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七面山 敬慎院|登山しないと授かれない御朱印(御首題)を解説

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shichimenzan IC

御朱印を巡る旅、楽しいですよね。

車でスイーっと訪れて、心が洗われるような木々に囲まれた境内を散策しつつ御朱印を授かる。

運動不足の方にとっては、数十段の階段でも息つき、苦労して授かった御朱印は感無量でしょうが、

残念ながらその御朱印は誰でも授かれます

公共交通機関や自家用車などで、有名な神社仏閣へ訪れた記念に神様と契りを交わす御朱印も良いですが、世の中には車やケーブルカーなどでは絶対に行けない、

自分の足で山を登らないと授かれない御朱印があるのをご存知でしょうか?

そんな深山に鎮座する神社仏閣の信者は、修験のためにその山へ訪れるため、日々の修練を欠かさないと言います。

日本にはいくつか、そのような「誰でも授かれるわけでは無い」御朱印が授かれる場所があります。

今回は、関東甲信越屈指、日本でも指折りの難易度を誇る「七面山 敬慎院」の御朱印を紹介致します。

PICK UP‼︎

2019年8月18日、テレビ朝日系列の人気番組「ポツンと一軒家」で七面山にある36丁目の「晴雲坊」が取り上げられました。本記事内にも晴雲坊の様子を書いていますので是非ご覧下さい。

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御朱印を授かる七面山 敬慎院とは

今回紹介する七面山同様に登山が必要な文永11年(1274年)に日蓮が開いた身延山久遠寺については、以下の記事でご紹介しています。

この身延山久遠寺の法華経を守護するとされるのが、七面大明神(七面天女)を祀る信仰の山である七面山 敬慎院です。

このことは日蓮書状(「日蓮上人遺文」)にも記されており、日蓮の高弟である日朗が開いたと言われています。

七面山と敬慎院

今回、御朱印を授かる院の中で、最も高い場所にあるのが「敬慎院」です。

言うなれば、七面山の本院という場所になりますが、七面山の山頂に鎮座しているのではありません。

七面山という山

七面山は、山梨県の早川町に登山口を構える「日本二百名山」「山梨百名山」に数えられる秀峰です。標高は1,989m、身延山(標高1,153m)と同じ身延山地に属する山。

登山の難易度を示すグレーディングという指標を見ると「4A(山梨県設定)」。

  • 体力面(4)
    =1~2泊の計画で登山することが望ましい
  • 技術面(A)
    =良く整備された登山道で特別な技術は不要(但し登山準備は必要)

信者の方による参拝に配慮し、登山道の整備は行き届いており、危険個所はほとんどありません。

但し、体力面については日帰りは推奨されておらず、とても長い道のりだということが分ります。

ちなみに、山頂まで往復した場合の距離と時間は次の通りです。

なお、登山にかかる往復時間については、登山経験のある登山者の平均です。未経験者の場合や、登山準備が不十分な場合は更に多くの時間を費やす可能性があります。

七面山登山データ
  • 最短距離=9.1km(最も短い表参道の登山道を往復)
  • 最長距離=14.0km(表参道→裏参道→入山時の登山口駐車場まで戻る)
  • 最短時間=往復約8時間
  • 最長時間=往復約11時間

七面山敬慎院の場所(標高)

敬慎院は七面山の山頂に建立されていないことは冒頭触れました。

では、標高1,989mである七面山のどの辺りにあるのでしょうか?

おおよそ標高1,720mの位置にあります。

どうせなら七面山山頂へ行きたいというのが人の常ですが、更に270mほど登らなくてはいけないので、この先を進む者は多くありません。

多くの信者は広く開けた「敬慎院」に一泊し、展望台よりご来光を拝み下山するようです。

日帰りで七面山の山頂まで行き、御朱印を授かり下山するのは登山経験者がほとんどです。

御朱印を授かる七面山への登山口

敬慎院へ向かう七面山の登山口について解説します。

七面山登山道の特徴について

七面山登山口は表参道と裏参道の2つがあり、それぞれが個性的な登山道になっています。

主には表参道を利用することが多いでしょうが、御朱印を授かれるもう一つの奥の院は、裏参道の登山口に面しており、周遊することで更に3つの坊を楽しめます。

登山道状況
表参道最も多くの人が利用し良く整備された登山道で休憩所も多い
裏参道表参道より多少緩やかだが落ち葉やガレ石が多く滑り易く狭く険しい

七面山裏参道は上述の通り、少し荒れた道で、梅雨時や夏場の雨上がりなどは「ヤマビル」も多く発生するため往来が少ないようです。

但し、敬慎院のご配慮により、ヤマビル対策の塩を所どころに置いている。

とは言え、私の経験上ではとても滑り易かったため、下山に使用するならば、ある程度の登山経験者が利用すべき道で、通常であれば奥の院の御朱印を授かったあと、表参道へ戻る方が無難だと思いました。

七面山登山口の場所

登山道へ至る道は同じで、「角瀬」という交差点を曲がった道が双方の登山道へ接しています。

  • 表参道=「角瀬」の交差点から約3km奥
  • 裏参道=「角瀬」の交差点近く

表参道へ向かう林道は細く、すれ違いが難しい場所が多くあります。

また、表参道の駐車場には平日でも多くの車が駐車しており、満車率が比較的高い場所であるため、手前に大きな駐車場があることを確認しておき、最悪の場合はそちらへ戻って下さい。

登山口からは少し遠く上り坂となってしまいますが、信者が多く集まる場合は、そこから表参道と裏参道を選択して登山を開始するようです。

七面山登山口からの標高差について

  • 羽衣登山口の標高は約500m
  • 七面山山頂は標高1,989mですので標高差は1,489m
  • 敬慎院はおおよそ標高1,720mで標高差は1,220m

この意味は登山経験者なら分かりますが、経験の無い人にはピンと来ないでしょう。

近くの里山が恐らく標高差200~300m程度なので一度登ってみれば分かります。

七面山山頂(敬慎院)で授かれる御朱印

身延山久遠寺同様、日蓮宗では各「坊」や「庵」に人が居る場合は記帳頂けるようです。

但し、タイミングや人の問題も介在するため、確かな情報は錯綜しているのも事実なので、確実に授かれる場所のみをご紹介します。

もっとも、七面山登山という苦行を達した証拠は、敬慎院の御朱印を授かれば十分でしょう。

確実に授かれるのは「本社=敬慎院」と「奥の院」です。

七面山敬慎院における御朱印と御首題の違い

同じ日蓮宗のお寺である「身延山久遠寺」の御朱印記事でも書きましたが、日蓮宗では御朱印と御首題の二つの意味が存在します。

  • 御朱印=真ん中の文字が「妙法」のみとなる
  • 御首題=写真と同様に法華経の「南無妙法蓮華経」を記す

残念ながら「御朱印」として授かったものが無いため、ここでご紹介は出来ませんが、検索をすればご紹介記事もあるので一見することをおすすめします。

御朱印として授かる場合もなかなか味のある内容です。

言葉の意味を理解し、皆さんの好みでお願いをして下さい。

七面山の御朱印(御首題)のお礼は?

身延山久遠寺同様に特に案内は無いので、通常は300円~500円の範囲で気持ちを示せば問題無いでしょう。

七面山への登山道の様子

ここまで読んだ方は、七面山敬慎院の御朱印(御首題)に興味を持たれている方だと拝察します。

そこで気になる登山道の様子などをここからは細かく記して行きますので、実際に行かれる時の参考にして下さい。

なお、私は日帰りで登山を行いましたが、登山経験が無い場合や体力に自信が無い人は、出来れば敬慎院へ一泊する無理のない計画を立てて下さい。

敬慎院へ一泊することで、素敵な富士山と御来光を拝める可能性がありますので、別の意味でおすすめします。

七面山表参道登山口に最も近い「羽衣」駐車場の様子

この写真は御朱印(御首題)を授かった日(平日)の様子です。

まだ6時前後というのに、前泊の方を含めほぼ満車の状態でした。

写真は、登山道入口付近から撮影。

なお、トイレは設置されていますのでご安心下さい。

また、登山に際して必要な水分を用意する必要は当然ありますが、七面山は他の山とは違い、随所に休憩所を設け、お茶なども用意されています。

ナビを設定する場合「羽衣 白糸の滝」などで検索して下さい。

<地図のリンク>

七面山 表参道登山口駐車場

七面山の女人禁制を解いた「お万の方」と「白糸の滝」

七面山敬慎院は長らく女人禁制だったそうです。

それを始めて解いたのが、徳川家康の側室であった「お万の方」。

1640年、21日間この滝で身を清め、女性で初めて登詣を果たしたそうです。その後、お万の方は女人踏み分けの祖と呼ばれるようになったという。

熱心な信者は今でもここで、心身を清めるために修行を行う神聖な場所となっています。

羽衣駐車場から登山道へ向かうすぐ先の橋を渡ればありますので、是非登山の前に立ち寄りましょう。橋は意外と高度感があって少し怖いですよ。

橋を渡って直ぐ右手に。

登山口へ戻る途中、橋を渡ると頭上には七面山が神々しく見えます。

七面山登山に出発!

登山口はとても分かり易く、普通の登山の様な道迷いの心配はありません。

しかし、この先は平たんな道はなく、常に登って行きますので覚悟しましょう。

と、脅しておきながら直ぐに「神力坊」という休憩所へ付きます。

登山靴などの紐が緩んでいれば、このタイミングで直しましょう!

七面山敬慎院まであとどれくらい?

登山道の要所には、現在地を示す「丁目」という石碑などが建てられています。

「丁目」は1から50まであり、登山道入口から数え50丁目の敬慎院まで続き、都度、有難い言葉やベンチなども用意してありますので、体力に合わせた休憩の場所にすると良いでしょう。

写真は丁度5分の1を示す「10丁目」ですね。

七面山登山道のバリエーション

よく整備された登山道ですが、未経験者にとってはただのアウトドア。

実際にどんな道なのかを簡単に写真でお見せします。

下の4つは、まだまだ序盤ですが、それでも結構急なことが分ると思います。

先行する方がストックを使いながら頑張って登っているのも確認出来ます(左下)。

さりとて七面山は登山道なので荒れた道もあります

昨年(2018年)の台風被害は甚大で、どこの山も木々がなぎ倒され登山道を塞いでいる光景を目にします。

七面山では、登山者の安全を図るべく、通常の山ではそのまま利用する登山道を閉鎖し、迂回路を設けていますので、案内看板など注意して確認して下さい。

写真は40丁目付近にある「迂回路」の様子です。

修復が完了している可能性もありますが、参考までに載せておきます。

危険個所は無いと言っても、それは登山視点での評価です。

一般的には舗装もされていない道を歩くこと自体、足を滑らせたり捻る可能性がある行為だと認識し、きちんと登山準備を行って下さい。

ちなみに、滑落などの危険性が少ない山という評価ですが、実際に歩いてみて感じたのは「絶対ゼロ」とは言い切れないということ。

七面山敬慎院(50丁目)から山頂を目指す道は本格的な登山道

敬慎院までの道のりは、登山道として最も安全な「A」評価だと思います。

しかし、その先、山頂へ向かう道はとても険しいので覚悟が必要です。

七面山は「大ガレ」と呼ばれる大きな崖崩れが進行しており、その異様な光景を目の当たりにすると恐怖を感じるはずです。

出だしは拍子抜けするほど穏やかな道。

しかし、この「大ガレ」を目の当たりにすると恐怖を感じる人もいるでしょう。

このガケの直ぐ横を通る場所や、下山時にガケへ向かって直角に曲がる場所もあり、「絶対大丈夫」とは言えない場所です。

 

登山道も突然急になって行きます。

崖に向かって直角に曲がる登山道。

七面山裏参道を下山に使用する場合は最も注意を要する

七面山の裏参道を利用することはあまりおすすめしませんが、登山道の様子を記しておきます。

なお、裏参道は表参道と比較してコースが長く、奥の院以降の「坊」は3つしかありません。

その3つの坊も、平日は閉まっていることが多いようなので、何かあった場合の救護所が無いと思って下さい。

裏参道は奥の院から始まる。

見ての通り、道幅は狭く、通常の登山道同様の道となっています。

そして、登山道を構成するのは砕けた石。俗に言う「ザレ道」という最も滑り易い道で、且つ上に落ち葉が山積している場所が3分の2を占めているため、転倒する可能性が非常に高い危険な道。

落ち葉には「ヤマビル」が隠れており、雨の後は大量に発生すると麓の人も話していました。

七面山の御朱印は無理せず休憩が取れる余裕のある計画で

登山経験が無い人や体力に自信が無い人は、無理せずゆっくり進み計画を立てましょう。

七面山は参拝客のために、多くの休憩所を設けています。

これらの休憩所を効率的に利用することが大切です。

七面山表参道2丁目「神力坊」

まだまだ余裕がある時ですが、登り始めのしっくり行かない所は早々に直しましょう。

自販機もあります(笑)。

七面山表参道13丁目「肝心坊」

朝早いこの時はまだ閉まっていましたが、休日や昼間は開いています。

七面山表参道23丁目「中適坊」

ほぼ道中半分のここにも屋根付きの休憩所があります。

休日や参拝客が多い時には開いているのでしょう。

信者さんのお札の中に面白いものがありました。

探してみて下さい。

 

七面山表参道36丁目「晴雲坊」

ここは平日の早朝というのに、下山者の方?で賑わっていました。

2019年8月18日にテレビ朝日系列「ポツンと一軒家」で紹介され話題となった場所です。

どうして人気があるのか?テレビ放送を見て良く分かりました。

坊守の鈴木さん親子が、先代のご主人の意思を継いで守り続ける場所。

お婆様(ちえこさん)は94歳というご高齢でありながら、定期的に下山し病院などに通われているそうです。

参拝者(登山者)を温かく見守り続ける宿坊には、馴染みの参拝者が毎年訪れます。

七面山という信仰の山で、改めてその懐の深さと信心を感じることが出来るでしょう。

表参道の休憩所は以上です。

この先はベンチしか無いので、水分を確保しつつ頑張りましょう!

七面山50丁目「敬慎院」

敬慎院へ着けばお茶を頂けます。但し、靴を脱いで大きなヤカンの前まで行く必要があるため、私は登山靴を脱ぐのが面倒なので遠慮しました。

続いて「裏参道」。

七面山裏参道「奥の院」

御朱印(御首題)を書いて頂く間、無料のお茶をごちそうになりました。

七面山裏参道30丁目「明浄坊」

無人です。

七面山裏参道19丁目「栃之木安住坊」

ここも無人です。

七面山裏参道10丁目付近の休憩場

無人ですね。

赤い鳥居のある「神通坊」が七面山裏参道の登山口

七面山裏参道の入り口である赤い鳥居を出たら、表参道の登山口までは普通の道を戻ります。

1時間程度の時間を要す約3kmの道のり、疲労困憊ならタクシーを呼ぶという手もありますよ。

ちなみに費用は「1,500円前後」です。

万が一、疲れて動けない場合や時間をオーバーし日暮れが近くなる可能性を想定し、事前に最寄のタクシー会社の電話番号を忘れずに調べておくことをおすすめします。

敬慎院と七面山の見どころ

登山道や休憩所など、ハードな話題が続いたので、見どころをきちんと整理しましょう。

七面山の登山で最も苦しいのは「眺望が少ない」ことです。

登山の醍醐味は、日ごろ行けないような高い場所から見る景色で、苦しい登山を忘れさせるスパイスとなります。

ところが、七面山は樹木に囲まれ良い眺望を拝める場所は多くありません。

山頂ですら眺望は無く、登山の疲れを癒すきっかけが少ないことがより疲労を高めます。目標や目的のあるチェックポイントを目指し頑張りましょう!

七面山表参道の見どころ

キツイ登りで少しでも癒されるポイントを紹介します。

七面山表参道25丁目の先にある「二コブの木」

何のことも無いただの「木」ですが、あと半分を切ったと思える瞬間を示すポイントにしましょう。

七面山表参道30丁目手前にある展望台

登りが続く表参道で唯一安らげる場所です。

突然視界が開けるので、少し休憩をしましょう。

七面山表参道46丁目「和光門」

ここまで来ればあと一息です。

50丁目の敬慎院は最も高い所ではなく、その前の展望台が一つの山なのです。

ほぼ最後の登りです。

上から和光門を見下ろした風景。

七面山表参道:鐘桜

和光門を登り切れば、左手に「鐘」が見えます。これが「鐘桜」。

連打禁止ですが、誰でもつくことが可能なので、お賽銭を入れてチャレンジしましょう!

七面山表参道49丁目「随身門」

お疲れ様です!

ここが敬慎院を目指す方にとっては最高点です。50丁目の敬慎院はここから下ります。

この随身門、門の間から富士山が撮れる場所としてとても有名なので、天気恵まれた方は是非撮影して下さい。

七面山のご来光拝み所

随身門の前は眺望が広がり、ここに宿泊した方は御来光を望みます。

天気が良い日は富士山の眺望が最高の場所で、ここまで登ってきた感動を味わえる場所ですよ。

残念ながらこの日は富士山の頭しか見えませんでした。

ちなみに随身門から望むとこんな感じになります。

天気が良い日は本当に綺麗に富士山が写るはずです(笑)。

七面山の山頂へ向かう人はそのまま登山道へ

敬慎院へは一端下りますので、山頂を目指す人は指示標識に従い先へ進みましょう。

ゆっくりしたら「敬慎院」へ向かい、お目当ての御朱印(御首題)を授かります。

七面山敬慎院周辺の見どころ

49丁目から50丁目は下って行きます。

本殿の勇壮な姿がとても素晴らしいです。

七面山敬慎院50丁目到着!

本殿は神社建築に似た素晴らしい建物です。先ずはお参りを済ませ、来た道を振り返りつつ、赤い屋根の社務所で御朱印(御首題)を授かりましょう!

七面山敬慎院「一の池」

敬慎院のある敷地には、トイレも完備されているので忘れずに。また、一の池を見物したら宿坊などを確認し、奥の院へ向かいましょう。

七面山敬慎院から奥の院までの道のり

奥の院まで行く間には、池大神宮や御神木などの見どころがあります。

但し、御神木の大イチイを見るためには山道を余計に1時間近く歩く必要があるので、どうしても見たい人以外はパスしましょう。

私は行かなかったので、残念ながら写真はありません。

それよりも、この道を進むと誰かに見られてる感じがするのは私だけでしょうか?

七面山参道は沢山の視線を感じる道?

敬慎院の敷地を外れ、ほどなくすると視線を感じる場所がありました。

普通に歩いていると、なんと鹿がガン見してるじゃありませんか!

鹿はこの地では大切にされているそうで、恐らく、高い確率で皆さん遭遇するのではないでしょうか?

七面山敬慎院から奥の院まで「池大神宮(二の池)」

左手に鳥居が見えると、その奥に池とお宮が見えます。

古い歴史のある七面山では、神仏習合が今も生きていることが分る瞬間でした。

七面山敬慎院から奥の院まで「奥の院」

奥の院には有名な「影嚮石(よう ごうせき)」という大石があり、その前に祠を結んで七面大明神をお祀りしています。

また、その横は展望台となっているので、御朱印(御首題)を授かる際に休憩するには最高の場所。

 

展望は比較的開けており、これから下山する場合は最後の見どころとなります。

本来一泊であれば、この後は敬慎院へ戻り宿泊。

日帰りを遂行する場合でも表参道へ戻る方が賢明かもしれません。

七面山裏参道の見どころ

裏参道の見どころは、登山道入口の鳥居ともう一か所しかありません。

足もとの悪さも相まって、長い道のりが辛く感じる登山道です。

七面山裏参道19丁目「栃之木安住坊」の大トチノキ

日朗上人のお手植えといわれる大きなトチノキで、山梨県指定天然記念物となっています。

一人で下山し、誰ともすれ違わなかったこともあり、少し怖かったのを覚えています。

それだけ威厳のあるトチノキでした。

七面山裏参道 神通坊の赤鳥居

最後は裏参道登山口入口の構える「赤鳥居」です。

深山の風景と同化し、とても神秘的な佇まいを醸し出しています。

七面山敬慎院で御朱印を授かる旅のまとめ

この内容を見てキツイと思うか余裕と思うかは皆さん次第です。

現在は登山ブームなのでしょうか?

私が使っているアプリでも、標準タイムは8時間だけど5時間で登ったとか、スピード登山の自慢が結構多くなっています。

トレイルランを目的とするならそれでも良いでしょうが、純粋に登山を楽しむならただ単に登って降りるだけでは何が楽しいのか判りません。

周りに流されず、無理をせず自分に合ったペースで実行する計画を立てましょう。

時間が無いから体力も無いのに無理やり日帰り実行するくらいなら、登山計画自体を白紙に戻した方が良いということも理解することも大切です。

この記事は、決して日帰りを推奨するものではなく、むしろ無理なく一泊で遂行することをおすすめしています。

努力しないと授かれない御朱印は一生の宝物になるでしょう。

少しずつでも体力をつけ、出来れば低山登山を経験してから出かければ、きっと楽しいはずですよ。

おまけ(七面山御朱印道中)

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七面山の御朱印(御首題)を授かるためには、敬慎院まで自分の足で登って行かなくてはならず、とても貴重な御朱印であることはご理解出来たと思います。

でも、足が不自由であったり、高齢で体力に自信が無い方たちにはそれでは可哀そうです。

実は裏技があるのです。

ポツンと一軒家で36丁目の「晴雲坊」が紹介された際、少しだけ触れられていましたね?

そう、強力という背負子を依頼し、籠(かご)に乗せて頂く方法があるのです!

でも、実際はもう一つ秘策がございます。

籠(かご)ともう一つの秘策は?

何れも敬慎院で実際に聞いた話しなので本当ですよ♪

七面山登拝の「籠(かご)」という手段

4人の強力(ごうりき)によって、七面山の表参道を往復して頂けます。

  • 費用=30万円(2020年時点「およそ」の金額)
  • 要予約(詳細は不明)

強力の人数は限られており、また、意外と利用者が多く簡単には予約出来ないそうです。

予約の方法などは、「本気の人」のみ実際にご確認下さい。

七面山登拝の「もう一つの秘策」

七面山敬慎院手前の展望台から七面山へ登山する人しか見れない場所。

そう、50丁目に鎮座する敬慎院までは多くのご信者が登って行きますが、七面山山頂へ赴く人はとても少ないのです。

ポツンと一軒家で36丁目の「晴雲坊」が紹介された際、坊守の娘である「ひとみさん」が歩荷(山へ人力で荷物を運ぶ行為)し、「晴雲坊」へジュースや生活用品を運んでいると紹介されました。

しかし、94歳のお婆様の娘です。それなりのお年で集落を何度も往復することは出来ません。

実は話にはオチがあり、40丁目付近で運搬用リフトから荷物を降ろすことが出来たのです。それでも背負子の重さは15kg。

簡単な仕事では無いことは想像できます。

この運搬用リフト、当然ですが山頂(敬慎院)まで繋がっています。正確には、敬慎院手前の展望台付近から七面山山頂方面へ少し登った所が終点となります。

展望台からは本格的な登山道となるため、ほとんどの参拝者は展望台の先へは進みません。

運搬リフトの終着点手前はとても開けており、ヘリポートを兼ねているようです。

そう、もうお分かりですね。

もう一つの秘策とは「ヘリコプター」で山頂(敬慎院)まで行く方法です。

  • 費用=100万円(片道?往復?実際の値段は定かではありません)
  • 要予約(詳細は不明)

予約方法など全く不明ですが、実際に利用する方は居られるとのこと。

私が訪問した少し前にも、大事な例祭が行われた際に高僧(ご高齢)の方がご利用されたとか。

参考程度で大変恐縮ですが、ご興味のある方は調べてみる価値はありますね。

良い旅を♪

 

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