大学の意味|学歴社会でも、高卒の方が有利な6つの理由

education02 子供の私的教育論

大学進学率が60%に達しようとする昨今。実は高卒で就職することが有利なことを知っていますか?

 

もちろん、どんな高校でも良いわけではなく、職業高校できちんとトップクラスの成績を取れた場合のみです。

 

そんな高卒の有利な理由を6つのカテゴリーに分けてご説明致します。

 

大学進学率がうなぎのぼりな昨今、意外と高卒の方が就職に有利って知ってました?

 

同じ高卒でも中身が違う

大学進学率の悪い高校の中でも必ず1番はいる

大学進学率の悪い高校って?

 

職業科の高校は元から就職を意識していますか、もちろん大学進学率は悪いです。

しかし昨今は、そんな高校からでも推薦で大学へ行っていますが、そこはごく少数として大目に見て下さい。

 

そんな職業科の高校ですが、当然学年1番は存在します。

しかもその高校が県下で最も評価が高い工業高校(または商業高校)ならどうでしょう?

現在の経済状況なら、間違いなく東証1部の老舗メーカーなどへ就職できます。

 

では、以下はどちらが難しいでしょうか?

 

  • 職業科の学校で1番になる
  • 大学進学を視野に入れた普通科の高校で1番になる

 

答えは明らかに、普通科の高校で1番になるです。

 

  • 普通科で1番になれる実力はあるが、就職したいから職業科へ進学した
  • 普通科のレベルが、大学進学実績の少ない高校であった

 

など、想定外の比較は除外して下さい。

あくまでも、普通科は大学進学率が90%以上で、国公立進学が60%以上、多数の難関私立大学進学実績がある高校という前提でお願いします。

 

さて、話は戻って職業科1番の生徒。

大学進学率がしっかりしている普通科へ進学すれば、良くても真ん中以下の成績でしょう。

しかし、職業科の高校で1番であれば、就職は明らかに一流企業となります。

 

卒業時まで成績上位を維持できていればの話ですが…

 

高卒就職を目指す優秀な人材にふりかかる落とし穴

1番がいれば最下位もいますよね。

職業科の高校では、進学は元より、就職も考えず、とりあえず高校へ行ったような生徒も存在し、これらの生徒が親にとって「ガン」となるのですよ。

 

これらの生徒たちは、優秀な生徒に対し、多くの誘惑や苦痛をもたらします。

 

大学進学を視野に、勉強をするために進学した生徒とは一線を画す職業高校の生徒。

 

この人たちの誘惑や妨害を日夜受けつつ、1番を維持するのは並大抵の精神力では耐えられません。

同じ高校でも中身が違うことを認識し、就職に有利な成績を取り続けてこそ、高卒でも良い条件で就職が行えることを必ず理解しましょう。

 

人材不足の今

景気の良いときは製造業の人材が不足する

人手不足倒産って知っていますか?

中小企業で仕事があるにもかかわらず、従業員不足で製品を作れず倒産するという現象です。

現在の日本は、既にそのような状況に陥っています。

 

大企業は、そのネームバリューと給与の良さで人材を集めています。

高卒もその対象です。

特に製造業では、専門性を持った高校生を受け入れ、中小企業への人材流入を阻害しているのです。

 

好景気なら工業高校は上位下位に関係なく就職に有利

先の投稿でも書いていますが、旋盤の先生から聞いた話では、県下の上位工業高校でなくとも、多くの大企業へ就職が決まっている状況。

 

専攻によって多少の差はあるでしょうが、下手な大学へ行くよりも良い就職先に恵まれることは容易に分かります。

 

出来上がった人材よりもこれから育つ人材を社会は欲しがる

高卒は白いキャンパス?

大企業の教育は、ISOやTSという品質規定に基づき、徹底的に行われます。

モラル教育や一般常識も叩き込まれます。

そして、仕事も分別しながら、且つ年次と共に幅広い知識が蓄えられます。

 

気が付けば、愛社精神にあふれ、休みも多く、ワークライフバランスにとんだ豊な生活を満喫することになるでしょう。

たたき上げの経験は将来会社のために役に立つ

とは言え、高卒入社はあくまでも作業員(ワーカー)です。

しかし、作業員とて、何十年も多種多様な経験を隔てれば、会社(もしくは工場)の枢機を理解し、その経験の実績を時には上司に評価されるでしょう。

 

多くの大卒幹部は、ほとんど現場のことを知らずに管理職として赴任します。

そこで片腕となった高卒社員は、その仕事力によって大きな評価を得る可能性が生じます。

 

勉強ができる能力と仕事ができる能力を併せ持つのは難しい

東大ハラスメント

こんな言葉が存在するかは知りません。

ただ、はっきり言えるのは、日本の最高学府を卒業した人への妬みや興味は存在します。

 

最高学府を卒業したのだから、こんな仕事簡単にさばけるはずだー。

どんな仕事でも要領よく出来るはずだー。

 

そんなことを皆考えます。

 

でも、勉強力が仕事力に直結するとは限りません。

たまたま勉強との相性が良く、その他の社交性はまったくゼロかもしれない。

東大を卒業しても、会社が求める人材とは相違する可能性は否めません。

 

幹部候補生を超える実績の蓄積

高卒にはチャンスがあります。

社長や役員へのアピールチャンスではありません。

多くの下積みによって蓄積される現場力とその実行チャンスです。

 

幹部社員は役員からコストの命題を受けます。

その答えを出せるのが現場社員であり、実績は積み重なれば大きな評価へ繋がります。

 

専門職以外、ほとんどの仕事は学歴とは関係がない

会社の仕事って、大手ほど以外とシンプルで簡単なんです。

中小企業は何でもやらなくてはならないので、逆に難しい印象。

 

大手では業務がシンプルな分、弁護士などのサムライ士業のような専門職以外は、東大だろうが高卒だろうが担当的な業務であれば大きな違いはありません。

ただ単に、出世の速度が違うだけです。

 

スタートラインの違いは、長い目で見れば大差ない

大卒は幹部候補生、高卒は作業員

当たり前です。

18歳はまだ子どもです。

 

大手企業に就職できても、まずは派遣やパートに近い仕事を与えられるでしょう。

そんな仕事でも、真面目に実直にそして正確にこなすことで、さすが「正社員」となるのです。

 

一方で、大卒(院卒)は最初からスタッフ業務に就くでしょう。

勿論、実習という名目で現場に立つことはありますが、あくまでも下々の人間を理解するための儀式にすぎません。

 

将来、これらの人材に指示を与え、マネージメントすることが彼らに課せられた使命なのです。

 

しかし、作業員の高卒も社員です。

社員で入社したからには、長い目で見れば、幹部候補生が歩んだ道の初期段階へたどり着きます。

その時にどうのようなパフォーマンスを残しせたのか?

当時の大卒と比較することが出来る大きなファクター(要素)となるのです。

 

高卒作業員でも長年の経験次第で評価される

経験に裏付けさせれた実績は、ちょいの間で来た大卒の比ではありません。

唯一気にすることは、その経験が独り歩きすることなく、きちんと論理立って表すことが必要なことです。

 

職人気質ではその業務をカン、コツ、経験、度胸でしか説明できないでしょう。

 

それではダメなんです。

 

学卒はきちんと論理立って説明する方法を学び、力量を養う教育を受けています。

評価される高卒は、同じスキルを求められることを事前に理解し、率先して勉強を行い、教育を受ける必要があるのです。

 

スタートラインの違いは同じ会社の中だけ

高卒入社、大卒(院卒)入社、スタート時の違いは会社内での職責とそれに見合う給与。

それと、出世のスピード(職責の移動速度)の違いだけです。

 

しかし、給与規定はその会社だけの決まりであって、他社と同一であることはありません。

会社の格?(給与の差)は仕方のない問題で、より有利な大手企業に就職できなかったことを反省するしかありませんが、先ずは自社内できちんと結果を出すことを考えましょう。

 

高卒でも大手企業に入れば中小企業の大卒よりも給与は高い

特殊な中小企業はそれなりの給与を与えます。

特殊とは、専門分野に特化しており、その専門分野を学んだ学生が必要な企業でしょう。

これは一般的では無いので除外します。

 

ここで言う比較は、同じ業種間で考えて下さい。

その場合、例えば同じように自動車部品を製造していたとしても、大手企業はトヨタや日産に直接納める企業であり、中小企業はトヨタや日産へ納める企業へ部品を納入することになります。

 

購買(調達)的な論理では、大手自動車メーカーから100円で受注した部品を下請けに出す場合、半額か、良くても70円で発注することになります。

 

大手自動車メーカーと直接取引を行うメーカーのほとんどは、同じく東証1部の場合が多いです。

そんな企業は、福利厚生や社員教育、人材を集めるために相応の給与を出すなど、多くのコストがかかっていいることは周知の通りです。

 

中小企業は同じことが出来ない理由として、安い単価で受注し、利益を得なくてはならないからです。当然、社員の給与は大手企業と比較して安い。

 

ある年齢、もしくは最初から、大手企業へ就職した高卒は、この論理から給与は中小企業にしか入れなかった大卒を上回る結果となります。

 

学歴が無くても社会性があれば出世はできる

社会性は大事です。

いくら仕事が出来ても、コミュ力が無ければ自分をアピールすることも出来ないし、多くの味方が作れません。

 

大卒でも同じ論理ですが、彼らはある程度約束された地位までは黙っていても上り詰めます。

高卒は、この力と業務の実績がれば、同じ地位以上を狙うことも可能です。

 

万年係長って死語?あなたの周囲にいませんか

大きな不備がなければ、幹部候補で入社した大卒は課長級までは出世します。

会社によっては、80%以上が部長級になるでしょう。

しかし、出世を約束された彼らの中で、なぜか係長のままで定年を迎えるような人もいます。

 

仕事力の問題です。

学力はあるが、入社した会社の期待に応えることが出来なかった社員は、約束された地位まで行くことすらできないこともあるでしょう。

 

そこで仕事力のある高卒へチャンスがまわってきます。

幹部候補生と比較して、優位性を認められれば自然と出世できてしまうのです。

 

頭の良い変人よりも使いやすい部下

大手企業の幹部社員は画一的です。

あのホンダでさえ、技術は他社から買えばよいという考えがあるそうです。

大手企業が幹部社員に求めるのは、スペシャリストからジェネラリストへ移行しています。

 

技術集団であれば、少し変わった性格でも、素晴らしい発想をもったスペシャリストを重宝するはず。しかし、そのような人材は大手企業では不要な存在になりつつあります。

 

高卒でも、上司にとって使いやすければ、可愛がられ、見返りを期待できる?かも。

結局、出世出来る人材は、上司の期待を超える素直な人間なのでしょう。

18歳で入社して、会社を愛せた高卒は、仕事力の無い大卒よりも有利なことは否めません。

 

※本記事は、お子様を高卒~就職にお勧めするためのもではありません

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