月讀宮は悲しき運命の創造神を祀る別宮でもある|御朱印巡る伊勢参り

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一生に一度になるかもしれない『お伊勢参り』。

思い切って10の御朱印を1日で授かる計画を立案し実行しましました!

 

 

『猿田彦神社(さるたひこじんじゃ)』『佐瑠女神社(さるめじんじゃ)』から

内宮の別宮『月讀宮(つきよみのみや)』へやって来ました!

 

二見興玉神社、伊勢神宮(外宮)、月夜見宮、伊勢神宮(内宮)、猿田彦神社、佐瑠女神社と参拝し、月讀宮は7か所目の御朱印となります。

 

ここでは、月讀宮(つきよみのみや)の見どころをお伝えします。

 

月讀宮の御参拝とおすすめポイント

神秘の世界へ誘うがごとく静寂に包まれた世界

『月讀宮』は外宮別宮の『月夜見宮』同様に、月夜見命を祀っています。

しかし、大きな違いは『月讀宮』には4社あり、月讀尊(つきよみのみこと)、月讀尊荒御魂(つきよみのみことあらみたま)という月讀命を祀る他、伊佐奈岐尊(いざなぎのみこと)、伊佐奈弥尊(いざなみのみこと)を祀っているのが大きな違いです。

 

4つの宮が並んで鎮座する姿は壮観で、とても美しく、静寂に包まれた空間なのです。

 

月讀宮1

4つの宮を参拝する一般的な順序がある

4つもの宮が並んで鎮座する壮観な『月讀宮』ですが、実は参拝の一般的な順序があります。

普通は右なり左なりから順番に参拝を行いそうになりますが、一般的な方法があるのなら出来るだけそれに倣う方が気持ち的には良いでしょう。

 

『月讀宮』の並びですが、向かって右から以下のように鎮座されています。

 

  1. 月讀荒御魂宮
  2. 月讀宮
  3. 伊佐奈岐宮
  4. 伊佐奈弥宮

 

参拝の一般的な順序は『2→1→3→4』。即ち次の通りです。

  1. 月讀宮(右から2番目)
  2. 月讀荒御魂宮(一番右)
  3. 伊佐奈岐宮(右から3番目)
  4. 伊佐奈弥宮(一番左)
一般的な順序による参拝を行いました

先ず、右から2番目に鎮座される『月讀宮』から参拝を開始します。

 

月讀宮3

 

2番目は、一番右側に鎮座されてる『月讀荒御魂宮』。

再三の解説ですが、「荒御魂(あらみたま)」とは荒々しく格別に顕著なご神威をあらわされる御魂の働きのことです。故に、こちらの宮ではお願い事が出来ると思います。

 

月讀宮2

 

そして、右から3番目に鎮座される『伊佐奈岐宮』。

 

月讀宮4

 

最後に一番左側に鎮座される『伊佐奈弥宮』へ参拝して終了です。

2つの最後の宮。なんとなく複雑な気分(後述)。

 

月讀宮5

4つの宮全てを写真に収めるのは難しい

良い広角レンズを使用すれば可能でしょうが、iPhoneのカメラでは以下の写真が限界でした。

『伊佐奈弥宮』の柱が辛うじて写っています。

 

月讀宮6

『伊佐奈岐宮』と『伊佐奈弥宮』が並んで鎮座するという切なさ

あくまでも神話の世界のお話ですが、元々国産み、神産みの創造神であったご夫婦。

日本が創造された頃は、あの世とこの世が繋がっていたけど、二神が絶縁する時に伊佐奈岐命が閉じた大岩で隔絶されてしまったという。

 

その際、伊佐奈弥命は恨みから「お前の国の人間を1日1,000人殺してやる」と言うのですが、伊佐奈岐命は「それならば私は産屋を建て、1日1500の子を産ませよう」と言い返し離縁したとのです。

なんとも悲しいお話ですが、その離縁した2柱の神が隣同士で鎮座されているのは驚きです。

 

ちなみに、月讀命は伊佐奈岐命が伊佐奈弥命が居た黄泉の国から帰り、穢れを落とす際に右目を洗った時に生まれた神と言われています。

勘違いされている方も居ますが、伊佐奈岐命と伊佐奈弥命の間に出来た子供ではありません

 

こんな予備知識を持って参拝すると、また新たな感動があると思いますよ。

葭原神社(あしはらじんじゃ)への参拝もお忘れなく

月讀宮は表参道と裏参道があります。

わたしは表参道から参拝へ上がったかため、葭原神社の存在をまったく忘れていました。

葭原神社は裏参道側に鎮座されていますので、これから参拝へ行かれる方は是非お忘れなく!

 

月讀宮の駐車場

『ナビ設定』おすすめの行先(徒歩5分以内の無料駐車場)

その他の駐車場

月讀宮は西と東に入口がありますが、どちらにも駐車場は設置してあります。但し、西側の入り口の参道は長いため注意が必要です。

参拝客は多くないため、何れかの駐車場を利用すれば車は停められるでしょう。

 

月讀宮について

御祭神

  • 月読尊(つきよみのみこと)
  • 月讀尊荒御魂(つきよみのみことあらみたま)
  • 伊佐奈岐尊(いざなぎのみこと)天照大神、月読尊、須佐之男命のお父上
  • 伊佐奈弥尊(いざなみのみこと)伊佐奈岐尊(いざなぎのみこと)の妻
葭原神社(あしはらじんじゃ)
  • 佐佐津比古命(ささつひこのみこと)
  • 宇加乃御玉御祖命(うかのみたまのみおやのみこと)
  • 伊加利比売命(いかりひめのみこと)

月読尊(つきよみのみこと)

  • 農業にゆかりのある神

伊勢神宮(外宮)の別宮である『月夜見宮』の祭神と同じ神。

月夜見尊は天照大神の弟神です。農業にゆかりのある神、また海と夜を治める神、占いの神とされてきました。

天照大神が陽(太陽)であれば、月夜見尊は陰(月)。夜の闇に光を届け、人々を導くありがたい神様なのです。

  • 御神徳

海上安全、農業、五穀豊穣、諸願成就

月讀尊荒御魂(つきよみのみことあらみたま)

同じ月讀尊ですが、「荒御魂(あらみたま)」とは荒々しく格別に顕著なご神威をあらわされる御魂の働きのことです。

伊佐奈岐尊(いざなぎのみこと)

  • 天照大御神、月読尊の父君

妻の伊佐奈弥尊と共に『国産み』で日本の元を創造した神とされる。また、『神産み』で、家宅を表す神、風の神、木の神、野の神といった自然にまつわる神々を産んだ。

 

妻の伊佐奈弥尊が火の神である迦具土神を出産したとき火傷を負い、病床に臥せた後に死んでしまうと、伊邪那美尊を取り戻そうと黄泉国へ赴くことになる。しかし、変わり果てた伊邪那美尊の姿を見て逃げ出してしまう。

 

見られたくなかった姿を見られた伊邪那美尊は、逆上し伊佐奈岐尊を追いかけるが、黄泉の国との間を大岩で塞ぎ、この時二人は別離する。

 

この世に戻った伊佐奈岐尊は、黄泉の国の穢れを落とすために身を清めた。その時に多くの神が生まれましたが、最後に左目を洗うと天照大御神(あまてらすおおみかみ)が生まれ、右目を洗うと月読命(つくよみのみこと)が生まれた。そして鼻を洗うと建速須佐之男命(たけはやすさのをのみこと)が生まれました。

 

伊邪那岐尊は最後に三柱の貴い子を得たと喜び(三貴神)、天照大御神に首飾りの玉の緒を渡して高天原を納めさせた。そして、月読命には夜の食国(をすくに)を、建速須佐之男命には海原を納めさせることになったということです。

  • 御神徳

代表的には、延命長寿、縁結び、事業成功などと言われています。

伊佐奈弥尊(いざなみのみこと)

  • 伊佐奈岐尊(いざなぎのみこと)の妻

伊佐奈岐尊の妻として『国産み』『神産み』を行うも、火の神である迦具土神を出産したとき火傷を負い、病床に臥せた後に死んでしまう。

黄泉の国で醜い姿を伊佐奈岐尊に見られ逆上し追いかけるも、大岩で隔絶され二神は別離する。

 

その後、伊佐奈岐尊は黄泉の主宰となり、神黄泉津大神(よもつおほかみ)、また坂道を追いついたから道敷大神(ちしきのおほかみ)とも呼ばれるようになる。

 

現生の神を創造したのが、夫である伊佐奈岐尊(いざなぎのみこと)。

あの世(黄泉の国)の神となったのでが、伊佐奈弥尊(いざなみのみこと)ということですね。

『創造神』という位置づけです。

  • 御神徳

安産祈願、子宝、延命長寿、縁結び、事業成功など。

葭原神社(あしはらじんじゃ)

倭姫命(やまとひめのみこと)が定めた神社。

  • 田畑の守護神

佐佐津比古命(ささつひこのみこと)、宇加乃御玉御祖命(うかのみたまのみおやのみこと)、伊加利比売命(いかりひめのみこと)の3柱が祀られているが、全ての神が田畑の守護神です。

  • 御神徳

五穀豊穣

月讀宮の歴史

  • 創建:804年(延暦23年)以前(定かではない)
  • 927年(延長5年)伊佐奈岐宮と伊佐奈弥宮に瑞垣をめぐらし一院とし、月讀宮と月讀荒御魂宮が同様に一院となっていた
  • 1873年(明治6年)より、4社とも個別の瑞垣を持つ現在の形になった

月讀宮の御朱印

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授かれる場所
  • 参道途中の宿衛屋
  • 午前5時頃~午後6時前後まで(季節によって変わります)
  • 初穂料:300円
  • 平日の待ち時間は0~1人程度

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次は『倭姫宮(やまとひめのみや)』へ!

『ナビ設定』おすすめの行先(徒歩5分以内の無料駐車場)

 

倭姫宮(やまとひめのみや)の駐車場は唯一、神宮徴古館側入口の横にある駐車場のみです。

台数は普通車3台と障がい者用の駐車場が1台の計4台のみ

平日であれば、横で少し待てば空きが出ます。

 

駐車場事情が非常に悪いことを念頭に置いて下さい。

その他の駐車場

神宮徴古館の駐車場を使用する他は無いでしょう。

 

気を付けて移動して下さい。