者の6割が利用する「吉田ルート」

山梨県側から入り、スバルライン五合目から登頂を目指すルートが最も人気のあるルート。

距離と時間が最も短いのが静岡県側の「富士宮ルート」ですが、登り易さの面で吉田ルートが選ばれる場合が多いようです。

吉田ルートの登山難易度

登山の難易度を示す指標である「グレーディング」は山梨県が発表しています。

 

項目 評価 解説
グレーディング 5B ・体力的には一泊を要せば初心者レベルでOK

・技術的には初心者~中級者レベル

ルート(往復) 16.1km ・未経験者にはとても大変な距離
時間(往復) 11.0時間 ・通常の登山として日帰りは難しい
グレーディングの解釈
  • 体力面(5)=一泊~二泊が適当
  • 技術面(B)=登山準備が必要で所どころ手を使うような登りがある

 

数値を見る限り、登山経験者の初心者~中級者向けのレベルです。

実際に登山を行うと分かりますが、富士山は人気の山であるため観光登山者も多く、「軽装」で登っている方々も一部見受けられました(とても危険です)。

 

しかし、登山道が初心者向けであっても富士山はただの3,000m級の山ではありません!日本一高い場所を目指す場所なのです!

 

実際、今回実際に登山を行って分かったのは、富士山山頂直下の風が強いことと、気温の低さです。富士山の8月、平均気温は6度、平均風速は8m/s。この意味分かりますか?

 

仮に山頂の気温が6度の日に登山を行い、同じく平均風速の8m/sであれば、体感気温は「マイナス2度」という計算です。半袖半ズボンの軽装で汗をかきながら登り、山頂でこの状態になったら人間どうなるでしょうか?

 

下手をすれば小一時間で「低体温症」となり、最悪の場合は死んでしまいます。

温度、風速だけの要因ではなく、汗が蒸発することで体温を下げるいわゆる「汗冷え」の影響も大きいので、必ず風除けの上着と着替えを持参する必要があります。

 

また、登山道も特有で、火山で構成される富士山では、普通の登山道は細かい火山灰や火山岩で構成されとても滑り易く、更に一部には火山岩の大岩による岩場もあります。普通のスニーカーでは足裏が痛くなります。また、不安定な場所では滑って転倒する危険性もありました。

 

十分な装備(通常の登山装備)で登ることを強くおススメします。

正直、登山経験者から見れば観光登山者の装備は「自殺行為」としか思えません。

(参考)静岡県側の登山難易度

静岡県のグレーディングより。

 

■富士宮ルート

項目 評価 解説
グレーディング 5B ・体力的には一泊を要せば初心者レベルでOK

・技術的には初心者~中級者レベル

ルート(往復) 10.8km ・未経験者にはとても大変な距離
時間(往復) 11.8時間 ・通常の登山として日帰りは難しい

 

■須走ルート

項目 評価 解説
グレーディング 6B ・体力的には一泊を要せば初心者レベルでOK

・技術的には初心者~中級者レベル

ルート(往復) 15.4km ・未経験者にはとても大変な距離
時間(往復) 14.0時間 ・通常の登山として日帰りは難しい

 

■御殿場ルート

項目 評価 解説
グレーディング 7B ・体力的には一泊で初心者には登れない場合がある

・技術的には初心者~中級者レベル

ルート(往復) 21.1km ・未経験者にはとても大変な距離
時間(往復) 15.4時間 ・通常の登山として日帰りは難しい

 

「富士スバルライン五合目(吉田ルート)」へのアクセス

吉田ルート、通常の登山開始に使用する五合目までは、富士スバルラインでアクセスします。開山期は一般車両が通行止めとなるため、バスかタクシーによりアクセスしますが、自家用車用の駐車場からのアクセスと公共交通機関からのアクセスが充実しているため安心です。

 

また、都市部からはツアーバスも運行されており、近くの観光会社へ相談する手もあります。

 

車で行く場合

By car

 

自家用車またはレンタカー利用が前提となります。

駐車場までの行きと帰りの時間が自由になり、前泊や帰りの温泉などの時間が取りやすく、重い荷物の心配も不要となるのが魅力ですね。但し、寝不足と飲酒運転にはご注意下さい!

駐車場までのアクセス
東京方面からのアクセス
東京方面から富士吉田IC経由でのアクセスは出来ません。
河口湖ICから駐車場を目指します。

■駐車場

■マップコード

■住所

■最寄りのIC

■googleマップのリンク

富士山パーキング(旧富士北麓駐車場)(約1400台・¥1,000)

161 213 152*50

富士吉田市上吉田字剣丸尾5597-84

中央自動車道「河口湖IC」から3分(1.5km)東京方面

“https://goo.gl/maps/EeyJi2UrfyFFLYsK6”

 

静岡方面からのアクセス
静岡方面からは東富士五湖道路から富士吉田ICで下車します。

■駐車場

■マップコード

■住所

■最寄りのIC

■googleマップのリンク

富士山パーキング(旧富士北麓駐車場)(約1400台・¥1,000)

161 213 152*50

富士吉田市上吉田字剣丸尾5597-84

東富士五湖道路「富士吉田IC」から1分(0.9km)静岡方面

“https://goo.gl/maps/4VK9mUSGpn63DdEv9”

富士山パーキングからスバルライン五合目まで

シーズン中はチケット売り場が混雑するため、早めに並ぶことをおススメします。

 

■バス

■時刻表

往復¥2,000(五合目まで45分、帰り35分)

時刻表(PDF)

※最新の情報は必ず公式サイトを確認して下さい

 

公共交通機関を利用する場合

By train

 

スバルライン五合目までのバスは、富士急行線の2駅からシーズン中利用可能です。

所要時間は約1時間。

 

  • 富士山駅
  • 河口湖駅
富士急行線各駅からスバルライン五合目まで

■バス

■時刻表

往復¥2,300

富士急行線

※最新の情報は必ず公式サイトを確認して下さい

 

レンタカーを利用する場合

Rental car

 

最近の登山でおススメなのが、最寄の駅まで公共交通機関で移動し駅前でレンタカーを借りて移動する方法です。もちろん、都心部からレンタルする方法も良いでしょう。メリットとデメリットを上げておきますので、検討みては如何でしょうか?

 

レンタカー使用のメリット

  • バスなどの時間に左右されない
  • 重い荷物の心配が無い
  • 温泉などに立ち寄り出来る
  • 公共交通機関ではアクセス出来ない登山口にも行ける
  • 朝一番で登山が開始できる(バス利用の無い山)

 

デメリット

  • 一杯飲んで帰れない
  • 寝られない(仮眠の時間が無駄)
  • 事故を起こす危険が付きまとう

 

スバルライン五合目から登山を行う場合のレンタカー利用

4名が揃えば電車と比較して安く移動出来ます。また、マイカー規制期間は富士山駐車場の方が富士急行線の各駅よりも始発バスが早くなるのと、帰りのバスも本数が多く楽です。

 

また、9月半ば以降の規制解除後であれば、通行料が取られるものの、駐車代金が無くなり、更に人数分必要だったバス代も不要となります。但し、富士山頂は限りなく冬に近づく季節なので、くれぐれも登山計画は慎重に行って下さい。

 

一度、レンタカーの価格比較を行ってみても損は無いでしょう。

観光地の多い富士山麓

富士五湖や忍野八海など、富士山麓には沢山の観光地があります。

しかし公共交通機関を利用する場合はアクセスが不便な所も多く、富士登山と合わせ、レンタカーを利用すればとても便利です。

 

こちらから 格安ホテル情報も入手しましょう!

 

富士山山頂(吉田ルート)への登山道の様子

富士山山頂(吉田ルート)の様子はこちらの記事で詳しく解説しています。

 

 

また、富士山登山者が落石で亡くなったことを受け、改めて富士登山の安全について考えてみました。こちらの記事もご覧ください。

 

授かれる御朱印

写真の御朱印は「富士山山頂」へ登った人だけが授かれる御朱印です。

 

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「富士山本宮浅間大社 本宮」でも御朱印を授かれる?

「久須志(くすし)神社」は富士山本宮浅間大社 奥宮の「末社」であることは前述しました。同じ神社の系列であっても、久須志神社は別に鎮座しているため、建立されている場所へ行く必要があります。

 

久須志神社の御朱印は富士山頂でしか授かれません。

 

伊勢神宮でも、摂末社へ訪れないと各社の御朱印は授かれないのと同じです。

種類はこれだけ?

山頂で授かれる御朱印は二種類ありました。

写真はその一つです(二つ授からなかった理由は後述)。

初穂料

1,000円(一種類)と高額です!

 

二種類の御朱印があり、全て授かれば2,000円です。確かに日本一の高山なのでこの値段は仕方ありませんが、二種類用意するのは少し商業的な感じがして嫌悪感を抱きました。神様との契りであれば、一種類で十分だし、その一種類に「入魂」して欲しいというのが正直な気持ち。

 

もし、お鉢巡りを行って「富士山本宮浅間大社 奥宮」の御朱印2種類を授かれば、最大4,000円もの出費となります。

注意

御朱印を書く間は待ちになりますので、登山計画には余裕を持って下さいね。

 

まとめ

如何でしたか?

困難な御朱印の中でも、一泊を要しかなり難しい部類に入る富士山山頂。観光登山者や外国人の軽装が目に付きますが、登山経験者から見ればかなり厳しい気象条件の山です。

 

普通の御朱印に飽きたら、富士山の御朱印を目標に登山を始めるのも面白いでしょう。健康維持を考えれば、これだけ適した運動は他にありません。

 

富士山周辺は観光地や宿泊施設も多いので、登山後も周辺をゆっくり巡りながら楽しむことも出来ますね♪

 

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