一生に一度になるかもしれない『お伊勢参り』。
思い切って10の御朱印を1日で授かる計画を立案し実行しましました!
内宮の別宮『伊雑宮(いざわのみや)』から
内宮の別宮『瀧原宮(たきはらのみや)』へやって来ました!
二見興玉神社、伊勢神宮(外宮)、月夜見宮、伊勢神宮(内宮)、猿田彦神社、佐瑠女神社、月讀宮、倭姫宮、伊雑宮と参拝し、瀧原宮は最後である10か所目の御朱印となります。
伊雑宮同様に、伊勢神宮(内宮・外宮)から大きく離れた場所にある瀧原宮はどんなところなのでしょう?
ここでは、瀧原宮(たきはらのみや)の見どころをお伝えします。
瀧原宮の御参拝とおすすめポイント
わたしは、今回のお伊勢参りで最も良かった場所がこの『瀧原宮』でした。
別宮の中では、伊勢神宮周辺から最も遠い場所にあり、航空地図を見てお分かりの通り、深い木立の中に鎮座しています。
荘厳な雰囲気を醸し出す遙宮(とおのみや)の名前通り。
『瀧原宮』は内宮のひな型と噂される場所
参道から見る鳥居の奥には、今までに無い真っすぐな神域の道が続き、実際に歩いてみると想像以上に長く、清々しくも荘厳な空間を醸し出していました。
この遙宮(とおのみや)である『瀧原宮』は、神域が広大であることを背景に、山と川に囲まれた地形は正に内宮のひな型と言っても過言では無いでしょう。
また、奥まった場所に複数の宮と神社が鎮座する姿は、壮観でありながら何故か心が安まります。
『瀧原宮』には参拝順序がある
瀧原宮には、月讀宮のように参拝の順序があります。
詳しくは途中の看板に記載されていますが、月讀宮のように並列ではないため少し複雑です。
以下の順序を参考に参拝を行って下さい。
参拝順序
- 瀧原宮(たきはらのみや)
- 瀧原並宮(たきはらならびのみや)
- 若宮神社(わかみやじんじゃ)
- 長由介(ながゆけ)神社(川島神社)
迷う理由は、瀧原宮に向かって左側に瀧原並宮が鎮座し、右側の小高い場所に若宮神社、そこへ向かう途中に長由介神社が鎮座しているから。
以下の写真右側が最初に参拝を行う「瀧原宮」で、左側が2番目に参拝を行う「瀧原並宮」になります。
瀧原宮の参拝順序を写真で解説
最初に参拝を行う「瀧原宮」ですが、右手前奥に「若宮神社」があります。
また、写真を見ると鳥居から本殿までの距離が意外と長いことが分ると思います。
「瀧原宮」、「瀧原並宮」共に同じ長さがあり、更に微妙な坂になっているため、敷き詰められた玉砂利の大きさも影響し、非常に歩きにくいことを覚悟して下さい。
「瀧原並宮」ですが、前述の通り「瀧原宮」同様の作りです。
「若宮神社」は「瀧原宮」奥にある階段を上って行きます。
ここも歩き難いので気を付けて参拝しましょう。
「若宮神社」の参拝が終われば、最後に階段を降り左手にある「長由介神社」へ向かいます。
『瀧原宮』の参拝後は『ゼロ磁場』を楽しもう!
『瀧原宮』は由緒正しい伊勢神宮内宮(皇大神宮)の別宮として有名なのは周知の通り。
近年は『ゼロ磁場』が発生する場所として、パワースポットブームの話題となっている場所です。
その『ゼロ磁場』の影響か?
「ねじれ杉」という写真のような摩訶不思議な現象が発生しています。
ゼロ磁場のパワスポ「分杭峠」で異常現象に遭遇 ... 地球は北極がS極、南極がN極の巨大な磁石であり、地表近くで+と-の力が押し合い、互いの力を打ち消し合っている地点に生じるのが、「ゼロ磁場」と言われている。 ここでのゼロというのは、二つの力が拮抗した状態を指す。 ここに生じる強大な力が、「気場」を生み出しているという。
「気」が集まるというゼロ磁場。
この中に入れば、疲れも取れ、気持ちも清々しくなると言われていますが、荘厳な空間にある『瀧原宮』の中では更にその効果は高まるでしょう。
アクセスは非常に大変な場所だが「行った人にしか分からない」場所。
行きたくなくても、行くべき場所と言っておきます。
瀧原宮の駐車場
『ナビ設定』おすすめの行先(徒歩5分以内の無料駐車場)
その他の駐車場
ナビ設定の駐車場は、熊野街道を「道の駅 奥伊勢」へ入った場所にあります。熊野街道を左折すると大きな鳥居があるので直ぐに分かります。
実はこの駐車場を通り過ぎ、そのまま瀧原宮へ向かい、突き当りを右折すると瀧原宮参道入口手前にも駐車場が。
台数は7~8台程度ですが、平日の場合は確認してみる価値はあります。
なお、御朱印を頂ける別宮では最も遠いため、参拝客は少ないので駐車場の心配はありません。
瀧原宮の御朱印を授かる前の基礎知識
瀧原宮(たきはらのみや)
御祭神
- 天照大御神御魂(あまてらすおおみかみのみたま)
御神徳
伊勢神宮内宮同様の御神徳が得られます。
創建
不明(推定600年-700年代)
瀧原並宮(たきはらならびのみや)
御祭神
- 天照大御神御魂・荒魂(あまてらすおおみかみのみたま・あらみたま)
御神徳
伊勢神宮内宮同様の御神徳が得られます。
荒魂(あらみたま)を祀っているので、お願い事が出来そうですが、瀧原宮と共に2つで1社となるため控えた方が無難かもしれません。
創建
不明(推定804年から927年の間)
若宮神社(わかみやじんじゃ)
御祭神
ご祭神は詳らかではなく、天水分神(あめのみくまりのかみ)との伝説が残ります。
御神徳
「水に御神徳」があるとされます。
社殿の奥には「御船倉(みふなくら)」があって、ご神体を納める「御船代(みふなしろ)」という船を模したものが納められていると伝えられ、やはり「水」に係るご利益を感じさせます。
創建
不明(1228年(安貞2年)以前)
長由介神社(ながゆけじんじゃ)(川島神社(かわしまじんじゃ))
御祭神
- 長由介神(ながゆけのかみ)
御神徳
長由介神(ながゆけのかみ)の長由介には「長寿」の意味があるという伝え。
また、実際は外宮の正宮である豊受大神(とようけのおおかみ)が祀られているという説もあり、「穀物の守護」に係る御神徳があるともされます。
創建
不明
瀧原宮の御朱印
余談ですが、今回の旅で伊勢神宮の別宮では一番人当りの良い神職さんでした。
御朱印を授かる時、電話中だったのですが、電話の相手(恐らくご年配の方)に懇切丁寧に道順を説明されていました。
授かれる場所
- 宿衛屋
- 午前5時頃~午後5時頃まで(受付時間は季節で変わります)
- 初穂料:300円
- 平日の待ち時間はゼロ
お伊勢参り1日で10の御朱印授かる旅の最後に相応しい場所
『瀧原宮』はお伊勢参り最後に伺う最高の場所です。
今回、1日で9か所の場所を巡り、10の御朱印を授かるためには結構な体力が必要でした。
車で巡る旅で疲れるの?
という疑問もあるでしょうが、伊勢神宮の内宮、外宮をはじめ、別宮についても本殿までの距離が結構あるのです。
また、おかげ横丁もぶらつきますし。
しかも玉砂利を歩くため、更に体力を奪われてしまいます。
運動不足のわたしは、最後の『瀧原宮』へ到着した時には、股関節とアキレス腱が痛んでとても大変な思いをしました。
しかし、ゼロ磁場の影響か、荘厳な雰囲気によるものなのかは分かりませんが、『瀧原宮』ではその疲れが癒されました。
猿田彦神の御神徳もあったのでしょうが、疲れが癒えたことで、帰路の数百キロにも及ぶ運転も問題なく行えたので良かったです。
これからお伊勢参りを計画している皆さんも、最後の場所は『瀧原宮』まで是非足を延ばし癒されて下さい。
また、御参拝には負担の少ない靴を選んでお出かけすることをおすすめします!
瀧原宮は『行った人しか分からない』感動の別宮であったことを再掲し、今回のお伊勢参りを閉めたいと思います。
参考になれば幸いです!