Panasonic VIERA GX850 の新発売に合わせ、4Kチューナーが内蔵されていないにも係わらず大人気の同じくPanasonic製造の VIERA EX850 のスペックを比較しました。
結果はこの記事に書いてあるので、興味のある方こちらをご覧下さい。
Panasonic同士を比較して気づいたのは、GX850はEX850の後継機ではないということ。
Panasonic液晶のハイエンド機と思って購入検討している方はご注意下さい。きちんとスペックを確認しましょう。
EX850の後継機でなければ、既に発売中のTOSHIBA REGZA Z720X との比較も必要。
そこで今回はわたしの所有する「Z720X」と比較し、最終的にどちらが「買い」なのかを判断したいと思います。
有機ELテレビも気になっていますが、ちょっと問題がありそう…。
TOSHIBA Z720X とは
こちらでレビューしていますので、興味のある方はご確認下さい。
少しだけおさらいしておきます。
2018年8月22日発売。
4Kチューナー内蔵の4Kテレビ。
東芝独自の「タイムシフトマシン」を搭載し、番組の見落としをなくせる便利な機能を有します。
ここで注目したいのは、販売開始時期の価格状況。
価格.comのデータを見ると「23万円~24万円」なので、比較対象であるPanasonic GX850とほぼ同じ設定で動き出しそうなのが分かるでしょうか?
そうなると、メーカーの違いによる特性と共に、両機種のスペックをしっかり把握した上で、購入交渉の舞台に向かう必要があります。
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Panasonic GX850 vs. TOSHIBA Z720X
メーカーとしての特性違いは後で記載するとして、先ずはスペックの比較を行いましょう。
比較項目 | GX850 | Z720X |
---|---|---|
パネル | IPS×LED | IPS×LED |
スピーカー | 30W (2スピーカー) | 66W (5スピーカー) |
地上デジチューナー | 3 | 9 |
BS/CSデジチューナー | 3 | 3 |
BS/CS4Kチューナー | 1 | 1 |
2画面機能 | ○ | ○ |
無線LAN内蔵 | ○ | ○ |
外付けHDD | ○ | ○ |
HDMI端子数 | 4 | 4 |
ARC対応 | ○ | ○ |
HDCP2.2 | ○ | ○ |
USB端子 | 3 | 4 |
総重量 | 24kg | 19.5kg |
消費電力 | 176W | 259W |
年間消費電力量 | 136kWh/年 | 156 kWh/年 |
正直大きく違うという印象はありません。
双方の優位点を見てみましょう。
- 画質については詳細スペックと目視確認が必要
- スピーカー性能は明らかに「Z720X」の方が優位
- 奥行と重量についても「Z720X」が優位
- 省電力性能は「GX850」が優位
次にメーカー特性の違いについて比較します。
- 地デジチューナー数はタイムマシンシフトという売りがある「TOSHIBA」が圧倒的
- 家庭内の映像リンクは両社各々の特性で実行可能
- インターネット映像配信のカバー数は「Panasonic」
これらの差を見る限り「大差」無いというのがわたしの結論。
あとは買う側の好みや使い勝手によって変化する程度。
では、Panasonic VIERA GX850 の発売日に購入を検討した場合、価格がどの程度違うかもシミュレーションしておきましょう。
価格.comの最安値店で買われる人は少数だと思いますので、家電量販店で買った場合を想定します。
約8万円の開きが出ることが予想されます。
- GX850の発売時価格想定
- 26万円(ポイント還元などは想定しない)
- Z720Xの直近価格推移
- 18万円程度(ポイント還元などは想定しない)
Panasonic GX850 を買うべきなのか?
スペックによる大きな差はないことが分かったので、あとは各メーカーが売りにしている技術が使用環境にマッチしているか、どうしても外せないのかで大きく違ってきます。
また、重要なのはやはりテレビなので「色づくり」の好みです。
Z720Xはレビューした通り、通常の地デジ映像も相当綺麗に修正しています。
GX850についてもこの点をよく比較した方がいいでしょう。EX850の映像を見る限り、Panasonicの製品で地デジを見ると相当荒れています。
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新しいものが好きで、お金に十分余裕があれば8万円の差は関係ありません。
あえて意見を付記すると、先ずは半年程度価格推移を見守ることをお奨めします。