【SOUNDPEATS Mini Pro HS】の使用感をレビュー!ハイレゾ対応・完全ワイヤレスイヤホン

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SUNDPEATS Mini Pro HSレビュー記事用のアイキャッチ画像

SOUNDPEATSから新しく発売された「Mini Pro HS」の試供を受けたので、2週間様々なシチュエーションで徹底的に検証してみました。

ハイレゾ対応、-40dBのノイズキャンセル機能、完全ワイヤレスのイヤホンと言えば数万円するイメージですが、「Mini Pro HS」は1万円以下で全ての機能を網羅。

目的に合ったイヤホンなのか先ずは確認して、興味を持ったら詳細を解説する後半へ読み進めて下さい。

それでは、「【SOUNDPEATS Mini Pro HS】の使用感をレビュー!ハイレゾ対応・完全ワイヤレスイヤホン」について書きます。

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【この記事で解決する疑問と悩み】

  • SOUNDPEATS Mini Pro HSが最適な人と使い方
  • SOUNDPEATS Mini Pro HSの特徴
  • SOUNDPEATS Mini Pro HSとSOUNDPEATS Mini Proの違い
  • SOUNDPEATS Mini Pro HSのメリットとデメリット
この記事の著者
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長年製造業に従事し豊富な知見を活かした

分析が得意なブロガー
えだまめくん
edamamekun

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SOUNDPEATS Mini Pro HSはこんな人に最適

イヤホンを購入する際は、使用する状況を考えて製品を選ぶと思います。

そんな訳で、スペックは後回しにしてSOUNDPEATS Mini Pro HS使用感を最初にレビュー致します。

ライフスタイルにマッチするイヤホンだと感じたらそのまま詳細を読み進めて下さいね。

Mini Pro HSをスポーツで使用

SUNDPEATS Mini Pro HSをトレイルランで試してみた
トレイルランでMini Pro HSを試す
シチュエーション
おすすめ度
評価&感想
ウォーキング
安全な道はANCモードで快適
外音取り込みで安全性確保
イヤホンの外れやズレはなし
ジョギング
外音取り込みで安全性確保
イヤホンの外れやズレはなし
汗の量によっては耐久性に不安
ランニング
外音取り込みで安全性確保
イヤホンの外れやズレはなし
汗の量によっては耐久性に不安
足の音が響くため疲れる
トレッキング
枝葉などの影響で外れる場合あり
岩場で落とすと探せない
自然環境音が聞き取れない
チームスポーツ
接触の危険が多発

外れるリスクが高い

スポーツで使用した感想は、激しいスポーツになるほど適性が低く、緩やかな運動で使用するには最適だと感じました。

ウォーキングレベルに最適

ウォーキングレベルであればSOUNDPEATS Mini Pro HSが大活躍するでしょう。

公園や歩道がしっかり確保された道であれば「ANCモード」で音楽を楽しみつつ歩け、場所によって「外音取り込みモード」を使用すれば安全が確保されます。

モードの切り替えは左手の指一本で即座に行える点も秀逸です。

Mini Pro HSは風切り音を緩和する改善を行っていますが、ANCモードを利用すれば通常のカナル型イヤホンよりもややマイルドといった印象。

激しい運動は足音が不快で耐水性も不安

一方、ランニングでMini Pro HSを使用すると骨を伝わって足音がイヤホンへ入るような感触が強くとても疲れました。

ANCモードにすれば緩和されますが、安全性が確保されないためおすすめできません。

また、ランニングレベルの運動量になると、上下動が大きくモード切り替えが上手く行えないのも難点。

更にMini Pro HSの耐水性能は「IPX5」なので、汗を大量にかく季節や汗かきの人、ちょっと激しい不意の雨には若干心許ない感じ。

スポーツでMini Pro HSを使用するなら、ウォーキングレベルの使用が最適です。

こんなスポーツをする人におすすめ
  • ウォーキングや散歩で使用する人
  • ゆっくりペースのジョギングで使用する人

Mini Pro HSで仕事や普段使い

SUNDPEATS Mini Pro HSとMacBookPro
Mini Pro HS & MacBookPro
シチュエーション
おすすめ度
評価&感想
通勤・通学
安全な道はANCモードで快適
外音取り込みで安全性確保
大きな音はANCでカットできない
テレワーク
外音取り込みで生活音確保
通話品質は良好
バッテリー持ちは十分
長時間使用は耳が痛くなる

SOUNDPEATS Mini Pro HSのANCノイズキャンセルレベルは-40dBへ進化し「強力」な部類に入りました。

ノイズキャンセル機能に過度な期待は禁物

ただ、-40dBは図書館内くらいの騒音をカットできるレベルなので、それ以上の音は-40dB分カットされ耳へ入ってきます。

例えば電車の騒音は80dB程度なので、ANCノイズキャンセルを使用すれば、電車内でも図書館で音楽を聴いているようなイメージで、確かにそんな感じで使用できました。

とは言え、キャニスター型で大爆音のダイソン掃除機を使用中に試しましたが、掃除機の音も入ってはくるものの、音楽はクリアーに聞こえていたので強力であることは間違いありません

ENCへアップデートし通話品質は良好

気になるMini Pro HSの通話品質ですが、テレワーク環境、室外、どちらも支障なく使用できるレベルでした。

通話用のノイズキャンセル機能がcVcからENCへアップデートされ、声が途切れるという問題が解消されています。

長時間使用は耳に負担があるもバッテリー持ちは良好

また、Mini Pro HSをテレワークなどで一日中使用する場合はちょっと耳が痛くなりましたが、バッテリーは常に6〜8時間持ったのでストレスなく使用できます。

通勤・通学の普段使いからテレワークまで、Mini Pro HSの特性を活かせる人には使い勝手の良いイヤホンだと感じました。

こんな普段使いをする人におすすめ
  • 外音取り込みを上手に活用して通勤・通学する人
  • テレワークで長時間使用する人

Mini Pro HSの音質

SUNDPEATS Mini Pro HSのバイオセルロース製の振動板
SOUNDPEATS公式

Mini Pro HSの音質は安いイヤホンに有りがちな「ドンシャリ」な音質だと思っていました。

しかし、実際に聴いてみるとそれとは逆にやや高音寄りの中音域が中心のマイルドで上品な音質でした。

低音域は迫力よりもディテール重視

だからと言って低音が弱い訳ではなく、ドンドンうるさい低音ではなく、ディテールをしっかり捉えカラフルな楽器の質感を味わえる質の高い低音だと感じます。

バイオセルロース製の振動板によってマイルドに仕上がるのでしょう。

コスパの高さが感じられる音質

ネットでハイレゾ音源を視聴しましたが、奥行きも感じられ、低価格な完全ワイヤレスイヤホンとしての再生能力はコスパの高い仕上がりと言えます。

こんな人におすすめな音質
  • 音の迫力よりもディテールにこだわりたい人
  • LDACコーデックの再生機器を所有している人

Mini Pro HSは手袋をつけて操作できるのか?

SUNDPEATS Mini Pro HSとスマホ対応メリノウール手袋R×L(アールエル)
Mini Pro HSとスマホ対応手袋

SOUNDPEATS Mini Pro HSはイヤホン本体をタップしてモードを切り替えます(詳細は後述)。

素手で操作するには問題ありませんが、前述のとおり激しい運動時は上下動でちょっと操作しづらいことが難点でした。

では、寒い日に手袋(グローブ)を着けたままでも操作可能なのでしょうか?

もちろん、手持ちの手袋(グローブ)で検証しましたよ。

スマホ操作対応の手袋なら操作可能

結論としては、写真のような指先処理を行ったスマホ対応の手袋では使用できましたが、スマホ操作ができない手袋では使用できませんでした。

操作の際には少しコツがいる

また、Mini Pro HSを操作する方法には「タップ」と「長押し」がありますが、「タップ」は問題なく反応しますが「長押し」を行う場合はコツが必要です。

そっとセンサー部分を触って長押ししても反応しないので、叩くように指を置きそのまま指を離さないようにしましょう。

寒い日に使う人におすすめ
  • スマホ対応の手袋(グローブ)を使用する
  • 長押しは叩くように指を付ける

それでは、SOUNDPEATS Mini Pro HSの細かい解説へ移ります。

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SOUNDPEATS Mini Pro HSの概要

SOUNDPEATS Mini Pro HS」はMini Proの進化版で、Mini Proで不満が多かった点について改善されています。

具体的には…

SOUNDPEATS Mini Pro HSの改善点
  • 再生時間の向上
  • ハイレゾ対応
  • 通話品質の向上
  • 風切り音の緩和

消費者の声に敏感な企業体質と言えますね。

進化内容について、スペックを比較して改善点を確認してみましょう。

Mini ProとMini Pro HSの仕様比較

下表の通りスペック上で変化のあった箇所に色付けしましたが、SOUNDPEATS Mini ProとMini Pro HS の違いは意外と大きそうです。

項目Mini ProMini Pro HS
ケースサイズ60×24×45㎜60×22.5×48㎜
総重量37.5g37.5g
イヤホン単体重量4.97g/個4.97g/個
カラバリブラック
ホワイト
ブラック
(ラメ入り)
イヤホン装飾シルバーゴールド
耐水規格IPX5IPX5
ケース充電
総再生時間
ANC OFF:25時間
ANC ON:21時間
ANC OFF:28時間
ANC ON:21時間
イヤホン単体
再生時間
ANC OFF:7時間
ANC ON;5時間
ANC OFF:8時間
ANC ON;6時間
充電ポートケース:USB-C
充電器:USB-A
ケース:USB-C
充電器:USB-A
BluetoothチップQCC3040WQ7033AR
Bluetooth Ver.5.25.2
コーデックaptX
aptX Adaptive
AAC
SBC
LDAC
AAC
SBC
通信範囲約10m約10m
マイク2基+2基3基+3基
通話品質
向上施策
cVc 8.0
ノイズリダクション
ENC
ノイズキャンセリング
ANC切替ANC
外部音取込
ノーマル
ANC
外部音取込
ノーマル
ANC機能35dB40dB
ワイヤレス充電
マルチポイント
装着検出
定価6,680円7,980円
Mini ProとMini Pro HSの比較

主な変更点と注意すべきスペック表記について細かく見てみましょう。

外観の違い

ケースの微々たるサイズ違いはともかく、カラーについてはブラックだけの展開ですが、ゴールドのラメが散りばめられた外観は明らかに異なります。

SUNDPEATS Mini ProとMini Pro HSの外観を比較
Mini ProとMini Pro HSの違い

また、イヤホンに施されたブランドロゴもシルバーからゴールドへ変更され差別化が図られています。

バッテリーの稼働時間

再生時間の向上

Mini Pro HSでは、ケースを利用した充電可能時間が10%以上延び、イヤホン単体の稼働時間も向上しました。

コーデック対応範囲の変更

ハイレゾ対応

Mini Pro HSではコーデックの変更に注意しましょう。

LDAC高音質コーデック対応へ変更され、日本オーディオ協会の認証を受けたハイレゾ音源再生をサポートする完全ワイヤレスイヤホンへ生まれ変わりました。

コーデックに関する詳しい内容は以下の記事を参考にして下さい。

マイク機能の強化

SUNDPEATS Mini Pro HSイヤホンに備わった3つのマイク
Mini Pro HS 3MIC
SOUNDPEATS公式

前作のMini Proで採用された「ハイブリッド・アクティブノイズキャンセル」をMini Pro HSでも踏襲し、更に「通話マイク」が追加されています。

MIC & ENC効果

通話品質の向上

話し手の声だけを残す通話用のノイズ削減技術も、Bluetooth標準搭載の「cVc 8.0ノイズリダクション」から「ENC(Environment Noise Cancellation)ノイズキャンセリング」へアップデートされています。

また、通話マイクを新設することで、よりクリアーな通話が可能となりました。

FB & FF MIC角度の調整

風切り音の緩和

Mini Pro HSではマイクの角度を最適化することで風切り音の緩和施策を施しました。

また、周囲の音を少なくするハイブリッド・アクティブノイズキャンセル機能(ANC=Active Noise Cancellation)が強化されている点も注目です。

注目ポイント
  • マイク角度の最適化
  • -35dB→-40dBへノイズキャンセル機能をアップ

簡単にノイズキャンセルの仕組みを解説すると、ノイズキャンセルの方法は「パッシブノイズキャンセリング」と「アクティブノイズキャンセリング」の組合せです。

「パッシブノイズキャンセリング」はイヤホンで物理的に音を遮断する方法で、Mini Pro HSはカナル型イヤホンの特性を活かし耳栓と同じ役割を担うわけですね。

一方、「アクティブノイズキャンセリング」は電気回路を使って逆相の音を使ってノイズを打ち消す技術。

イヤホンに搭載されたマイクを利用して外音を分析し、逆相の音でカウンターを当て雑音を緩和します。

ハイブリッドの場合は2つのマイクで集音することで、より精度の高いノイズキャンセル効果が期待できることは容易に想像できるでしょう。

耐水性能は変化なし

耐水性

耐塵・耐水を表すIPコードは「IPX5」のままで変化がないため、過度な水濡れには引き続き注意が必要です。

IPコードの詳しい解説は以下の記事を参考にして下さい。

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SOUNDPEATS Mini Pro HSの梱包状況〜開封

Mini Pro HSが入るパッケージの大きさが分かりやすいよう、iPhone13 Proと並べてみました。

SUNDPEATS Mini Pro HSのパッケージの表をiPhone13 Proと大きさを比較
Mini Pro HSのパッケージ(表)

Mini Pro HSのパッケージ背面にはイヤホン本体の写真が大きく記載されているので、どんな商品かイメージしやすいですね。

SUNDPEATS Mini Pro HSのパッケージの裏をiPhone13 Proと大きさを比較
Mini Pro HSのパッケージ(裏)

Mini Pro HSのパッケージを開封すると、こんな感じで製品が収まっています。

揺れや振動を抑えた梱包技術で安心ですね。

SUNDPEATS Mini Pro HSのパッケージ内部
Mini Pro HSのパッケージ内部

Mini Pro HSのパッケージの中身を全て出すとこんな感じです。

SUNDPEATS Mini Pro HSの全ての付属品
Mini Pro HSの付属品
SOUNDPEATS Mini Pro HS本体1個
イヤーピース*S/Lの2セット
USB-C to USB-A 充電ケーブル1本
操作マニュアルと冊子各1冊
SOUNDPEATS Mini Pro HSの同梱物

※Mサイズのイヤーピースは本体に取り付けられているので、実質3セット。

SOUNDPEATS Mini Pro HSのデザイン性

先ずMini Pro HSのケースですが、単純なブラックではなく宇宙的なラメと艶消しのシボが意匠された少し凝ったデザインです。

初めて見た時はゴミかと思って、ちょっとゴシゴシしてしまいました(笑)。

でも、実際に触っても指紋残りがないため汚れは目立ちませんよ。

SUNDPEATS Mini Pro HSのケース〜SUNDPEATSのロゴが描かれた表面
SUNDPEATS Mini Pro HSのケース(表)

また、Mini Pro HSのケースは座面が丸く自立しないため、テーブルなどへ置く時は写真▼のような体制になります。

ケースは自立しませんが、とても小さいので充電時以外は特に支障はなさそう。

でも、Mini Pro HSのケースは「小さすぎて無くしそう…」という不安は払拭できません。

小さいことについてはメリットと考えましょう♪

SUNDPEATS Mini Pro HSのケース〜SUNDPEATSのロゴが描かれた表面を置いた時のイメージ
SUNDPEATS Mini Pro HSケースの置き方

Mini Pro HSが収納されているケースの蓋を開けると、ブランドイメージの金色に輝くSマークが目立つ本体が現れます。

手前からケースを開いた時の右手側が右耳へ、左手側が左耳という感じでR/Lの識別が可能。

SUNDPEATS Mini Pro HSのケース内に収められたイヤホン本体
Mini Pro HSケース内のイヤホン

Mini Pro HSのイヤホン本体を取り外した状態のケースを見ると、ケースから充電を行う際の端子があることが分かります。

Mini Pro HSのイヤホンはマグネットで固定するため、接触不良による充電不備が避けられます。

また、間違って逆側へイヤホンを収納しても磁力で反発し、左右の入れ違いが防止されているで安心ですね。

SUNDPEATS Mini Pro HSのケース内に収められたイヤホンを外したケース
Mini Pro HSのケース内と充電端子

Mini Pro HSのイヤホン本体外観を耳の外に出る部分、タッチセンサー面から見た角度です。

左右(R/L)判別の記載はなく、ロゴマークであるSの方向で判断しましょう。

下の写真を例にすると、左側のMini Pro HSイヤホンは「S」の方向が正確で左耳に使用することが分かります。

SUNDPEATS Mini Pro HSのイヤホン本体(タッチセンサー側)
イヤホン本体(タッチセンサー側)

耳の中へ入るイヤーピース側からMini Pro HS本体を見るとこんな感じです。イヤーピースはMサイズ。

Mini Pro HS本体の充電端子同士が磁石でくっついていますが、前述の通りケースへ収める際も左右間違えると反発するので入りません。

SUNDPEATS Mini Pro HSのイヤホン本体(イヤーピース側)
イヤホン本体(イヤーピース側)

ちょっとカテゴリーが違うけど、骨伝導オープンイヤーイヤホンShokzのOpenRunと並べて大きさを比較してみました。

一体型イヤホンと比較するのも何ですが、ケース含めSOUNDPEATS Mini Pro HSの小ささが際立ちます。

SUNDPEATS Mini Pro HSのケース、イヤホン本体、Shokz OpenRunの大きさを比較
Shokz OpenRunと大きさ比較

骨伝導イヤホン Shokz OpenRunについては、以下のレビュー記事を参照下さい。

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SOUNDPEATS Mini Pro HSの実重量

ガジェットの重量はカタログ値と違うことがあるため、念のためにMini Pro HSを独自に実重量を計ってみました。

先ず、小数点が出ない測りで測定するとMini Pro HS本体とケース込みの重量は38gでした。カタログ値が37.5gなので誤差の範囲と言えます。

SUNDPEATS Mini Pro HSのケースとイヤホン本体合計の重量
Mini Pro HSのケース+イヤホンの重量

次にMini Pro HSのイヤホン単体にMサイズのイヤーピースを付けて重量を測ると10gでした。

SOUNDPEATSのカタログ値が4.97g/個(2つで9.94g)なので、こちらも誤差の範囲です。

SUNDPEATS Mini Pro HSのイヤホン本体単体の重量
Mini Pro HSのイヤホン単体重量

せっかくなので、骨伝導オープンイヤーイヤホンShokzのOpenRunの重量も載せておきます。

やはりSOUNDPEATS Mini Pro HSの軽さが際立ちます。

Shokz OpenRunの実重量
Shokz OpenRunの実重量

↑ 目次へ戻る

SOUNDPEATS Mini Pro HSの操作方法

Mini Pro HSのケース、イヤホン本体、どちらにも物理的なスイッチがありません

十数項目ある操作は全てイヤホン本体に刻まれた「S」部、即ち耳の外側がタッチセンサーになっており、そこをタップして操作を行います。

SUNDPEATS Mini Pro HSイヤホンのタッチセンサー部分
Mini Pro HSタッチセンサー

タッチセンサーの操作方法は以下の通り。

項目動作操作方法
電源ON以下の何れかで電源をONにできます
イヤホンを充電ケースから取り出す
イヤホンのタッチポタンを1.5秒触れる
OFF以下の何れかで電源をOFFにできます
イヤホンを充電ケースに戻す
イヤホンのタッチボタンを10秒触れる
音楽再生/一時停止イヤホンのタッチボタンを2回タップ
音量を上げる右側のイヤホンのタッチポタンを1回タップ
音量を下げる左側のイヤホンのタッチポタンを1回タップ
次の曲右側のイヤホンのタッチポタンを1.5秒触れる
電話受ける/切るイヤホンのタッチボタンを2回タップ
着信拒否着信中にイヤホンのタッチボタンを1.5秒触れる
通話切替着信中にイヤホンのタッチボタンを2秒触れる
機能ペアリングモードイヤホンのタッチボタンを6秒触れ続ける
音声アシスタント右側のイヤホンのタッチボタンを3回タップ
ゲームモード
(低遅延)
左側のイヤホンのタッチボタンを3回タップ
モード切替左側のイヤホンのタッチボタンを1.5秒触れる
1.5秒づつ触れることで3つのモード変化
ノーマルモード→ANCモード→外音取込モード
タッチセンサーの操作方法

Mini Pro HSの電源ON/OFFについてはケース本体と連動するので、都度収納するようにすれば問題ありません。

Mini Pro HSのイヤホン本体で電源ON/OFFする際は、左右独立しているため、両方のイヤホンをそれぞれ操作する必要があるため少し面倒でした。

他の機能も全て覚えるのが面倒なら、必要に応じて取捨選択しましょう。

ただ、一番下に記載した「モード切替」や「音量の調整」については使用環境により切り替えられると非常に便利な機能なので覚えておくことをおすすめします。

一つ気をつけ欲しいのが、音楽を聴く際の曲飛ばしは行えますが、戻る操作機能はありません

↑ 目次へ戻る

SOUNDPEATS Mini Pro HSの充電時間と実働時間検証

では、実際にどの程度なのか、SOUNDPEATS Mini Pro HS充電時間と実働時間を検証します。

充電はMini Pro HSのケース本体で行いますが、端子部はケース背面にあります。

SUNDPEATS Mini Pro HSのケース〜USB-Cの差し込み口のある裏面
SUNDPEATS Mini Pro HSのケース(裏)

通電状況は1.3W前後で満充電まで約2時間かかりましたが、ケースのバッテリー容量が300mAhなのでそんなものでしょう。

一方、充電が完全に切れたMini Pro HSイヤホン本体(バッテリー容量45mAh/個)のケースからの充電時間は約1.5時間でした。

充電中はイヤホンのLEDインジケータが赤く点灯し、充電が完了すると消灯します。

SUNDPEATS Mini Pro HSのイヤホンがケースから充電されている様子
ケースから充電されている時は赤く光る

Mini Pro HSの急速充電性能を試すために、10分間だけ充電し使用しましたが、1時間経過してもバッテリーが切れることはありませんでした。

次に充電時の電力を測定しましょう。

満充電に近い状態と充電が空の状態、何も通電状態は1.3Wだったので、5Vの電圧に対してかなり電流を抑えていることが分かります。

充電器は以下でレビューした製品を使用しました。

充電中はケース表面のLEDがオレンジ色でゆっくり点滅し、充電が完了するとグリーンへ変わります。

充電中やバッテリーの残量の見方がちょっと分かりずらいので、以下を参考にして下さい。

【充電中のインジケータステータス】

バッテリー残量LEDインジケータ
20%未満赤でゆくっり点灯
20%以上70%未満オレンジでゆっくり点灯
70%以上100%未満緑でゆっくり点灯
フル充電緑で長く点灯
ケース充電中

【ケースバッテリーの残量目安】

バッテリー残量LEDインジケータ
50%以上
10%以上50%未満オレンジ
10%未満
ケースバッテリー残量

充電が空の状態から、ケースへの充電とイヤホンへの充電を5回測定した結果の平均は以下の通りです。

充電パターン充電時間
ケースへの充電約2時間
イヤホンへの充電約1.5時間
Mini Pro HSの充電実測時間

同じく、満充電の状態から実際に使用できた時間の平均は以下の内容でした。

Mini Pro HSの使用環境はANCモードを中心に、その他モードをパターンによって使い分けています。

充電パターン充電時間
ケースでの充電回数約2.5回
イヤホンの使用時間約7.3時間
Mini Pro HSの使用可能実測時間

ほぼSOUNDPEATSが示すカタログ値通りの仕上がりでした。

注意したいのは、Mini Pro HSはケースで最大28時間使用可能ではなく、ケースとイヤホンの両方が満充電の状態で28時間使用可能だということ。

Mini Pro HSのイヤホン単体で最大8時間使用できるので、ケースのバッテリー残は満充電状態で最大20時間分

理論上はバッテリーが空のMini Pro HSイヤホン本体を満充電のケースで2.5回充電できる理屈です。

↑ 目次へ戻る

SOUNDPEATS Mini Pro HSレビューまとめ

SUNDPEATS Mini Pro HSと富士山
Mini Pro HSとMt.FUJI

本記事では「【SOUNDPEATS Mini Pro HS】の使用感をレビュー!ハイレゾ対応・完全ワイヤレスイヤホン」について書きました。

SOUNDPEATS Mini Pro HSのメリットとデメリットをまとめると…

メリットデメリット
小さい軽い持ち運びに便利
お手頃価格
ハイレゾ音源に対応
ノイズキャンセル効き目良好
外音取り込みモードが便利
ロングバッテリー
ゲーム用の遅延モードあり
ワイヤレス充電非対応
iPhone用アプリが微妙
タッチセンサーが小さく誤動作する
Mini Pro HSのメリットとデメリット

Mini Pro HSは物理的に小さく、8,000円以下の低価格なのに、スペック内容が充実している点がメリットと言えます。

反面、細かい機能が削られている点や一部の操作性がデメリットになります。

ただ、デメリットに挙げた項目は、人によってはそのままでも特に不便と感じないかもしれません。

実際、Mini Pro HSを集中して2週間ほど使用しましたが、ワイヤレス充電もアプリも特に必要性は感じられませんでした。

しかし、ランニング中のタッチセンサー操作だけは一旦立ち止まらないと指が当てられず本当に不便でした。

Mini Pro HSは激しい運動では使い難いという点を除けば、ウォーキングからテレワークまで幅広く使用できる8千円以下で買えるコスパ抜群の高性能完全ワイヤレスイヤホンというのが結論!

こんなスポーツをする人におすすめ
  • ウォーキングや散歩で使用する人
  • ゆっくりペースのジョギングで使用する人
こんな普段使いをする人におすすめ
  • 外音取り込みを上手に活用して通勤・通学する人
  • テレワークで長時間使用する人
こんな人におすすめな音質
  • 音の迫力よりもディテールにこだわりたい人
  • LDACコーデックの再生機器を所有している人

以上、えだまめくん(@edamamekun_ns)のSOUNDPEATS Mini Pro HSの実機レビュー報告でした。良い買い物をして下さい♪

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