この記事では、2022年発売モデルのSHARP(シャープ)のテレビブランドであるAQUOS(アクオス)について、最大の特徴を示す「セールスポイント」を明確化し評価を行いました。
セールスポイントとはそのテレビの「売り」であって、欲しいテレビを見定める重要なキーワードです。
映像を徹底的にこだわるなら、先端の技術で映像美を全面に出すモデル。
迫力ある音響システムが欲しいなら、スピーカー構成や出力の大きいことを掲げた機種を絞れる。
シャープ・アクオス2022年モデル、ES1・EQ1・EQ2・EU1・EN1・EN2・EL1・EJ1のセールスポイントを知れば、テレビ選びの的が絞れます。
【この記事で解決する疑問と悩み】
- 2022年発売のシャープアクオスの特徴
- シリーズごとのセールスポイントの違い
- 対象:ES1・EQ1・EQ2・EU1・EN1・EN2・EL1・EJ1
長年製造業に従事し豊富な知見を活かした
分析が得意なブロガー
えだまめくん
edamamekun
シャープアクオス2022モデル|ES1・EQ1・EQ2・EU1・EN1・EN2・EL1・EJ1|
シャープアクオスの2022年発売モデルの概要は以下の通り。
「詳細確認」ボタンから各モデルの詳細へジャンプできます。
ES1 | EQ1 | EQ2 | EU1 | EN1 | EN2 | EL1 | EJ1 | |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|
映像 | 有機EL | 有機EL | 有機EL | 液晶 | 液晶 | 液晶 | 液晶 | 液晶 |
音響 | 立体音響 | 立体音響 | 立体音響 | 立体音響 | 立体音響 | 立体音響 | 立体音響 | 立体音響 |
サイズ 展開 | 65v|55v | 77v|65v|55v | 48v|42v | 65v|55v | 70v|65v |60v|55v | 50v|43v | 75v|65v |50v|43v | 65v|50v |42v |
進化 レベル | 大 | 普通 | 普通 | 普通 | 普通 | 普通 | 普通 | 普通 |
デザイン | 普通 | 普通 | 普通 | 普通 | 普通 | 微妙 | 微妙 | 微妙 |
価格 | 高い | 高い | 高い | 高い | 普通 | 普通 | 安い | 安い |
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[4K有機ELアクオスフラッグシップモデル]
ES1シリーズ|サイズ展開:65v・55v|
[ES1 セールスポイント]
第2世代高輝度有機EL「S-Brightパネル」
新スピーカーシステムと立体音響対応
視聴性を向上させる新・回転スタンド
更なる高輝度を実現する第2世代S-Brightパネル
有機ELパネルの輝度は年々上がっていますが、反面、代償としてパネルの温度も上昇し、その対策として前期より各社が放熱パネルを背面へ設置し始めました。
パネル温度が上昇すると発光の妨げとなり、せっかくの輝度も台無し。
シャープ4K有機ELアクオスのフラッグシップモデルであるES1は、放熱パネルの性能を向上させた第2世代へ突入したことが、最も大きなセールスポイントです。
性能を如何なく発揮させるシャープ・アクオス独自の3つの有機ELパネルチューニングで従来より輝度アップを図り、明るい部屋でもコントラストを発揮します。
- クールダウンシールド
- 高輝度・高コントラストを制御する「Sparkling Drive EX」回路
- 新画像処理エンジン「Medalist S3」
高コントラスト化の強化
せっかくパネルが進化しても、それを制御する技術が乏しければ性能を発揮できません。
シャープ4K有機ELアクオスES1は、専用の独自制御技術「Sparkling Drive EX」回路を搭載し、アクオス最高の映像を表現します。
AI高画質プロセッサー搭載で自動画質調整
2022年モデルのアクオスは画像処理エンジンがアップデートされ、AIによる自動画質調整機能が向上。
第2世代S-Brightパネルと共に、映像ジャンルに最適な美しい再現力を発揮します。
新開発のAI高画質プロセッサー搭載の画像処理エンジン「Medalist S3」の制御により、高画質化に必要な要素を更に強化!
更なる高コントラスト化
- スマートアクティブコントラスト
- HDR10・Dolby Vision・HLG対応
高精細化
- 4K超解像アップコンバート
- リアリティ復元
- ネット動画クリア補正
- 輝き復元
広色域化
- リッチカラーテクノロジープロ
有機ELパネルの冷却設計については各社出揃った感じ。一方で、アクオスは画像処理エンジンも刷新してバランスを整えました。
新スピーカーシステムと立体音響対応
シャープアクオスの新スピーカー構成である「AROUND SPEAKER SYSTEM PLUS(ARSS+)」最大の特徴は、上部へ音を発信するハイトスピーカーです。
パナソニックビエラのイネーブルドスピーカーは天井へ音を跳ね返すイメージですが、アクオスは前面に20°傾斜させることで包み込まれる臨場感を実現し、新たなセールスポイントとして進化。
更に嬉しいことに、今期からアクオスにもドルビーアトモスが搭載され、立体音響システムは各社当たり前の時代へ突入しました。
フラッグシップアクオスのスピーカー構成は大きく進化し、ドルビーアトモスも今期から全ラインナップへ搭載されました。
視聴性を向上させる新・回転スタンド
シャープアクオスの素晴らしい点は、全モデルに回転式の卓上スタンドが備わっている点です(一部の超大型モデルは除く)。
その中で唯一、最新の回転式卓上スタンドが搭載されたことは、ES1シリーズのセールスポイントと言えます。
新しい回転式スタンドの便利機能は2つ。
- 安全性を高める「スタンド回転ロック」
- 配線が纏まる「ケーブルマネジメント」
回転式の卓上スタンドには賛否ありますが、一般家庭での使用を考えるととても良いアイデアです。
ES1セールスポイントの評価
評価:4.0
思ったより多くのアップデートがあり天晴れなのだ。でも、アクオスの有機ELテレビはちょっと物足りないのだ。
評価:4.0
改めて有機ELアクオスを見直すと、前期まで性能的にかなり遅れていたことが分かるわ。
評価:4.0
やっと各社並みになった感じかな?
前期モデルと比較すると少し大きめな進化ですが、今期から各社と本当の競争が始まる感じ。
- フラッグシップ有機ELテレビが欲しい人
- 他社との価格差にメリットを感じる人
- シャープアクオスのブランドにこだわる人
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[4K有機ELアクオスセカンドモデル]
EQ1・EQ2シリーズ|サイズ展開:77v・65v・55v・48v・42v|
[EQ1・EQ2 セールスポイント]
AI機能搭載の新画像処理プロセッサー「Medalist S3」
進化したリフレクター構造スピーカー
AI機能搭載の新画像処理プロセッサー「Medalist S3」
2022年モデルのアクオスは画像処理エンジンがアップデートされ、AIによる自動画質調整機能が向上しました。
新開発のAI高画質プロセッサー搭載の画像処理エンジン「Medalist S3」の制御により、高画質化に必要な要素を更に強化されたことがEQ1・EQ2のセールスポイントです。
更なる高コントラスト化
- スマートアクティブコントラスト
- HDR10・Dolby Vision・HLG対応
高精細化
- 4K超解像アップコンバート
- リアリティ復元
- ネット動画クリア補正
- 輝き復元
広色域化
- リッチカラーテクノロジープロ
パネルは一般的な仕様ですが、画質処理エンジンがAI化され総合的な映像品質が上がっています。
進化したリフレクター構造スピーカー
アクオスの独自技術であるフロントオープンサウンドシステム搭載は、EQ1・EQ2のセールスポイント。
音質を落とさず、テレビ筐体の薄型化が図れるアクオスらしさを演出するサウンドシステムです。
今期より搭載されたドルビーアトモスが更に音質の幅を広げました。
上位モデル以外に標準的に搭載される機能ですが、EQ1・EQ2では高出力化が図られています。
EQ1・EQ2セールスポイントの評価
評価:3.5
画像処理プロセッサーの刷新が一番大きなポイントで、他は大した内容ではないのだ。
評価:3.5
有機ELテレビなので画像処理の進化は大きいわ。
評価:3.5
普通のマイナーチェンジかな?
大きな違いは感じられませんが、やはりAI対応の画像処理エンジンが刷新されたことが大きいですね。
- とりあえず有機ELテレビを楽しみたい人
- 機能バランスに満足できる人
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[4K液晶アクオスハイエンドモデル]
EU1シリーズ|サイズ展開:65v・55v|
[EU1 セールスポイント]
アクティブLED駆動高輝度液晶パネル
フラッグシップモデル並みのスピーカー構成
アクティブLED駆動高輝度液晶パネル
シャープ4K液晶アクオスは、テレビ各社に先駆けて前期からAQUOS XLEDと称したMini LEDバックライトを搭載する最新の液晶テレビを発売しました。
今期はMini LEDモデルの刷新は無く、新たに「アクティブLED駆動」方式のハイエンド4K液晶アクオスEU1を投入。
まだまだ価格差の大きいMini LEDの代替えとして、最新の部分駆動直下型LEDを搭載していることがこのモデルのセールスポイントです。
Mini LEDへの期待は大きいですが、価格を考えるとまだまだこの方式が最高峰の液晶選択肢と言えます。
フラッグシップモデル並みのスピーカー構成
シャープ4K液晶アクオスEU1のスピーカー構成はハイエンドモデルのES1と同じで、出力は若干劣るものの、選択肢に関わる重要なセールスポイントです。
特筆すべきハイトスピーカーが、立体音響技術のドルビーアトモスの性能を飛躍的に向上させるでしょう。
ハイトスピーカーは注目の技術ですね。これが液晶テレビでも味わえるのがEU1の嬉しいポイントです。
EU1セールスポイントの評価
評価:3.5
なかなか良いセールスポイントが並んでいるのだ。しかし有機ELじゃないので評価は普通なのだ。
評価:4.0
従来の技術の液晶テレビを盛り盛りにした感じで良いわ。
評価:4.0
液晶テレビもフル装備モデルを投入するところがアクオスらしさかな?
新たなラインとして登場したEU1は、明らかに贅沢な液晶テレビの一つと言えます。
- 安定度の高いブラビアらしい有機ELテレビを楽しみたい人
- ビエラLZ2000が嫌いな人
- ソニーブラビアのブランドにこだわる人
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[4K液晶アクオスセカンドモデル]
EN1・EN2シリーズ|サイズ展開:70v・65v・60v・55v・50v・43v|
[EN1・EN2 セールスポイント]
AI機能搭載の新画像処理プロセッサー「Medalist S3」
倍速機能とN-Blackパネル
AI機能搭載の新画像処理プロセッサー「Medalist S3」
2022年モデルのアクオスは画像処理エンジンがアップデートされ、AIによる自動画質調整機能が向上しました。
新開発のAI高画質プロセッサー搭載の画像処理エンジン「Medalist S3」の制御により、高画質化に必要な要素を更に強化されたことがEN1・EN2のセールスポイントです。
更なる高コントラスト化
- スマートアクティブコントラスト
- HDR10・Dolby Vision・HLG対応
高精細化
- 4K超解像アップコンバート
- リアリティ復元
- ネット動画クリア補正
- 輝き復元
広色域化
- リッチカラーテクノロジープロ
パネルは一般的な仕様ですが、画質処理エンジンがAI化され総合的な映像品質が上がっています。
倍速機能とN-Blackパネル
4K液晶アクオスの上位モデルに搭載されるN-Blackパネルは、映像の質を落とさずに外光の反射を抑え、映り込みの少ない視聴性能を発揮することがEN1・EN2のセールスポイントです。
倍速パネル
FN1・EN2は、倍速パネルが搭載された4K液晶アクオスの最下位モデルです。
液晶パネルの反応速度にこだわる人には大きなセールスポイントとなるでしょう。
4K液晶アクオスで視聴性能にこだわるなら、EN1・EN2が最後の砦です。
EN1・EN2セールスポイントの評価
評価:3.5
このクラスで、フラグッシップモデルと同じ画像処理エンジンを搭載していることが驚きなのだ。
評価:3.5
視聴性能が良いことはセールスポイントになるわ。
評価:3.5
充実した内容の液晶セカンドモデルと言えるね。
画像処理エンジンの刷新以外は大きな変動は感じられませんが、一般家庭では使いやすいテレビでしょう。
- 残像が少ないテレビが欲しい人
- 日当たりの良い部屋で視聴する人
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[4K液晶アクオスエントリーモデル]
EL1シリーズ|サイズ展開:75v・65v・50v・43v|
[EL1 セールスポイント]
AI機能搭載の新画像処理プロセッサー「Medalist S3」
リスニングエリアを広げる音質補正
AI機能搭載の新画像処理プロセッサー「Medalist S3」
2022年モデルのアクオスは画像処理エンジンがアップデートされ、AIによる自動画質調整機能が向上しました。
新開発のAI高画質プロセッサー搭載の画像処理エンジン「Medalist S3」の制御により、高画質化に必要な要素を更に強化されたことがEL1のセールスポイントです。
更なる高コントラスト化
- スマートアクティブコントラスト
- HDR10・Dolby Vision・HLG対応
高精細化
- 4K超解像アップコンバート
- リアリティ復元
- ネット動画クリア補正
- 輝き復元
広色域化
- リッチカラーテクノロジープロ
スタンダードモデルでも、画質処理エンジンがAI化され総合的な映像品質が上がっています。
リスニングエリアを広げる音質補正
今期のシャープアクオスには、視聴空間全体の音響パワーの変化を捉え音質の補正を行う新音声補正技術が導入され、EL1にも漏れなく採用されていることがセールスポイントと言えます。
- Eilex PRISM™
-
原音に近い高音質が得られるばかりではなく、自然な音の広がりと奥行感・明瞭度の高い音声が再生されます。
- VIR Filter™
-
より広帯域かつ高精度な補正が可能になります。
今期のアクオス全てに搭載される技術で、視聴環境に応じた最適な音響効果が期待できます。ドルビーアトモスも搭載されましたよ。
EL1セールスポイントの評価
評価:2.0
液晶スタンダードモデルなのに画像処理エンジンだけが生意気なのだ。
評価:3.0
スタンダードモデルとしては及第点だわ。
評価:3.0
倍速パネルじゃないのが残念だけど、アクオスの映像品質はこのレベルでも手抜きが無いね。
セールスポイントと言っても全モデル共通なのはスタンダードモデルやエントリーモデルの宿命です。
- お手軽価格でアクオスを楽しみたい人
- アクオスブランドにこだわる人
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[4K液晶アクオスエントリーモデル]
EJ1シリーズ|サイズ展開:65v・50v・42v|
[EJ1 セールスポイント]
AI機能搭載の新画像処理プロセッサー「Medalist S3」
リスニングエリアを広げる音質補正
AI機能搭載の新画像処理プロセッサー「Medalist S3」
2022年モデルのアクオスは画像処理エンジンがアップデートされ、AIによる自動画質調整機能が向上しました。
新開発のAI高画質プロセッサー搭載の画像処理エンジン「Medalist S3」の制御により、高画質化に必要な要素を更に強化されたことがEJ1のセールスポイントです。
更なる高コントラスト化
- スマートアクティブコントラスト
- HDR10・Dolby Vision・HLG対応
高精細化
- 4K超解像アップコンバート
- リアリティ復元
- ネット動画クリア補正
- 輝き復元
広色域化
- リッチカラーテクノロジー(65vのみ)
エントリーモデルでも、画質処理エンジンがAI化され総合的な映像品質が上がっています。
リスニングエリアを広げる音質補正
今期のシャープアクオスには、視聴空間全体の音響パワーの変化を捉え音質の補正を行う新音声補正技術が導入され、EJ1にも漏れなく採用されていることがセールスポイントと言えます。
- Eilex PRISM™
-
原音に近い高音質が得られるばかりではなく、自然な音の広がりと奥行感・明瞭度の高い音声が再生されます。
- VIR Filter™
-
より広帯域かつ高精度な補正が可能になります。
今期のアクオス全てに搭載される技術で、視聴環境に応じた最適な音響効果が期待できます。ドルビーアトモスも搭載されましたよ。
EJ1セールスポイントの評価
評価:2.0
目に付くのは画像処理エンジンだけなのだ。
評価:3.0
エントリーモデルなのに上位モデルと同じエンジンだわ。何か損した感じ。
評価:3.0
倍速パネルじゃないのがエントリーモデルらしさだ。
セールスポイントと言っても全モデル共通なのはエントリーモデルの宿命です。
- お手軽価格でアクオスを楽しみたい人
- アクオスブランドにこだわる人
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セールスポイント評価まとめ2022年モデルシャープ・アクオス
評価モデル | |||
---|---|---|---|
ES1 | 4.0 | 4.0 | 4.0 |
EQ1 | 3.5 | 3.5 | 3.5 |
EQ2 | 3.5 | 3.5 | 3.5 |
EU1 | 3.5 | 4.0 | 4.0 |
EN1 | 3.0 | 3.5 | 3.5 |
EN2 | 3.0 | 3.5 | 3.5 |
EL1 | 2.0 | 3.0 | 3.0 |
EJ1 | 2.0 | 3.0 | 3.0 |
2022年発売のシャープ・アクオスのセールスポイントを見ると、刷新されたAI高画質プロセッサー搭載の画像処理エンジン「Medalist S3」が全モデルに搭載されていることが印象的。
ただ、今期のチェンジでやっと他社並みの内容となった感じも否めません。
セールスポイントが画一的なアクオスは、価格と機能のバランスを賢く判断して選択しましょう。
良い買い物をして下さい♪