3回にわたってSony BRAVIA 有機ELテレビ A9Gのスペックをレビューしました。
最後の4回目では、総合評価と合わせ「買い時」と「目標価格」を解説致します。
ただ、今回のA9Gに関しては、総合評価から勘案して満足の行く価格帯まで値段が下がるかがとても不安です・・・。
4K有機ELテレビ ソニー ブラビア A9G の総合評価と最適な購入者像
皆さん、ここまでお付き合い頂きありがとうございます。最後にブラビアA9Gの総合評価と良い点、イマイチの点についてご意見下さい。最適な購入者像に関するお考えも聞かせて頂けると助かります。
評価項目 | |||
---|---|---|---|
セールスポイント | 4.7 | 3.3 | 3.0 |
視聴環境・設置 | 4.0 | 3.5 | 3.0 |
機能 | 3.4 | 3.2 | 2.8 |
省エネ性能 | 5.0 | 3.0 | 1.0 |
パネル寿命 | 5.0 | 3.0 | 1.0 |
価格 | 4.5 | 2.0 | 1.0 |
総合評価 | 4.4 | 3.0 | 2.0 |
買い時 | 今が買い! | 買い時 | 買えない |
ソニーブラビアA9G こだわり派の評価
最新機能と装備を重視するのだ。
- Sonyらしい落ち着いた雰囲気のある機種
- 77型の超大画面が選択できるのが魅力
- スペックだけでは良さが伝わってこない(使い勝手が分からない)
- 8Kにも対応して欲しかった
- Sonyの色づくりに共感が持てる人
- Panasonic GZ2000よりA9Gに魅力を感じる人
77型の超大画面が選べるの強みです。予算に余裕がある人は画面の大きさで迷いますね。
ソニーブラビアA9G リーズナブル派の評価
コストと機能のバランス重視よ。
- シンプルながら存在感があるSonyらしい製品
- Android TV や他にない画面サイズなどユニークさがある
- 有機ELの課題が最も多く残る製品(では?)
- 地デジ中心、2画面が欲しい人にはおススメできない
- PanasonicのGZシリーズの中間レベルが欲しい人
- シアタールームを有するようなマニアックな人
コスパを重視する人から見ると、元々敬遠されがちな有機ELが更に厳しく評価される機種のようです。
ソニーブラビアA9G コスト重視派の評価
価格に対してお得感が重要だね。
- 「漆黒」を表現するにふさわしいフォルム
- Appleとの連携が行えること
- 目立った特別な魅力を感じさせない
- 一般家庭で使用するような製品に思えない
- Sonyというブランドにこだわりがある人
- 地デジ放送をあまり視聴しない人
コスパ派と似たような意見です。一般家庭のリビングで視聴するような環境ではおススメ出来ないようです。
4K有機ELテレビ ソニー ブラビア A9G サイズ別の買い時は?
有機ELテレビの買い替えを検討する上で、最も気になるのがサイズ別の価格とその買い時でしょう。
ここでは、前機種の価格推移を重ね合わせ、現行のSony BRAVIA A9G の買い時を明確にして行きます。
ソニーブラビアA9G「55型」の価格推移と買い時
上のグラフは前機種のA9Fを比較対象に、初値からの経過を追ったものです。A9Gは値落ちしていないことが先ず分かります。
ごめんなさい、私から見たら何故価格が下がらないのかが理解出来ないわ。
ソニーブランドの力でしょう。
確かにソニーは一定数の熱烈なファンも居るし、絶大なネームバリューがありますね。でも、実際に売れているのです。55型、65型含めて、発売後1~4位の間をキープしています。
売れてるから値段が下がらないのね。私たちの評価ではあまりおススメしない機種になったけど、市場の人気があるのは驚きだわ。
ここでは機能中心でいたからね。でも、最近大きなソフトウェアのアップデートを行ない、Apple関連機器との連携も強化し、ドルビーアトモスもこの時にアップされています。
ふーん、確かに最先端を求める層の心をくすぐるね。でも、動作が追い付くか不安な部分もありそうだ。
やっぱりSonyは日本が誇る世界のブランドなのだ♪
確かに、Sonyは憧れのブランドです。ただ、たまに先端過ぎてソフトとハードがちぐはぐなことも起こりますね。では、65型も見ましょう。
ソニーブラビアA9G「65型」の価格推移と買い時
A9G 65型については、前機種A9Fのラインをトレースしていますね。55型とは違う動きです。また、他社の場合は55型がこのようなケースになることが多いので、やはりSonyはユニークです。
初値比でまだ20%くらい下がりそうね。半年くらいかかるけど(笑)。
はい、全機種A9Fの最安値はA9G発表後ですからね。新製品目当てだと意味が違ってきます。一応参考で77型も見ましょう。
ソニーブラビアA9G「77型」の価格推移と買い時
90万円付近でずっと同じ価格なのだ。初値から10%下がっただけなので、わしのような金持ちしか買ってない証拠なのだ。
65型でも買えないのに、77型は天文学的数字だな。誰でも買えるようになるのにはあと50年くらいかかるんじゃない?
そんなにかかりませんよ。製造コストの高い有機ELはあと数年で淘汰されると言われています。ゲームチェンジによってまた変わるでしょう。
関連記事 ⇒ 有機ELテレビは無くなる?|普及前に技術的なゲームチェンジの予兆!
4K有機ELテレビ ソニーブラビアA9G サイズ別の買い時と注意点
ここでの評価とは裏腹に、市場では大人気のソニーブラビアA9Gでした。55型割高感が半端有りません。
色んな有機ELを評価してきたけど、Panasonic GZ2000を諦めた人にとっては決して高くは無いんだろうね。
「有機ELテレビはそろそろ買い時!」なんて煽ってる記事をよく見かけるわ。でも、消費者にとって「高い物」ってすり込みが出来上がってるのね。
トータル的にはとてもバランスの良い機種ですよ。売れているのも分かります。ただその結果、価格が安くならないから結果的にコスパが悪いように見えちゃうんです。
映像品質、音の作り、筐体の軽さなど、全てにおいて優等生だし、ソフトウェアの内容がユニークだから面白いのだ。
あと、消費電力量の高さがありますが、これは映像品質と比例する傾向があり重要です。好みが合えば好きなものを選べば良いのです。
それじゃあ買い時と目標価格を明確するわ。
考え方 | 理由 |
---|---|
いつでも OK | 77型は欲しい時に買う(価格にこだわる人は買わない) |
いつでも OK | 65型は既に前機種並と考えて安値更新を追いかければヨシ! |
買い時に 入った | 55型は「①前機種並の価格同様なら24万円~22万円」 |
まだ先 | 55型は「②初値からの下落率にこだわるなら18万円が目標値」 |
満足したい | 65型で36万円以下、55型で20万円以下なら大満足 |
ごめんなさい、今回は難しいわ。前機種より初値は低いから、その時々の安値近辺なら買いの方向ね。あくまでもこの機種が欲しい人向け。
もし、他のメーカーと迷ってるんなら、どちらか安い方か、65型で36万円、55型で20万円以下というラインですね。
そうよ、指名買いの人には安値付近なら「今が買い時」で、他機種と比較中の人は目標値が買い目安ということ。
3月頃が決算セールも含め狙い目だね。
まあ、急ぐ人は、面倒な場合は量販店のネットショップで買っちゃった方が幸せかもしれません。一番下にリンクを貼っておきます。
77型を買う人はいちいち迷わないのだ。
忘れるところでしたが、外付けハードディスクの購入もお忘れなく。「HDD【2020版】ソニーブラビアにおすすめのテレビ録画用外付けハードディスク」で適合HDDを紹介しています。
テレビスタンドもA9Gにおすすめの適合品があります。
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