この記事では、2022年発売モデルのTOSHIBA(東芝-TVS)のテレビブランドであるREGZA(レグザ)について、耐久性に関する「省エネ性能とパネル寿命」の評価を行いました。
性能と省エネ性能は反比例し、パネル寿命も同じく映像美が際立つ有機ELパネルの方が耐久性に劣ります。
機能満載の方が楽しいテレビライフが過ごせそうですが、購入価格が高くて、ランニングコストである電気代も高いとなると慎重に考えることが肝要です。
もちろん、買い替えサイクルに影響するパネル寿命も重要。
東芝(TVS)・レグザ2022年モデル、X9900L・X8900L・Z875L・Z870L・Z770L・Z670L・Z570L・M550Lの省エネ性能とパネル寿命を知って、物価高のご時世であっても賢く過ごせるテレビを選択しましょう。
【この記事で解決する疑問と悩み】
- 2022年発売東芝(TVS)レグザの省エネ性とパネル寿命の把握
- シリーズごとの省エネ性とパネル寿命の違い
- 対象:X9900L・X8900L・Z875L・Z870L・Z770L・Z670L・Z570L・M550L
長年製造業に従事し豊富な知見を活かした
分析が得意なブロガー
えだまめくん
edamamekun
レグザに適合する外付けHDDの情報もご活用下さい♪
東芝(TVS)レグザ2022モデル|X9900L・X8900L・Z875L・Z870L・Z770L・Z670L・Z570L・M550L|
東芝(TVS)レグザの2022年発売モデルの概要は以下の通り。
「詳細確認」ボタンから各モデルの詳細へジャンプできます。
X9900L | X8900L | Z875L/Z870L | Z770L | Z670L | Z570L | M550L | |
---|---|---|---|---|---|---|---|
映像 | 有機EL | 有機EL | 液晶 | Mini LED液晶 | 液晶 | 液晶 | 液晶 |
音響 | 立体音響 | 立体音響 | 立体音響 | 立体音響 | 立体音響 | 立体音響 | 普通 |
サイズ 展開 | 65v|55v | 65v|55v|48v | 75v|65v |55v | 75v|65v |55v | 50v|43v | 65v|55v |50v|43v | 75v|65v|55v |50v|43v |
進化 レベル | 中 | 普通 | 高 | 中 | 普通 | 普通 | 普通 |
デザイン | 高 | 普通 | 普通 | 普通 | 普通 | 普通 | 微妙 |
価格 | 高い | 普通 | 高い | 高い | 普通 | 普通 | 安い |
詳細確認 | 詳細確認 | 詳細確認 | 詳細確認 | 詳細確認 | 詳細確認 | 詳細確認 |
2022年モデルレグザパネル寿命の比較東芝(TVS)・レグザ
パネルの寿命は日進月歩で変化しており一概に寿命を単純に想定できませんが、一般的には下表の耐久年数が目安となります。
パネル方式 | 耐久時間 | 耐久日数換算 |
---|---|---|
ブラウン管 | 2万時間前後 | 833日 |
液晶パネル | 6万時間前後 | 2,500日 |
有機ELパネル | 3万時間前後 | 1,250日 |
2022年モデルレグザ消費電力量の比較東芝(TVS)・レグザ
型 | 電力 | X9900L | X8900L | Z875L Z870L | Z770L | Z670L | Z570L | M550L |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|
75v | 消費電力 (W) | - | - | 403 | 398 | - | - | 248 |
年間消費 電力量 (kWh) | - | - | 307 | 313 | - | - | 276 | |
65v | 消費電力 (W) | 542 | 358 | 320 | 313 | - | 215 | 201 |
年間消費 電力量 (kWh) | 316 | 213 | 267 | 256 | - | 263 | 217 | |
55v | 消費電力 (W) | 403 | 279 | 249 | 263 | - | 165 | 149 |
年間消費 電力量 (kWh) | 244 | 180 | 213 | 205 | - | 201 | 164 | |
50v | 消費電力 (W) | - | - | - | - | 221 | 148 | 133 |
年間消費 電力量 (kWh) | - | - | - | - | 190 | 188 | 148 | |
48v | 消費電力 (W) | - | 226 | - | - | - | - | - |
年間消費 電力量 (kWh) | - | 165 | - | - | - | - | - | |
43v | 消費電力 (W) | - | - | - | - | 162 | 146 | 132 |
年間消費 電力量 (kWh) | - | - | - | - | 148 | 187 | 147 |
消費電力と年間消費電力量って何が違うの?って人もいるから、ちゃんと説明してね。
電力の基本知識
2022年モデルブラビアの省エネ性能を分析する前に、簡単に電力に関する基礎知識を学んでおきましょう。
消費電力(W)とは
対象のテレビを利用するために必要なパワー(電力)の数値で、W(ワット)で表します。
電力(W)は電圧(V=ボルト〜一般家庭は100V)と電流(A=アンペア)を掛けて算出します。
例えば、一般家庭のコンセント100Vに対し5Aの電流を必要とする機器の消費電力は500Wで、これを1時間使用すると500Wh(h=1時間)の電量が消費されるわけですね。
電力使用料は1時間あたりの単価をkWh(k=1,000倍)で表すので、500Whの電力を1,000で割って0.5kWhとなり、これに1時間あたりの電力単価を掛ければ電気代が算出可能。
仮に1時間あたりの電気使用料が27円なら、0.5kWh×27円で1時間あたり13.5円の電気代が必要となります。
しかし、テレビの場合、消費電力(W)はその機種の最大値を表すので、画像を暗くしたりボリュームを下げることで消費電力は低く抑えられ実際は表示の消費電力をフルに使用することはありません。
実際の使用時間に対し、70%〜80%程度を見込んで計算すると近い値になるでしょう。
省エネは画質(輝度ダウン)や音質(音を小さく)の犠牲で対策できますが、、やはり初めから消費電力表示が小さいほど省エネ性能が優れていると言えます。
ただし、古い価値観で主電源を切る省エネ対策は新しいテレビでは行うべきでなく、その理由は以下の記事で詳しく解説しています。
年間消費電力量(kWh)とは
テレビの説明書に記載された年間消費電力量(kWh)は、経産省の省エネ基準で算定した数値で、車の燃費表示同様に使用環境によってはあまりあてになりません。
2022年モデルは2012年の目標値と2026年の新しい目標値が混在しているため注意が必要です(2012年目標値の方が低く算出される)。
算出方法は複雑なので、2012年の目標値に関する計算方法のポイントだけを書くと次のとおり。
- 1日の平均視聴時間(5.1時間)
- 電子番組表取得時間を含む待機時間(18.9時間)
- テレビ使用時はスタンダードモード
- 節電機能設定時電力を係数で按分
2012年基準の前は1日の平均視聴時間は4.5時間という設定が多かったので、2026年目標のハードルは2012年基準よりも高くなっていることは明白です。
例えば、ハイセンスのMini LED液晶モデル「75U9H」のカタログ値では、年間消費電力の2012年基準が200kWh、2026年基準が240kWhで40kWhもの差が発生していました。
何にしても企業ベースで算出される年間消費電力については参考程度と考えた方が良いでしょう。
2022レグザの生活環境で変わる電気代
電気代はテレビを使用する家庭環境で大きな差が生じます。
- テレビの使用時間が長い
- ハイスペックな機能を利用し視聴する
分かりやすいよう2つの生活パターンに分け、それぞれ2つの視聴方法で発生する1日の電気代を独自算定しました。
算定根拠
生活パターンの違い
1日中テレビを見る (付けている)生活 | 【生活パターンA】昼間は留守で 夜テレビを見る生活 | 【生活パターンB】
---|---|
<視聴時間> 6:00〜21:00 15時間/日 | <視聴時間> 6:00〜7:00 19:00〜23:00 5時間/日 |
視聴方法の違い
【省エネ視聴】 | 【高機能視聴】 |
---|---|
映像輝度や音声を抑え、省エネモードで視聴 消費電力の60%で計算 | テレビの性能を上げて視聴 消費電力の90%で計算 |
電気代
1kWhの単価 |
---|
27.0円 |
2022年モデルレグザ省エネ性能とパネル寿命の評価東芝(TVS)・レグザ
2022年発売の東芝(TVS)・レグザの省エネ性能を全てのラインナップ(X9900L・X8900L・Z875L・Z870L・Z770L・Z670L・Z570L・M550L)で評価しました。
また、この記事独自の視点とそれぞれのモデルにマッチする購買層も明確にしています。
4K有機ELレグザ X9900Lシリーズの省エネ性能とパネル寿命評価
X9900Lの消費電力から算出されるランニングコスト(電気代)は視聴方法で大きく変わります。
東芝(TVS)・レグザのフラッグシップモデルとして最高レベルの機能を有しているX9900Lは、そのポテンシャルを最大限発揮させるには大きな消費電力が必要だから。
最大サイズの65vを例にとると、テレビに依存する生活環境だと1日に62円の差が生じ、年間に換算すると2万円以上も余計にコストがかかってしまう。
せっかく高性能な機能を有してしても、それを発揮できる生活レベルでないと宝の持ち腐れになってしまいます。
X9900L省エネ性能(1日の電気代)
生活パターン | 65v | 55v |
---|---|---|
省エネA | 132円 | 98円 |
省エネB | 44円 | 33円 |
高機能A | 198円 | 147円 |
高機能B | 66円 | 49円 |
パネルについては最新の有機ELパネルなので従来より耐久性が上がっているものの、液晶パネルの6万時間には到底及びません。
有機ELパネルの耐久年数
パネル方式 | 耐久時間 | 耐久日数換算 |
---|---|---|
有機ELパネル | 3万時間前後 | 1,250日 |
これらのデータでX9900Lを評価します。
評価:5.0
4K有機ELレグザは映像が美しいから大飯ぐらいなのだ。でも、わしには関係ないのだ。
評価:1.0
同クラスの有機ELテレビで2番目に悪い省エネ性能だわ。
評価:1.0
お金に余裕がある人しか買えないね。
有機ELテレビフラッグシップモデルは電気代がかかるのが当たり前ですね。
- 映像も音響もそこそこのレベルを求める人
- 電気代を気にしない人
- 買い替えサイクルが短い人
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4K有機ELレグザ X8900Lシリーズの省エネ性能とパネル寿命評価
X8900Lは今期の有機ELセカンドモデルですが、前モデルと同仕様のパネルを使用していますが、省エネ性能は何故か向上しており、他社と比較してもトップクラスです。
単純に映像の美しさを求めるなら、ランニングコストも嬉しい4K有機ELレグザです。
X8900L省エネ性能(1日の電気代)
生活パターン | 65v | 55v | 48v |
---|---|---|---|
省エネA | 87円 | 68円 | 55円 |
省エネB | 29円 | 23円 | 18円 |
高機能A | 130円 | 102円 | 82円 |
高機能B | 43円 | 34円 | 27円 |
パネルについては前モデル同仕様の有機ELパネルなので、耐久性は標準的だと考えられます。当然、液晶パネルの6万時間には到底及びません。
有機ELパネルの耐久年数
パネル方式 | 耐久時間 | 耐久日数換算 |
---|---|---|
有機ELパネル | 3万時間前後 | 1,250日 |
これらのデータでX8900Lを評価します。
評価:5.0
電気代は気にしないが、省エネ化は必要なのだ。
評価:2.5
いい感じね。狙って消費電力を下げたならこれからのレグザに注目だわ。
評価:2.5
Mini LEDバックライトの液晶テレビと変わらないレベルだね。でも、普通の液晶テレビには敵わないよ。
パネル性能は大きく向上していないものの、省エネ性能を見る限りでは今期ナンバーワンの有機ELテレビと言えます。
- 消費電力を気にせず有機ELテレビを楽しみたい人
- イニシャルコストも抑えたい人
- 最先端のハイエンドモデルにこだわらない人
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4K Mini LED液晶レグザ Z875L・Z870Lシリーズの省エネ性能とパネル寿命評価
いよいよ東芝(TVS)・レグザも最新の液晶バックライト技術、Mini LEDを導入してきました。
直下型LED部分駆動バックライトからLEDの数を大幅に増やし、より細かく明かるさを制御することで有機ELパネルに匹敵する高コントラストを発揮することが期待できます。
でも、消費電力は従来の液晶テレビ同様なのか?気になりますよね。
答えは有機ELテレビよりも省エネですが、普通の液晶テレビより消費電力は大きいという印象。
ただ、設定価格的には相当高価なので今後の市場価格に注目です。
Z875L・Z870L省エネ性能(1日の電気代)
生活パターン | 75v | 65v | 55v |
---|---|---|---|
省エネA | 98円 | 78円 | 61円 |
省エネB | 33円 | 26円 | 20円 |
高機能A | 147円 | 117円 | 91円 |
高機能B | 49円 | 39円 | 30円 |
パネルについては最新のMini LEDバックライトパネルなので、耐久性については不明ながらも従来の液晶パネル同様と考えられます。
液晶パネルの耐久年数
パネル方式 | 耐久時間 | 耐久日数換算 |
---|---|---|
液晶パネル | 6万時間前後 | 2,500日 |
これらのデータでZ875L・Z870Lを評価します。
評価:4.0
仮にMini LEDが有機ELの画質を超えたら、電気代に関係なく選択肢に入るのだ。
評価:3.0
やっぱりLEDの数を増やすと消費電力が上がるのかな?
評価:3.0
Mini LED元年なんで様子見で中立。
Mini LEDの課題は価格と消費電力ですね。これらに進化が見られないと本格的に有機ELへの置き換わりが始まります。
- 最新のMini LEDバックライトを体験したい人
- コストにこだわらない人
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4K液晶レグザ Z770Lシリーズの省エネ性能とパネル寿命評価
今期の東芝(TVS)4K液晶レグザのボリュームゾーンとなるモデルがZ770Lでしょう。
Mini LEDバックライトが登場する以前の最高技術であった直下型LEDバックライトに量子ドット技術を搭載し、今、最も安定度の高い4K液晶レグザです。
スピーカー出力低下の影響か?消費電力が前モデルよりダウンしている点が地味に嬉しい部分です。
Z770L省エネ性能(1日の電気代)
生活パターン | 75v | 65v | 55v |
---|---|---|---|
省エネA | 97円 | 76円 | 64円 |
省エネB | 32円 | 25円 | 21円 |
高機能A | 145円 | 114円 | 96円 |
高機能B | 48円 | 38円 | 32円 |
技術が成熟した直下型LEDバックライトパネルなので、パネルの耐久性能は安定していることが期待できます。
液晶パネルの耐久年数
パネル方式 | 耐久時間 | 耐久日数換算 |
---|---|---|
液晶パネル | 6万時間前後 | 2,500日 |
これらのデータでZ770Lを評価します。
評価:3.0
液晶テレビが省エネなのは間違いないのだ。でも、このモデルは結構消費電力が大きいのだ。
評価:3.0
はっきり言ってMini LEDモデルと変わらない数値ね。以外と電気代を気にした方がいいかも?
評価:3.0
性能面を見れば仕方ないけど、他社の同クラスと比較しても消費電力はトップクラスの悪さだ。要注意だね。
4K液晶レグザのハイエンドモデルは毎回消費電力が大きい傾向です。Z770Lはランニングコストを気にする人は避けるべきでしょう。
- 高機能な液晶テレビが欲しい人
- ランニングコストを気にしない人
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4K液晶レグザ Z670Lシリーズの省エネ性能とパネル寿命評価
Z670LはZ770Lの小型バリエーションと言えるモデルですが、タイムシフトマシンは非搭載です。
パネルはZ770L同様に「直下型高輝度量子ドット倍速パネル」なので、省エネ性能は低いと考えましょう。
Z670L省エネ性能(1日の電気代)
生活パターン | 50v | 43v |
---|---|---|
省エネA | 54円 | 39円 |
省エネB | 18円 | 13円 |
高機能A | 81円 | 59円 |
高機能B | 27円 | 20円 |
技術が成熟した直下型LEDバックライトパネルなので、パネルの耐久性能は安定していることが期待できます。
液晶パネルの耐久年数
パネル方式 | 耐久時間 | 耐久日数換算 |
---|---|---|
液晶パネル | 6万時間前後 | 2,500日 |
これらのデータでZ670Lを評価します。
評価:3.0
このクラスならこんなものなのだ。
評価:3.0
量子ドットがダメなのかしら?このパネルを採用すると消費電力が高いわね。
評価:3.0
小型モデルとしてはトップクラスの悪さだよ。
4K液晶レグザの新開発パネルですが、どうも省エネ性能が犠牲になってるような気がします。
- 小型高性能の液晶テレビが欲しい人
- 電気代をあまり気にしない人
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4K液晶レグザ Z570Lシリーズの省エネ性能とパネル寿命評価
Z570Lは倍速パネル搭載の最廉価版モデルで、タイムシフトマシンはもちろん非搭載です。
機能的にはごく普通の内容なので、省エネ性能も普通と考えましょう。
なお、50v型と43v型で消費電力がほぼ同じなので、設置スペースが許せば50v型を選んでもランニングコストは変わりません。
Z570L省エネ性能(1日の電気代)
生活パターン | 65v | 55v | 50v | 43v |
---|---|---|---|---|
省エネA | 52円 | 40円 | 36円 | 35円 |
省エネB | 17円 | 13円 | 12円 | 12円 |
高機能A | 78円 | 60円 | 54円 | 53円 |
高機能B | 26円 | 20円 | 18円 | 18円 |
技術が成熟した直下型倍速パネルなので、パネルの耐久性能は安定していることが期待できます。
液晶パネルの耐久年数
パネル方式 | 耐久時間 | 耐久日数換算 |
---|---|---|
液晶パネル | 6万時間前後 | 2,500日 |
これらのデータでZ570Lを評価します。
評価:3.0
機能が落ちれば電気代も落ちるのだ。
評価:4.0
このクラスとしては省エネ性能が高いモデルだわ。
評価:4.0
機能にこだわりが無ければ無理なく長く使える機種かな。
大きな機能は倍速だけなので、機能が低い分、消費電力も低いモデルとしてテレビが常につけっぱなしの家庭に合います。
- 一日中テレビを視聴する人
- 倍速機能が欲しい人
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4K液晶レグザ M550Lシリーズの省エネ性能とパネル寿命評価
M550Lは倍速パネルも非搭載の最廉価版モデルで、タイムシフトマシンはもちろん非搭載です。
機能的にも控えめなので、省エネ性能は高いモデルと言えます。
今期は65v型と75v型の超大型サイズだけのバリエーションですが、消費電力はハイエンド液晶モデルの55v型よりも低いので視聴時間の長い環境に最適。
→ 後からサイズバリエーションが増えました。
M550L省エネ性能(1日の電気代)
生活パターン | 75v | 65v | 55v | 50v | 43v |
---|---|---|---|---|---|
省エネA | 60円 | 49円 | 36円 | 32円 | 32円 |
省エネB | 20円 | 16円 | 12円 | 11円 | 11円 |
高機能A | 90円 | 73円 | 54円 | 48円 | 48円 |
高機能B | 30円 | 24円 | 18円 | 16円 | 16円 |
技術が成熟した全面直下型パネルなので、パネルの耐久性能は安定していることが期待できます。
液晶パネルの耐久年数
パネル方式 | 耐久時間 | 耐久日数換算 |
---|---|---|
液晶パネル | 6万時間前後 | 2,500日 |
これらのデータでM550Lを評価します。
評価:3.0
わしはこのクラスは買わないのだ。
評価:4.5
レグザのMシリーズは毎回期待通りの省エネ性能で満足度が高いわ。
評価:4.5
でっかいテレビなのに電気代を気にしなくてもいいなんて嬉しいね。
全サイズ、他社と比較するとトップクラスの省エネ性能です。
- 一日中テレビを視聴する人
- 大画面テレビを電気代を気にせず視聴したい人
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省エネ性能とパネル寿命の評価まとめ2022年モデル東芝(TVS)・レグザ
評価モデル | |||
---|---|---|---|
X9900L | 5.0 | 1.0 | 1.0 |
X8900L | 5.0 | 2.5 | 2.5 |
Z875L | 4.0 | 3.0 | 3.0 |
Z870L | 4.0 | 3.0 | 3.0 |
Z770L | 3.0 | 3.0 | 3.0 |
Z670L | 3.0 | 3.0 | 3.0 |
Z570L | 3.0 | 4.0 | 4.0 |
M550L | 3.0 | 4.5 | 4.5 |
この記事では2022年発売の東芝(TVS)・レグザの省エネ性能とパネル寿命について評価を行いました。
2022年は電気料金が大幅に値上げされ、テレビの選択も機能だけでなく省エネ性能も注目すべきです。
例えば、500Wの消費電力でも電気代が10円上がれば1時間あたり5円の値上げとなり、1日10時間テレビを使用していれば年間で18,250円も出費が増えます。
機能が高ければ消費する電力量も多くなり、バランスを考えて賢くレグザを選択しましょう。
良い買い物をして下さい♪