実は革製品を多く所有する「えだまめくん(@edamamekun_ns)」です。
スマホは毎日ベタベタ触るものだからレザーのケースなんて使えねー!って思っている反面、前から気になっていたApple純正のiPhone用のレザーケース。
今回、iPhone13 proへ変更したタイミングで思い切って購入してみました。
劣化具合(エイジング?)について、この記事内で少しづつレビューして行きましょう♪
【この記事で解決すること】
- Apple純正iPhone用レザーケースの詳細
- 実際の使用感
- 純正レザーケースのメリットとデメリット
長年製造業に従事し豊富な知見を活かした分析が得意なブロガー
えだまめくん
edamamekun
今回購入した
Apple純正レザーケース
購入したApple純正レザーケースは「iPhone13 pro」用のゴールデンブラウンという最も明るい色です。
iPhone13 proのカラーがグラファイトなので、ホントは暗い色の方がシックに纏まるのですが、真っ黒なSpigenのマグ・アーマーも購入したので普段使いは華やかな装いにしたかった。
また、革のエイジング変化は暗い色だと単にテカテカに変わるだけで面白味に欠け、明るい色の方が汚れや傷の変化が大きく楽しめるというマニアックな発想もありました。
何十年も使用するバッグなどとは異なり、結局スマホは数年おきに買い換えるから薄い色の方がきっと面白いですよ。
それと、このゴールデンブラウンは何となくエルメスっぽい風合いの色じゃないですか?見方によってはプラスチッキーな感じもしますが、今後の成長が楽しめです。
色別に考える将来のエイジング
iPhone13シリーズに用意されたApple純正レザーケースの色は全部で5色。
使い込んだらどんな風合いになるか?あくまでも経験則に基づいた予想ですが、色選びに迷ったら参考にして下さい。
傷・汚れ…目立つ(特に角部は黒く変色)
色の変化…徐々に濃いブラウンへ変化し光沢が出る
傷・汚れ…あまり目立たない
色の変化…徐々に暗い色へ変化し光沢が出る
傷・汚れ…そこそこ目立つ
色の変化…徐々に赤みを帯びた濃い色へ変化し光沢が出る
傷・汚れ…目立つ(特に角部は黒く変色)
色の変化…徐々に濃い紫へ変化し光沢が出る
傷・汚れ…あまり目立たない
色の変化…徐々に黒に近い色へ変化し光沢が出る
手入れは必要か?
革製品を取り扱う上でセオリーとなる手入れですが、普段使いで常に手にするものなのでベタベタするオイルを使用するのはどうかと思います。
触ることで皮脂が付着し適度に保湿すると同時に汚れが付きます。基本的には汚れが出たらクリーナーなどで除去するだけで当面は様子を見ることにしましょう。
Apple公式の説明では「特殊ななめし加工と仕上げが施されたレザーを使っている」と記載され、「特殊」の意味が不明確なので変な処理をするとシミなどの原因となります。
また、作りとしては土台のプラスチックなどのケースにとても薄い革を貼り付けた感じなので、厚手の革を使用したバッグやベルトと同列の扱いは避けるべきでしょう。
Appl純正レザーケースの外観と
良い点・悪い点
今回購入したiPhone13 pro用のゴールデンブラウンについて外観をレビューします。
最も薄い色なので、各部のディテールがとっても分かりやすい。
中身を見る前に先ずパッケージですが、過剰と思えるほどしっかりとした箱となっています。
内側(左の写真)の通り、ケースサイズに合わせた立体部分ガッチリとハマり動かないようになっており、iPhone本体に取り付ける際の方向も分かりやすく明示されており親切ですね。
Apple純正レザーケース単体レビュー
背面部を見ると、純正ならではのアップルマークがど真ん中にあり所有欲を掻き立てられます。
アップルマーク周辺に薄っすら確認できる円形の痕跡はiRingを使用する際にできたベースプレートの跡で、Magsafe充電器を使用した場合も発生する純正レザーケースの弱点。
内側のiPhone背面に設置する部分はフェルトなのかマイクロファイバーなのか不明ですが、フワフワした優しい触感の素材で保護され傷つき難い仕様となっています。
ただし、iPhoneの側面に接する部分は外部素材と同じ革で、フワフワ素材は使用されていないので注意。
真ん中の円形部分にMagsafe対応の磁石が埋め込まれ、上からフワフワ素材を貼る工程で製造されています。
カメラのレンズ部をiPhone13 proの新機能、マクロにて撮影したのが上の写真。
大きく、更に突起したiphone13シリーズのカメラレンズに合わせ保護用に盛り上がったデザインですが、実はこの部分だけ外側も内側もレザーコーティングがありません。
即ち、この部分の素材がケースを形作る「芯」であり、この上にレザーを貼り付けたことがよく分かる部分でしょう。
純正の品質管理上考えられませんが、使い方によっては剥がれや破れが生じる可能性が大きい箇所だと思います。
プラスチック素材の上に薄皮のレザーを貼り付けたかコーティングしたかの仕様なので、前述したように通常の皮革同様のメンテナンスは避けた方が良さそうですね。
同じくマクロ撮影でスイッチ部の処理をレビューしましょう。
電源スイッチ部はケースの色に合わせて調色されており、ゴールデンブラウンは銅に似た風合いに仕上がっています。
素材は不明ですが、メッキコーティングを行っているので経年劣化で間違いなく剥げるでしょうね。
本体を保護する部分と割り切り、表面処理の劣化は仕方ないと考えれば精神衛生上楽になれます。
一方、音量部ですが、音量の上げ下げを行うスイッチ部分は電源部と同じく保護されていますが、消音スイッチ部は操作が必要なので穴あき仕様です。
最も、保護性を高めるべくケースの厚みもあるため、実際に操作する際は爪でON・OFFを行います。
最後に充電部分とスピーカー部分ですが、ここも機能面で穴あき仕様となっています。
とは言え、ひと昔前の純正レザーケースではこの部分全てがカッティングされており保護性能に不安がありましたが、各部独立させたため保護性能は格段にアップしています。
また、ライトニングケーブルを指す充電部は余裕を持った大きさでデザインされているため、サードパーティ製の太いケーブルでも干渉することは少ないでしょう。
Apple純正レザーケース装着レビュー
実際にiPhone13 pro(グラファイト)へApple純正レザーケースを装着しました。
見方によってはプラスチック感がありますが、レザーの色目としてはエルメスっぽさも感じられる不思議な色です。
大きく空いたカメラレンズ部のグラファイト色が、明るいケースに対し落ち着きを与え高級感をアップさせる構成。
同系色で落ち着いた構成となる「ミッドナイト」ももちろん最適ですが、ゴールデンブラウンはまた違った装いです。
電源スイッチのある側面部分はとてもシンプルな構成。
背面から続くレザー素材にはつなぎ目が無く、美しい姿を保ったまま漆黒のディスプレイへ消えて行きます。
カメラのレンズ部も守られていることも確認できますね。
音量関係のスイッチ側も同じくデザインを損なわない美しさを保っています。
特筆すべきは消音スイッチ部で、ギリギリの大きさで本体を守る構造。また、ケースの厚みが分かるディスプレイ部分を見ても普通のケースよりやや厚く保護の優位性が感じ取れます。
Apple純正レザーケースは通常の薄いケースの上にレザーを重ねており、その分耐衝撃性は高いと推察できるでしょう。
下部のスピーカー穴も機能を損なわないギリギリの大きさですが、ライトニングの差し込み部は少しだけ広く設置されています。
角のディスプレイ部分を見ると、NIMASOのガラスフィルムがどんなケースにも会うよう、少しだけ小さめなのが分かりますね。
重要なのがディスプレイに対してケースの角が高く設計されていること。
ディスプレイを下にテーブルへ置いた時、ガラスフィルムを貼った状態でも十分な高さ(壁)が出来ているので、ディスプレイがテーブルへ設置することなく傷や汚れを防ぎます。
お求めやすい、Amazonベーシックの少し太いライトニングケーブルでも問題なく使用可能。
iPhpone未使用時のディスプレイはもちろん真っ黒。でも、Apple純正レザーケースを合わせればテーブルに置いておくだけでも絵になります。
この記事を執筆時、数日間を共に過ごしましたが何とも言えない手触りの良さとレザーの香りで、iPhone13 proには用も無いのに頻繁に手の中で感触を楽しんでいる。
なお、iPhone13 pro本体のディスプレイには「NIMASO」のガラスフィルムを貼っていますが、写真の通りケースとの干渉は無く、逆に少し余裕があることが分かります。
この点はSpigenケースのようなディスプレイを包み込みようなデザインとは異なるので、ガラスフィルムのマッチングには困らないでしょう。
Appl純正レザーケースの
メリットとデメリット
実際に使用した感触と合わせ、Apple純正レザーケースのメリットとデメリットを考察しました。
- Apple純正なのでアップルマークが背面にある
- Magsafe対応で拡張性が高い
- 所有欲を高める「革製品」
- プラスチックやシリコンと違い色味の変化が楽しめる
- ケースを傷つけないようにするため保護性能以上にiPhoneに優しい
- 25g前後で軽い
- ちょっと価格が高い
- Magsafeのマグネットを活用すると跡が付く
- 薄い色では汚れが目立つ
- 濃い色では色味の変化があまり楽しめない
- 耐衝撃ケースより落下時の破損リスクが高い
- 特殊な製法なのでメンテナンス方法が分からない
メリットについて
革の質や製法については少しだけ不安があるものの、過去製品のエイジング記事などを見るとしっかりと革らしい表情変化が楽しめるケースです。
そんな革製品であることと、Apple純正品としての所有欲を満たすことが大きなメリットであることは間違いありません。
また、使途に応じてケースを着せ替えるなら思い切って明るい色を選ぶことで、ケースを労り、iPhone本体を間接的に保護することにも繋がるでしょう。
普段使いでは重さや厚みが気にならないという点も重要な要素で、Magsafeを活用したリング取り付けなど利便性も良いケースだと感じました。
デメリットについて
一方でApple純正品は価格が高いことがネックかもしれません。
でも、PITAKAのケースを買うと思えば大差無い価格ですし、Amazonでは正規価格より安く購入できるタイミングもありますよ(今回は6,800円+1%ポイントで購入できました)。
Magsafeに跡が付く問題、汚れ、耐衝撃性などについてはメリットとトレードオフ。
メンテナンスは特に考えず自然体でいれば、気がつけばきっと次のiPhoneへ乗り換えているでしょう。
デメリットについては使用環境に大きく左右されるので、自問自答で答えを出すことをおすすめします。
実際に使用して感じたこと
この項目は随時気づいたことを更新します。
握り心地
もう一つ所有する以下のケースと比較しての話です。
交互に数週間使用してみて気づいたのですが、Apple純正レザーケースの方が明らかに滑らない。
革なので皮脂や汗との馴染みが良いのは当たり前ですが、乾燥した日でも手のひらに吸い付く感じで安定します。
これは実際に側面がTPU素材のケースを同時に使用してみないと分からないことでした。
Appl純正レザーケースレビュー
まとめ
この記事では「【Apple純正レザーケースレビュー】所有欲と利便性を満たす高品質なケース」について書きました。
Apple純正レザーケースの購入に際して、実は結構な時間迷ったのです…。
シーズンになるとアルプスの険しい岩陵帯を登攀することも多く、ルート情報など頻繁にスマホを確認するため、耐衝撃性が高く傷が気にならない安いケース一択が当初の選択肢でした。
そこで、iPhone13 pro購入と同時に注文したケースがSpigenのマグ・アーマーでした。
フィット感も満足な製品でしたが、ふと自宅で使用している最中、黒一色というのもなんか野暮ったく感じ、徐々にApple純正レザーケースに惹かれ始めました。
また、iPhone13 proのデザインは好きだった5sを彷彿とさせる美しいスクエアーで、若干丸みを帯びたマグ・アーマーのサイド部分(TPU)が気になったことも要因の一つ。
しかし、Apple純正レザーケースの購入を決意してから、今度は色の選択で時間がかかりました。
最初はグラファイトにマッチするミッドナイトに決めていましたが、それではSpigenマグ・アーマーの二の舞、明るいゴールデンブラウン購入を決意するまで紆余曲折。
安っぽくなり勝ちな明るい色でも、Apple純正のレザーケースならiPhone13 proのデザインを損なわず楽しめ、所有欲を満たせます。
エイジングで表情が変わるのも、きっとこれから楽しめそう。
iPhoneをApple Storeでキャリア契約した方法と割引券とポイントに関する疑問はこちらの記事で!
iPhone関係の関連記事もお楽しみ下さい♪