一眼検討中の人必見!一眼デジカメのイメージセンサーと画素数の選択方法

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ブログを始めてからというもの、写真の質が気になるようになってきました。

現在は、普段使いはもちろん、旅行の際も「身軽」が良いと特定の機材を持たずに、スマホカメラに頼りっきりです。

この記事では、十数年デジカメの世界から目を背けて来た人間が、改めて現在のテクノロジーを調査し、最適なデジタル一眼を手にするまでの軌跡を記しました。

「ハイスペックデジカメが欲しいけど選び方が分からない!」。

そんな方の参考になるよう記事をまとめています。

調査するには膨大な時間がかかります。

時間短縮のためにも是非ご活用下さい!

なお、購入に至るまでの記事は全部で3記事となります。

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ハイスペック一眼を購入しようと思った理由

理由

そもそも、数十年前のフィルムカメラ全盛時代には、Canonの一眼レフカメラを持ってあちらこちらへ撮影に行ってましたが、いつしか時代はフィルムからデジタルへ移行、最初は当時の最新デジカメと言われる製品にも手を出したものの、写りの悪さと味気無さに「写真」というものへの興味が徐々に薄れて行きました。

しかし、当時は撮影枚数の制限や、出来栄えが現像するまで分からないというフィルム式カメラに対し、自由度の高いデジカメへの期待が非常に大きかったのも事実です。

フィルム式カメラの時代は1枚の撮影に真剣に向き合っていた

真剣

フィルム式カメラの場合は、撮影枚数が限られているため、1枚1枚、シャッターを切る「覚悟」が必要でした。

時に、24枚入りフィルムを入れて25枚撮れた時は少し嬉しかったものです。

そんな「覚悟」を持って撮影した写真も、現像から帰ってくると良くも悪くも想定と違うことが多く、それはそれで楽しかったのですが、貧乏な学生にとっては命を削る思いでした。

一方、デジカメは作品の出来栄えをいち早く液晶モニターで確認でき、気に入らない写真は即座に「消去」が出来るという技術は、フィルムカメラで限られた枚数を撮影し、その良し悪しが現像後にしか分からないという時代を知る者としては「革新的」でした。

デジカメ黎明期では、本体のコストも高く手に入れるのは難しい状況でしたが、子供が出来る頃には各社様々なデジカメを販売し始め、価格競争も激化し出したので、早速購入したのは言うまでもありません。

出始めのデジカメは写りが悪く期待外れ

しかし、実際にデジカメを手にし、いざ撮影をすると何か違う?

高画素と言われる製品でも、当時は100万画素、高級品でさえ300万画素程度

更にメーカー各社が行う「絵作り」についても、少ない画素数を無理やり加工するため酷いものでした。

当然、フィルムカメラ時代の名残りとして、同様にプリントアウトをしたものの、粒子の粗さや色合いの不自然さに「がっかり」することが多かったのです。

写したその場でカメラ付帯の液晶画面で確認出来るという、最も期待していた点についても、液晶の画面が小さいため何でも「良く写っている」ようにしか見えなかったため、良し悪しの判断には至らなかったのしょう。

また、出来るだけ画質を良くしようと最高画質にすると、当時のパソコンでは処理能力の問題やストレージのパワーが足りず、確認や保管するためだけに相当な投資が必要であったこともネックでした。

当時は未だ「コンパクトカメラ」全盛で、マニアックな一眼レフなどは画質の面で否定されていた時代です。

出来の悪いデジカメからビデオカメラ中心に生活が変わる

それでも、しつこく数台のカメラを買い替えては試したものの、当時のデジカメ技術ではフィルムを凌駕することはなかなか出来なかったため、ビデオカメラの普及と、子供たちが小さかったことも重なり、400万画素(当時では上位)のSonyサイバーショットを残し、8mmビデオへ移行して行きました。

その頃から「デジタルカメラは使えない」という認識が頭に刻まれ、フィルム写真以上の出来栄え(画素数と処理エンジン)へ至るまでには相当な時間がかかると、写真というものへの情熱が無くなってしまいました。

デジカメに魅力を感じないままスマートフォン時代へ突入

スマホ1

そうこうしている間にスマートフォンの時代へ突入。

デジタル写真への疑問は尽きないまま、適当に写真を撮る必要がある際には、「ガラケー」の写真機能を使用していましたが、そこへスマホが登場したのです。

発売当初のスマホは酷いものでしたが、各社「カメラ」の性能は拘っていました。

そして、iphone4sあたりから写真が益々身近になってきたと思います。

今までは携帯におまけ程度に付いていたカメラが、いつしか下手なデジカメ並みのカメラとなり、「もうデジカメいらねー」という状態になったのは皆さん記憶に新しいところでしょう。

参考に歴代iphoneのカメラ画素数をまとめておきます

(※バックカメラの画素数のみ)

機種名画素数
iphoneⅩ1200万画素
iphone81200万画素
iphone71200万画素
iphone6s1200万画素
iphone6800万画素
iphone5s800万画素
iphone5800万画素
iphone4s800万画素
iphone4500万画素

iphone8のカメラは秀逸。でもブログで使うには不満

iphone4sを手にして以来、デジカメ単体を購入することは無くなり、全ての写真をiphoneで撮影するようになりました

これが現在(iphone8)まで続いており、これまで作成したブログの写真は全てiphone8によるものです。

今までの「自分用の記録」であれば、iphoneの写真はメモ帳替りで良かったのですが、せっかく多くの人へ発信するなら、出来るだけ正確で綺麗な写真が必要だと考え始めたのです。

例えば旅先の情報についてブログ作成で心がけているのは、ブログを参考にして頂く方々へ「迷わず」「見どころを洩らさず」「効率的に」そして「その場の感動」を伝えることです。

デジカメ黎明期と比較すれば、現在のスマホカメラは比較にならないほど進化しています。

しかし、その場の「雰囲気」を伝えるには、画像が平坦で味気ないような感じがするのです。

それでは、せっかくの感動も伝わらないのでは?と急に不安になってきました。

では、iphone8以上のカメラって何でしょう?

iphone

実はデジカメへの不満はもう一つあって、それはコンパクトカメラが主流であったことにより、解像度の悪い小さな液晶画面を見ながら小手先で撮影する写真は、これまた平坦でつまらなかったということです。

わたしはスチール時代の一眼レフを使用していた経験があり、その安定性を少なくとも理解しているつもりです。

あの大きなレンズは被写体を正確に写し出し、時に浮き上がらせます。その作業は太陽の下で見難くなる液晶画面とは違い、周りの状況に関係なくファインダー越しにしっかりと画像作りが行えるのです。

結果、きちんとした写真を撮るためのツールは「一眼」であるという結論へ達しました。

そして、再び「現在の」デジタルカメラがスチールの一眼レフを超えたのかを調べ、満足の行く製品に巡り合えば購入しようと決めたのです。

選択の基準、先ずはiphone8のスペックを超えること!

超える

方法は「定量的」且つ「比較の出来る題材(iphone8)を持って分かり易く。

少なくともiphoneよりはまともな画素数

iphoneからの移行なので、少なくともそれ以上のスペックが無ければ意味がありません。

実際は、スペックダウンであっても、撮影のやり方が「一眼」を通してなら問題ないのですが、せっかくならiphoneを基準に、スチールカメラのレベル以上であるかを気にすることにしました。

  • 現在使用中のカメラ機材(わたしはiphone8)を超えるスペック
  • フィルム時代一眼レフカメラの画質を超えるスペック

iphone8のスペックを再確認しましょう

No.分類項目iphone8考察
No.分類項目iphone8考察
センサーイメージセンサー
(撮像素子)
1/3型APS-C比4.6%という小ささ
画素数1200万画素(12MP)現状高スペック機の1/3~1/2
レンズ画角35mm換算で約28mm後ろへ下がって撮影の場合もあり
F値F1.8非常に明るい
ズーム機能デジタルズーム5倍
(約140mm)
デジタル=画質荒れ 手ブレが多い
ビデオ最大4K/60fpsフルHDで十分(PCが着いていかず)

うーん、デジカメ黎明期なら数十万円はしそうなスペックです。正直データだけを見れば「十分」。

フィルム式カメラの実力を確認しよう

フィルム

では、スチール(フィルム)カメラの画質ってどの程度なのでしょうか?

実はこの論議については玄人筋ではよく揉めているみたいです。根本的に方式が違うものを比較しても結論が出ないという主張もあるみたいですが、ここは一般的に見て、大きく引き伸ばした際にどの程度劣化するのかを考えてみたいと思います。

無論、風合いや画像の質感云々については個人の好みがありますので、ここでは割愛しましょう。

少なくとも、各社フラッグシップの機種であれば、その会社の「味」作りは行っているはずで、そこは各自の好みとし、今更フィルムカメラを使用するわけでは無いので「現在」の色で良いでしょう。

フィルムカメラの解像度については、色々なサイトで取り上げられていますが、概ね1,000万画素という見解が多いようです。

但し、一眼レフの場合はレンズに依存される傾向が大きいため、最高のボディと単焦点のキレが良いレンズを使用した場合、1,500万画素程度まで行く可能性があるという意見もあります。

  • フィルム式一眼レフの解像度は約1,000万画素
  • 最高レベルでも1,500万画素程度

この結果を見ると、iphoneは画素数的にはフィルムカメラを超えたということでしょうか?

確かに、写りの良さを考えれば同等以上になっているかもしれません。

ということは、現状各社が販売している一眼式のカメラは、画素数的にはiphone以上の実力がありそうです。

画素数に騙されるな!

騙されるな

画素数というのは一枚の写真を構成する点の集まりと考えましょう。

デジカメ黎明期には数十万程度の点で写真を構成していたのが、現在のiphoneでは1,200万もの点で構成するのだから画質が良くなるのは当たり前ですね。

しかし、せっかくの画素数も、映像を忠実に再現出来なければ意味がありません

イメージセンサー(撮像素子)ってなんだ?

写真の原理はフィルムでもデジタルでも映像を写すという意味では違いはありません。映像は光と色で構成されていますが、それをレンズというものを通し、フィルムであれば感光し、デジタルであれば数値処理されるわけです。

問題は、レンズの先にある被写体を正確に写真として取り込めるかということです。

とりあえず写ってればいいという考えもありますが、綺麗に正確に取り込めば、大きく引き伸ばしてもシャープなまま維持します。

とりあえずの写真は、少し拡大すれば画像がぼやけ、これが写真の出来栄えに大きく影響するでしょう。

画素数がいくら高くても、レンズの先にある被写体のデータを正確に取り込む「目(レンズ)」が先ず重要で、更に重要となるのが、そのデータをきちんと処理(網膜~脳)出来るかで、処理能力が無小さければ、色や光を取り逃す可能性もあり、正確さが欠けた部分は曖昧な表現になります。

イメージセンサーの種類を知って「最適解」を見つけよう!

iphone8の画素数は1,200万画素ですが、イメージセンサーという項目は1/3型で、APS-Cというイメージセンサーと比較して、たった4.6%程度の大きさしかないようです。

どうも、光や色を取り込む「網膜~脳」が小さいような気がします?

イメージセンサーというものを紐解いてみましょう。

代表的な
サイズ名
APS-C比大きさ
(㎜)
主な使用機種
35mm
フルサイズ
231.7%36×24ハイエンドの一眼レフ、ミラーレス
APS-C100%23.6×15.8一眼レフ、ミラーレス
4/3型60.3%17.3×13オリンパス、パナソニックの一眼レフ
1型31.2%13.2×8.8ニコンコンパクトミラーレス
2/3型15.6%8.8×6.6ハイエンドのコンパクト機
1/1.7型11.3%7.5×5.6上位のコンパクト機
1/2.3型7.8%6.2×4.7一般的なコンパクト機
1/2.5型6.6%5.7×4.3iphoneXS,XR
1/2.7型5.7%5.3×4一昔前のコンパクト機
1/3型4.6%4.8×3.6iphoneⅩ,8,7,6s,5s
1/3.2型3.9%4.4×3.3iphone4s

実は不勉強を露呈するようで恥ずかしいのですが、今回、カメラの購入を検討しなければデジカメの画質は「画素数」のみで決まると思っていました。

しかし、この表で分かる通り、ハイエンドに近づけば、即ち画質や風合いを売りにするカメラほど大きなイメージセンサーを積んでいるわけです。

更に、手ブレ防止を組み込み、高級なレンズで再現力を図っているのだから出来栄えが大きく違って当然です。

  • 一眼が選択肢ならイメージセンサーは「APS-C」以上を選択すべし

ハイスペック一眼選択の基本編(まとめ)

まとめ

少し長くなるのでこの回では以下の選択までを行ない、次回はその他選択肢と実際の機種選びを行います。

最初の選択基準

  • iphone8(現在使用中の機種) より画質が良いこと
  • フィルムカメラの画素数(想定)を超えること

選択基準から導き出された方向性

選択基準を調査する途中、画素数よりもイメージセンサーが重要であることが分りました。

そこで、今後の方向性はイメージセンサーの大きさも含め考えます。

  1. 画素数はiphone8の1,200万画素を超えること(結果はフィルムの1500万画素以上)
  2. フィルム(想定)最高の1,500万画素を超えること
  3. フィルム並みの画素数を活かすためにイメージセンサーはAPS-C以上の大きさにすること

という方針で次回は機種を絞って行きます!

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