液晶テレビ・有機ELテレビの大型化に伴い、既存のテレビ台ではスペック不足になる場合があることをご存じでしょうか?
大画面化による設置面積の増加、機能の充実による重量増など、テレビに合わせた適切なテレビ台やテレビスタンドの選択がとても重要になっています。
しかし、そこを逆手に取れば、部屋のインテリア感を向上させることも可能でしょう。
ここでは、新しい 液晶テレビ・有機ELテレビ 用にテレビ台やテレビスタンドの買換えを行う際に必要なコツを伝授致します。
安全を第一に考えつつ、おしゃれな部屋へ生まれ変わることができるおすすめの製品もピックアップ♪
テレビ台で最も重要なのこと(おしゃれでもおすすめでも無い)
POINT①
テレビ台選びで最も重要な基礎知識
- テレビ台・テレビスタンド・壁掛け金具の「耐荷重」
- テレビ台の「幅」と「奥行」
いくらおすすめのおしゃれなテレビ台でも、テレビの重さに耐えられないテレビ台は論外。
価格だけで間違った選択を行うと大切なテレビを壊すだけではなく、テレビの下敷きとなり家族が怪我をしてしまうかもしれません。
もちろん、「幅」と「奥行」をテレビの脚以上の大きさにしなければ、肝心のテレビが設置できません。
危険防止策として、きちんと安定感のある製品を選ぶべきです。
耐荷重に問題が無く、テレビ落下の安全対策を行っても、テレビ台自体が不安定であれば地震の際にテレビ台ごと転倒する可能性があります。
POINT②
- 最も重要なのが「耐荷重」
- 災害に備え「幅」と「奥行」に安定感がある物を選ぶ
インテリアとテレビの大きさや部屋とのバランスを考えたテレビ台選定
部屋のインテリアに拘る人は、特に注意して欲しいのが「安全性」です。
ネット通販ではオシャレなテレビ台が沢山検索出来ますが、いくらおすすめの商品でも、機能性を無視すると後で後悔することになります。
デザインが好みでも、良く分からないようなブランドは避けた方が良いでしょう。
昔のブラウン管テレビで使用していたテレビ台
実は私の家では「Sony VEGA 32型」で使用していたテレビ台を未だに流用しています。
そのため、テレビの買換えで重視する部分がテレビの「脚」なのですが、そこは個人の都合なので割愛。
古いテレビ台が本当に流用出来るのでしょうか?
使用中のテレビサイズは55型なので、ブラウン管の32型とは比較にならない幅ですが、しっかり安定しています。
その理由は、奥行の長さと70kgを超えるブラウン管テレビ用に設計された「耐加重性能」にあり。
インテリア性を無視すればテレビ台の出費が抑えられるという一例ですが、バランス的にはテレビの幅よりもテレビ台の幅が広い方が素敵でしょう。
家の設計上、ブラウン管用に奥行きがある台でも壁の凹んだ部分にスッポリ入るため、画面は壁にピッタリ納まります。
しかし、一般家庭ではどうしてもテレビ台の奥行分、テレビ画面が全面に出るのでおすすめ出来ません。
薄型の大型テレビに合うテレビ台の幅
これはもちろん、テレビ画面よりも大きい幅のテレビ台となります。
そして、最近のテレビ台ではその幅によって適合する画面サイズを推奨しています。
しかし、最も重要な「耐荷重」を満足し、地震でも安定する「奥行」が確保されていれば拘る必要はありません。
部屋の広さとのバランス
広い部屋に小さいテレビと小さいテレビ台ではしっくり来ません。
やはり大型画面とその大きさを超えるテレビ台があってこそ重厚感が産まれます。
画一的に考えるのではなく、その他の家具と相性が良い組合せも同時に考慮すべきでしょう。
テレビスタンドを上手く活用する方法もありますね。
おしゃれに見せる部屋の広さとテレビ おすすめのイメージ戦略
テレビを実際に部屋へ設置したイメージを持たないと良い買い物は出来ません。
最近のテレビの大きさと、テレビ台との設置イメージを検証しましょう。
テレビのサイズ
各メーカーが有機ELテレビを押す傾向にある昨今、パネル枠の薄型化に伴い、テレビ画面の大きさとテレビ本体の大きさに開きが無くなってきました。
テレビの脚を含めたテレビの大きさと重量について確認してみましょう。
テレビ サイズ | 本体幅 | 高さ | 奥行 | 総重量 |
---|---|---|---|---|
85型 | 1,910 | 1,180 | 415 | 49kg |
75型 | 1,680 | 1,040 | 380 | 40kg |
65型 | 1,470 | 910 | 340 | 25kg~48kg |
55型 | 1,250 | 800 | 340 | 20kg~38kg |
※幅×高さ×奥行は「㎜」
※高さと奥行は「脚を含める」
55型と65型については、 液晶テレビと有機ELテレビが混在するため重量の幅が大きくなっています。
寸法については、新製品の大半がこの数値以内に納まります。
部屋の広さに当てはめてみる
部屋にテレビを置いたイメージを図解し、おしゃれ度とおすすめ度を客観的に画面サイズ毎比較します。
畳1.5畳分の設置幅テレビサイズのイメージ
先ず、畳の幅で換算して1.5畳分の設置幅を見て見ましょう。
6畳間~8畳間に多い設置幅です。
テレビ台TV -Table
180cm以上を選択すれば、概ね問題なく使用可能です。
但し、注意点として「有機ELテレビ」を購入する際は「重量」をしっかり確認して下さい。
TOSHIBAの一部機種では65型で47.5kgもあるため、今後のモデルチェンジや大型化などで50kgを超える可能性もあります。
ちなみに、有機ELパネル自体は薄型軽量ですが、高級機の位置づけのため、高スペックの付帯装備によって重くなっているようです。
評価項目 | 55型 | 65型 | 75型 | 85型 |
---|---|---|---|---|
耐荷重性 (50㎏超) | ◎ | ◎ | ◎ | 〇 |
幅 (1800㎜超) | ◎ | ◎ | 〇 | △ |
奥行 (420㎜超) | ◎ | ◎ | 〇 | △ |
インテリア性 おしゃれ? | ◎ | ◎ | 〇 | △ |
部屋との バランス | ◎ | ◎ | 〇 | △ |
テレビスタンドTV -Stand
壁掛けに抵抗がある人や設置スペースを気にする人に最近人気なのが「スタンドタイプ」です。
耐荷重が40kg以下の製品が多いので、購入するテレビとの相性をきちんと比較しましょう。
80型までは耐荷重に注意すれば概ね部屋のサイズにマッチします。
評価項目 | 55型 | 65型 | 75型 | 85型 |
---|---|---|---|---|
耐荷重性 (50㎏超) | ◎ | 〇 | 〇 | 〇 |
幅 (耐震) | ◎ | ◎ | 〇 | 〇 |
奥行 (耐震) | ◎ | ◎ | 〇 | 〇 |
インテリア性 おしゃれ? | ◎ | ◎ | ◎ | ◎ |
部屋との バランス | ◎ | ◎ | ◎ | ◎ |
畳2.0畳分の設置幅テレビサイズのイメージ
畳2.0畳分の設置幅は8畳間の1辺と同様の幅となり、12畳以上のリビングでは最も短い幅の場所となることが多いです。
一方で、長手方向を見れば5m以上の幅も確保できるため、270cm以上のテレビ台がマッチします。
テレビ台TV -Table
270cm以上を選択すれば、どのテレビでも違和感なく設置可能。
但し、180cmのテレビ台同様に、注意点として「有機ELテレビ」を購入する際は「重量」をしっかり確認して下さい。
評価項目 | 55型 | 65型 | 75型 | 85型 |
---|---|---|---|---|
耐荷重性 (50㎏超) | ◎ | ◎ | ◎ | 〇 |
幅 (1800㎜超) | ◎ | ◎ | 〇 | △ |
奥行 (420㎜超) | ◎ | ◎ | 〇 | △ |
インテリア性 おしゃれ? | ◎ | ◎ | 〇 | △ |
部屋との バランス | ◎ | ◎ | 〇 | △ |
テレビスタンドTV -Stand
設置スペースが広くなればなる程、バランスに気を付ける必要があります。
シンプルな分、何も無い場所に設置する際は寂しくならないように工夫しましょう。
注意事項は1.5畳幅と同じで、耐荷重50kg以下、75型までのバリエーションです。
評価項目 | 55型 | 65型 | 75型 | 85型 |
---|---|---|---|---|
耐荷重性 (50㎏超) | ◎ | ◎ | 〇 | 〇 |
幅 (耐震) | ◎ | ◎ | 〇 | 〇 |
奥行 (耐震) | ◎ | ◎ | 〇 | 〇 |
インテリア性 おしゃれ? | ◎ | ◎ | ◎ | ◎ |
部屋との バランス | ◎ | ◎ | ◎ | ◎ |
テレビスタンドの選び方
テレビスタンドはテレビ台に変わる新たなテレビの設置方法として注目です。
本来は「壁掛け」の代わりとして購入する層が多かった製品ですが、壁掛けよりも簡単で、テレビ台よりもおしゃれな点が注目されつつあります。
但し、テレビとの「適合」が少し複雑で、選び方を間違えると常に上を向いて視聴するほど高い設定となったり、最悪の場合は設置出来ない場合も…。
ネットの検索で出てくる「おすすめ情報」などは適合情報が無いため、安易に鵜呑みにすべきではありません。
テレビスタンドを検討する場合は以下のポータルページを是非ご活用ください。
選び方の基本情報から、所有のテレビや購入予定のテレビに最適なテレビスタンドをサイズ別で適合評価まで行っています。
おしゃれでおすすめのテレビ台とテレビスタンド
機能性、デザイン(おしゃれ)、インテリア性から「おすすめ」のテレビ台とテレビスタンドをご紹介します。
テレビ台については価格やサイズがピンキリなので、特にコスパが良いと思われる製品を選出。
テレビスタンドは別記事に詳細を解説しているので、主要な製品を選出致しました。
テレビ台
コスト優先で選択するなら(最大65型)
- 高さ28.2㎝でほぼ全サイズで最適な視聴高さを実現可能
- 人気商品なのでクチコミ多数
- 高級感が薄い
- 55型が限界
高さ調整可能で安心の朝日木材加工(最大65型)
- 31.8㎝と43.8㎝の2つの高さが選べほぼ全サイズで最適な視聴高さを実現可能
- 一部の色をおしゃれに変えられる
- 耐荷重に注意
最大77型まで対応可能な朝日木材加工のローボード
- 高さ31.8㎝でほぼ全サイズで最適な視聴高さを実現可能
- サイズは幅80㎝から177㎝まで6バリエーション
- 組立必要
テレビスタンド
テレビスタンドと言えば、2017年に GOOD DESIGNを受賞 した「EQUALS」です。
EQUALSの名前より、単に「WALL」で探す人が多い商品(テレビスタンド)ですね。
60型まで対応している製品TV-Stand EQUALS
「V2」というベストセラーモデルがこれにあたります。テレビ台と比較して安いのに、送料も無料なんですね!
ちなみに、ロータイプとハイタイプの2種類ありますが、ソファーに座りながら視聴するなら、1万円台のロータイプで十分でしょう。
ハイタイプもあります!
80型まで対応している製品TV-Stand EQUALS
「V3」という最上位モデルがこちらにあたります。
65型以上(80型まで)のテレビ(但し50kg以下)を設置するならこちらを選んで下さい。
耐荷重はテレビ本体だけではなく、付属品(サウンドバーやハードディスク)を載せる場合、それらも加味することが重要です。
ハイタイプもあります!
\ EQUALS WALLの詳細はこちらの記事で/
【EQUALS WALL】っておしゃれでおすすめのテレビスタンドなの?
皆さんの参考となれば幸いです。
\ その他テレビスタンドとテレビ関連の情報/