一生に一度になるかもしれない『お伊勢参り』。
思い切って10の御朱印を1日で授かる計画を立案し実行しましました!
『伊勢神宮(外宮)(いせじんぐうげくう)』から
『伊勢神宮(内宮)』へやって来ました!
いよいよお伊勢参りの最重要ポイントである『皇大神宮(伊勢神宮(内宮))』での御参拝です。
ここでは、伊勢神宮内宮の見どころをお伝えします。
伊勢神宮(内宮)の御参拝とおすすめポイント
伊勢神宮(外宮)参拝を終え、参拝の伝統に従い「寄り道せずに」伊勢神宮(内宮)へ到着。
静寂の外宮から喧騒の内宮は、駐車場から既に順番待ち。まだ11時過ぎというのに、表参道は既に人で大賑わいだった。
最高神が祀られる伊勢神宮内宮は常に大混雑!
今回のお伊勢参りは初めて自家用車での訪問でした。
初春と言ってもまだ冬空の平日ということもあり、車で回る場合でも駐車場に困ることは無かったのですが内宮だけは別格です。
ひっきりなしに観光バスが入庫し、おかげ横丁は既に原宿の表参道同様の賑わい。
内宮神域の入り口は、ほろ酔いの観光客や、きちんとスーツを着込んだ参拝客などで平日も関係なしの状況です。
伊勢神宮内宮『正宮』参拝までも道のり
宇治橋を渡り、五十鈴川の御手洗場へ向かうのが通常の参拝順序でしょう。
十数年前に内宮へ参拝した際、五十鈴川の御手洗場には潤沢な水が流れていましたが、今年の冬は晴の日が多く水不足。
御手洗場には手水舎を使用することをすすめる貼紙があったのが印象的でした。
早速、作法に従い手水舎でお清めをし正宮を目指します。
正宮参拝の前に瀧祭神へお参りを行えば正宮へ願い事が届くかもしれない?
五十鈴川の御手洗場横に『瀧祭神(たきまつりのかみ)』があるのをご存知ですか?
「おとりつぎさん」と言われるこの場所、お清め後に参拝しお願い事を託すと、正宮(天照大神)へ取り次いでくれるといいます。
通常、伊勢神宮の摂社・末社・所管社には賽銭箱は置かれていないのですが、滝祭神には賽銭箱が置かれているのでお賽銭を準備しておきましょう。
正宮では「お願い事」は出来ませんが、瀧祭神へ先にお願いを行えば、もしかしたら天照大御神が叶えてくれるかもしれませんね。
伊勢神宮(内宮)が右側通行である理由は正宮の位置に由来?
手水舎または五十鈴川の御手洗場でお清めが済めば、伊勢神宮(内宮)のしきたりに沿って『右側通行』で歩を進めます。
そのまま右側を通り進めば左手が正宮となり、参道の外側を通って神前に進んだことになり、参拝者の「慎みの心」の表れと考えられています。
内宮正宮は表参道同様に、人でとても賑わっています。
もし、静かな環境で参拝を行いたいのであれば「早朝」参拝が良いでしょう。昼間の喧騒前で、荘厳な雰囲気を味わえることは間違いありません。
伊勢神宮内宮『正宮』参拝後は神域の『別宮』を巡る
瀧祭神へのお参りを忘れていても大丈夫!荒祭宮では域内唯一お願い事が出来ます。
正宮への参拝で日頃の感謝をご報告した後は『荒祭宮』へ向かいましょう。
内宮別宮で最高位であり、天照大御神の荒御魂を祀る『荒祭宮』は内宮神域で唯一「お願い事」が出来るので、瀧祭神への参拝が出来なかった人は是非寄って下さい。
荒祭宮へ向かう途中の見どころ
荒祭宮へ向かう途中、御稲御倉(みしねのみくら)、外幣殿(げへいでん)、忌火屋殿(いみびやでん)が左手に鎮座しています。
御稲御倉(みしねのみくら)
内宮穀倉。内宮の所管社30社のうち第6位。
外幣殿(げへいでん)
「古神宝類(こしんぽうるい)」が納められている。
忌火屋殿(いみびやでん)
いわゆる「神様の台所」です。
「忌火」は「清浄な火」を意味し、神宮では神饌(しんせん-神様のお食事)をととのえるために木と木とこすり合わせた摩擦熱で火を起こします。
神楽殿で御朱印を授かり時間があれば『風日祈宮』へ向かう
正宮、荒祭宮の参拝が終われば、御朱印を神楽殿で授かります。
そして時間があればぜひ『風日祈宮(かざひのみのみや』への参拝を行いましょう。
元寇で神風を吹かせて日本を守ってくれたという、風の神を祀っています。
帰りは神楽殿を右手に曲がり御神馬を拝見し帰路へ
帰路は『御馬屋(みうまや)』に是非立ち寄って下さい。
綺麗な神馬に出会えます。
内宮参拝のスピードルートでした。
次は『猿田彦神社』へ向かいます。
伊勢神宮(内宮)の駐車場
徒歩5分圏内に無料駐車場はありません。
近隣の土産物屋や地元の方が営んでいる個人駐車場であれば、比較的アクセスの良い駐車場もありますが、1,000円~2,000円の出費が必要となります。
1時間まで | 無料 |
1時間~2時間 | 07:00~17:00の入庫=500円 |
2時間以降 | 30分毎に100円加算 |
内宮参拝を急いで行えば無料の可能性はありますが、おかげ横丁で買い物などのオプションを考慮すれば500円の出費になるでしょう。
伊勢神宮(内宮)周辺の駐車場空車情報
内宮A1・A2駐車場は、早朝以外はほぼ満車です。
わたしの移動ルート(外宮⇒内宮)は、満車が前提で、A1・A2駐車場の「待ち」が行える道順を紹介しています。
もし、多少歩くことに問題が無ければ、以下のサイトで内宮近くにある8つの駐車場に関する空車情報と場所が掲載されているのでご確認下さい。
伊勢地域観光交通対策協議会
ちなみに、地図上4番の内宮B2駐車場(98台)であれば、次に伺う『猿田彦神社(佐瑠女神社)』にも徒歩圏内となります。
伊勢神宮(内宮)皇大神宮についての基礎知識
御祭神
- 天照大御神(あまてらすおおみかみ)
天照大御神(あまてらすおおみかみ)
皇祖神にして国民の祖神(おやがみ)様
日本神話に主神として登場する神。
女神と解釈され、高天原を統べる主宰神で、皇祖神(天皇家のご先祖様)にして日本国民の総氏神(国民の祖神(おやがみ)様)であるとされる。
太陽、光、慈愛、真実、秩序を象徴する最も尊い神様。
御神徳
国家安泰、子孫繁栄
伊勢神宮(内宮)皇大神宮の歴史
紀元前3年?(垂仁天皇26年) 創建
倭姫命が後を継ぎ、御杖代として天照大御神を祀るための土地を求めて各地を巡った。この経路は『日本書紀』にあまり記述がないが、鎌倉時代初期成立と考えられる『倭姫命世記』には詳述されており、その途中に一時的に鎮座した場所は元伊勢と呼ばれる。垂仁天皇26年、伊勢国にたどり着いたとき、「この国に留まりたい」という天照大御神の神託があり、倭姫命は五十鈴川上流の現在地に祠を建てて祀り、磯宮と称したのが皇大神宮の始まりという。鎮座地に関して、伊勢では河川の氾濫が頻発して低湿地が広がっているため、内宮は水害に遭いにくい河岸段丘上に建てられたという説が挙げられている。
伊勢神宮内宮(皇大神宮)の別宮
荒祭宮(あらまつりのみや)
御祭神
- 天照大御神荒御魂(あまてらすおおみかみのあらみたま)
概要
内宮神域内に鎮座する別宮。内宮十別宮の1つを祀る。
内宮に所属する十別宮のうち、第一に位す。殿舎の規模も他の別宮よりも大きく、正宮に次ぐ大きさ。内宮では唯一「お願い事」が許されます。
※神様の御魂のおだやかな働きを、「和御魂(にぎみたま)」、荒々しく格別に顕著なご神威をあらわされる御魂の働きを、「荒御魂(あらみたま)」とたたえます。
風日祈宮(かざひのみのみや)
御祭神
- 級長津彦命(しなつひこのみこと)
- 級長戸辺命(しなとべのみこと)
概要
内宮神域内に鎮座する別宮。内宮十別宮の1つを祀る。
風雨を司る神様。外宮別宮の風宮(かぜのみや)のご祭神と同じです。
雨風は農作物に大きな影響を与えるため、古来より伊勢神宮では正宮に準じて丁重にお祀りしているということです。
月讀宮(つきよみのみや)
御祭神
- 月読宮(つきよみのみや)=月読尊(つきよみのみこと)
- 月読荒御魂宮(つきよみあらみたまのみや)=月読尊荒御魂(つきよみのみことのあらみたま)
- 伊佐奈岐宮(いざなぎのみや)=伊弉諾尊(いざなぎのみこと)
- 伊佐奈弥宮(いざなみのみや)=伊弉冉尊(いざなみのみこと)
概要
内宮神域外に鎮座する別宮。内宮十別宮の4つを祀る。
ご祭神は月読尊で、天照大御神の弟神。外宮別宮 月夜見宮のご祭神と同じ。
「月を読む」と記すとおり、月の満ち欠けを教え暦を司る神であることを意味します。
一方、伊弉諾尊(いざなぎのみこと)は天照大御神と月読尊の父親神。
妻の伊弉冉尊(いざなみのみこと)を黄泉の国へ追いかけ、戻ってきたときに禊を行った際お生まれになったという言い伝えです。
瀧原宮(たきはらのみや)
御祭神
- 瀧原宮(たきはらのみや)=天照大御神御魂(あまてらすおおみかみのみたま)
- 瀧原並宮(たきはらならびのみや)=天照大御神御魂(あまてらすおおみかみのみたま)
概要
内宮神域外に鎮座する別宮。内宮十別宮の2つを祀る。
瀧原宮、瀧原並宮とも天照大御神の御魂をお祀りし、古くから「遙宮(とおのみや)」として崇敬を集めています。
瀧原宮は二つの別宮が並立しており、また御船倉を有するなど他の別宮と異なる点が多々あります。
神域内の樹齢数百年を越える杉の木立に囲まれた参道と谷水の流れを利用した御手洗場は内宮を連想させ、神代の昔に誘いますね。
伊雑宮(いざわのみや)
御祭神
- 天照大御神御魂(あまてらすおおみかみのみたま)
概要
内宮神域外に鎮座する別宮。内宮十別宮の1つを祀る。
伊雑宮は、天照大御神の御魂をお祀りし、「いぞうぐう」とも呼ばれます。
古くから「遙宮(とおのみや)」として崇敬を集め、地元の人々によって海の幸、山の幸の豊饒ほうじょうが祈られてきました。
倭姫宮(やまとひめのみや)
御祭神
- 倭姫命(やまとひめのみこと)
概要
内宮神域外に鎮座する別宮。内宮十別宮の1つを祀る。
倭姫命は皇大神宮ご鎮座ののち、神嘗祭(かんなめさい)をはじめとする年中の祭りを定め、神田並びに各種ご料品を奉る神領を選定。
また、禰宜(ねぎ)、大物忌(おおものいみ)以下の奉仕者の職掌を定め、斎戒(さいかい)や祓(はらえ)の法を示す。
その他、神宮所属の宮社を定められるなど、神宮の祭祀と経営の基盤を確立されました。
伊勢神宮(内宮)皇大神宮の御朱印
授かれる場所
- 神楽殿
- 午前6時頃~午後5時頃まで(受付時間は季節で変わります)
- 初穂料:300円
- 平日の待ち時間は0~3人程度
次は「猿田彦神社(佐瑠女神社)」へ!
「ナビ」おすすめ設定先(猿田彦神社 駐車場)
ルート
順路はgoogleマップ上、第2駐車場への行程になっており奥まっていますが、実際は大通りから容易にアクセスできます。
また、駐車場は比較的広いので平日なら満車の心配はありません。
万一満車の場合は、近隣の「内宮駐車場」を利用するのも手です。こちらの外部サイトで空車を確認して下さい。
地図上4番の内宮B2駐車場(98台)が最も近いです。
安全運転で移動して下さい。