古い車のヘッドライトの黄ばみをどうにかしたかった「えだまめくん(@edamamekun_ns)」です。
お気に入りの愛車も新車から10年近く経過し、ヘッドライトが黄ばんで貧相な表情となってきたので自分で黄ばみ取りとコーティングを行いました。
でも、数あるヘッドライトの黄ばみ除去製品で何を選べば良いのか分からない…。
そんな時、ボディのガラスコーティングで有名なピカピカレインから、ヘッドライトの黄ばみ除去とコーティングが行える製品がお手頃な価格で発売されたので試してみました!
今回は実際に使用して分かった「【ピカピカレイン・ヘッドライトコーティング施工レビュー】DIYで黄ばみクリーニングとコーティングが可能」について書きます。
【この記事で解決すること】
- ヘッドライトの黄ばみを効果的に除去する方法
- ヘッドライトのコーティング方法
- ピカピカレイン・ヘッドライトコーティングの効果
長年製造業に従事し豊富な知見を活かした分析が得意なブロガー
えだまめくん
edamamekun
ピカピカレイン・ヘッドライトコーティングの施工結果
先ずはピカピカレイン・ヘッドライトコーティング施工後の結果をご覧下さい。
車のスペックは施工時点で「10年弱経過」した30系プリウスのヘッドライトです。
施工前のヘッドライト黄ばみ度については「中程度」でしょうか?
これよりも酷い車を見かけることもあるので、施工を行う前の参考として下さい。
次の写真は、左右のヘッドライトを施工前と施工後で比較したものです。
左右比較すると分かりやすいのですが、ヘッドライトの黄ばみ以外に「曇り(くすみ)」「汚れ」も改善していますね。
結論として、ピカピカレイン・ヘッドライトコーティングは黄ばみ除去に「効果あり」の結果でした。
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ヘッドライトが黄ばむ理由と安易な黄ばみ取りをおすすめしない理由
昔のヘッドライト素材は「ガラス」でしたが、現在はプラスチック製のヘッドライトが主流です。
その理由はヘッドライトの照射熱に耐えられる素材が無かったことに由来しますが、最も大きな理由はポリカーボネート(PC)というプラスチック素材にハードコート処理が行えるようになったこと。
ポリカーボネート自体は古くからある素材で、ガラスの代替えになりうる強度と軽さ、安全性を有するものの、紫外線による「黄ばみ」と「表面の柔らかさ」が課題でした。
ポリカーボネートの弱点を補う「ハードコート処理」技術によってガラスの役割が終了したと共に、経年劣化に伴う黄ばんだヘッドライトの車が増加したのです。
エンプラ(エンジニアリング・プラスチック)のバイヤーを経験した時も、ポリカの進化に驚いたものです。
同じ年式でもヘッドライトが黄ばんでいない車?
今回、10年落ちの30系プリウスへ黄ばみ除去を行いましたが、30系プリウスは発表後10年以上経過しても、その販売量の多さからよく見かける車種です。
よく見かけるからこそ分かりやすいのですが、ほぼ同じ年月を経過したにも関わらず、ヘッドライトが黄ばんでいない車を見かけることがありませんか?
ヘッドライトが黄ばんでいない理由はいくつか考えられます。
- ヘッドライトの交換を行なった
- 黄ばみやくすみのクリーニングを行なった
- 屋根付きの駐車環境で夜もあまり乗らない
❶ ヘッドライトの交換を行なった
プリウス30系のヘッドライトは、ヘッドライトを構成するアッセンブリー(ASSY)全体を丸ごと交換します。
昔のようにライトが点かなくなったのでライトだけを交換するのではなく、黄ばんだ表面のプラスチック部分を交換するため、新品同様の透明度となるのです。
❷ 黄ばみやくすみのクリーニングを行なった
今回と同様の処理を行なった可能性がありますが、一度変色したヘッドライトを個人のDIYで完全に以前の姿へ戻すことは難しいでしょう。
完璧な状態へ戻すなら、ヘッドライトを外して行う数万円のプロ処理を行うしかありません。
ピカピカレイン・ヘッドライトコーティングなら、3千円弱で行え、個人のDIYでも見栄えは十分改善可能です。
❸ 屋根付きの駐車環境で夜もあまり乗らない
ここが大きなポイントですが、ポリカーボネートは紫外線による劣化が大きいため、屋外駐車と屋内駐車で黄ばむ速度が大きく変わってきます。
また、照射部仕様によっては熱や光の影響もあるため、夜間の運転でも劣化が進みます。
事実、今回施工した車(LEDライト)も屋外駐車の影響を受けているため、7年前後経過してから急速に黄ばみとくすみが進みました。
屋外駐車の場合はヘッドライトの黄ばみクリーニングは必須の状況ですが、注意点を守らないと直ぐに元へ戻ってしまうのです…。
むやみにヘッドライトの黄ばみ取りを行なってはいけない理由
ヘッドライトにポリカーボネートを使用できた大きな理由は、表面の「ハードコート処理」技術が進化したからです。
ハードコート処理が残っているう内は「黄ばみ」「傷」「くすみ」がほとんど進みませんが、ハードコートが落ちると途端にヘッドライトの透明度が失われてしまいます。
黄ばみや汚れをいくら除去しても直ぐに元へ戻ってしまう理由はそこにあります。
ヘッドライトのクリーニングを行う際は、ヘッドライトの黄ばみ除去力がいくら強力でも「ハードコート処理」用の溶剤が劣る場合は良い製品とは言えません。
「ピカピカレイン・ヘッドライトコーティング」は車のボディへ施工するガラスコーティング技術で定評があるため、「ハードコート処理」は市販で最強レベルと言えます。
ヘッドライトの黄ばみを落とす施工方法
実際に「ピカピカレイン・ヘッドライトコーティング」の施工を行なった手順を解説します。
ホームページ以外にも製品に施工の解説書が添付されますが、実践しないと気づかない点もありました。
例えば付属のスポンジ。施工時期や黄ばみ度によっては耐久性が少し心許ない?
「ピカピカレイン・ヘッドライトコーティング」の効率的な施工方法と共に、メリットとデメリットを同時に暴露しちゃいます。
- 洗車〜マスキング
- ヘッドライトの黄ばみ除去
- ヘッドライトのコーティング
- 施工時期
- 梅雨明け直後
- 炎天下(日陰なし)
- 施工時間
- 9:00〜12:00
❶ 洗車〜マスキング
基本ですが先ずは全体の洗車を行なって汚れを落とし、水気を完全に拭き取りましょう。
特にヘッドライトは丁寧に洗います。
洗車終了後は、必ず写真のようにマスキングテープを貼ります(下手くそですみません)。
- ヘッドライトの黄ばみ除去用クリーナーの付着を防ぐ
- 「磨き」工程時にボディの傷を防ぐ
- コーティング剤がボディへ付着しないようにする
マスキングテープは内側に巻き込むように貼ることがコツ。
❷ ヘッドライトの黄ばみ除去
ヘッドライトの黄ばみとくすみ、汚れを落とすためにピカピカレイン・ヘッドライトクリーナーを使用します。
写真のクリーナーを付属のスポンジへ付け、汚れたヘッドライトへ塗布。
クリーナーを塗布した後は「黄ばみを浮かせるために2分程」放置することが重要なポイント。
他社のクリーナーは表面の汚れを「削る」ことを目的にしていますが、ピカピカレイン・ヘッドライトクリーナーは汚れの原因成分を先ず「浮き上がらせる」ことが大きな違いでメリットと言えます。
ヘッドライトに黄ばみが生じている時点で表面のコーティングはほぼ無くなっているので、単純に「削る」よりも、浸透した汚れを浮かせてから削る方が効果が高いでしょう。
塗り始めと比較して、2分後にはクリーナーの色が変わる(汚れが浮く)のが分かるはずです。
但し、今回の施工時は気温が高く、クリーナーがかなり固く付着したため「磨き」作業はかなり大変でした。
上の写真は磨き後の様子ですが、クリーナーが完全に無くなることはありませんでした。
少し厚めに塗りすぎた感じもありますが、付属のスポンジ且つ炎天下の中ではこれが限界です。
1度目のヘッドライトクリーニングが終了したので、一旦水洗いを行います。
1回目のクリーニングでは思ったより透明度が上がっていない印象。
引続き同じ処理「クリーナーをヘッドライトへ塗布し再度2分経過してから磨く」を2回、合計3回の処理を繰り返した結果が次の通りです。
反省点としては、クリーナーが固まり過ぎるのを避けるため、2回目以降は「2分待つ」というルールが守れなかったこと。
ちゃんとルールを守ればもう少し綺麗になったかもしれません。
ここまで来ると光の加減などで良し悪しが分かり難いですが、間違いなく回数を重ねる毎に透明度は上がってきます。
クリーナーは十分残っているので、この大きさのヘッドライトなら片側3〜4回のクリーニングを繰り返せますね。
但し、付属のスポンジは3つ。
実は1回ゴシゴシ磨くだけでスポンジはボロボロだったので、別途大きな磨き用のスポンジを使用しました。
ボロボロの付属スポンジ 別に用意した研磨用スポンジ(左)
- 真夏の炎天下で施工することはなるべく避ける
- 黄ばみを浮かせる時間(2分程)は必ず守る
- クリーナーは十分な量あるので2〜3回処理を繰り返しても大丈夫
- 付属のスポンジは最弱なので別途研磨用のスポンジを用意する
クリーナーを水洗いで落とす際はボディに溶剤が残らないように注意しましょう。
特にボディコーティングを行なった車の場合は、一気に綺麗に流すことをおすすめします。
同じ工程でもう片方のヘッドライトのクリーニングを行いましょう。
❸ ヘッドライトのコーティング
ヘッドライトの黄ばみ除去(クリーナー)が終了したら、最後の仕上げとしてヘッドライトへコーティング剤を塗布します。
付属のスポンジへコーティング剤を適量取り、素早く、ムラなくヘッドライトへ塗り広げましょう。
コーティング剤の塗布へ別段難しい工程ではありませんが、乾燥時間が温度(季節)によって変わるため適時対応を変えます。
季節 | 温度 | 乾燥時間 |
---|---|---|
春・秋 | 15℃〜25℃ | 約3分 |
夏 | 25℃超 | 約1分 |
冬 | 15℃未満 | 約5分 |
コーティング剤と共に付属のマイクロファイバークロスを準備してから作業を開始して下さい。
コーティング剤の塗布が終了し、乾燥時間が経過したらマイクロファイバークロスで拭き取りますが、吹き取り時に意識する大事なポイントが3つあります。
- 溶剤がムラなく広がるよう意識して拭く
- 溶剤が残らないように拭く
- 更に溶剤が残らないよう磨き上げるように拭く
最初から溶剤のみを拭き取ろうとするとムラの原因になりやすいので、上記の順序を意識して拭き上げを行なって下さい。
拭き上げ後は念のため「塗り残し」や「ムラ」が無いかを確認しましょう。
万一「塗り残し」や「ムラ」があったらその部分に再施工を施し、再度全体を磨く感じで馴染ませて下さい。
コーティング終了(R側) コーティング終了(L側)
最後にマスキングテープを剥がして終了ですが、ボディを傷つけ無いようにゆっくり剥がすのがコツ。
なお、コーティング剤の完全硬化は「24時間」で、水分は最低「12時間」避けなくてはなりませんので、雨はもちろん、季節によっては「夜露」も考えた施工計画が必要です。
使用後の溶剤について
上の写真はヘッドライトの黄ばみ除去後に行ったコーティングに使用した溶剤の残りです。
ちょっとわかり難いですが、黒い溶剤の線を見ると3分の2が残っている状況。
何か勿体無いですが、「ピカピカレイン・ヘッドライトコーティング」のコーティング用溶剤は硬化するため、再利用するためには次の点に注意し保管しましょう。
- 使用後は瓶口の溶剤を拭き取り蓋をしっかり閉める
- 冷暗所(冷蔵庫がおすすめ)で保管
- 保管期限は開封後最大6ヶ月
- 6ヶ月未満でも溶剤が白濁していたら使用不可
- クリーナーについては通常保管でOK
DIYでヘッドライトの黄ばみを落とす:まとめ
本記事は「【ピカピカレイン・ヘッドライトコーティング施工レビュー】DIYで黄ばみクリーニングとコーティングが可能」について書きました。
ヘッドライトの黄ばみは材質のプラスチック化によって生じたものですが、表面コーティングの年式やヘッドライト光源種類や車の保管環境で進度が大きく変わってきます。
しかし、5〜10年経てば多くの車でヘッドライトが黄ばむ症状が現れ、放っておけば最悪「整備不良」の車になってしまうことも…。
そんなヘッドライトの黄ばみ除去の方法はピンキリで、数万円のプロ処理から数千円のDIYまで数多くの製品が出回っています。
今回はその中でたった1例ですが「ピカピカレイン・ヘッドライトコーティング」を実際に使用した結果をご紹介致しました。
価格も手頃で、試してみても損のない商品なのでおすすめします。
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