一生に一度になるかもしれない『お伊勢参り』。
思い切って10の御朱印を1日で授かる計画を立案し実行しましました!
『伊勢神宮(内宮)(いせじんぐうないくう)』から
『猿田彦神社(佐瑠女神社)』へやって来ました!
二見興玉神社、伊勢神宮(外宮)、月夜見宮、伊勢神宮(内宮)と参拝し、猿田彦神社は5か所目。
隣接する佐瑠女神社で6か所目の御朱印となります。
ここでは、猿田彦神社と佐瑠女神社の見どころをお伝えします。
猿田彦神社(佐瑠女神社)の御参拝とおすすめポイント
猿田彦神社の有難い御神徳をご存知でしょうか?
時は『天照大御神の時代』。
所は天孫降臨の時に高天原と葦原中国の境にある天之八衢(あめのやちまた)という道がいくつにも分かれている場所。
猿田彦神が行き先に明かりを灯し天孫一行を出迎え、彼らを案内したことから、導きや道中の安全(交通安全)の御神徳があるとされています。
一方、『伊勢神宮創建の時代』倭姫命が天照大神を祀るのに相応しい地を求めて諸国を巡っていた。
そのときに、同じく伊勢の地に招く手助けをしたのが子孫の大田命。
猿田彦神同様に、導きや道中の安全(交通安全)の御神徳がある神として崇拝されています。
猿田彦神、子孫の大田命、同じ家系で2回も重要な道案内を行った「導きの神」。
方位を示す『八角形』が猿田彦神社の御神徳
境内に入り、先ず最初に気づくでのが『古殿地』と書かれた八角形の石碑でしょう。
ここには、十干十二支(じゅっかんじゅうにし)で方位が刻まれおり、猿田彦神社で最も運気が宿る場所と言われています。
特に神社からの案内はありませんが、方位と言えば「風水」。
風水上では次のような順序で、手のひらに跡が残るくらい強く触れば、要望の運気が上がるとされています。
- 仕事運「亥→卯→未」
- 金運「巳→酉→丑」
- 家庭運「申→子→辰」
- 人気運「寅→午→戌」
正直、光の加減もありますが、結構文字が磨り減ってるので非常に見難いです。
写真などで事前に位置を確認しておくことのがおすすめ。
また、猿田彦神社の八角形は古殿地の石碑だけではありません。
二重破風の妻入り造りの本殿は、屋根の上の鰹木や柱、欄干まで八角形になっています。
更には、手水舎の柱と大鳥居も八角形という徹底ぶりなので確認してみて下さい。
猿田彦神社で運気が上がる場所を確認しておきましょう
猿田彦神社の境内はさほど広くはありません。
正面鳥居を通れば、中心には先ほどご紹介した『古殿地』と書かれた石碑と、その奥に本殿の構えが一望できます。
また、猿田彦神社で運気を授かれる場所はそれだけではありません。
『たから石(写真)』『さざれ石』『子宝池』の3か所は、古殿地の方位石碑と共に是非訪れて下さい。
- たから石…金運UP
- さざれ石…成長、活躍
- 子宝池…子宝
境内に鎮座する『佐瑠女神社』への参拝もお忘れなく!
『佐瑠女神社』は天宇受売命(あめのうずめのみこと)をお祀りしています。
天照大御神が天岩戸に籠城した際に、激しく踊り、神々の大きな声援を受け「なんか楽しそう…」っと、籠城中の天照大御神が岩戸をそっと開けた日本神話で有名な神様です。
変な話ですが、その際「はだか」で踊ったということで、日本初のストリッパーと言う人もいます。
『天孫降臨』の際にも大活躍
更に天宇受売命は、天に住まわれていた天津神が地上に降りる『天孫降臨』の際にも大活躍。
天孫御一行様を導いたと言われる「猿田彦神」を初めて見た隊長の瓊瓊杵尊(ににぎのみこと)が、強面の猿田彦神にを見て「喧嘩になったら負けそう…」だと思ったらしい。
そこで、天宇受売命に「ちょっと話をして来てくれよ」と言って交渉に行かせたとか。
無事、天孫降臨が行えた後も、天孫御一行様は猿田彦神が「ヤバいことしないように監視しな」と!天宇受売命を猿田彦神へ仕えさせたのです。
功績をたたえ猿女君の名を与えられる
天宇受売命は「猿田彦神の名前を聞いた」「天孫降臨の道案内後に伊勢まで猿田彦神を送り届けた」などの功績を上げました。
瓊瓊杵尊(ににぎのみこと)は、天宇受売命の功績をたたえ「猿女君(さるめのきみ)」という名を与えます。
後に、宮中祭祀における巫女や女儒(めのわらわ)を輩出した神官職が猿女となりまりました。
このように、踊りが上手なこともあり「技芸上達」の御神徳で芸能関係の神として、また、交渉上手な面や猿田彦神との関係から「縁結び」「夫婦和合」にご利益がある神様されています。
御朱印と合わせ、参拝はぜひ行って下さい。
猿田彦神社(佐瑠女神社)の駐車場
『ナビ設定』おすすめの行先(徒歩5分以内の無料駐車場)
その他の駐車場
駐車場は比較的広いので平日なら満車になることは無いでしょう。
万一満車の場合は、近隣の「内宮駐車場」を利用するのも手です。こちらの外部サイトで空車を確認して下さい。
地図上4番の内宮B2駐車場(98台)が最も近いです。
猿田彦神社と佐瑠女神社について
御祭神
- 猿田彦大神(さるたひこのおおかみ)
- 大田命(おおたのみこと)
- 天宇受売命(あめのうずめのみこと)(佐瑠女神社)
猿田彦大神(さるたひこのおおかみ)
天孫降臨の際に邇邇芸尊(ににぎのみこと)を先導した国津神
日本神話では、邇邇芸尊(ににぎのみこと)が天照大御神の指示で天孫降臨を行った際に、その道案内の先導をしたのが猿田彦大神(さるたひこのおおかみ)であると記されています。
このような背景から道開きの神とされています。
また、二見興玉神社の境内の海中に位置する興玉神石は天孫降臨の際に猿田彦が降り立たれた神跡であると伝えられている。
御神徳
交通安全、方位除け
大田命(おおたのみこと)
猿田彦大神の子孫で倭姫命(やまとひめのみこと)を先導したとされる
倭姫命は天照大神を祀るのに相応しい地を求めて諸国を巡っていた。
その時、猿田彦の子孫である大田命(おおたのみこと)が倭姫命を先導して五十鈴川の川上一帯を献上したとされている。
大田命の子孫は宇治土公(うじのつちぎみ)と称し、代々伊勢神宮の玉串大内人に任じられた。
御神徳
交通安全、方位除け
天宇受売命(あめのうずめのみこと)(佐瑠女神社)
天孫降臨の際に邇邇芸尊(ににぎのみこと)を先導した国津神
岩隠れで天照大御神が天岩戸に隠れた際、踊りを踊って岩戸を開けさせた。
また、天孫降臨の際、天の八衢(やちまた)を照らす猿田彦神の名前を聞きに行った天津神。
天孫降臨後、邇邇芸尊(ににぎのみこと)の命で猿田彦神を送り届け、その名をつけて仕えたとされる(一説には猿田彦神の妻となったとされる)。
御神徳
技芸上達、夫婦和合、縁結び
猿田彦神社と佐瑠女神社の歴史
創建:不明
大田命の子孫は宇治土公(うじのつちぎみ)という伊勢神宮の特殊な職掌に任ぜられ、代々奉仕してきたそうです。
その宇治土公は邸宅内の屋敷神として祖神の猿田彦大神を祀っており、明治時代に神官の世襲が廃止されることになったことに伴って、屋敷神を神社に改めたものが猿田彦神社であるとされています。
猿田彦神社と佐瑠女神社の御朱印
猿田彦神社
授かれる場所
- 社頭授与所(左側の窓口)
- 午前8時30分~午後5時30分まで(社頭授与所)
- 初穂料:300円
- 平日の待ち時間は1~3人程度
- 佐瑠女神社の御朱印は同じ場所なので同時にお願いする
佐瑠女神社
授かれる場所
- 猿田彦神社の社頭授与所(左側の窓口)
- 午前8時30分~午後5時30分まで(社頭授与所)
- 初穂料:300円
- 平日の待ち時間は1~3人程度
- 猿田彦神社の御朱印と同じ場所なので同時にお願いする
次は『月讀宮』へ!
「ナビ」おすすめ設定先(月讀宮)
ルート
その他の駐車場
月讀宮は西と東に入口がありますが、どちらにも駐車場は設置してあります。但し、西側の入り口の参道は長いため注意が必要です。
参拝客は多くないため、何れかの駐車場を利用すれば車は停められるでしょう。
猿田彦神社からは近いですが、安全運転で移動して下さい。