決定版|オールレザー(革)登山靴のメンテナンス方法|導入編

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革の登山靴(オールレザー)を購入する前に「知識の整理」と「メンテナンス用品」の準備はお済ですよね?まだの方は、こちらの記事からお読み下さい。

 

 

革の登山靴は適切なメンテナンスを行えば、寿命が大きく変わり、また、性能も向上します。ここでは、新品の革製登山靴を丈夫にする方法を解説します。もちろん、既に使い古した登山靴の再生にも応用出来ますので、是非一度試して下さい。

 

なお、新品を対象とした解説なので「洗浄工程」は省いています。古い登山靴の再生を行う際には、事前に適切な洗浄処理を行ってから施工を開始して下さい。

新品登山靴のメンテナンス心得

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新品の革製(オールレザー)登山靴にワックスの塗り重ねが良いことは既出の通りですが、では、何回塗り重ねれば良いのか?塗り重ね工程ごとにやり方が違うのか?などの疑問があると思います。

基本的には好きなようにやれば良いのですが、ここでは一応の決まりを作っておきましょう。

ワックスの塗り重ね回数と乾燥時間

塗り重ね回数

山行まで時間があれば何度でも。と言いたいところですが、ここでは最低「3回」行う基準で解説します。もちろん、4回くらい行っても構いませんが、それ以上は無意味かもしれません。

乾燥時間

次の塗り重ねまでにどれだけ乾燥させるのかが気になるところ。これは当たり前に考えて「環境に左右」されます。風通しの良い日陰に置く場合で、夏場なら24~48時間で十分でしょう。冬場は72時間以上置いた方が良さそうです。

 

故に、3回塗りなら山行デビューまで最短で、夏場6日、冬場13日ぐらいは考えておきましょう。

メンテナンス前(新品)の状況

新品ですが、結構ガサガサしているのが分ります。

 

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革の新品登山靴へのワックス処理手順

さあ、ここから具体的な処理手順を解説します。

ここで解説している内容は、新品の登山靴を対象にしていますが、傷んだ古い登山靴の再生にも応用出来ますので是非試してみて下さい。

手順(1回目)

用意するもの

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水洗い(水分を吸収させる)

適当に水を準備し、スポンジに水を含ませましょう。

 

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水を含んだスポンジで新品登山靴の革面を軽く擦ります。簡単な汚れを拭うイメージで、全体に水を浸透させます(オイルドレザーの場合は水を弾くので根気よく)。水分が無いと(特に古い靴)、ジェルやワックスが伸びません

 

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防水下地処理

革全体が水を含みしっとりしてきたら、「Collonil(コロニル)レザージェル」を2押し程度手に取り、大雑把に靴一周に塗り込みます。写真の様に、左右側面へワンプッシュづつ付けてもOK。

 

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馬毛ブラシでジェルを靴全体に伸ばします。水に濡れていれば簡単に伸ばせるので、靴全体に行き渡っているかに注力し、下の写真の様に水気が無くなるまでブラッシング作業を続けます。

 

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こんな感じにジェルは吸収されてしまいます。

 

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防水下地処理と革の剛性維持

次に「Collonil(コロニル)ヌバック+テキスタイルボトル」を塗り込みます。先端がスポンジになっているため、靴に先端を押し込めばローションが出ます。ローションを靴全体に塗り込みますが、金具横などの届き難い場所は、指で伸ばすように塗り込んで行きます。

 

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革に栄養を与え油分の定着で更に防水効果を高める

ローションを全体に塗り込んだ後は、「Collonil(コロニル)アクティブ レザーワックス」を3cm程度分を靴へ塗り込みます。馬毛ブラシを使い、根気よく靴全体へ行き渡らせます。金具横などは指で伸ばします。注意点としては付け過ぎないことですが、1回目なので隙間などは補充しつつ塗って、後で余分なワックスを拭き取るようにしましょう。

 

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ワックスの定着と塗り残しを無くす

全体にワックスが行き届いたら、手のひらの温度でワックスを革の中へ浸透させる気持ちで、全体にワックスを刷り込んで行きます。この作業とブラッシングを交互に3回くらい繰り返します。

左側が1回目の施工が終了した靴。右側は施工前。

 

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余分なワックス成分を拭き取る

最後に、拭き取り用に準備した布で靴全体の余分なワックス分を丁寧に拭き取り、軽くブラッシングを行って1回目は終了です。風通しの良い日陰に靴を保管しましょう。

 

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ワックスが定着した後に再度ブラッシングを行う

翌日(冬場は2~3日後)に硬い方のブラシを使いブラッシングを行い、余分なワックス成分を落とすと共に、磨き用の布で軽く磨きをかけます。

手順(2回目)

用意するもの

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作業前は必ずブラッシング

靴全体のホコリと余分なワックス成分を落とすために、軽くブラッシングを行います。

防水下地処理と革の剛性維持(重ね塗り2回目)

1回目の手順同様に「Collonil(コロニル)ヌバック+テキスタイルボトル」を塗り込みます。具横などの届き難い場所は、指で伸ばすように塗り込んで行きます。

 

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革に栄養を与え油分の定着で更に防水効果を高める(重ね塗り2回目)

次に1回目の手順同様に「Collonil(コロニル)アクティブ レザーワックス」を塗ります。

付け過ぎないよう注意し、馬毛ブラシで根気よく靴全体へ行き渡らせます。金具横などは指で伸ばします。

 

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ワックスの定着と塗り残しを無くす

手のひらで革を擦るようにワックスを浸透させた後にブラッシングという工程を数回繰り返します(回数は納得行くまで)。

 

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余分なワックス成分を拭き取る

最後に、拭き取り用に準備した布で靴全体の余分なワックス分を丁寧に拭き取り、軽くブラッシングを行って2回目は終了です。風通しの良い日陰に靴を保管しましょう。

 

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ワックスが定着した後に再度ブラッシングを行う(磨き効果が出始める)

翌日(冬場は2~3日後)に硬い方のブラシを使いブラッシングを行い、余分なワックス成分を落とすと共に、軽く磨きをかけます。2回目が終了しているので、パンストなどで仕上げればそれなりに輝きます。

手順(3回目)最終工程

3回以上塗り重ねを行いたい人は、2回目の工程を繰り返して下さい。

用意するもの

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作業前は必ずブラッシング

靴全体のホコリと余分なワックス成分を落とすために、軽くブラッシングを行います。

防水下地処理と革の剛性維持(重ね塗り3回目)

2回目の手順同様に「Collonil(コロニル)ヌバック+テキスタイルボトル」を塗り込みます。金具横などの届き難い場所は、指で伸ばすように塗り込んで行きます。

革に栄養を与え油分の定着で更に防水効果を高める(重ね塗り3回目)

次に2回目の手順同様に「Collonil(コロニル)アクティブ レザーワックス」を塗ります。

付け過ぎないよう注意し、馬毛ブラシで根気よく靴全体へ行き渡らせます。金具横などは指で伸ばします。

ワックスの定着と塗り残しを無くす

そして手のひらで革を擦るようにワックスを浸透させた後にブラッシングという工程を数回繰り返します(回数は納得行くまで)。軽く全体の余分なワックス分を拭き取ります。

防水効果を完璧にする最終工程を施す

最終工程で重要になるのが「Collonil(コロニル) 防水クリーム ナノ クリーム」の施工です。

工程はワックスを塗り込み時と同様に、2~3cm程度を靴全体に付け、馬毛ブラシで全体に行き渡らせます。根気よく、塗り残しが出ないように手寧にブラッシングを行いましょう。

余分なワックス成分を拭き取る

最後に、拭き取り用に準備した布で靴全体を拭き、軽くブラッシングを行って風通しの良い日陰に靴を保管しましょう。写真は3回目終了時点です(磨き込みは行っていません)。

 

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ワックスが定着した後に再度ブラッシングを行い最終の磨きを実施する

翌日(冬場は2~3日後)に硬い方のブラシを使いブラッシングを行います。ブラッシングを続ければ続けるほど表面が輝てきます。更に輝きが欲しい人は、パンストなどでゴシゴシすればツルツルに輝いてきます。

 

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以上、満足行く輝きまで行ったら最終工程の3回目が終了です。靴に紐を通し、次の山行まで型崩れしないように風通しの良い場所に保管しましょう。

 

まとめ

新品のワックス施工前と、3回の重ね塗りを行い磨きをかけた後を比較しました。

オイルドヌバックは元々油分が含まれるため、比較的変化は出難いのですが、それでも見た目は大きく変わっています。

 

施工前(新品)

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施工後

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好みの問題云々もありますが、高い買い物なので出来るだけ長持ちさせたいのが庶民の願い。変化した風合いを「好み」と思い込めば特に問題ありません(笑)。丈夫になり、更に機能(防水性)も向上するのだから選択肢はこれしか無いのです。

 

なお、山行から帰宅後のメンテナンス方法については、別記事で解説しますのでそちらもお読み下さい。皆さまの参考となれば幸いです。

 

革の登山靴へワックス処理を施す前に必要な知識と準備アイテムを解説しています

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登山の後、革の登山靴のメンテナンス方法を解説しています

決定版|オールレザー(革)登山靴のメンテナンス方法|維持編