この記事では、2023年発売モデルのTVS REGZA(旧東芝)のテレビブランドであるREGZA(レグザ)について、見やすさや設置のしやすさを示す「視聴環境・設置性」を明確化し評価」を行いました。
テレビは「見るもの」なので、視聴性能と最適な高さで安全に設置することが重要です。
映像美を損なうことなくパネルの反射を抑える技術が備わっていても、視聴体制に応じた最適な置き方で視聴環境を整えないとせっかくの機能が無駄になるばかりか健康を害いかねません。
TVS REGZA(旧東芝)・レグザ2023年モデル、X9900M・Z970M・Z870M・M550Mの視聴環境性能と設置性を知れば、使用環境にマッチしたテレビが選べます。
【この記事で解決する疑問と悩み】
- 2023年発売TVS REGZA(旧東芝)レグザの見やすさ対策
- シリーズごとの視聴・設置性能の違い
- 対象:X9900M・Z970M・Z870M・M550M
長年製造業に従事し豊富な知見を活かした
分析が得意なブロガー
えだまめくん
edamamekun
TVS REGZA(旧東芝)・レグザ2023モデル|X9900M・Z970M・Z870M|
TVS REGZA(旧東芝)レグザの2023年発売モデルの概要は以下の通り。
「詳細確認」ボタンから各モデルの詳細へジャンプできます。
X9900M | Z970M | Z870M | M550M | |
---|---|---|---|---|
映像 | 有機EL | 液晶 | Mini LED液晶 | Mini LED液晶 |
音響 | 立体音響 | 立体音響 | 立体音響 | 普通 |
サイズ 展開 | 77v|65v |55v | 85v|75v |65v | 75v|65v |55v | 75v|65v|55v |50v|43v |
進化 レベル | 中 | 中 | 小 | 普通 |
デザイン | 高 | 普通 | 普通 | 微妙 |
価格 | 高い | 高い | 中 | 安い |
詳細確認 | 詳細確認 | 詳細確認 | 詳細確認 |
テレビは視聴体制によって目線の高さが違うので、新しいレグザもサイズ別にテレビのセンター高さ位置を把握することが重要です。
レグザ視聴性能向上施策|TVS REGZA(旧東芝)レグザ(REGZA)|
TVS REGZA(旧東芝)レグザで共通仕様として展開される視聴性向上技術を解説します。
レグザ独自のブルーライト低減技術
ディスプレイのブルーライトを低減させる技術は、全モデル共通で展開されています。
テレビがもたらすブルーライトの影響
ブルーライトは紫外線の次に波長の短い(380〜500nm)光です。光は波長が短いと強いエネルギーを持つ言われ、紫外線(UV)の影響は有名ですね。
人工的な光でブルーライトが大きいのが「LED」で、スマホやパソコンの影響が最も大きく、液晶テレビはその半分程度と言われています。
また、有機ELテレビについてはLEDを使用していませんが、データ的には同じ波長の光が液晶テレビの約半分放出されており、影響は少ないもののゼロではありません。
機器 | 影響 |
---|---|
スマホ・PC | 100 |
液晶テレビ | 50 |
有機ELテレビ | 25 |
一般的なブルーライトの影響を具体的に書き出すと次の通りとなります。
- 昼間の光と勘違いして体内時計を狂わす
- ドライアイ・目のかすみ・焦点が合いずらい
- 眼精疲労・肩こり・頭痛
- 網膜への影響・加齢黄斑変性症の誘発
レグザのブルーライト低減量
2023年モデルのレグザでは、従来モデルから有機ELディスプレイで約20〜40%、液晶ディスプレイで約40%のブルーライトを低減させるブルーライトカットディスプレイが採用され、安全な視聴環境が期待できます。
比較すると以下のように違いが明確です。
機器 | 影響 | 一般のTV | レグザ |
---|---|---|---|
スマホ・PC | 100 | - | - |
液晶テレビ | 50 | 50 | 30 |
有機ELテレビ | 25 | 25 | 20〜15 |
4K有機ELレグザ
4K液晶レグザ
ブルーライトの影響は画面に近づけば近づくほど大きくなり、特に20〜30㎝で凝視することが多いスマホやPCで影響が大きくなるのもそれが理由です。
最近の4Kテレビは大型化への誘因施策なのか?
高精細を理由に、より近くで視聴するこを推奨していますが、従来の液晶テレビの推奨距離または少なくとも1m以上離れて視聴すればブルーライトの影響は少ないと言われています。
テレビの視聴距離については、以下の記事を参考にして下さい。
ちなみにTVS REGZA(旧東芝)・レグザでは、一般的に言われる画面高さの1.5倍ではなく、見え方のバランスが良いという理由で2.5〜3.0倍の視聴距離を推奨しています。
視聴環境や映像ソースに合わせた映像の最適化
2023年モデルのレグザでは、心臓部であるレグザエンジンによって、最適な視聴環境を構築する画質の自動調整技術が標準装備されています。
おまかせAIピクチャーは、色温度センサーによって視聴環境に最適な画質を自動調整。
レグザエンジン | 制御技術 |
---|---|
ZRα | おまかせAIピクチャーPRO |
ZR | おまかせAIピクチャー |
パネル反射対策と視野角の改善
2023年モデルのレグザでは、パネル反射対策も施されています。
モデル | 低反射 ARコート |
---|---|
X9900M | ⭕️ |
Z970M | ⭕️ |
Z870M | ❌ |
M550M | ❌ |
また、4K液晶Mini LEDモデルのZ970Mには、斜めからの視聴性をアップさせ広視野角を実現するワイドアングルシートが採用されました。
Z970Mのパネルはサイズによって異なり、85v型がVA方式で75v型/65v型はADS方式になっています。
斜めからの視野角が狭いVAパネルを採用した85v型に広視野角ワイドアングルシートが採用され、元々視野角の広いADSパネルは光の漏れを補正して更に視野角を広げている模様。
レグザセンシングと音場調整
今期のレグザで最も注目の技術であるミリ波レーダーを使用したレグザセンシングは、映像、音響面で視聴性をアップさせる技術です。
ミリ波レーダーによって視聴者とテレビとの距離を正確に測り、最適な視聴性を実現する音と映像を作り出します。
今期のレグザもオーディオキャリブレーションを実装。
レグザが発するテストトーンをリモコンのマイクで測定し、音響特性を自動調整することで視聴環境に合わせた最適な音場作りが行われます。
省スペース設置&回転式卓上スタンド
TVS REGZA(旧東芝) レグザの新モデルでは、設置のしやすい省スペースの卓上スタンドや調整可能な2Way卓上スタンドが用意されています。
また、一部のサイズでは本体の視聴位置を容易に変えられる回転式スタンド(スィーベル)も搭載。
2023年レグザの卓上スタンドバリエーション
モデル | サイズ | 卓上スタンド | 回転式 |
---|---|---|---|
X9900M | 77v型 | 2Way | ❌ |
65v型 | 2Way 調整幅小 | ||
55v型 | |||
Z970M | 100v型 | ワイド | ❌ |
85v型 | 2Way | ❌ | |
75v型 | 省スペース | ⭕️ | |
65v型 | |||
Z870M | 75v型 | 省スペース | ❌ |
65v型 | ⭕️ | ||
55v型 | |||
M550M | 75v型 | 2Way | ❌ |
65v型 | 2Way | ||
55v型 | ワイド | ||
50v型 | ワイド | ||
43v型 | ワイド |
[4K有機ELレグザフラッグシップモデル]
X9900Mシリーズ|サイズ展開:65v・55v|
卓上スタンドを使用したX9900Mで最適な視聴環境
卓上スタンド使用時のX9900Mシリーズのサイズ別(77v/65v/55v)寸法は上図の通り。
この寸法から割り出される最適な視聴高さとテレビ台に求められる重量を把握し、安全で健康に視聴可能なテレビ台を選定することが視聴性能の向上へ繋がります。
把握すべき重要な3つの数字を解説します。
❶ 床へ直置きした際の画面センター高さ
先ずはX9900Mに卓上スタンドを設置した場合の画面センター位置を把握します。
ポジション | 77v型 | 65v型 | 55v型 |
---|---|---|---|
スタンド外側 | 520㎜ | 443㎜ | 380㎜ |
❷ 視聴体制による理想的なテレビ台の最大高さ
卓上スタンドを設置した際の画面センター位置から、視聴体制ごとに画面センター位置となるテレビ台の高さを明確にします。
テレビ視聴時は画面センター位置より目線が高い方が理想(最大500㎜上まで)なので、X9900Mの場合は下表の数字よりも低めのテレビ台を選定することが理想。
視聴体制 | 77v型 | 65v型 | 55v型 |
---|---|---|---|
床に 座る | 280㎜ | 357㎜ | 420㎜ |
低い ソファー | 480㎜ | 557㎜ | 620㎜ |
高い ソファー | 680㎜ | 757㎜ | 820㎜ |
ダイニング チェアー | 780㎜ | 857㎜ | 920㎜ |
❸ X9900Mサイズ別の重量
テレビ台を安全に使用するためには、テレビ台が耐えられる最大荷重を確認することが重要。
X9900Mの総重量(本体+卓上スタンド)の重さに対し、少なくとも5〜10kg以上耐荷重性能に余裕があるテレビ台を選びましょう。
77v型 | 65v型 | 55v型 |
---|---|---|
41.0kg | 29.5kg | 21.5kg |
X9900Mに最適なテレビ台の例
X9900Mでネックとなるのが画面センター位置が意外と低いことでしょう。
耐荷重はもちろん、比較的背の高いテレビ台がベストですが、背の高いテレビ台は耐荷重性能が劣る安価なものが多く選択肢があまり広くありません。
高さ300㎜のテレビ台を使用すればある程度の視聴環境を維持できます。
サイズ 中心高 | 床に 座る | 低 ソファー | 高 ソファー | ダイニング チェアー |
---|---|---|---|---|
77v型 820㎜ | 適 | 適 | 最適 | 最適 |
65v型 743㎜ | 適 | 適 | 最適 | やや低 |
55v型 680㎜ | 適 | 最適 | やや低 | 低 |
VESAを使用したX9900Mで最適な視聴位置
テレビ本体裏側にあるVESAという4つのネジ穴を使用すれば、壁掛けやテレビスタンドを使用して最適な高さでテレビ視聴が可能となります。
X9900Mの場合、65v型と55v型はVESA位置がほぼ中心のため、実際に設置した際は画面センターがイメージ通りの高さに感じられるでしょう。
77v型は若干VESA位置が低いため、設置した際は少し高く感じるかもしれません。
VESAを利用してテレビを設置する際は、重量とVESAサイズが適合することが必要ですが、壁掛けセットやテレビスタンドの適合条件も合致しているか確認が重要です。
TVS REGZA(旧東芝) 4K有機ELレグザ「X9900M」に最適なテレビスタンド情報はこちらをご覧下さい。
タイムシフトマシン装備で最高の録画性能
視聴性能はリアルな見やすさだけではなく、後日視聴するための録画性能も無視できません。
X9900Mはレグザの代名詞である「タイムシフトマシン」が標準で装備されているので、24時間録画対応かつ大容量の外付けHDDを先ず選ぶことが肝要です。
私の場合、4TBの外付けHDDで毎日19時〜24時まで6chを録画しているので、約3週間前の番組まで遡って視聴を行っています。
ちなみに同じように毎日5時間タイムシフトマシンで録画を行った際、外付けHDDの容量で録画期間がこれだけ変わりますよ。
録画時間 | 2TB | 3TB | 4TB |
---|---|---|---|
5時間 | 約10日間 | 約15日間 | 約20日間 |
更に視聴性を整えるために、タイムシフトマシン専用の外付けHDDの他に通常番組の録画専用にもう1台、合計2台の外付けHDDを用意すれば万全です。
タイムシフトマシン対応のTVS REGZA(旧東芝)・レグザに動作適合した安全な外付けHDDで視聴環境を整えましょう。
レグザに適合する電源レスのコンパクトHDDもおすすめです♪
X9900M視聴環境・設置性の評価
評価:4.5
相変わらず良いデザインでわしの家にピッタリなのだ。
評価:3.5
今期も卓上スタンドの幅が調整可能で視聴性が高い割にデザインもなかなかだわ。
評価:3.0
バランスの良さが継続しているね。
前期のフラッグシップモデルから使用勝手の良いデザインとなり、どんなシチュエーションにも合いそうです。
- レグザのフラッグシップ有機ELテレビが欲しい人
- 若干狭いテレビ台を流用したい人
- 録画機能が充実したテレビが欲しい人
\ X9900Mの総合評価はこちら /
\ 前モデルの情報はこちら /
[4K液晶レグザMini LEDモデル]
Z970Mシリーズ|サイズ展開:100v・85v・75v・65v|
卓上スタンドを使用したZ970Mで最適な視聴環境
卓上スタンド使用時のZ970Mシリーズのサイズ別(100v/85v/75v/65v)寸法は上図の通り。
この寸法から割り出される最適な視聴高さとテレビ台に求められる重量を把握し、安全で健康に視聴可能なテレビ台を選定することが視聴性能の向上へ繋がります。
把握すべき重要な3つの数字を解説します。
❶ 床へ直置きした際の画面センター高さ
先ずはZ970Mに卓上スタンドを設置した場合の画面センター位置を把握します。
ポジション | 100v型 | 85v型 | 75v型 | 65v型 |
---|---|---|---|---|
スタンド外側 | 659㎜ | 560㎜ | 504㎜ | 442㎜ |
❷ 視聴体制による理想的なテレビ台の最大高さ
卓上スタンドを設置した際の画面センター位置から、視聴体制ごとに画面センター位置となるテレビ台の高さを明確にします。
テレビ視聴時は画面センター位置より目線が高い方が理想(最大500㎜上まで)なので、Z970Mの場合は下表の数字よりも低めのテレビ台を選定することが理想。
視聴体制 | 100v | 85v | 75v | 65v |
---|---|---|---|---|
床に 座る | 141㎜ | 240㎜ | 296㎜ | 358㎜ |
低い ソファー | 341㎜ | 440㎜ | 496㎜ | 558㎜ |
高い ソファー | 541㎜ | 640㎜ | 696㎜ | 758㎜ |
ダイニング チェアー | 641㎜ | 740㎜ | 796㎜ | 858㎜ |
❸ Z970Mサイズ別の重量
テレビ台を安全に使用するためには、テレビ台が耐えられる最大荷重を確認することが重要。
Z970Mの総重量(本体+卓上スタンド)の重さに対し、少なくとも5〜10kg以上耐荷重性能に余裕があるテレビ台を選びましょう。
100v型 | 85v型 | 75v型 | 65v型 |
---|---|---|---|
75.5kg | 56.0kg | 50.5kg | 39.0kg |
Z970Mに最適なテレビ台の例
Z970Mでネックとなるのが全てのサイズが重量でしょう。
耐荷重性の高い比較的背の低いテレビ台がベストで、Z970Mに合わせた高級感のあるテレビ台がおすすめです。
高さ300㎜のテレビ台を使用すればある程度の視聴環境を維持できます。
サイズ 中心高 | 床に 座る | 低 ソファー | 高 ソファー | ダイニング チェアー |
---|---|---|---|---|
100v型 959㎜ | 高い | 適 | 適 | 最適 |
85v型 860㎜ | やや高 | 適 | 最適 | 最適 |
75v型 804㎜ | 適 | 適 | 最適 | 最適 |
65v型 742㎜ | 適 | 適 | 最適 | やや低 |
VESAを使用したZ970Mで最適な視聴位置
テレビ本体裏側にあるVESAという4つのネジ穴を使用すれば、壁掛けやテレビスタンドを使用して最適な高さでテレビ視聴が可能となります。
Z970Mの場合、VESA位置がほぼ中心のため、実際に設置した際は画面センターがイメージ通りの高さに感じられるでしょう。
VESAを利用してテレビを設置する際は、重量とVESAサイズが適合することが必要ですが、壁掛けセットやテレビスタンドの適合条件も合致しているか確認が重要です。
TVS REGZA(旧東芝)4K液晶MiniLEDレグザ「Z970M」に最適なテレビスタンド情報はこちらをご覧下さい。
タイムシフトマシン装備で最高の録画性能
視聴性能はリアルな見やすさだけではなく、後日視聴するための録画性能も無視できません。
Z970Mはレグザの代名詞である「タイムシフトマシン」が標準で装備されているので、24時間録画対応かつ大容量の外付けHDDを先ず選ぶことが肝要です。
私の場合、4TBの外付けHDDで毎日19時〜24時まで6chを録画しているので、約3週間前の番組まで遡って視聴を行っています。
ちなみに同じように毎日5時間タイムシフトマシンで録画を行った際、外付けHDDの容量で録画期間がこれだけ変わりますよ。
録画時間 | 2TB | 3TB | 4TB |
---|---|---|---|
5時間 | 約10日間 | 約15日間 | 約20日間 |
更に視聴性を整えるために、タイムシフトマシン専用の外付けHDDの他に通常番組の録画専用にもう1台、合計2台の外付けHDDを用意すれば万全です。
タイムシフトマシン対応のTVS REGZA(旧東芝)・レグザに動作適合した安全な外付けHDDで視聴環境を整えましょう。
レグザに適合する電源レスのコンパクトHDDもおすすめです♪
Z970M視聴環境・設置性の評価
評価:4.0
輝度アップされた最新Mini LEDパネルは視聴性が抜群なのだ。
評価:4.0
85v型も卓上スタンドの幅が調整可能で置き場所を選ばないわね。他のサイズは省スペースタイプでデザインもいい感じよ。
評価:4.0
反射が少ない液晶なのに、内容はフラッグシップモデル並みって凄いね。
ミリ波レーダーによって視聴性が格段に進化しています。
- 最新技術の高性能液晶テレビにこだわる人
- 有機ELテレビが見にくい環境の人
- 録画機能が充実したテレビが欲しい人
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[4K液晶Mini LEDモデル]
Z870Mシリーズ|サイズ展開:75v・65v・55v|
卓上スタンドを使用したZ870Mで最適な視聴環境
卓上スタンド使用時のZ870Mシリーズのサイズ別(75v/65v/55v)寸法は上図の通り。
この寸法から割り出される最適な視聴高さとテレビ台に求められる重量を把握し、安全で健康に視聴可能なテレビ台を選定することが視聴性能の向上へ繋がります。
把握すべき重要な3つの数字を解説します。
❶ 床へ直置きした際の画面センター高さ
先ずはZ870Mに卓上スタンドを設置した場合の画面センター位置を把握します。
ポジション | 75v型 | 65v型 | 55v型 |
---|---|---|---|
スタンド外側 | 504㎜ | 442㎜ | 380㎜ |
❷ 視聴体制による理想的なテレビ台の最大高さ
卓上スタンドを設置した際の画面センター位置から、視聴体制ごとに画面センター位置となるテレビ台の高さを明確にします。
テレビ視聴時は画面センター位置より目線が高い方が理想(最大500㎜上まで)なので、Z870Mの場合は下表の数字よりも低めのテレビ台を選定することが理想。
視聴体制 | 75v | 65v型 | 55v型 |
---|---|---|---|
床に 座る | 296㎜ | 358㎜ | 420㎜ |
低い ソファー | 496㎜ | 558㎜ | 620㎜ |
高い ソファー | 696㎜ | 758㎜ | 820㎜ |
ダイニング チェアー | 796㎜ | 858㎜ | 920㎜ |
❸ Z870Mサイズ別の重量
テレビ台を安全に使用するためには、テレビ台が耐えられる最大荷重を確認することが重要。
Z870Mの総重量(本体+卓上スタンド)の重さに対し、少なくとも5〜10kg以上耐荷重性能に余裕があるテレビ台を選びましょう。
75v型 | 65v型 | 55v型 |
---|---|---|
47.0kg | 32.5kg | 25.0kg |
Z870Mに最適なテレビ台の例
Z870Mでネックとなるのが75v型と65v型の重量でしょう。
耐荷重性の高い比較的背の低いテレビ台がベストで、Z870Mに合わせた高級感のあるテレビ台がおすすめです。
高さ300㎜のテレビ台を使用すればある程度の視聴環境を維持できます。
サイズ 中心高 | 床に 座る | 低 ソファー | 高 ソファー | ダイニング チェアー |
---|---|---|---|---|
75v型 804㎜ | 適 | 適 | 最適 | 最適 |
65v型 742㎜ | 適 | 適 | 最適 | やや低 |
55v型 680㎜ | 適 | 最適 | やや低 | 低 |
VESAを使用したZ870Mで最適な視聴位置
テレビ本体裏側にあるVESAという4つのネジ穴を使用すれば、壁掛けやテレビスタンドを使用して最適な高さでテレビ視聴が可能となります。
Z870Mの場合、VESA位置がほぼ中心のため、実際に設置した際は画面センターがイメージ通りの高さに感じられるでしょう。
VESAを利用してテレビを設置する際は、重量とVESAサイズが適合することが必要ですが、壁掛けセットやテレビスタンドの適合条件も合致しているか確認が重要です。
TVS REGZA(旧東芝) 4K液晶レグザ「Z870M」に最適なテレビスタンド情報はこちらをご覧下さい。
タイムシフトマシン装備で最高の録画性能
視聴性能はリアルな見やすさだけではなく、後日視聴するための録画性能も無視できません。
Z870Mはレグザの代名詞である「タイムシフトマシン」が標準で装備されているので、24時間録画対応かつ大容量の外付けHDDを先ず選ぶことが肝要です。
私の場合、4TBの外付けHDDで毎日19時〜24時まで6chを録画しているので、約3週間前の番組まで遡って視聴を行っています。
ちなみに同じように毎日5時間タイムシフトマシンで録画を行った際、外付けHDDの容量で録画期間がこれだけ変わりますよ。
録画時間 | 2TB | 3TB | 4TB |
---|---|---|---|
5時間 | 約10日間 | 約15日間 | 約20日間 |
更に視聴性を整えるために、タイムシフトマシン専用の外付けHDDの他に通常番組の録画専用にもう1台、合計2台の外付けHDDを用意すれば万全です。
タイムシフトマシン対応のTVS REGZA(旧東芝)レグザに動作適合した安全な外付けHDDで視聴環境を整えましょう。
レグザに適合する電源レスのコンパクトHDDもおすすめです♪
Z870M視聴環境・設置性の評価
評価:4.0
色々な施策が上位モデルに劣るのが少し残念なのだ。
評価:4.0
卓上スタンドは省スペースタイプだし、65v型と55v型は回転式スタンドで視聴性は万全ね。
評価:4.0
普通の液晶並みには見やすいよね。
75v型の卓上スタンドは回転しないので注意しましょう。Mini LED入門モデルとして最適な機種です。
- Mini LEDテレビを試したい人
- 有機ELテレビが見にくい環境の人
- 録画機能が充実したテレビが欲しい人
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[4K液晶レグザエントリーモデル]
M550Mシリーズ|サイズ展開:75v・65v・55v・50v・43v|
卓上スタンドを使用したM550Mで最適な視聴環境
卓上スタンド使用時のM550Mシリーズのサイズ別(75v/65v/55v/50v/43v)寸法は上図の通り。
この寸法から割り出される最適な視聴高さとテレビ台に求められる重量を把握し、安全で健康に視聴可能なテレビ台を選定することが視聴性能の向上へ繋がります。
把握すべき重要な3つの数字を解説します。
❶ 床へ直置きした際の画面センター高さ
先ずはM550Mに卓上スタンドを設置した場合の画面センター位置を把握します。
サイズ | 標準 ポジション |
---|---|
75v型 | 492㎜ |
65v型 | 430㎜ |
55v型 | 370㎜ |
50v型 | 336㎜ |
43v型 | 295㎜ |
❷ 視聴体制による理想的なテレビ台の最大高さ
卓上スタンドを設置した際の画面センター位置から、視聴体制ごとに画面センター位置となるテレビ台の高さを明確にします。
テレビ視聴時は画面センター位置より目線が高い方が理想(最大500㎜上まで)なので、M550Mの場合は下表の数字よりも低めのテレビ台を選定することが理想。
視聴体制 | 75v型 | 65v型 | 55v型 | 50v型 | 43v型 |
---|---|---|---|---|---|
床に 座る | 308㎜ | 370㎜ | 430㎜ | 464㎜ | 505㎜ |
低い ソファー | 508㎜ | 570㎜ | 630㎜ | 664㎜ | 705㎜ |
高い ソファー | 708㎜ | 770㎜ | 830㎜ | 864㎜ | 905㎜ |
ダイニング チェアー | 808㎜ | 870㎜ | 930㎜ | 964㎜ | 1005㎜ |
❸ M550Mサイズ別の重量
テレビ台を安全に使用するためには、テレビ台が耐えられる最大荷重を確認することが重要。
M550Mの総重量(本体+卓上スタンド)の重さに対し、少なくとも5〜10kg以上耐荷重性能に余裕があるテレビ台を選びましょう。
75v型 | 65v型 | 55v型 | 50v型 | 43v型 |
---|---|---|---|---|
26.5kg | 19.0kg | 14.0kg | 12.0kg | 9.0kg |
M550Mに最適なテレビ台の例
M550Mは重量が軽いため(75v型は少し注意)、耐荷重性能がマッチすれば画面センター位置に合わせたテレビ台が選べます。
高さ318㎜〜438㎜で調整可能なテレビ台を使用すれば最適な視聴環境を維持できます。
サイズ 中心高 | 床に 座る | 低 ソファー | 高 ソファー | ダイニング チェアー |
---|---|---|---|---|
75v型 810㎜ 930㎜ | やや高 | 適 | 適 | 最適 |
65v型 748㎜ 868㎜ | 適 | 適 | 最適 | 最適 |
55v型 688㎜ 808㎜ | 適 | 最適 | 最適 | 最適 |
50v型 654㎜ 774㎜ | 適 | 最適 | 最適 | やや低 |
43v型 613㎜ 733㎜ | 適 | 最適 | 最適 | やや低 |
VESAを使用したM550Mで最適な視聴位置
テレビ本体裏側にあるVESAという4つのネジ穴を使用すれば、壁掛けやテレビスタンドを使用して最適な高さでテレビ視聴が可能となります。
M550Mの場合VESA位置が下側のため、実際に設置した際は画面センターがイメージより高く感じられるでしょう。
ただし、43v型のみほぼセンターに位置するので、実際に設置した際は画面センターがイメージ通りになります。
VESAを利用してテレビを設置する際は、重量とVESAサイズが適合することが必要ですが、壁掛けセットやテレビスタンドの適合条件も合致しているか確認が重要です。
TVS(旧東芝)4K液晶レグザ「M550M」に最適なテレビスタンド情報はこちらをご覧下さい。
録画性能
視聴性能はリアルな見やすさだけではなく、後日視聴するための録画性能も無視できません。
M550Mは残念ながらタイムシフトマシンが標準では備わっていませんが、チューナー数は十分なので裏録やダブル録画に備えた外付けHDDの準備をおすすめします。
TVS REGZA(旧東芝)レグザに動作適合した安全な外付けHDDで視聴環境を整えましょう。
レグザに適合する電源レスのコンパクトHDDもおすすめです♪
M550M視聴環境・設置性の評価
評価:3.0
まあ液晶テレビだからほどほどに見やすいのだ。
評価:4.0
このクラスでは珍しく、75v/65vは卓上スタンドの幅が調整できるので置き場所を選ばないわね。でも55v/50v/43vは注意よ。
評価:4.0
できれば全てのサイズで卓上スタンドが調整できたら良かったね。
今期のM550Mも超大型サイズのみ卓上スタンドの幅が調整でき設置性は合格点です。
- 安く大型のテレビを試したい人
- タイムシフトマシンにこだわりが無い人
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視聴環境・設置性の評価まとめ2023年モデルTVS REGZA(旧東芝)・レグザ
評価モデル | |||
---|---|---|---|
X9900M | 4.5 | 3.5 | 3.0 |
Z970M | 4.0 | 4.0 | 4.0 |
Z870M | 4.0 | 4.0 | 4.0 |
M550M | 3.0 | 4.0 | 4.0 |
この記事では2023年発売のTVS REGZA(旧東芝)・レグザの視聴性と設置性ついて評価を行いました。
また、最適な視聴環境を構築する際に必要な知識と、最適なテレビの置き方についても情報を発信しています。
高機能で高価なレグザを選んでも、そのテレビに適した視聴環境を整えないとせっかくの機能も無駄になってしまいます。
見落としがちな視聴環境についても購入の検討材料とすることをおすすめします。
良い買い物をして下さい♪