わたしは普段、機械式時計を使っています。20年以上共にしたからこそ愛着があり、身体の一部のような存在です。
そんな大切な時計だからこそ、過酷な環境では使用したくありません。
海や川、家での水仕事や洗車、手が汚れていてスマホで時間の確認なんて行えません。
しかし時間は気になるものです。汚れてもいい、濡れてもいい、ぶつかって傷ついてもいい。
普段使いだからこそ、壊れようが惜しくも何ともない。
でも、電池交換や時刻合わせは面倒。そんな理由で購入した腕時計をご紹介します。
大切な腕時計を持っている人ほどおすすめ⇒サブ使いの腕時計
時計好きな人は必ずお気に入りの一品をお持ちだと思います。
時計が特に好きでなくとも、大切な人からもらったり、高価ではないが長年連れ添って愛着を感じている時計など、「壊したくない」時計があるかもしれません?
そんな人におすすめします「サブ使いの腕時計」。
求める機能の条件を明確にする
サブ使いなら100均の時計で十分。という人はそちらを選んで下さい。
ここでは、「サブ使い」でも多少拘りたい。でも、サブの時計にまで時刻合わせや電池交換の手間はかけたくない。
という人に読んで欲しいからです。
わたしも結構な時計好きで、機械式時計は現在3つ所有しています。
以前はもっと多くの機械式時計を保有していましたが、メンテナンスにお金がかかることもあって手放しました。
「3つもあればどれか一つをサブ機にしたら?」というご意見もあるでしょうが、正直「壊したくない」ので、今回は壊してもショックではないことも選択の条件。
サブ機の観念は以前からあって、G-SHOCKなども所有していますが、電池交換が面倒なため、使用不可能な状態でほったらかしになっています。
今回、電波ソーラーにこだわる理由はその点にあります。
電池で駆動するタイプの時計は、必ず電池の寿命が来て交換が必要になりますよね?
以前、町の寂れた時計屋で交換を行った際、間違った電池に交換され時計が壊れてしまいました。
また、電池交換に要する時間(行ったり来たり)が面倒であることなどから、次に時計を買う時は電波ソーラーと決めていたのです。
壊しても後悔しない価格を決める
そんな理由から、セイコーのアストロンという時計を購入しました。
デザイン、大きさ、何より「電波時計は時刻が正確で便利」なことからとても気に入っていましたが、残念ながら今は手元にありません。
とある理由から人にあげてしまいましたが、ズボラな持ち主に丁度良いようで、ノーメンテナンスで問題なく動作しています。
※正確にはアストロン=「GPSソーラー」ですね。
とは言え、アストロンはそれなりに高価なので、おいそれと買い替えもできません。
また、サブ機として壊れてもいいような扱いに出来る時計でもありません。
そんな訳で、今回は1万円前後の出費で賄える、お値打ち品をターゲットに調査を開始しました。
防水、電波時計、ソーラー充電、そして安いこと!が条件
インターネットで調べると、これらの条件に合致する腕時計は結構多く存在します。
特に有名なのはCASIOのG-SHOCKでしょうか?
しかし、G-SHOCKって結構いい値段しますよね。
安いものは1万円台からありますが、全体的にゴツい感じで、特にケース部の厚みは少々邪魔になります。
メーカーへのこだわりは大切なこと
では、CITIZEN、SEIKOという他の日本メーカーはどうでしょう?
まずCITIZENですが、検索すると分かりますが1万円以下の安い機種が存在します。
でも、ちょっと待って下さい。よく見ると文字盤の一番上、メーカー名のロゴが鎮座する場所に別の名前が書いてあります。
そう、CITIZENの場合、自社展開する安価の時計は、そのブランドのロゴが入るのです。
わたしはCITIZENを買うなら、きちんとロゴが入ったものが選択肢だったので却下しました。
変な拘りですが…
ちなみに、きちんとCITIZENのロゴが入った「防水、電波、ソーラー充電」の時計は、安くても2万円以上です。
では、天下のSEIKOはどうでしょう?
Amazonで検索すると、いきなり1万円ちょっとの逆輸入クロノグラフが登場。文字盤にもSEIKOの文字が!
でも、ちょっと待て?
クオーツじゃないか。電波ソーラーで検索しても、Amazonの場合は、こういうことがよくあります。
しかし、値段の割にいい感じです。
価格へのこだわりは捨てない
結局、CITIZEN同様、SEIKOも3万円前後にならないと、要望に応えられる時計はありませんでした。
その他、よくわからないブランド時計は、信じられないような値段で販売されていますが、「防水、電波、ソーラー充電」を満たす製品は見つかりませんでした。
見つかっても多分買わないでしょうが・・・。
昔のイメージは電卓会社。でも、今は立派な時計を作るCASIOのコスパが最高!
CITIZEN、SEIKOは、ROLEXなどの高級ブランドと比較すれば、グランドセイコーは別格として、安物のイメージがあります。
更に、CASIOに至っては、古い世代にとっては「電卓会社」というイメージが色濃く残っています。
G-SHOCKというヒット商品で大方の見方は変わったかもしれませんが、未だに抵抗がある人もいるでしょう。
しかし、その電卓に映し出される数字のイメージがデジタル時計の始まりだと考えれば、先端の技術を有しているという評価もできます。
メーカーの再評価は必ず行おう
わたしも抵抗のある一人でしたが、コスパが良ければ問題ないという今回の趣旨から、CASIOについてもう少しい詳しく調べることにしました。
すると、出るわ出るわ、「防水、電波、ソーラー充電」のキーワードにそったお目当ての腕時計。
1万円前後の予算でも、選択肢は金属バンドから樹脂バンドまで、通常の三針時計からクロノグラフまで選び放題です。
G-SHOCKについては、逆輸入であれば多少の選択肢はありますが、ほとんどが予算以上のため今回は選択肢から外しました。
この時計に決めました!
最終的に選択したのは「[カシオ]CASIO 腕時計 ウェーブセプター 電波ソーラー 」の1点ですが、色違いで迷いました。
CASIO ウェーブセプター 電波ソーラーのポイント
- 世界6局の標準電波を受信(日本、北米、欧州、中国はOK)
- ワールドタイム(世界29都市のタイムゾーンを瞬時に切替可能)
- タフソーラーシステム(フル充電で約5ケ月使用可能、パワーセービング状態で約23ケ月)
- ストップウオッチ、タイマー、アラームは当たり前
- 10気圧防水
- 夜間は蛍光塗料で確認可能
ベゼルの色違いで大きく値段が違うのが気に入らなかったですが、結局黒いベゼル(高い方)をポチってしまいました。
今思えば、ベゼルの色は黒くない方が安っぽくならないかな?
一番安いもので良かったかもしれません。
定価:27,000円
Amazon 10,500円前後
(ポイント13%)
定価:21,600円
Amazon 8,500円前後
(ポイント13%)
定価:21,600円
Amazon 8,000円前後
(ポイント13%)
まとめ
今回は、サブ使用の腕時計について、4点の選択基準を示し購入しました。
- 防水性
- 電波で正確な時刻
- ソーラー充電で手間いらず
- 安いこと(1万円前後をターゲット)
購入後、感じたメリットとデメリットは次の通りです。
- 4点の選択基準を網羅している
- バンドが樹脂製なので水洗いが簡単
- 多少の汚れ仕事やアウトドアなどで気軽に使用できる
- 放っておいても正確な時刻のまま(時刻合わせ不要なので必要な時いつでも使用可能)
- 日付と曜日が直ぐわかる
- ベゼルが意外と小さい(流行りの大型なものと比較すると安っぽい)
- バンドが樹脂で安っぽい
- 価格の高い黒ベゼルは樹脂バンドと同化して安っぽい
- 軽すぎて着け心地が悪い(人によってはメリット?)
- 操作が若干分かり難い(デザインだけの選択で機能不要であれば問題なし)
サブ機なんで、何でもいいという人にはもちろんおすすめですが、時計を買い替えたいという人にも是非検討してもらいたい腕時計です。
最初は安っぽいと思いましたが、使い込んで行くうちに「ビジネスでも使えるな」と感じています。
何しろ、正確な時間が直ぐ分かりますので、携帯を見るより早いです。
時計は既に男のアクセサリーという一面もあるので、その点からも問題ない製品です。
CASIOの腕時計にはネガティブなイメージがありましたが、流石日本の企業、これだけの性能を網羅して1万円前後なんて!
時計の価値観が変わりますよ。