MATECH Sonicharge 130Wは4ポートの充電器で最強クラスのワット数を誇り、ノートPCを2台同時に充電したりノートPCとスマホを高速に同時充電ができるとても使い勝手の良い充電器です。
しかもまだまだ使用機器の多いUSB-Aタイプのポートも装備されているので、あらゆるモバイルガジェットがMATECH Sonicharge 130W 1台で充電可能!
更に!充電器では珍しい3年保証付き(基本保証2年+シリアル登録で1年)で、カスタマーサポートも迅速・丁寧なことでとても評判が高いのです。
その理由は、MATECH Sonicharge 130Wを企画・販売している会社が京都を拠点とした純粋な日本企業だからこそ、万一の故障でも正確な日本語でお客様優先の満足度が高いサービスを心がけているからでしょう。
実際、口コミを見れば初期不良に対し迅速に交換や返金を行なっている企業姿勢が伺え、形だけの保証年数を謳う製品との差別化を意識した*CS戦略が感じ取れます。
- Customer Satisfaction(顧客満足度)を向上することで安心・安全なより良いサービスへ繋げます
今回、率直なレビュー評価をMATECH(マテック)社より依頼されたので、肝心の充電性能を中心にSonicharge 130Wの実力を定量的に推し測りつつ、製品の詳細をえだまめくん( @edamamekun_ns)が紹介していきます。
長年製造業に従事し豊富な知見を活かした
分析が得意なブロガー
えだまめくん
edamamekun
MATECH Sonicharge 130Wの
仕様・重量・外観とサイズ感の比較
「MATECH Sonicharge 130W」が手元に届いて先ず驚くのが製品箱の豪華さです。実寸で厚さ約2.4㎜と剛性の高い外装のみならず内装の発泡ウレタンの緩衝材が製品をガッチリ保持します。
輸送時の破損リスクを最大限減らせる梱包仕様は、マグネットによって開閉部を密着させることで最後まで品質の良さを予見させると共に開封の喜びを味わう演出に手抜きがありません。
中国製造のMATECH Sonicharge 130W本体が破損することなく輸送可能な安心の梱包体制!
- 製品に密着し完璧に固定する緩衝材
- 外部からの衝撃を保護できる厚手の外装材
MATECH Sonicharge 130Wの本体仕様
折りたたみ式プラグを採用することで持ち運びも可能な外観に仕上がっており、壁に設置されたコンセントへプラグを挿した際にズレ落ちないようプラグは若干下向きに設計されています。
但し、プラグを完全に出す際のカチッと止まるような「クリック感」はありません。
サイズはApple61W充電器よりも大きい
サイズ感が分かりやすいように4つの充電器を並べて比較しましたが、さすがに1ポートの充電器と比べるとMATECH Sonicharge 130Wの大きさが際立ちます。
左から
- MATECH Sonicharge 130W
- Apple MacBook PRO2020 61W
- belkin 25W PD3.0
- Anker Nano Ⅱ 45W
具体的なサイズをイメージするため縦22.5㎝×横15㎝の方眼に乗せると大きさが分かりやすいでしょう。
重量は実測値と取扱説明書の値に大きな差
重量については公式の取扱説明書では288gという記載でしたが実測は297gとなり9g程度重いという結果に。
振れ幅3%以上は誤差の範囲とは言えず正直看過できない内容だと考えます。
何らかの仕様変更で重量に差異が生じているなら取扱説明書の記載を修正すると共に、公式にアナウンスを行うべきでしょう。
参考までに、サイズが最も小さい「Anker Nano Ⅱ 45W」の重量は68gなので仮に4つ持ち歩いても272gとなり「MATECH Sonicharge 130W」より軽くなります。
コンセントの使用数やコストを考えれば4つ持ち歩くことは現実的とは言えませんが、重量面だけを見ると今後の改善が望まれるところです。
なお、58gのUSB-Cケーブルは付属品なのに高性能な100W対応モデルなので1,500円前後お得?
製品名 | MATECH Sonicharge 130W |
---|---|
サイズ | 約87×69×33㎜ |
重量 | 約288g(本体のみ) |
入力 | 100-240V 50/60Hz |
Type-C 出力 | 単ポート最大100W Type-C+Type-C=65W+65Wの出力配分 |
Type-A 出力 | 単ポート最大18W Type-A+Type-A=10W+10Wの出力配分 |
安全保護 | ・デバイスに合わせた電流の自動調整 ・過流電防止対策 ・ショート防止 ・加熱/過充電/漏電/ショート防止 ・PSE(電気用品安全法)承認 |
MATECH Sonicharge 130Wの4ポート配分
MATECH Sonicharge 130W最大の利点は一つのコンセントで4つのポートを最大130Wまで使用可能なことです。
上部2つにはUSB-Aのポートが配置されており、通常の充電なら5W-10W(5V/2A)で充電が行われますが「Quick Charge 3.0」対応機器であれば18Wの急速充電も可能。
PD(Power Delivery)対応のUSB Type-Cは下部に2つ配置されており、単ポート使用で最大100W、Type-C2ポートの同時使用でも65W+65Wの電力キャパシティを誇ります。
もちろん、付属のUSB Type-Cのケーブル(2m)も100Wの高速充電に対応しています。
USB Type | 単ポート 使用時 | USB-A 2ポート同時 | USB-C 2ポート同時 | 4ポート 同時使用 |
---|---|---|---|---|
①USB-A | 18W | 5V/2A | 未使用 | 5V2A |
②USB-A | 18W | 5V/2A | 未使用 | 5V2A |
③USB-C | 20V/5A | 未使用 | 65W | 65W |
④USB-C | 20V/5A | 未使用 | 65W | 30W |
合計 | 最大100W | 20W | 130W | 115W |
用語解説
MATECH Sonicharge 130Wの
保証体制
MATECH Sonicharge 130Wには自動的に購入日から「2年間」の保証が付きますが、製品登録を行うことで1年間の延長保証が更に追加できます。
製品登録に必要なシリアル番号情報は製品箱に貼り付けられたセキュリティシールの部分に記載されています。
延長保証の登録方法
製品箱の中に延長保証に関するカードが内封されていますので、案内に従って製品の登録を行えば保証が1年間延長され合計3年となります。
STEP-❶
シリアル番号の確認
製品箱のセキュリティーシールのグレー部分(上の写真)をコインで優しく「こすって」番号を確認。
STEP-❷
登録
QRコードから公式サイトにアクセスして以下を登録。
- 会員登録
- 製品登録ページ
- 注文番号
- シリアル番号
MATECH Sonicharge 130Wの
充電能力検証
MATECH Sonicharge 130W最大の特徴である4ポート同時充電なら、例えばUSB Type-CにMacBook ProとiPhone13 Proを充電しつつUSB-AでiPhone8と周辺ガジェット(写真ではBluetoothマウス)が同時に充電可能。
便利そうなのは分かりますが、スペック通りに充電できるかが最も気になるので検証を行いました。
テストの方法
使用機器
【USB Type-C接続機器】
- iPhone13 pro
- バッテリー残量20%から充電開始
- Apple純正、Amazonの各ケーブルで検証
- MacBook Pro
- 2020のintel Core i5チップ搭載機種を使用
- バッテリー残量は20%から充電開始
- ケーブルはApple純正品と付属のケーブルを使用
【USB-A接続機器】
- iPhone8
- Made in China Bluetoothワイヤレス充電式マウス
検証方法
【検証①】
USB Type-C 単ポートのみ使用時の充電時間と通電状況
【検証②】
USB Type-C 2ポート同時使用時の充電時間と通電状況
【検証③】
全てのポート使用時のUSB Type-Cの充電時間と通電状況
- 各検証方法について5回の計測を行い平均値(小数点は切り捨て)を算出
- バッテリー残量20%を起点にスマホは90%までノートPCは100%まで10%単位で計測
充電時間の検証結果
最初に充電時間の検証結果から。
結論としては3つの検証方法で充電時間に大きな差は見られず、スペック通りの充電が可能でした。
スマホの充電時間測定結果
充電時間は過去最速の充電器と遜色ないスピードで充電可能だが気になる点もあり。
MATECH Sonicharge 130Wを開封後「iPhone13 Pro」で最初に充電テストを行った数値が下表の「初回」部分で、その後3つの検証を各5回、合計15回テストを繰り返したものが「平均」の項目です。
全ての充電検証環境で「平均」項目の通電状況は45%まで20W前後で安定的に急速充電が行われ、その後は機器保護のため緩やかに給電量を下げて行くスペック通りの動きでした。
一方、「初回」の充電では立ち上がりから10W程度の低給電量で、その後も最大18Wを超えることなく45%から緩やかに給電量が落ちて行き、その後の充電効率は同じ速度で推移。
最初の充電はポテンシャルを発揮しない可能性があるので、もし同様の現象があっても何度か充電を繰り返し様子を見ることをおすすめします。
充電% | 初回 | 平均 | Belkin25w |
---|---|---|---|
30% | 8分35秒 | 4分45秒 | 4分50秒 |
40% | 16分55秒 | 9分35秒 | 9分40秒 |
50% | 23分10秒 | 14分40秒 | 14分40秒 |
60% | 29分35秒 | 20分50秒 | 21分00秒 |
70% | 37分30秒 | 28分45秒 | 28分40秒 |
80% | 49分45秒 | 40分08秒 | 39分00秒 |
90% | 65分55秒 | 56分30秒 | 55分00秒 |
スマホ充電時間の検証結果
良好:
- ポート別の充電時間に差異は無い
- 25W充電器と同じ充電時間(18W充電器よりも早い)
- 初回は充電が遅い場合がある
ノートPCの充電時間測定結果
100W対応機器までは問題なく急速充電が可能。
60W充電タイプのノートPCでは最大給電量が適応される40%までの充電速度が重要ですが、今回のテストでもApple純正61W充電器と同じ給電量をトレースしていることが確認できました。
96Wの充電器が標準の「MacBook Pro 2021(14インチ)」なら単ポート使用で急速充電が可能。140W充電器の「16インチ MacBook Pro 2021」でも通常充電が行えます。
なお、Apple純正と付属の100W対応ケーブルで充電時間に差はありませんでした。
充電% | 純正ケーブル | 付属ケーブル | 電力推移 |
---|---|---|---|
30% | 06分15秒 | 06分10秒 | 50-58W |
40% | 14分05秒 | 13分55秒 | 50-58W |
50% | 21分40秒 | 21分25秒 | 35-45W |
60% | 31分50秒 | 31分40秒 | 35-40W |
70% | 42分20秒 | 41分55秒 | 30-35W |
80% | 56分05秒 | 55分55秒 | 25-35W |
90% | 72分00秒 | 71分50秒 | 20-25W |
100% | 93分10秒 | 93分00秒 | 15-20W |
ノートPC充電時間の検証結果
良好:
- ポート別の充電時間に差異は無い
- 純正と付属ケーブルに充電時間の差異は無い
給電能力の検証結果
検証①:最大100WのType-C単ポート充電
MATECH Sonicharge 130Wは2つのUSB Type-Cを備えており単独使用で最大100W(20V/5A)の充電が可能。
PD急速充電規格も対応しているので、期待値としてはスマホとノートPCが付属の充電器と同じ能力で充電が行えるはずですが…
用語解説
スマホへの急速充電能力は最高レベルだがPPSには非対応
iPhone13 Proは最大23W、Pro Maxは27Wで充電が可能で、推奨の18W充電器よりも25W以上の方がより高速に充電が行えます。
MATECH Sonicharge 130Wの充電能力はこの数値を超えており、想定通り充電量45%までは20W以上(≒9.2V/2.2A)の給電が行われました。
その後75%まで10-18W、90%まで5-8W(≒5.2V/1.1A)に給電量を調整。充電器とスマホ側のセーフティーガードが発動する安全性も確認できました。
残念ながらPPS充電には非対応なので注意しましょう。
用語解説
ノートPCへの給電能力は良好で100W対応機器まで急速充電が可能
MacBook Proで検証を行った結果、純正充電器と同じスペックで急速充電が行えました。
充電量40%まで最大58W(≒20V/3A弱)近辺で充電が継続し、40%から60%までは30-45W(≒20V/2A)で推移。60%からは20-35W(≒20V/1.5-1.0A)と機器を保護するため徐々に電力が小さくなります。
検証①:最大100WのType-C単ポート充電テスト結果
良好:
- スマホとノートPCどちらもスペック通りの給電を確認
- 純正と付属ケーブルの充電時間に差異は無い
- PPS規格には非対応
検証②:合計130WのType-C 2ポート同時充電
USB Type-C の2ポート同時使用時は各ポート最大65W、合計130Wで充電可能ですが、残念ながらレビュー記事執筆時には手持ちの機器が無かったので「MacBook Pro+iphone13 pro」の同時充電で検証を行いました。
充電能力はスペック通りだが充電中のポート抜き差し時に挙動が不安定になる
給電量は1ポート充電時と同じ数値で推移し、スペック通り65W+65Wの充電が可能でした。
しかし、片方を充電中にポートを抜き差しすると*給電が一時的に低下し数十秒不安定になります。
検証②:合計130WのType-C 2ポート同時充電テスト結果
良好:
- スマホとノートPCどちらもスペック通りの給電を確認
- 純正と付属ケーブルで充電時間に差異は無い
- 充電中に片方のポートを抜き差しすると数十秒給電が低下
検証③:USB-A 2ポートとType-C 2ポート同時充電
4ポート同時充電はUSB-Aが18W+18W、USB Type-Cが上段65W+下段30Wで給電が可能です。
USB-Aに「iPhone8+Bluetoothマウス」、USB Type-Cに「MacBook Pro+iphone13 pro」を接続しType-Cの2機器について充電時間を検証した結果、こちらも単ポートと同じ速度で充電されました。
充電能力はスペック通りだが4ポート充電でもポート抜き差し時に挙動が不安定になる
4ポート同時充電も1ポート充電時と同様に推移し、USB Type-Cはスペック通り最大65W+30Wの充電が可能でした。
また、USB-Aの給電量は≒5V/2Aで標準的な10Wの出力が出ることも確認。
充電中に他のポートを抜き差しすると*給電が一時的に低下し数十秒不安定となる挙動は4ポートでも同じです。
検証③:USB-A 2ポートとType-C 2ポート同時充電テスト結果
良好:
- スマホとノートPCどちらもスペック通りの給電を確認
- 純正と付属ケーブルの充電時間に差異は無い
- 充電中に他のポートを抜き差しすると数十秒給電が低下する
※取扱説明書-使用上の注意に記載あり
Type-C PDポートから2台同時に給電する場合には、接続した機器との互換性をチェックするため、出力電流が安定するまでしばらく給電し続けてください。
口コミから見るMATECH Sonicharge
130Wのメリット・デメリット
製品のメリット・デメリットを知ることは重要ですが、単に製品スペックに関する強みと弱みを比較するだけの情報は本当に正しいのでしょうか?
なぜなら、実際に期待通り性能を発揮するか分からないし耐久性やサポート体制も不透明なままだからです。
そこで、この記事ではスペックと共に、実際に購入(使用)した人の口コミから分かるメリット・デメリットも分析。
多角的に特徴を評価し、MATECH Sonicharge 130Wがおすすめな人を明確にします。
製品特徴のメリットとデメリット
製品特徴だけの一般的なメリットとデメリットは機能面に偏った内容ですが、欲しい機能が備わっているかを見極めるために重要な情報でもあります。
メリット
デメリット
- 最大130Wの給電能力
- USB-A×2+USB Type-C×2の4ポート接続
- PDとQC3.0の高速充電に対応
- 100W対応Type-Cケーブルが付属
- PPS非対応
- 大きさと重さ
口コミから見る購入者視点のメリットとデメリット
実際の購入者(使用者)の口コミは「耐久性」「サポート体制」そしてスペック通り「機能が発揮」されたかを確認できる貴重な情報です。
ランダムな発言を層別して、実際に使用した場合のメリットとデメリットを明確にしました。
Amazonの口コミ情報
Amazonでの評価数:90件以上
使いやすさ・性能
- 給電配分が使い分けしやすい
- USB-Aが便利
- 任天堂Switchも充電可能なので満足
- 急速充電が便利
- 付属ケーブルをまとめるマジックテープが便利
- 4ポート同時利用でもパワフル
- ガジェット充電はこれ1台で十分
- ACアダプターが不要でスマホも充電できる
- 窒化ガリウム採用
- 持ち運びはこれ1台
- 付属のUSBケーブルが外れやすく通電が不安定
保証体制・耐久性
- 交換・返金対応が迅速丁寧
- 3年保証が素晴らしい
- 日本ブランドでサポートも安心
- 製品箱が頑丈
- 説明書がわかりやすい
- 数日〜1ヶ月で故障した
- シリアルナンバーが読みづらい
デザイン・梱包・大きさ
- 据え置きなら必要十分
- 質感良く高級感がありApple製品のよう
- 4ポートで130Wなら妥当な大きさ
- LEDランプが眩しい
- 重くて大きいので持ち歩きには適さない
価格の妥当性
- 130Wなので価格は妥当
- 100W対応ケーブルと長期保証付きでリーズナブル
- 価格だけを見ると高く感じる
良い点・改善を望む点
- 全てがさすがの日本企画品
- 充電器は中国ブランドばかりで日本ブランドが嬉しい
- 中国製なのが残念
- 4ポート使用時のType-C電力は90W+30Wが欲しかった
購入者視点のメリットとデメリット
初期不良が多く通電を示すLEDランプが消せないことが最も気になる点ではないでしょうか?
逆にスペック通り機能が発揮されサポート体制も良好なことが明確になりました。
他に付属ケーブル端子が緩いことが挙げられていますが不具合を再現できなかったので改善したのでしょう。
また、不具合については初期ロットに集中しており現在は改良品が流通しています。
残念ですがコンセントへ繋げると常時点灯するLEDランプは今後の改善に期待しましょう。
メリット
デメリット
- USB-A付き4ポートが便利
- 急速充電が便利
- 1台に纏められ持ち運びに便利
- 100W対応ケーブル付属でお得
- 保証とサポートが日本で安心
- 初期不良の情報が多い
- 重くて大きい
- LEDランプが消せない
- 価格が高い
- 中国製なのが残念
MATECH Sonicharge 130Wがおすすめの人
製品特徴と購入者の口コミによるメリットとデメリットから、MATECH Sonicharge 130Wはこんな人におすすめです。
こんな人におすすめ
- 充電器を1台にまとめてスッキリしたい人
- ノートPC2台持ちでガジェット類を他にも保有している人
- 添え置きの充電器を探している人
- サポート充実な信頼できる充電器を使用したい人
- 100Wクラスの予備充電器が欲しい人
- PPS規格にこだわらない人
こんな人は別の充電器を買いましょう
- 単ポートの充電器で十分な人
- LEDランプの光が気になる人
京都発のファブレスカンパニー
MATECH(マテック)
今回レビューを行った充電器は京都にある「MATECH株式会社(マテック)」の製品です。
MATECHは2016年設立のまだ若い企業ですが、中国ブランドが中心の充電器などのデジタルガジェット市場で活躍が期待できる日本の会社。
せっかくなのでMATECHという会社を少しだけご紹介します。
MATECHはファブレス企業
メーカーと言えば自社の所有する工場で製品を製造する会社のことですが、ファブレス企業は開発・設計・マーケティングに注力するかわりに自社の工場を所有しません。
新製品開発のたびに最適な生産工場を選定することで無駄な投資が抑えられるだけでなく、最新技術の導入と最先端のデザイン性を短期間で実現できるから。
ファブレス経営はR&D(研究開発)へ資金を集中することで、新しい充電器の技術を迅速に横展開したこだわりのプロダクトデザインの製品が作り出せます。
MATECHはファブレス経営の強みを活かし、最先端技術の技術を日本でデザインし中国で生産した製品をスピーディーに市場へ展開します。
ファブレス経営のリスクと対峙するMATECH
アップル・ナイキ・キーエンスなどを見ればファブレス経営がリーズナブルなことが伺えます。
一方で大事な技術の「情報漏洩」や不安定な「生産コスト」のリスクもありますが、最も重篤な問題へ繋がるリスクが生産管理と品質管理のコントロール不足でしょう。
MATECHでは現地へ品質検査員を派遣し「全数検査」と共に「抜き取り検査」を行うことで不良品の市場流出を防いでいるという回答を頂いています。
MATECH Sonicharge130Wの
レビューまとめ
この記事ではUSB-A×2+USB-C×2の合計4ポートで最大130Wの充電が行えるポータブル充電器「MATECH Sonicharge 130W」の充電能力検証結果と特徴について書きました。
この製品は4ポート同時充電が特徴ですが、実はUSB-Cの充電能力にその真価があります。
他ではみかけない130Wの最大出力はUSB-Cの2ポート同時使用時65W+65W(合計130W)で発揮され、USB-C単体なら100Wの出力で充電が可能だから多くのノートPCで高速充電が行えます。
まだまだ多くのガジェットで使用されるUSB-Aでも最大18Wの充電が可能なので、USB-CをメインにUSB-Aも上手に利用すればスマートな充電へ繋がるでしょう。
4ポート充電時やUSB-A使用時は2ポートあるUSB-Cの出力が最大65W+30W(合計95W)の組合せとなりますが、それでもノートPCと最新スマホを問題なく急速充電が行えます。
MATECH Sonicharge 130Wの真価はUSB-Cのパワーなので、100WクラスのノートPCに付属する純正充電器の代替えや60WクラスのノートPCと最新スマホの同時充電が最もおすすめです。
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