【Shokz OpenRun】レビュー・スポーツから普段使いまで全てに最適な骨伝導オープンイヤーイヤホン

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SHOKZ Open Run 骨伝導オープンイヤー・イヤホンのレビュー記事オリジナルアイキャッチ画像

この記事では、Shokzの骨伝導ワイヤレスイヤホン「OpenRun(無印)」を徹底的に使い込んだので、メリットとデメリットおよび選択理由をレビューします。

骨伝導ワイヤレスイヤホンを検討中の方は、必ず明確な使用目的があるはず。

骨伝導イヤホンには耳へ入れる従来型のイヤホンとは相反するメリットとデメリットがあるからです。

音質にこだわるなら密閉性の高い「カナル型」のイヤホンが優秀で、没入感溢れる音の世界を存分に楽しめるでしょう。

しかし、耳の穴を塞がない骨伝導イヤホンの密閉性は皆無でイヤホンの音だけではなく、外界の音も聞こえてしまいます。

全く相反する特徴ですが、使用目的によってはそれぞれの特徴がメリットにもデメリットにもなります。

この記事では、巷に溢れる単なる商品紹介中心のレビューとは異なるアプローチから、骨伝導イヤホンの必要性と「Shokz OpenRun」を選んだ理由を中心にレビューします。

それでは、「【Shokz OpenRun】レビュー・スポーツから普段使いまで全てに最適な骨伝導オープンイヤーヘッドホン」について書きます。

solution_article

【この記事で解決する疑問と悩み】

  • イヤホンの選び方
  • 骨伝導イヤホンを選ぶ理由
  • 骨伝導イヤホンのメリット・デメリット
この記事の著者
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長年製造業に従事し豊富な知見を活かした

分析が得意なブロガー
えだまめくん
edamamekun

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骨伝導イヤホン「Shokz OpenRun」の位置付け

SHOKZ Open Run 骨伝導オープンイヤーイヤホン
SHOKZ Open Run

先ず最初にイヤホンの種類について確認しましょう。赤字の部分が今回レビューする骨伝導オープンイヤーイヤホン「Shokz OpenRun」の立ち位置です。

一方で真逆の立ち位置となるのが、装着方法が異なる「カナル型」イヤホンです。

分類イヤホンの種類
接続方法有線

無線(Bluetooth)
形状完全独立型
ネックバンド型
左右一体型
装着方法カナル型
インナーイヤー型
骨伝導方式
耳掛け型
首掛け型
ヘッドフォン
イヤホンの分類と種類

では、最高の音が楽しめる「カナル型」と、今回レビューする「骨伝導型」のメリットとデメリットを同じ無線(Bluetooth)仕様で比べてみましょう。

カナル型イヤホンのメリットとデメリット

カナル型イヤホンの写真
カナル型イヤホン(有線)

カナル型イヤホンはイヤーピースが耳穴にフィットするため、防音性が高く、音をダイレクトに耳へ届けられると共に、音漏れも少ないことが特徴です。

特に最近は、外部の音を遮断する「ノイズキャンセル」機能が進化し、カナル型イヤホンの特性が更に向上した。

しかし、音に集中できるというメリットの反面、外部の音が聞こえ難いため、車のクラクションや踏切など危険を知らせる音への察知が遅れ、思わぬ事故へ繋がることが問題視されています。

メリットデメリット
細かい音を忠実に再現
重低音の再現力が高い
再生中の音だけに集中できる
音漏れが少ない
防音性が高い
軽量(完全独立型の場合)
外部の音が分かりづらく危険音を察知できない
フィット感が人それぞれ
耳垢などの汚れ
イヤーピースの紛失
完全独立型の場合は本体の紛失が多い
耳の中が疲れる
外耳炎になりやすい
大音量で長期間使用すると難聴リスクが高まる
カナル型イヤホンのメリットとデメリット
カナル型が最適な人
  • 高音質ソースをリアルに再生したい
  • 安全な道を安全な方法で通勤/通学を行う
  • 長い時間使用しない
  • ロードランニングなどで使用する予定がない

骨伝導イヤホンのメリットとデメリット

SHOKZ Open Run 骨伝導オープンイヤーイヤホンとiPhone13 Pro
Shokz OpenRun & iPhone

Shokz OpenRun」のように骨伝導イヤホンは耳がオープンとなるので、音楽を聴きながら周りの音も聞き取れることが最大のメリットです。

一方でイヤホン以外から聞こえる音を雑音だとすると、オープンイヤー型のイヤホンは常に雑音が聞こえてきます

しかし、耳の穴へ直接挿入しないため耳への負担は小さく、音量に配慮すれば難聴リスクも低くなるでしょう。

メリットデメリット
耳の負担が少ない
イヤホンを外さずに会話ができる
外部の危険音が察知できる
汚れ難い
外耳炎や難聴リスクが低い
外部のが大きいとイヤホンの音が聞き取り難い
音質はカナル型に及ばない(特に低音)
音量が大きいと音漏れがある
音量が大きいと振動がある
人によっては骨伝導が気持ち悪い
骨伝導型イヤホンのメリットとデメリット
骨伝導型が最適な人
  • 高音質にこだわらず「ながら」聴きを行う
  • ランニングなどのトレーニングで使用する
  • 仕事中や勉強中などの環境音楽代わり
  • テレビなどの音を聞き取りやすくしたい

Shokz OpenRun を選んだ理由

SHOKZ Open Run 骨伝導オープンイヤーイヤホン 装着イメージ(公式画像)
Shokz OpenRun

SHOKZ公式サイトから引用

イヤホンが欲しくなった理由は「ランニング」の際に使用したかったからです。

漠然と物欲が上がった時点では普通のカナル型イヤホンで良いと考えていましたが、以下のような思考段階を経て、最終的にShokz OpenRunを選択しました。

あれば便利な思考
① なんとなくイヤホンが欲しい
  • ランニングする時間をより楽しく過ごしたい
  • 良い音が理想だが「ながら」聞きでも気が紛れる
使用目的の適合性を考える思考
② 防水性能が気になる
  • 夏場のランニングは大量の汗をかく
  • 途中で雨が降ってきても大丈夫なのか心配
安全性が気になる思考
③ 健康への害や事故から身を守りたい
  • イヤホンを大音量で聴き続けると難聴になる
  • イヤーピースが不潔なままだと病気になる
  • 周りの気配を察しないと車に轢かれる
方向性が決まり選択に悩む思考
④ 骨伝導型イヤホンの価格はピンキリ
  • 有名な製品と無名の製品では価格が大きく違う
  • Shokzの骨伝導イヤホンは最も価格が高かった
購入決定の思考
⑤ 実際に音を聞けば納得
  • Shokzは実店舗で視聴可能
  • 視聴すると想像以上に良い音だった
安く早く買いたいという思考(欲望)
⑥ どのShokzが最適?安く買うには?
  • Shokzは大きく分けて3つの価格帯
  • 用途に合わせ選択し安く買いたい

骨伝導イヤホンに関心を持ち、安価とは言えないShokz OpenRunの購入へ至る人の多くが、同じ思考段階を踏むのではないでしょうか?

① なんとなくイヤホンが欲しい

ランニングは短時間の場合でも1時間、長距離をゆっくり走るトレーニングだと3時間を要す場合があります。

慣れてくると疲れるよりむしろ「飽きる」という感覚が強くなるんですよね。

動画を見ながら走るわけにいかないし、ながら聞きでもいいのでせめて音楽でも聴きながら走りたいという、些細な気持ちが始まりでした。

しかも、スピードハイク的な登山でも活用できれば用途も広がりそう♪

② 防水性能が気になる

スポーツを目的にイヤホンを探し始めると、先ず防水性能が気になってきます。

ランニングなどのスポーツ目的であれば「」への耐性が知りたいでしょうし、トレッキング目的であれば「」への耐性と砂や塵への対策も気になるでしょう。

詳しくは以下の記事で細かく解説しているのでご覧ください。

イヤホンで実績のあるメーカーが明言しているのは「IPX5」が多く、防塵性能が省かれていますがはたして自分の使用環境にマッチするのか気になります。

チェックポイント
  • 使用環境と防水性能がマッチしているか見極める

③ 健康への害や事故から身を守りたい

高品質な音を聞きたければカナル型一択となりますが、普通の道路をランニングする時は近づいてくる車の音踏切などの危険を知らせる音が聞こえないと不安になります。

登山でも後ろから来る人に気づかず、思いがけず押したりしたら大事故に繋がりかねません。

また、長時間イヤホンを耳の中へ入れて使用するのはストレスになるでしょう。

更にカナル型イヤホンを大音量で使用すると「難聴」になる可能性があり、汚れたイヤーピースは中耳炎や外耳炎などの「病気」を引き起こすかもしれません。

健康への問題は節度ある対応で避けられますが、公道を利用するランニングで危険を避けるためには外部の音が聞こえることが絶対条件となります。

ここまで考えると、オープンイヤータイプのイヤホンが選択肢となるでしょう。

チェックポイント
  • ランニングや登山では周りの音が聞こえないと危険
  • カナル型イヤホンには難聴リスクや不衛生な取り扱いに注意が必要

④ 骨伝導型イヤホンの価格はピンキリ

思考段階も4段階目でようやく骨伝導型のオープンイヤータイプのイヤホンを選択することになりました。

問題は2,000円程度から20,000円超えまである価格差と選択の広さ

正直、音の評判が高くない骨伝導イヤホンを高値で購入しても仕方ないので、最初はよく分からないブランドで5,000円程度のイヤホンを買おうと思っていました。

しかし、口コミ評価が高い割にどの製品も故障タイミングが早く、予想通り音の質は悪いという評価ばかり。

唯一、「Shokz」の製品だけがガチっぽい好評価が多かったものの、価格的には最高水準なので、この段階で購入を躊躇する人はきっと私だけじゃないでしょう。

Shokzとは?

チェックポイント
  • 骨伝導イヤホンは「Shokz」一強と理解すべき
  • 価格に納得できるかが購入のカギ

⑤ 実際に音を聞けば納得

Shokzの骨伝導システム
Shokzの骨伝導

SHOKZ公式サイトから引用

私のイヤホン歴はヘッドホン、インナーイヤータイプ、カナル型で、骨伝導タイプは初めてでした。

カナル型は高音から低音まで、通常のスピーカーで聴くよりも明らかにクリアーで、迫力ある重低音没入感に浸れるイヤホンです。

一方、カナル型と比較して期待度の低い骨伝導タイプへの思い込みは、薄っぺらい、昔の片側イヤホンのようなチャチな音質だと考えていました。

しかし、実際に「Shokz OpenRun」とその下位モデルである「Shokz OpenMove」を聞いた途端、一瞬でその思い込みが間違いであることに気付かされたのです。

大型家電販売店へ行けば実際に視聴可能なので、是非一度お試し下さい。

確かに、オープンイヤーのため耳の中全体に広がる音の波とはいかないものの、音の再現性は正確で、細かい音まできちんと再現できているのです。

この時点で骨伝導イヤホンの選定は「Shokz」一択となりました。

問題は「Shokz」のどのモデルを選ぶか?OpenRun Proとの違いは?

骨伝導技術とは?

チェックポイント
  • 「Shokz」は下手なイヤホンよりも音が良い
  • 大型家電販売店へ行けば視聴可能

⑥ どのShokzが最適?安く買うには?

Shokzの種類
Shokzの種類

SHOKZ公式サイトから引用

Shokzの骨伝導オープンイヤーイヤホンは大きく分けて3つの選択肢があります。

Shokz OpenRunを含めたモデル間の違いは以下の通り。

OPEN
RUN PRO
OPEN
RUN
OPEN
MOVE
価格23,880円17,880円11,800円
発売日2022年3月
(Mini=10月)
2022年3月
(Mini=5月)
2020年9月
タイプハイエンドスタンダードエントリー
骨伝導技術
骨伝導技術とは?
第9世代第8世代第7世代
重量29g26g29g
Bluetooth5.15.15.1
駆動時間10時間8時間6時間
充電時間1時間1.5時間2時間
待機時間最大10日最大10日最大10日
防水&防塵IP55IP67IP55
収納ケースハードポーチポーチ
充電マグネットマグネットUSB-C
急速充電可能可能不可
Mini Typeありありなし
素材フルチタンフルチタンヘッドバンド
チタン
保証2年2年2年
Shokz主要モデル比較

OpenRun Proという選択肢

骨伝導オープンイヤータイプのShokzのデメリットは「低音」の弱さです。

この点を改良し、最もクオリティーの高い音の再現が行えるのがハイエンドモデルの「Shokz OpenRun Pro」ですが、さすがに2万円超えは躊躇しますよね。

各モデル間の価格差は6千円前後で、エントリーモデル「Shokz OpenMove」とスタンダードモデルの 「Shokz OpenRun」との価格差は機能と発売時期を鑑みて妥当と言えます。

しかし、ハイエンドモデルの「Shokz OpenRun Pro」とスタンダードモデルの 「Shokz OpenRun」との価格差は判断に苦しむところです。

通常のイヤホンでは都合が悪く、骨伝導イヤホンで純粋に綺麗な音を聞きたい人は「Shokz OpenRun Pro」を選べば良いでしょう。

収納ケースがハードタイプというところも気になります。

Miniサイズという選択肢

Shokzを使用していて、ちょっと気になるのが後頭部のバンドが頭に密着せず少し浮いていることです。

背もたれの高い椅子に座っているとバンドが邪魔になって頭を乗せることが出来ませんし、寝転がることもできないでしょう。

そんなシチュエーションで使用する予定のある方は、バンドの浮きが緩和される21㎜短い「Mini」サイズをおすすめします。

Shokz OpenRun Miniと普通タイプを比較した骨伝導オープンイヤーイヤホンの公式画像

Miniサイズを選択できるのは「Shokz OpenRun Pro」と「Shokz OpenRun」だけです。

SHOKZ公式サイトから引用

\ Miniサイズはこちらでチェック! /

自身の使用目的にマッチした選び方が重要

ちなみに私の主な使用目的はこんな感じ。

骨伝導イヤホンの使用目的
  • ランニング
  • 登山(ハード)
  • テレビの聞き取りやすさ向上

ランニングは10㎞〜20㎞が中心。更に強度の高い登山に関してはややスピードハイク的なので、何も大汗をかいてびしょ濡れになります。

また、ロードを走るランニングや周りに配慮が必要な登山の際はリスク回避のため完全に耳を塞ぐのは御法度。

次にテレビでの使用ですが、Bluetooth対応のテレビであればペアリングすれば使用可能で、非対応でも別売りのトランスミッターを利用すればShokzで音声を聞くことができます

テレビ本体の音を出しつつShokzにも無線で音を送るので、少し耳が遠くなった方でも家族全員でテレビが楽しめます。

もちろん、自分一人で夜中に映画を楽しむことも可能ですね。

Shokz OpenRun(無印)を選んだ理由

Shokz OpenRun最大の優位性は「防水&防塵」対策です。

OpenRun ProOpen Moveは「IP55」なので、汗でびしょ濡れの状態や砂礫の多い山岳トレイルでの使用には少し不安が残りました。

しかし、Shokz OpenRunは「IP67」の防水&防塵規格を有しており、明らかに他モデルより有利で、重量も3g軽いのでスポーツ目的ならこのモデル一択と言えます。

ただ、駆動時間と音の質については妥協せざるを得ませんが、価格的にもShokz OpenRunが自分の使用環境にマッチした最もリーズナブルな製品でした。

Shokz OpenRun(無印)を少しでも安く買いたい

ターゲットとなった「Shokz OpenRun」の定価は「17,880円」、購入当時の各ECサイトの価格は以下の通りでした。

ECサイト販売価格適用実質価格
Amazon16,092円10%オフ
クーポン適用後
16,092円
楽天市場16,255円更に1,477ポイント 14,615円
Yahoo
ショッピング
16,160円更に3,368ポイント12,724円
Shokz OpenRunの価格比較

ご覧の通り、支払う金額的にはAmazonが最安値ですが、ポイント還元を含めるとYahooショッピングの価格が抜きん出てて安いことがわかりました。

前提条件が色々と複雑ですが、PayPayでの支払い、倍!倍!ストアで購入などの条件で約21%のポイント還元です。

そんな訳で、いつもはAmazonで購入することが多いのですが、今回はPayPayを使ってYahooショッピングで購入。

ストアは「ヤマダデンキ Yahoo店」。

何と、近くの店舗に在庫がある場合はそこで現物受取可能で、宅配を待つことなく、注文当日に実店舗で受け取れました。

なお、OpenRun Miniモデルは後から発売されたため、現状は定価販売ばかりなので断念。

チェックポイント
  • 激しいスポーツで使用予定なら「OpenRun」一択
  • 良い音で聴きたい、通話でも使用したいなら「OpenRun Pro
  • まともな骨伝導イヤホンを安く購入したいなら「OpenMove
  • テレビの音を自分だけ大きくして聞く使い方もあり
  • タイミングによってはYahooショッピングがポイント含め最安

Shokz OpenRunの付属品

骨伝導イヤホン、Shokz OpenRun Proのレビュー記事は沢山ありますが、無印のOpenRunは少ないため付属品について知りたい方も多いのではないでしょうか?

Shokz OpenRunのパッケージを開封した中身は以下の通りです。

Shokz OpenRunの付属品
Shokz OpenRunの付属品

OpenRun Proと付属品の違い

Shokz OpenRunOpenRun Proで付属品の違いを比較したのが以下の表です。

本体が相違する点は当たり前ですが、イヤホンを収納するケースに差があり、この点も価格差に影響しています。

OpenRunOpenRun Pro
Shokz OpenRun本体Shokz OpenRun Pro本体
製品保証書(2年)製品保証書(2年)
User Guide(取説)User Guide(取説)
マグネット充電ケーブルマグネット充電ケーブル
イヤホンポーチキャリングケース
付属品の違い

OpenRunのカタログ重量と実重量の誤差

ガジェット品はカタログ値と実物で重量が違うことがよくあります。

Shokz OpenRunのカタログ値は「26g」ですが、実測も「26g」で重量の誤差はありませんでした。

Shokz OpenRunの実重量
Shokz OpenRunの実重量

Shokz Open Runの使用感

Shokz OpenRunの使用感ですが、この記事を執筆するまで実際のランニングで10回以上、登山で1回、家での作業中に十数日使用しました。

イヤホンとしての使用は想定通り

先ず、第一の使用目的であったランニングでの使用感ですが、想定した通り周りの音が聞こえるというのはとても安心できます。

狭い道を通過する際、後ろから来る車の音に素早く反応できました。

登山で使用した時も、好きな曲を流しながら軽快に登れ、同行者やすれ違う人との会話もイヤホンを外すことなく行えるのでノーストレス

家で使用する際は、インターフォンの音や同居人の気配が感じられます

OpenRunのスイッチ部はシンプル

次にスイッチ類の使用感について解説します。

Shokz OpenRunのスイッチ部は、シンプルなボタンが右手側と左手側にそれぞれ配置されています。

音量ボタンの操作方法と操作感

装着時の右手側には写真の通り「電源」「音量」「充電用マグネティック充電ポート」を配置。

Shokz OpenRunの電源on/off・音量・マグネティック充電ポート
スイッチと充電端子

音量スイッチの役割は次の通り。

「音量+」ボタンの役割

音量の調整

  • 音量を上げる

電源のON/OFF

  • 電源OFFの状態から長押しすると電源がONとなり「Shokzへようこそ」と音声ガイダンスが流れる
  • 電源ONの状態から長押しすると電源がOFFとなり「終了します」と音声ガイダンスが流れる

Bluetoothのペアリング

  • 電源OFFの状態から更に長押しするとインジケーターが赤と青で交互に点滅しデバイス上で選択することでBluetoothのペアリングが行える

バッテリーの状態確認

  • オーディオが一時停止している時にクリックするとバッテリーの状態を音声で知らせる
「音量-」ボタンの役割

音量の調整

  • 音量を下げる

バッテリーの状態確認

  • オーディオが一時停止している時にクリックするとバッテリーの状態を音声で知らせる
「音量+」と「音量-」同時押し

イコライザーモードの切り替え

  • 音楽再生中にビープ音が聞こえるまで「音量+」と「音量-」同時に押し続ける

直感的に操作できるため、操作感は良好です。

マルチファンクションボタンの操作方法と操作感

次に装着時の左手側(写真では右)ですが、写真の通り「マルチファンクションボタン」が一つ配置されています。

Shokz OpenRunのマルチファンクションボタン
マルチファンクションボタン

マルチファンクションボタンの役割は以下の通りですが、通話にも使用する重要なボタンです。

状態出来ること操作方法
音楽音楽の再生1回クリック
音楽の停止1回クリック
曲送り再生時にダブルクリック
前の曲再生時にトリプルクリック
言語言語の変更ペアリング中にダブルクリック
通話応答1回クリック
終了通話中に1回クリック
通話拒否着信時に2秒間押し続ける
通話中に別の電話に出る着信時に2秒以上押し続ける
最後の通話相手にリダイヤルスタンバイ時にダブルクリック
音声アシストペアリング中のデバイスの音声アシストを呼び出すスタンバイ時に2秒間押し続ける
マルチファンクションボタンの操作方法

通話に関しては通常の電話のみに対応し、オンライン通話には非対応なので注意しましょう。

1つのボタンでマルチファンクション化しているため、操作方法を覚えるのが少しやっかいでした。

ただ、慣れればShokz OpenRunのみで色々行え、ペアリング中のデバイスをいちいち使用せずに済みます。

目玉機能でもある通話については、相手方の声もこちらの声も問題なく聞こえていることを確認できました。

2つのデバイスとペアリングできる

Shokz OpenRunは2つのデバイスと同時にペアリングが行える「マルチポイントペアリング」がとても便利です。

2つのデバイスに同時接続すれば、各々の特性を活かすことが可能となるからです。

例えばPCとスマホでマルチポイントペアリングを行うことで、PC作業中にPCで音楽を聞いている最中にスマホへの着信があってもShokz OpenRunで受信可能。

また、作業中はPCで音楽を聞くけど、ランニングへ出かける際はスマホや他のデバイスを利用する人は毎回切り替えを行わずに済みます

ただ、片方のデバイスの接続可能距離を離れると注意音が鳴りますが、5分ほど経過すると終了するのでそれまで少し煩いかもしれません。

マルチポイントペアリングはとても便利なので、早めに設定することをおすすめします。

マルチポイントペアリングの設定手順

マルチポイントペアリングは接続方法がちょっと複雑なので、以下のSTEPを参考にセッティングを行って下さい。

STEP
マルチポイントペアリングモード
  1. 「音量+」を長押しして電源をOFF
  2. 「音量+」を「ペアリングモードです」という音声案内が聞こえるまで長押し(LEDインジケータが赤と青に交互点滅の状態)
  3. 「マルチファンクションボタン」と「音量+」を音声案内で「マルチポイント接続を開始します」と聞こえるまで同時に長押し
STEP
1台目のデバイスへ接続
  1. 1台目のデバイスのBluetoothメニューを開き「OpenRun By Shokz」を選択
  2. 「接続しました」という音声案内が流れる
  3. 「音量+」を長押しして電源をOFF
STEP
2台目のデバイスへ接続
  1. 「音量+」を「ペアリングモードです」という音声案内が聞こえるまで長押し(LEDインジケータが赤と青に交互点滅の状態)
  2. 2台目のデバイスのBluetoothメニューを開き「OpenRun By Shokz」を選択
  3. 「接続しました」という音声案内が流れる
  4. 「音量+」を長押しして電源をOFF
STEP
接続の確認
  1. 「音量+」を音声案内「Shokzへようこそ」と聞こえるまで長押し
  2. しばらくすると音声案内で「接続しました」…「接続しました」と2回繰り返されれば接続成功
  3. もし1回しか音声案内が流れない場合はSTEP1から再度接続を試みる

マルチポイントペアリングの解除手順

接続先のデバイスを変更した際は以下の手順でマルチポイントペアリングを解除します。

STEP
マルチポイントペアリングモード
  1. 「音量+」を長押しして電源をOFF
  2. 「音量+」を「ペアリングモードです」という音声案内が聞こえるまで長押し(LEDインジケータが赤と青に交互点滅の状態)
STEP
マルチポイントペアリング解除
  1. 「マルチファンクションボタン」と「音量-」を音声案内で「マルチポイント接続を終了します」と聞こえるまで同時に長押し

万一の場合は急速充電可能でバッテリー持ちも十分

Shokz OpenRunを実際に使用してみると、充電によるストレスレベルが非常に低いことが分かりました。

バッテリー持ちを検証すると、普通の音量レベルで、カタログ値「8時間」に対し「約9時間」使用しても電池切れが無かったことが驚きです。

また、充電を忘れてしまったある日、10分程度の急速充電で1時間強のランニングが行けました。

Shokz OpenRun充電時のLED点灯色
充電時

バッテリー残の状態は、ペアリングしたスマホやPCでも確認可能

Shokz Open Run使用感のメリットとデメリット

メリットデメリット
周囲の音が聞こえる
操作ボタンがシンプル
2台のデバイスと接続可能
バッテリー持ちが良い
急速充電が行える
ボタン操作が慣れるまで大変
マルチポイントペアリング設定が面倒
マイクの感度は使用環境による
Shokz OpenRun使用感のメリット・デメリット

骨伝導イヤホン Shokz OpenRunレビューまとめ

Shokz OpenRunの外観
Shokz OpenRunの外観

本記事では「【Shokz OpenRun】レビュー・スポーツから普段使いまで全てに最適な骨伝導オープンイヤーイヤホン」について書きました。

骨伝導イヤホンの種類は多いのですが、概ねその評判は良くありません

骨伝導を語っていながら、実際はイヤホンの音だけが流れる製品や技術的に課題がクリアーにされていない製品が多いことがその理由です。

今回紹介したShokzも最初はその一部だったのかもしれませんが、骨伝導技術に長年こだわり続けた結果、骨伝導イヤホンの第一人者とも言えるメーカーの地位へ上り詰めたのでしょう。

確かに純粋な音質はカナル型イヤホンに負けますが、骨伝導イヤホンとしての音質は間違いなく最高峰なので、価格だけでは選べないメーカーであることは確かです。

以上、えだまめくん(@edamamekun_ns)の評価レビュー報告でした。良い買い物をして下さい♪

骨伝導イヤホンのメリット・デメリット

メリットデメリット
耳の負担が少ない
イヤホンを外さずに会話ができる
外部の危険音が察知できる
汚れ難い
外耳炎や難聴リスクが低い
外部のが大きいとイヤホンの音が聞き取り難い
音質はカナル型に及ばない(特に低音)
音量が大きいと音漏れがある
音量が大きいと振動がある
人によっては骨伝導が気持ち悪い
骨伝導型イヤホンのメリットとデメリット

もう一度確認!

\ 通常サイズはこちらでチェック! /

\ Miniサイズはこちらでチェック! /

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