4K液晶テレビ ソニーブラビア X9500H ①セールスポイントの評価

x9500h IC 1-2 液晶テレビ
液晶テレビ

人気上位の常連であった前モデルのX9500G

4K液晶テレビのボリュームゾーンである55型で、ソニーブラビアのハイエンド機X9500シリーズは不動の人気を誇る。

ソニーというブランド力か?

はたまたその実力に裏付けされたものなのか?

他社のハイエンド液晶テレビと比較すると、先ず目に付くのがサイズバリエーションの豊富さでしょう。

今期モデルも55型と65型を中心とする他社に対し、X9500Hは上に75型、下に49型を追加し選択肢の差は歴然だ。

また、今期モデルも引続きソニー有機ELテレビフラッグシップ機のA9Gと同じ高画質プロッセッサーを搭載している。

驚くべきは、ソニーが満を持して発売した「8Kテレビ」にも、この高画質プロセッサーが採用されているということ。

中身の大半は前モデルとほとんど変わりの無い内容ながら、元々高スペックの機能を持ったこのモデル。

モデルチェンジによってコスパが向上したのか?

順を追って評価致しますが、先ずはセールスポイントの内容から!

 

登場人物
こだわり派

価格よりも機能を重視

こだわり派
こだわり派

価格がいくら高くても、こだわりの機能には絶対に妥協をしないのだ。


リーズナブル派

機能と価格のバランスを重視

リーズナブル派
リーズナブル派

自分の生活にマッチした買い物に拘り、価格に見合わない製品は絶対に購入しないわ。


コスト重視派

機能よりも価格を重視

コスト重視派
コスト重視派

価格が安ければ多少機能が劣っても構わない。一般家庭でハイスペックは不要だね。

 

えだまめくん
えだまめくん

では、各人の趣向を踏まえてこの製品を評価して行きましょう♪

 

4K液晶テレビ ソニーブラビア X9500Hとは

X9500H img01

 

モデルシリーズ分類サイズ展開
2020夏
(19’6月)
ブラビア
X9500H
4K液晶
テレビ
75v/65v
55v/49v
 ※49型(KJ-49X9500H)は2020年秋以降に発売予定

 

ソニーブラビアX9500Hはソニーの4K液晶テレビで最高峰の機種。

そして、2020年度のプロダクトでは最も新しい機種となります。

前モデルは大人気であった「X9500G」。

では、ここから最新X9500Hのセールスポイントを確認しましょう。

 

4K液晶テレビ ソニーブラビア X9500Hのセールスポイント

  1. 次世代高画質プロセッサー「X1 Ultimate」搭載
  2. 高音質技術の向上
  3. ハイエンド機最高の豊富なサイズバリエーション

 

えだまめくん
えだまめくん

ソニーブラビアX9500Hと前モデルX9500Gとの大きな違いは「高音質技術の向上」です。逆を言えば「高画質技術」や「機能」に関しては大きな変化はありません。

とは言え、高画質プロッセッサー「X1 Ultimate」はフラッグシップ機のA9Gと同じであり、ハイエンド機として堂々の装備は継続しています。

先ずはセールスポイントを読み解いて行きましょう。

 

1.次世代高画質プロセッサー「X1 Ultimate」

えだまめくん
えだまめくん

高画質化を図る映像の心臓部とも言えるプロセッサーは、フラッグシップ機のA9Gと同じ「X1Ultimate」を引続き採用。新8K液晶テレビ「Z9H」にも同じ高画質プロセッサーが搭載されています。

 

A9G-2

 

「X1 Ultimate(エックスワン アルティメット)」。

この高画質プロセッサーは、元々8Kの膨大なデータを処理することを目標に開発されたと「Z9H」で解説されています。

映像のデジタル化に伴い、心臓部の処理能力はとても重要であることは言うまでもありません。

パソコンのCPUであれば実際の作業でその実力は体感でき、求める内容に沿ってその価値の対価を支払えます。

一方、テレビの場合は「色づくり」に反映されるということを忘れてはなりません。

高度なプロセッサーを開発し、採用しても、メーカーによって「色づくり」には差が生まれるので、個人の趣向がPCとは大きく違うのです。

また、メーカー独自開発のプロッセッサーである以上、高性能か否かはメーカー内部の物差しでしか測れません。

間違いなく言えることは一つ。

今期のX9500Hシリーズは、前モデルと同じ高画質プロセッサーを採用していること。

即ち、ハード的な変化はありません。

当然、高画質プロセッサーを制御するソフトや映像作りについては新たにチューニングを施しているはずですが…。

前モデルX9500Gの映像評価を参考にしつつ、実際に自身の眼で判断することが重要な機種であることは間違いありません。

内容に大きく変わりが無ければ、前モデルのX9500Gよりも価格的にお得感が出ないと損した気分になるかも?

 

POINT
  • 下位の「X1 Extreme」と比較してリアルタイム処理能力が約2倍
  • 新規投入の8K液晶テレビ「Z9H」にも採用

 

「X1 Extreme」からの変化

向上箇所変化内容どのように
高精細オブジェクト型超解像従来では失われてしまうような質感も、現実に近い質感で再現
高精細向上デュアルデーターベース分析ノイズ低減のデータベースを追加し、X1 Ultimateの解像処理用のデータベースと合わせシナジー効果を狙う
高コントラスト向上HDRリマスター処理能力が向上したX1 Ultimateで、より細かく被写体のコントラスト調整が可能
豊かな色彩表現なしSuper Bit Mapping 4K HDR微妙な色合いもリアルに再現

 

あくまでも自社内製品との比較なので、何度も言いますが他社との違いは自分の眼で確かめるしかありません。

液晶セカンド機のX8550Hとは間違いなく映像品質は大きく異なります。

X8550H廉価モデルのX8000Hと同等の映像品質なので、もしX8550Xで不満がなければX9500Xを選ぶ必要は無いでしょう。

 

忘れてはならない「X-Wide Angle」

X9500G-03

 

前モデルX9500Gでは85型と75型でしか採用されず、あまり周知されずに忘れられていた技術。

X-Wide Angle(エックス ワイド アングル)

X9500Hでは49型を除く全てのサイズでめでたく採用となりました。

実機で確認しましたが、横からの観やすさは確かに向上しています。

元々ソニーのVAパネルは他社のVAパネルを圧倒しているので、ブラビア同士だと大きな違いは感じられないかも?

 

映像のセールスポイント評価

評価:

こだわり派
こだわり派

ソニー最高の高画質プロセッサーとは生意気なのだ。でも、液晶テレビは眼中に無いのだ。

評価:

リーズナブル派
リーズナブル派

前モデルと同じでも仕方ないわね。別に新しいプロセッサーが開発されたわけじゃないしね。最高の高画質プロッセッサーを採用していて、いかにもハイエンド機らしいわ。

評価:

コスト重視派
コスト重視派

液晶テレビの可能性を限界まで考えたソニーの姿勢だね。でも、前モデルと同じ仕様だから価格は安くならないとコスパが良い製品とは言えないね。

 

2.高音質技術の向上

今期のモデルチェンジでX9500Hが大きく進化を果たしたのは音作りの面です。

大きく変わった3つの点について確認しましょう。

 

X-Balanced Speaker & Acoustic Multi Audio

X9500H img02

 

新開発「X-Balanced Speaker(エックス バランスド スピーカー)」!

新形状の振動版を採用し音の歪みを低減

これによって、音の解像感が向上し、クリアな高音質を再現します。
更に、大容量のスピーカーボックスで、迫力のある重低音を実現。

うーん、実はこの技術、今期大幅に機能向上した最廉価モデルのX8000Hにも採用されているんですよね(75/65/55型のみ)。

悩ましい、ソニー内部の機種間差別化。

ちなみに49型以下は何故か「バフレフ型スピーカー」で、X8550Hに至っては全シリーズで採用されていません。

 

X8550H img02

 

次に「Acoustic Multi Audio(アコースティック マルチ オーディオ)」ですが、これは前モデルのX9500Gにも搭載されていた機能。

簡単に解説すれば、大画面化で音場が下へ集中することを抑え、画面全体から聞こえるよう音位置を調整する技術ですね。

下の図を見れば分かり易いでしょう。

テレビ背面の上部に「サウンドポジショニングトゥイーター」を設置し、音場の一部を上部へ上げています。

また、従来のスピーカー位置には先ほど解説した新技術のX-Balanced Speakerを配置し、重低音を再現しつつ、音場のバランスを取っています。

 

X9500H img03

 

しかし、このAcoustic Multi Audioは最廉価機種のX8000Hには採用されていません。

一方、中間機のX8550Hには採用されています。

二つの音響技術で、下位機種との差別化を図っているのがよく分かりますね。

即ち、X9500Hは全部入りなのです(49型はバフレフ型スピーカーで「全部なし」)。

そして、当然こいつも付いています。

A9G-6

 

今や各社標準になりつつある「ドルビーアトモス」にも対応し、3次元のリアルな立体音響を実現します。

今期はX8550HX8000Hまでドルビーアトモスは標準装備となりました。

 

えだまめくん
えだまめくん

長々と解説しましたが、1つ目の変化点は新開発「X-Balanced Speaker(エックス バランスド スピーカー)」の採用ですね。

 

出力容量の向上

二つ目の変化点は「スピーカー出力」の向上です。

ソニーブラビアは全体的に控えめなスピーカー出力が仕様になりつつあり、前モデルのX9500Gはなんと「20W」という低容量でした。

この数字を他社に当てはめると「廉価モデル」の仕様。

流石に4スピーカーでこれは無いよね?ということで、X9500Hは「30W」へ大幅アップ?したことが二つ目の大ニュースでした。

X8550HX8000Hは「20W」なので、大きな?差別化です。

 

自動音場補正機能追加

最後に三つ目の変化点は「自動音場補正機能」の追加です。

 

X9500H img04

 

この技術は上図を見れば分かる通り、視聴環境に合わせた音響の最適化(に近い)を行える機能というわけです。

せっかくドルビーアトモスも搭載されているので、こういう細かい配慮は嬉しいですね。

最も「知らなかった」では勿体ないので、X9500Hを購入した際は是非ともご活用下さい

以上が前モデルからX9500Hが進化した内容です。

では、評価を行いましょう。

 

音のセールスポイント評価

評価:

こだわり派
こだわり派

スピーカー出力は相変わらず物足りないが、音へのこだわりはさすがソニーなのだ。技術てんこ盛りで、液晶テレビでも少しは楽しめそうなのだ。

評価:

リーズナブル派
リーズナブル派

ソニーハイエンド液晶テレビここが今期の目玉なのね。控え目な出力でも、音作りで何とかなるのがソニーだわ。

評価:

コスト重視派
コスト重視派

ソニーにとってアトモスは標準。それをきちんと鳴らす技術に今期は力を注いだわけだ。液晶テレビも発展途上で、まだまだ楽しめそうだね。

 

3.豊富なサイズバリエーション

えだまめくん
えだまめくん

ハイエンド液晶テレビ市場では、55型と65型、一部49型のサイズバリエーションがほとんどです。

X9500Hシリーズは75型/65型/55型/49型の4サイズを展開し、前モデルでは更に85型もランナップに存在しました。今後追加発売される可能性もありますね。

リーズナブル派
リーズナブル派

そうなのよね、他社では大きいサイズを買いたい場合、機能が落ちる中間機以下しか選択肢が無かったわ。でも、ブラビアならハイエンド機も視野に入るのね。

コスト重視派
コスト重視派

元々高価な大画面をハイエンド機で更に高くしたら誰も買わないんじゃない?

こだわり派
こだわり派

いや、4K液晶の大画面なんぞはどのレベルでもタダ同然の価格なのだ。

  

えだまめくん
えだまめくん

人によって価値観は違いますよ。
何れにしても、ハイエンド機でサイズの選択肢が多いことは魅力の一つであることは間違いありません。
ただ、ソニーブラビアは元が高い上に大画面となると…。
確かに購入者を選ぶかもしれません。

 

豊富なサイズバリエーションの評価

評価:

こだわり派
こだわり派

液晶テレビが大きくてもしょうがないのだ。

評価:

リーズナブル派
リーズナブル派

ハッキリ言って価格次第だわ。

評価:

コスト重視派
コスト重視派

小さいサイズ(49型)だと何故か機能が落ちる。大きいサイズ(75型)は手の届かない価格。だから他社はサイズを絞っているんだよね。

 

 

ソニー純正のサウンドバー HT-X8500でX9500Hを更に進化!

音響技術が進化したブラビアX9500Hですが、それでも出力は「30W」

ソニーはそこを見越してか?

優秀なサウンドバーを用意していることをご存じでしょうか?

もちろんドルビーアトモスにも対応し、価格もお手頃価格なのが嬉しい製品。

評判の良い、ソニー純正のサウンドバーHT-X8500と組み合わせれば、X9500Hのサウンドは更にパワーアップ出来ますね

A9G-7

このソニー純正のサウンドバーHT-X8500って、ソニー以外のテレビでも相性抜群とAmazonでの評価が非常に高い。

ドルビーアトモスが無いテレビでも、ソニー純正のサウンドバーHT-X8500で実現可能!

そして意外と面白いのが、Bluetoothでスマホのスピーカーにもなっちゃうってところ。

お手頃価格なのにAmazonだとたまにこの商品のクーポンが出るから細目にチェックすることをおススメします♪

 

 

なお、ソニー純正のサウンドバーHT-X8500は独自の「Vertical Surround Engine」でドルビーアトモスや立体的な音響を実現しています。

物理的に考えた「イネーブルドスピーカー」本体とは違うので、誤解の無いようにして下さい。

ちなみに、HT-X8500はVGPで金賞とテレビシアター大賞を受賞しています。

 

4K液晶テレビ ソニーブラビア X9500Hの受賞歴

4K液晶テレビ ソニーブラビア X9500Hは、AV機器を専門家が評価する2020年夏の「VGP」で各サイズで最高の「金賞」を受賞。

残念ながら「Hivi」は新型コロナウイルスの関係で審査は無かったものの、他社を抑えてこの評価は立派です。

 

2020 SUMMER(2020年度「夏」)

発売前の49型以外、全てのサイズでVGPディスプレイ部門で「金賞」。

パナソニック製品が出揃い、東芝のクラウドAIが軌道に乗る冬の評価も楽しみです。評価が維持できれば本物ですね。

 

Hivi ベストバイ
2020夏
172 HiVi BEST BUY 2020 SUMMER logo
【ディスプレイ部門】
新型コロナウイルスの影響で選考中止
VGP
2020夏
200-172P VGP 2020 SUMMER logo
【ディスプレイ部門】
◆4K液晶(70型以上)金賞
◆4K液晶(60型以上70型未満)金賞
◆4K液晶(55型以上60型未満)金賞

 

2020 WINTER(2020年度「冬」~2021年度)

2020年末に発表予定。

 

気になる中間機X8550Hとの相違点

ソニー液晶テレビの最高峰X9500Hは、有機ELテレビフラッグシップ機であるA9Gの液晶版という感じです。

これは前モデルのX9500Gでも書きましたが、大きな違いはA9Gには「アコースティック
サーフェスオーディオプラス」が付くことでした。

残念ながら、フラッグシップ機であるA9GはX9500Hが発表されるタイミングでモデルチェンジのアナウンスはありません。

そこでもう一つ気になる、下位モデル(X8550H)との差を人気の55型で比較してみましょう。

 

項目55X9500H55X8550H
高画質プロセッサーX1 UltimateHDR X1
高輝度技術×
倍速機能X-Motion ClarityXR240
バックライト直下型LED部分駆動LEDバックライト
X-Wide Angle×
USB端子数23
サウンドアコースティック
マルチオーディオ
X-Balanced Speake
30W
自動音場補正機能
S-Force
ボイスズーム
アコースティック
マルチオーディオ
20W

 

えだまめくん
えだまめくん

ざっくりですが、大きな違いは上表の通りです。
価格差は4~5万円ですが、機能と価格の差はバランスが取れていますか?

細かい違いは「4K液晶テレビ ソニー ブラビア X9500H ③機能はおすすめ評価できるか?」で分析して行きます。

 

4K液晶テレビ X9500Hの「セールスポイント」総合評価

えだまめくん
えだまめくん

では、これまで確認したX9500Hのセールスポイントについて総合評価を行ってもらいましょう。

 

セールスポイントの総合評価

評価:3.5

こだわり派
こだわり派

サウンドシステムの進化は高評価だが、サイズバリエーションは85型が無くっており悲しいのだ。

評価: 3.5

リーズナブル派
リーズナブル派

映像機能は進化していないようだけど、X-Wide Angleの展開を広げたり、その他見えない部分でバージョンアップしているのが伺えるわ。

評価: 3.5

コスト重視派
コスト重視派

全部入りなのは面倒が無くて良いけど、無駄に価格も上がるから難しいよね。ただ、僕には驚くような進化は感じられなかったね。

 

えだまめくん
えだまめくん

市場評価と逆行して、ここでは中々辛口の評価です。
確かに大きな変化が感じられないと言えばその通りですが、そこは前モデルX9500Gが大きく進化していた証拠。
ハイエンド機には皆さん大きな期待をかけているのも事実です。

次回は設置スペースなどの「視聴環境」について評価しましょう。以下のリンクから移動して下さい。

 

Sony BRAVIA X9500Hの評価

 

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