最初に結論から書きますが、前モデルのM530XとこのM540Xとの大きな違いは「映像エンジン」です。
今期のレグザ上位機種は「クラウドAI」による映像美向上が主題で、その他仕様については微々たる変更に留まっている製品がほんど。
M540Xは液晶レグザの中間機ですが、この製品までクラウドAIの恩恵に授かれます。
もっとも、今期最大の売りである「クラウドAI」は2020年6月以降の適用で、昨今、やっとこさバージョンアップを行ったばかり。
既にどの程度映像データが集積され、そして思惑通りAIが働いてくれているのか?
本当の真価は、次期モデルまで多くのユーザーが感じた感想をクラウドに集積し、AIが分析しなと分からないかもしれませんね。
とは言え、地デジが綺麗な東芝レグザ。
クラウドAIの真価を待たずとも、納得の価格に収まれば「買い」」なのか?
これから4回に分けて内容を精査し、そして評価を行います。
前モデルのM530Xは、4K入門機として他の追随を許さぬ価格で取引されていましたが、M540Xもコスト的に優位に立っているのでしょうか?
その辺は気になるところですが、第4回目の「4K液晶テレビ東芝レグザ M540X ④総合評価と買い時」で詳しく解説致します。
先ずは第1回目、「セールスポイント」について分析しましょう♪
価格よりも機能を重視
こだわり派
価格がいくら高くても、こだわりの機能には絶対に妥協をしないのだ。
機能と価格のバランスを重視
リーズナブル派
自分の生活にマッチした買い物に拘り、価格に見合わない製品は絶対に購入しないわ。
機能そこそこで価格を重視
コスト重視派
価格が安ければ多少機能が劣っても構わない。一般家庭でハイスペックは不要だね。
では、各人の趣向を踏まえてこの製品を評価して行きましょう♪
4K液晶テレビ 東芝レグザ M540X とは
項目 | 内容 |
---|---|
モデル | 2020夏(20'4月) |
シリーズ | レグザM540X |
分類 | 4K液晶テレビ |
サイズ展開 | 75v/65v/55v/50v/43v |
冒頭ではREGZA M540Xシリーズは中間機と書きましたが、言い方を変えるとTOSHIBA(東芝)液晶テレビの中では、Z740Xに続くセカンド機にあたります。
発売時期はZ740Xから2ヶ月ほど遅れてはいますが、同じく2020-2021モデルの最新テレビ。
このシリーズはセカンド機としてコスパが良いことで評判。
そんな前モデルは「M530X」です。
4K液晶テレビ 東芝レグザ M540X のセールスポイント
- レグザエンジン Cloudによる高画質化
- 豊富なサイズバリエーション(5サイズ)
このクラスになると、上位機種のような「売り」は少なく、如何に必要な部分を残し、コスパを両立させるかが勝負です。REGZAの代名詞とも言える「タイムシフト」機能はありませんが、今期の売りであるクラウドAIには対応してきました。
1.レグザエンジン Cloudによる高画質化
東芝レグザ、今期のキーワードは「クラウドAI」。昨年を4Kチューナー内蔵テレビ元年と例えると、今年はその映像ソースをどれだけ美しく再現できるかが東芝レグザのカギと言っても過言ではないでしょう。
クラウドに蓄積された映像データをAIが最適化するんですよね。Z740Xで学びました。
横文字を並べりゃあ良いってもんじゃないよ・・・。
このクラスでもクラウドAIが付くとは驚きなのだ。ただ、真価は分かり難いのだ。
まあ、今期東芝の目玉みたいなもんですから。注意点として映像エンジン名にはProの記載が無いので、Z740XやX9400と比較すれば処理能力は落ちます。
しかし、それがどう影響するかは分からない状況ですね。
評価:4.5
まあ、前期の4Kダブルチューナーを全面に出したショボいモデルチェンジよりはまともで良いのだ。
評価:3.5
これだけ自信を持って宣伝しているんだからコケないようにして欲しいわ。
評価:3.5
4Kダブルチューナーみたいなどうでもいい内容とは違うね。上位機種同様に高画質化できるなら嬉しい内容だよ。
ハードディスクを強化して裏録に備えましょう♪
東芝レグザ適合のHDD情報は「HDD【2020版】東芝レグザ & ハイセンスにおすすめのテレビ録画用外付けハードディスク」をご覧下さい!!
2.豊富なサイズバリエーション(5サイズ)
前モデルのM530Xに75型を追加して、サイズバリエーションが5つに増えました。「視聴環境」で詳しく解説しますが、75型は脚の形状が違うのが特徴です。
サイズによって型番が変わったりすると再度スペックの確認が必要だから、同じバリエーションで選べるのは確かに便利だね。
何でセカンド機はサイズが豊富なのかしら?ハイエンド機は大体2~3サイズしか無いのにね。
やはり「買いやすい価格帯」に設定できるのがセカン機なのでしょう。 全ての人が映像や音に細かいわけでは無いですからね。
まあ、コスパが良ければ全て良し。
ただ、このクラス全体に言えますがスピーカーが少しプアーですね。コスト的に仕方が無いのですが、逆に言えば市販のシアターバーを思い切って買うチャンスかもしれません。REGZAは純正もあるので是非確認して下さい。
サイズバリエーションが豊富なので、きちんと適合したテレビスタンドを選びたいですね。
評価:3.0
わしにとってこのクラスの大画面テレビは眼中に無いのだ。
評価:3.0
機能がミニマイズされたセカンド機でも一応クラウドAI対応。視聴環境によってサイズを選べるのは嬉しいわ。
評価:3.0
とにかく安く大きく、小さいのでいいので安くなど、多くのユーザーが対象となるね。
大型テレビの画面って直ぐに汚れます。
更に音質を良くするならサブウーファーで低音強化!
4K液晶テレビ 東芝レグザ M540Xの受賞歴
4K液晶テレビ TOSHIBA REGZA M540Xは、VGP2020年夏の「技術賞」を受賞。
なお、もう一つの評価団体として有名な「Hivi」については、新型コロナウイルスの影響で2020年夏のディスプレイ部門の選考は中止です。
音元出版「PHILE WEB」主催のAVアワード≫VGP
1987年にスタートした国内最大級を誇るオーディオビジュアル機器の総合アワードです。プロが選んだベストセラー間違いなしのアイテムだけが、受賞の栄誉を勝ち獲ることができます。
ONGEN PUBLISHING CO.,LTD
AV専門誌「HiVi」によるアワード≫HiVi
登場したばかりのモデルを含め、現在市場に流通しているAV製品をジャンル、価格帯別に分類して真のお買い得モデル=「ベストバイ」製品を選出することが本企画の趣旨である。
Stereo Sound Publishing Inc.
AV=オーディオビジュアル
2020 SUMMER(2020年度「夏」)
2020年夏モデルは、発売の遅れたパナソニック以外のメーカーによる争い。
東芝レグザM540Xが搭載する「クラウドAI」はVGPの「技術賞」を受賞。
VGPの評価
受賞 | 受賞内容 |
---|---|
技術賞 | 有機ELテレビおよび液晶テレビシリーズに搭載された、AIを活用した高画質技術に対して。 |
Hiviの評価
評価なし。
2020 WINTER(2020年度「冬」~2021年度)
受賞なし。
有機ELテレビ M540Xの「セールスポイント」総合評価
では、これまで確認したM540Xのセールスポイントについて総合評価を行ってもらいましょう。残念ながらレグザの売りである「タイムシフト」は搭載されていないので、その点は大きく減点します。
評価:2.5
まあ。このクラスでは仕方のない得点なのだ。
評価:2.2
クラウドAIのおかげで前モデルより得点は上がったけど、やっぱり物足りないわ。
評価:2.2
タイムシフトが無い東芝のテレビはやっぱりこんな感じになっちゃうね。まあ、コスト的には良いとは思うけど・・・。
前モデルのM530Xよりも得点は上がりましたが、タイムシフトの有無が明暗を分けるレグザを痛感!
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