キャニスタータイプ(電源コードが必要な掃除機)のダイソンを新調したので購入レビューをさせて頂きます。
現在我が家では、キャニスタータイプのダイソン「DC26」とコードレスタイプの「DC45」を併用。
「DC45」はJALグローバルクラブのダイヤモンド獲得時に頂いたもので、正直あまり使用していないのですが、キャニスタータイプの「DC26」は毎日の掃除に大活躍!
そんな大切な「DC26」も購入から10年以上経過し、タービンヘッドが回らなくなるというトラブルも2回目。
今回もヘッド交換で大丈夫だろうと軽く考えて、直ぐにダイソンの公式サイトを検索したら何と「販売終了」⁉︎
そうなんです。家電関係の製品って、大体10年程度しか交換部品を作らないんですよね…。
でも、新しいダイソン掃除機「Dyson V4 Digital Absolute (CY29 ABL)」を購入したら、その進化に正直驚きました。
ちょっと古いダイソンDC26との違いを比較しつつ、進化ポイントを解説致します。
- キャニスタータイプ掃除機の購入ポイント
- ダイソンV4の詳細
- ダイソンキャニスター掃除機の進化
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Dyson V4 Digital Absolute (CY29 ABL)
外観と付属品
下の写真、左が10年以上使用したダイソン「DC26」で、右が新しく購入したダイソン「Dyson V4 Digital Absolute (CY29 ABL)」です。
ちょっとわかり難いのですが、ダイソン「DC26」は本体の差し込み口にヘッド横を固定する方式で、「Dyson V4 Digital Absolute (CY29 ABL)」の方は専用の「収納用フロアドック」を使用しなければなりません。
即ち、「Dyson V4 Digital Absolute (CY29 ABL)」を使用する際、「収納用フロアドック」が別に残ってしまいます。
コンパクトさで考えれば、ダイソン「DC26」は非常に良いデザインだったと実感できる1枚。
とは言え、この収納スタイルで持ち運ぶ場合は、バランス的にダイソン「Dyson V4 Digital Absolute (CY29 ABL)」の方が格段に持ちやすさが進歩しています。
今回は、ダイソン公式サイトで購入。梱包状態は製品箱をビニールでラッピングした状態で宅急便にて届きました。
内部の梱包状態が非常に頑強なので、更に大きい箱に入れるような過剰な梱包は行っていません。
蓋を開けると結構ギューギュー詰めで、理想的な梱包状態と言えます。
実は、製品の全貌が現れる一歩手前の段ボールに重要な注意点が記載されています。
取扱説明書にも同じ内容が記載されていますが、ダイソンの特徴である「綺麗な空気を排出」するためには、付属のフィルターをきちんと洗浄することが重要なんですね!
以下が「Dyson V4 Digital Absolute (CY29 ABL)」内包物の全てです。
本体が同じ、Dyson V4 Digital Fluffy+ (CY29 FF)との違いは、「①〜③」の付属品が付くことと、本体の色(赤)。
「Absolute」と「Fluffy+」の違い
- リーチアンダーツール
(別売価格:6,050円) - タングルフリー タービンツール
(別売価格:6,600円) - ダイレクトドライブクリーナーヘッド
(別売価格:20,350円) - 本体の色が赤「Fluffy+は青」
「Absolute」は定価換算で「33.000円」多くの付属品が付きます♪
参考までに価格の比較
- Dyson V4 Digital Absolute (CY29 ABL)
定価:77,000円 - Dyson V4 Digital Fluffy+ (CY29 FF)
定価:66,000円
Dyson V4 Digital Absolute (CY29 ABL)
旧DC26との比較レビュー
「Dyson V4 Digital Absolute (CY29 ABL)」について、ダイソンDC26と比較しながら特徴を紹介していきます。
(CY29 ABL)の特徴
- ルートサイクロンが2層になりより強力に
- 倒れても自動で起き上がる取り回しの良さ
- 衛生的なゴミ捨てが可能
- クリーナーヘッドが大きく軽く進化
- 洗浄可能フィルターで常に清潔な空気を排出
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ルートサイクロンが2層になりより強力にダイソンV4レビュー
ルートサイクロンとは、ダイソン掃除機の最も大きな特徴である、強力な吸引力と微細な埃を外へ出さない仕組みです。
10年以上前のダイソン「DC26」(左)はボコボコしたシルバーの部分が1層ですが、右の「Dyson V4 Digital Absolute (CY29 ABL)」は赤い部分のルートサイクロンが2層になっています。
ダイソンは3段階でゴミを吸引し分別することで、吸引力を落とさず、微細なゴミまで捕えるだけでなく、綺麗な空気を排出することを可能にしています。
- 一番大きな透明なカバー部分で大きなゴミを取る
- カバーとルートサイクロンの間にある内側のサイクロンで小さなゴミを取る
- ルートサイクロンの各コーン部分の強力な遠心力(15万G)で花粉やカビを含む微細な粒子を取る
理論的にはここまでで全てのゴミが分離され、フィルターへ辿り着いた空気は綺麗な状態。
最後に円錐形のフィルター(年に1回洗浄必要)を通って吸引した空気が排出されます。
10年の進化で、より微細なゴミが取れ、より綺麗な空気を排出できるようになったんですね。
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倒れても自動で起き上がる取り回しの良さダイソンV4レビュー
ダイソン「DC26」の移動方式は左右の回転式車輪に委ねられており、横転すると元へ戻さないとなりません。また、吸引ホースも横から出ているためバランスがあまり良くありません。
一方の「Dyson V4 Digital Absolute (CY29 ABL)」は、全体的に丸いデザインとなり、吸引ホースもセンターに配置。
その結果、直進性が向上し、横転時も丸みがあるため吸引ホースの張力で簡単に再び自動で起き上がるような設計となっています。
壁の角で掃除機が倒れることってよくあるんですよね。便利です。
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衛生的なゴミ捨てが可能ダイソンV4レビュー
サイクロン掃除機の弱点は、紙パック方式の掃除機とは違い、溜まったゴミを直接捨てる必要があること。
ダイソンDC26も下部を開いてゴミを捨てますが、中に溜まったゴミが落ちてこないことが多く大変です。
ちなみに、吸引部も大きく違い、ダイソン「DC26」(左)はルートサイクロン下の真横ですが、「Dyson V4 Digital Absolute (CY29 ABL)」は画像右下の真正面が吸引部となります。
Dyson V4 Digital Absolute (CY29 ABL)では、なるべくゴミ捨てを簡易化するため、レバー一つで下部が開くと同時に透明なカバー部をスライドさせてゴミが落しやすくなる工夫を施しています。
但し、真ん中にある大きなルートサイクロン部分にあるフィルター部分に髪の毛などが絡むことは避けられませんので、決して万能ではありません!
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クリーナーヘッドが大きく軽く進化ダイソンV4レビュー
ダイソン「DC26」のクリーナーヘッドの幅は約21㎝ですが、Dyson V4 Digital Absolute (CY29 ABL)は約25㎝もあります。
更に、実際に掃除を行う回転部は5㎝前後長さが違うため、Dyson V4 Digital Absolute (CY29 ABL)は掃除効率がかなり高い製品と言えます。
また、実際に両方を試して見れば分かりますが、Dyson V4 Digital Absolute (CY29 ABL)のクリーナーヘッドはかなり軽量化されており、取り回しも楽に感じました。
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洗浄可能フィルターで常に清潔な空気を排出ダイソンV4レビュー
ダイソンの掃除機は、以前から排出する空気が綺麗であることがセールスポイントの一つでした。
これはダイソン掃除機の吸引理論(技術)に基づいていますが、ホントなの?って疑問に感じるところですよね。
「Dyson V4 Digital Absolute (CY29 ABL)」では、最後の砦として交換不要で洗浄可能なフィルターがあり、対策が目に見えているためちょっと安心します。
フィルターは最大1年間使用可能で、1年に1度以上洗浄することが推奨されていますが、水洗いのみなので簡単。
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Dyson V4 Digital Absolute (CY29 ABL)
気になるところ
ここまで「Dyson V4 Digital Absolute (CY29 ABL)」のメリットに近いことを書きましたが、10年前のダイソンDC26と比較すれば良くなっていて当たり前。
実際に使用して、ちょっと気になった部分をここで触れておきます。
(CY29 ABL)の気になるところ
- 収納がかさばる
- 電源コードが若干短い
- 交換パーツが高い
- モーターヘッドが強力過ぎる
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収納がかさばるダイソンV4レビュー
ダイソン「DC26」は小型を売りにしてただけに、コンパクトに収納が可能でした。
一方、Dyson V4 Digital Absolute (CY29 ABL)については可動式ホースが長く、縦方向にスペースが必要となります。
また、ダイソン「DC26」については本体にホース先端部分を差し込めばひとまとめになりますが、Dyson V4 Digital Absolute (CY29 ABL)は別に専用の収納用フロアドックが必要となり、掃除中はドックが邪魔になります。
ちなみに、写真の状態で重量は双方ともに約5㎏(差は数百グラム程度)でほとんど大差はありませんでした。
本体のみで考えるとダイソン「DC26」の方が軽いですが、持ち手からヘッドを装着する部分の軽量化によってトータル重量の差を縮めています。
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電源コードが若干短いダイソンV4レビュー
写真はありませんが、実際に2つの製品を並べコードの長さを比較したところ、20㎝前後Dyson V4 Digital Absolute (CY29 ABL)のコードが短かったです。
カタログ値は双方「5m」ですが、安全値の取り方に違いがあるようです。
コードを全て出すと最後に赤いテープが巻かれています。
また、その少し手前に黄色テープが巻かれており、これ以上は伸びませんよ!っと安全値を示しているんですね。
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交換パーツが高いダイソンV4レビュー
10年以上使用したダイソン「DC26」には故障らしい故障は無く、唯一クリーナーヘッドを1度だけ交換しました。
ダイソン掃除機の特徴であるクリーナーヘッドは消耗品で、クリーナー部分の交換はもとより、ヘッド全体を交換できるようにスペアパーツが準備されています。
ダイソン「DC26」のヘッド部分(タービンヘッド)の価格は「6,600円(税込)」ですが、Dyson V4 Digital Absolute (CY29 ABL)は「20,350円」!
タービンヘッドとモーターヘッドの違いダイソンV4レビュー
タービンヘッドとモーターヘッドの違いは、回転部分の駆動方法の違いにあります。
タービンヘッドは吸い込む時に発生する空気の力でヘッドを回転させ、モーターヘッドはモーターを稼働させ、強制的に回転をさせる方式。
タービンヘッドのメリット
- クリーナーヘッド部分を軽くできる
- 回転力が弱いので床を傷つけない
モーターヘッドのメリット
- 強力な回転で微細なゴミまで掻き出せる
タービンヘッドのデメリット
- 毛足の長いカーペットなどではパワー不足になる
モーターヘッドのデメリット
- モーターがあるため若干重くなる
- 高価
モーターヘッドが高価になるのは仕方ないですね。
ただ、ダイソンは初めから交換パーツを明確にしているので、他の家電メーカーより親切だと言えます。
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モーターヘッドが強力過ぎるダイソンV4レビュー
これは果たしてデメリットなのか?強力なことはメリットでもありますが…。
実際に家全体を掃除していて気付いたことなのですが、今まで問題の無い場所でヘッドがやたらと吸い込んでしまう。
例えば電源コード。
ダイソン「DC26」で掃除する際は下を潜らせたりして手抜き?をしていたのですが、V4では同じことをすると電源コードをモーターヘッドが絡み取ります。
また、ソファーカバーが床に設置していても巻き込んだりと、掃除面に対し的確な戦略を一瞬で判断しないと変な物が絡んでしまう可能性があるので要注意です!
特にテレビの裏側なんて配線の塊なので、適当にモーターヘッドを進めると電源コードやらアンテナ配線、HDDコードなんか一瞬で絡み取りますから。
モーターヘッド付きダイソン掃除機を使用する際は、横着せずに戦略的に掃除を行いましょう。
余談ですが、同じくカーペット用のモーターヘッドである「ダイレクトドライブクリーナーヘッド」。
カーペットの貼ってある部屋を掃除しましたが、吸引力が強すぎてちょっと力が必要な一方、強力なモーターヘッドは回り続け奥のゴミまで掻き出している実感が半端ない。
ヘッドを替える意味は大きいですよ。
Dyson V4 Digital Absolute (CY29 ABL)
選択の理由
今回、再びダイソン掃除機を選択した理由をお話します。
「Dyson V4 Digital Absolute (CY29 ABL)」を注文したのは、ダイソン「DC26」のタービンヘッドが故障(回らなくなった)した翌日でした。
タービンヘッドの接触不良などを確認し、修理不能と判断してからダイソン公式ページから該当製品を購入しようと検索したら残念ながら「販売終了」だったことは前述の通りです。
他社の掃除機は選択肢に無かったダイソンV4レビュー
色々なレビューを見ると、ダイソン掃除機の評価が意外と低めだと思いませんか?
ダイソン掃除機は他社製品と比較して若干お高めなこともあるのか?期待通りの働きでは無かった(故障も含め)というコメントが目立ちます。
しかし、実際に10年以上ダイソン掃除機を使用し、評価コメントにあるような不備や不具合を感じたことはありません。
逆にアフターケアが充実しており、製品登録をしっかり行っていれば公式サイトでチャットや電話などで気軽に相談可能なので変な日本メーカーよりも安心感があります。
今回もタービンヘッドの交換についてチャットで相談しました。
残念ながらタービンヘッドは販売終了でしたが、別製品にてお得意様価格のオファーを頂きましたよ。
ダイソンを使用している人で、故障した際は公式サイトに気軽に相談しましょう。
実機と販売価格で決定ダイソンV4レビュー
掃除機を新しくしようと考え、実機確認のために量販店を訪ねました。
親切な販売員の方が実際に電源を入れて下さり、使用感などを試してからダイソン「V4 Digital」の購入を決定しましたが、量販店価格は公式サイトよりも1万円近く高く断念。
公式サイトは「価格保証」と謳っているだけに、ほぼ最安値に近いのではないでしょうか?
ただ、タービンヘッドの「DC48」は除外し、「V4 Digital」に購入を決定するも、付属ツールの違いで高い方か安い方か決める必要があります。
実は、ダイソン公式で魅力的なお得意様価格を提示されたのが、付属ツールの少ないDyson V4 Digital Fluffy+ (CY29 FF)の方でした。
オファー価格は書けませんが、最安値保証の公式サイト価格よりも遥かに安い価格…。
付属ツールにこだわる理由ダイソンV4レビュー
一番こだわったのが、「ダイレクトドライブクリーナーヘッド」の有無でした。
ダイレクトドライブクリーナーヘッドは見ればわかる通り、旧式のタービンヘッドと似たシステムで、メインのクリーナーヘッドが故障した際に代替えできると考えています。
また、2階の寝室は全面、冬場のリビングにはラグを使用するのでそちらでも必要でした。
代替えする際、モーターヘッドは強力なので、フローリングを傷つけないないよう注意は必要です。
一方、もう一つ気になったのが「タングルフリー タービンツール」です。
これは2つの回転するブラシによって、毛が絡みづらく平らでは無い場所の掃除に適したツール。
我が家には猫が居て、ソファーやクッションでよく寝ているため猫の毛が相当付きます。
試しにソファーで使用しましたが、コードレスのダイソン「DC45」をハンディタイプで使用するよりも劇的に違いが感じられましたよ。
他にも、高い所の掃除に役立つ「リーチアンダーツール」もありますが、こちらは今のところ出番はありません。
これら、30,000円分の付属ツールに釣られ、魅力的な価格提示を断りDyson V4 Digital Absolute (CY29 ABL)に。
でも、ちょっとだけ公式サイトよりも安かったし、対応した方も親切で、翌々日の午前中には手元に届き配送もスムースでした。
Dyson V4 Digital Absolute (CY29 ABL)
購入レビューまとめ
いつも掃除する面積の10%程度ですが、新品の「Dyson V4 Digital Absolute (CY29 ABL)」を使用してみました。
なんだ、随分と掃除をサボってたな!
な〜んて聞こえて来そうですが、前日もちゃんとダイソン「DC26」で掃除しましたよ。
もちろん、猫が居るため抜け毛が出ますが、フローリングの見た目は全くゴミなど見当たりませんでした。
この結果を見て、ダイソン掃除機10年の進化を感じると共に、今までの掃除は何だったのか?という疑問も感じちょっとだけ落ち込んだ…。
ダイソンの掃除機はシンプルな作り(理論)なので本体の故障は少ないです。
ただ、クリーナーヘッド部分は消耗品なので、使用頻度によって数年で交換することになります。
ダイソンという製品を理解して、購入することをおすすめします。
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