TOSHIBA REGZA 液晶テレビ M540Xシリーズの徹底評価。
視聴環境に引続き、3回目は最も重要な「機能」の観点から評価を行います。
上位機種のZ740Xとどれだけ機能が違うのか?気になりますね。
価格よりも機能を重視

価格がいくら高くても、こだわりの機能には絶対に妥協をしないのだ。
機能と価格のバランスを重視

自分の生活にマッチした買い物に拘り、価格に見合わない製品は絶対に購入しないわ。
機能よりも価格を重視

価格が安ければ多少機能が劣っても構わない。一般家庭でハイスペックは不要だね。

では、各人の趣向を踏まえてこの製品を評価して行きましょう♪
4K液晶テレビ 東芝レグザ M540Xの「機能」を徹底解剖

購入者層で大きく要望が異なる「機能」面について解説しましょう。求める機能とマッチするか慎重に見極める箇所ですね。

先ずは機能面に関する皆さんの総合評価です。
評価:

4Kの普及機として、一般家庭に特化した普段使いのテレビとしては及第点なのだ。ただ、画質や音についてはこだわる人には買えない機種なのだ。
評価:

テレビを観るテレビとしては十分な内容だし、スマート化にも取り組んでいるので普通に評価できるわ。
評価:

コスト重視で4Kテレビを選択するなら選択肢に入れるべき。ただし、上位機種を比較すると陳腐な部分も露呈するので、自分の使途を明確にすべし。上位機種にオーバースペックを感じるならOK。

あくまでも廉価版の普及機です。HDRやHDMIの規格と聞いて「?」なら、この機種で十分満足行くでしょう。
また、完全に有機ELテレビは別の次元であることも忘れてはなりません。
レグザM540Xのチューナー数に係る機能評価

チューナー数に関する総合評価を最初に教えて下さい。

タイムシフトは無いが、地デジ3チューナーは十分な内容なのだ。だからこそ二画面が実現するのだ。

ハイエンド機の標準仕様並ね。値段から考えたら凄いことね。

地デジ3、4Kも2が今や標準で、コストメリットもあるんだろうね。下手に減らした方がコストアップだったりしてね。
地上波デジタル
3チューナー

二画面対応では、普通に使用する最低ギリギリのラインなのだ。Sonyは2つなので二画面が出来ないのだ。

地デジ3チューナーは正直嬉しいわ。

クラスを考えればホント十分な内容だね。
BS/CSデジタル
3チューナー

視聴範囲の広いユーザーも安心なのだ。

今や地デジ同等の扱いが普通ね。

余裕は大事だね(要らないけど・・・)。
BS/CS4K
2チューナー

前モデルではセールスポイントだったのだ(笑)。

普通に4Kも裏録の時代ね。次は3チューナーかしら?

4Kなんてどうでも良いよ。
2画面対応
〇

3チューナーなので当然なのだ。

滅多に使わないけど、たまに使う便利機能だわ。

リアルタイムの放送をチラ見するのによく使います。タイムシフトより時間の節約になるね。

皆さんタイムシフトから離れて冷静な分析です。そう、他社のハイエンド機と全く同じ内容なんですよ。
東芝レグザに対応したHDDは「HDD【2020版】東芝レグザ & ハイセンスにおすすめのテレビ録画用外付けハードディスク」でまとめて紹介しています。
テレビ録画用外付けハードディスク選びの時間短縮でお使い下さい!

M540Xでは一部の純正HDが背面取付設置可能でスッキリ収納できるのも嬉しいですね。
裏録用のハードディスクは必ず準備!
レグザM540Xのネットワークに係る機能評価

ネットワークに関する総合評価を最初に教えて下さい。前モデルではBluetoothが不満の種でしたが、Alexa搭載で挽回か?

引続きWifi-5までカバーなのだ。Alexa対応は高評価としたのだ。

VODも充実してるし上位機種とそん色ないわ。Alexa対応は良いけど、他社はもっと充実してることを理解すべきね。

うん、何とかまともになった感じ。
無線LAN
IEEE802.11a/b/g/n/ac

「ac」規格=Wifi-5準拠は今や当たり前なのだ。

この辺はちゃんと考えられてるわ。

ac準拠の無線ルーターはちゃんと準備しようね。
Alexa対応
〇

問題はどこまで使えるかなのだ。もっさりは勘弁なのだ。

やっと他社並に近づいたってことかな。

スマート化は失敗しても早めに進めるべき。経験値で使いやすさも変わってくるからね。クラウドやAI語るなら分かるでしょ?
VOD(Video On Demand)
未対応:Android TV/FOD

OKなのだ。あとは好きにするのだ。

プライムビデオの有無が大きなカギ。

有料ばっかだし、当分使わないかな?

引続き、ネットワーク環境も上位機種とそん色ない出来栄えです。もっと沢山機能を下げてると思ってましたが意外です。
無線ルーターは大丈夫?私も使っているコスパ最高な機種がコレ!
レグザM540Xの外部端子に係る機能

外部端子機能に関する総合評価を最初に教えて下さい。

HDMIはARC対応でハイエンド機同等なのだ。SonyはeARCまで対応だが・・・。でも、今回もUSBは最低レベルなのだ。

HDDの増設時は注意が必要な仕様だわ。場合によってはハブの増設ね。

まあ、普通に使う程度ならこれで十分でしょうね。
USB
USB3.0×1/USB2.0×1

やっぱり廉価版なのだ。

増やすとそんなにコストがかかるのかしら?

USBハブが必要な場面が出るかもね。
HDMI
ARC対応×1/HDCP2.2×4

他社同様の出来なのだ。SonyのeARCはわしレベルでないと使わないのだ。

ARCの意味は分かんないけど、ハイエンド機同等ね。

こんなに使うかな?
その他
各1つ
VIDEO/光デジタル音声出力/有線LAN/イヤホン・サブウーファー

あって当たり前なのだ

使う機会はないけど、一部には必要なんでしょうね。

古い機器も繋げるし、あって当たり前だよね。

ここも引続き、USB端子の数が少ないことが唯一の減点ポイントですね。他は取りあえず問題無さそうです。
HDMIケーブルは最高級品を選ぶと間違いありません。
レグザM540Xの映像機能
受信機能
4K放送まで対応
ハイビジョン(HD)/フルハイビジョン(FHD)/4K/8K

4K対応は当たり前なんだな。でも、8K非対応は残念なのだ。

4K対応でないとね。8Kは無くて普通だわ。

8Kなんて映像ソース無いし未対応で普通だよ。4Kも当たり前。
パネル方式
VA

マニアはVAって昔から相場なのだ。でも、このM540Xはマニア向けのパネルじゃないから注意なのだ。

ハイエンド機のZ740XがVA化したので、やっぱり映像品質で評価は下がるわ。

VAパネルと言ってもピンキリさ。ここは妥協点。
パネル反射改善
ハーフグレア
HDR対応
HDR10 / HLG HDR

上位機種と相違する点は「DV(ドルビービジョン)」と「HDR10+」が無いことなのだ。即ち廉価版の証拠なのだ。

普通の家庭で必要かは疑問。だから普通の評価でOKでは?

そうそう、どこまで自分が使うかがカギ。僕は要らない。
特異性
レグザエンジンCloud

何故「Pro」が付かないのだ?でも、同じ理論を使用するので安心なのだ。

ここは今期REGZAの大注目点!ただ、評価は数ヶ月先ね。

映像エンジンが落ちるから、どこまで出来るか分からないね。

クラウドAIが全てのレグザ。でも、どれだけ良いのか分からないのが難点。その前に、パネル性能、HDR、特殊技術が本当に必要なのかを十分考えましょう。
- 映像エンジンは「レグザエンジン Cloud」で画質をUP
- ネット動画の映像も高画質に再現する「ネット動画ビューティ」
- 高精度に残像を低減する4Kダイレクトモーション120
パネルにホコリが溜ると見え難くなります。
レグザM540Xの音声機能

音声機能に関する総合評価を最初に教えて下さい。

出力20Wって、引続きラヂオ並なのだ。

20Wは仕方ないけど、いい加減ドルビーアトモスを採用して欲しいわ。

音割れしそう・・・。

出力20Wはこのクラスでも低い方ですが、本当に容量で音は決まるのでしょうか?重要なのは自身の視聴環境。スペックだけで判断せず、実物を聞き比べることは忘れないで下さい。ダメなら純正を含め、シアターバーの選択肢も豊富にありますよ。
サブウーファーで更に音質は上げられます。
純正のシアターバーを接続すれば音はもっと良くなる!
4K液晶テレビ 東芝レグザ M540Xの「省エネ」性能と想定寿命
皆さんご承知の通り、液晶テレビは有機ELテレビよりも電気代が安く、使い方によっては月間1,000円~3,000円もの省エネとなります。
特にTOSHIBA REGZA M540Xシリーズは、同クラスの液晶テレビの中でも消費電力量が低いことが魅力の一つ。
同社のフラッグシップ機である有機ELテレビX9400シリーズとの比較を交え、M540Xシリーズの省エネ性能と想定寿命を検証しましょう。
レグザM540Xの省エネ性能

先ずはM540Xの「省エネ」性能の評価を行います。
評価:

安い機種なら電気代が安くて当然なのだ。
評価:

相変わらず、ランニングコスト(電気代)は秀逸だわ!
評価:

イニシャルコスト(購入価格)も期待できるし、コスパは相当良いね。

液晶テレビの中でも消費電力量が小さいM540Xの実力は健在!有機ELのフラッグシップ機 X9400との差はいかに?
項目 /機種 | M540X 65型 | X9400 65型 | M540X 55型 | X9400 55型 |
---|---|---|---|---|
消費電力 | 188W | 517W | 156W | 413W |
年間消費電力量 | 114kWh/年 | 240kWh/年 | 94kWh/年 | 230Wh/年 |

X9400はM540Xの2.6倍以上の消費電力だわ。前モデルから更に差がが広がったのね。

実際の生活環境に当てはめて、電気代をシミュレーションしよう。
- (A)共働き世帯・独身世帯-282時間
- (B)引退世帯・老後世帯-486時間
- (C)大学生やフリーターニートの子供が居る世帯-382時間
- (D)カタログ値 年間消費電力
- 電力単価=24.00円/kWh
- 使用電気量は消費電力の70%で計算
- カタログ値 年間消費電力はそのままで計算
パターン /機種 | M540X 65型 | X9400 65型 | M540X 55型 | X9400 55型 |
---|---|---|---|---|
(A) | 891円 | 2,449円 | 739円 | 1,957円 |
(B) | 1,535円 | 4,221円 | 1,274円 | 3,372円 |
(C) | 1,207円 | 3,318円 | 1,001円 | 2,650円 |
(D) | 228円 | 480円 | 188円 | 460円 |

電気代の安さは今期最高レベルだわ。比較の参考になるわね。

いくらお金持ちでも、こんなに差が出ると少し考えるのだ。実はお金持ちほどケチなのだ。
レグザM540Xのパネル寿命

「パネル寿命」に対する皆さんの評価です。液晶テレビは寿命が長くお得ですね。
評価:

スペックだけは素晴らしいのだ。でも、テレビは毎年買い替えるので関係ないのだ。
評価:

ライフサイクルを真剣に考えると、やっぱり液晶テレビになるわ。
評価:

イニシャルコスト、ランニングコスト、2つを足して本当のコスパだね。

パネル寿命のおさらいです。一般的には有機ELパネルの寿命は液晶の半分と言われています。
液晶パネル | 有機ELパネル | ブラウン管 |
---|---|---|
6万時間前後 | 3万時間前後 | 2万時間前後 |

生活パターンに当てはめてみなよ。液晶の方が断然有利なのが分るはず。
パターン /機種 | 液晶パネル | 有機ELパネル | ブラウン管 |
---|---|---|---|
昼間留守が多い (共働き家庭など) | 18年 | 9年 | 6年 |
一日中家にいる (引退世帯など) | 10年 | 5年 | 3年 |
昼夜逆転家族がいる | 13年 | 7年 | 4年 |

家電サイクルは10年以上が理想ですね。

電気代や寿命ばかり気にしてテレビを買う人なんて居ないのだ。

金に糸目もつけずにテレビを買う人もそう多くないでしょ?

電気代は低い、寿命が長い、しかも安いし何があっても平気になれそう?。ダメね、こんな考え。

強みと弱みは人でも物でもある。妥協点を見出すことが物では大事だよ。特にテレビは性能に比例して全て高くなるからね。
4K液晶テレビ 東芝レグザ M540X 現物確認の注意点
あらゆる側面からREGZA M540Xシリーズを検証して来ました。買換えの準備はOKですか?
基本情報を得たら、次は「現物確認」です。
M540Xをターゲットにした人は「現物確認」で何を注意すれば良いのでしょうか?

現物確認のポイントをは次の3点でしたね。基本に沿って、M540Xの具体的な現物確認方法を解説しましょう。
- 映像の好み(品質)
- 音の特性(音質)
- そしてデザイン性
映像の好み(品質)


有機ELとは根本的に違うので比較するだけ時間の無駄なのだ。重要なのは廉価版のVAパネルとしての発色性と視野角なので、先ずはこの点を把握するのだ。

同じ液晶のVAパネルと比較すること。比較対象はSonyのX8000Hが良いわね。色の鮮やかさと視野角は必ず違うので、どちらの液晶パネルが好みかを見極めてね。

テレビの映像は毎日見ていれば慣れるから、このクラスなら視聴環境を優先すべきだね。

正直言って、このクラスで過度の期待は禁物です。特にハイスペック機と比較すれば必ず映像レベルは低下しますので、M540Xを中心に検討する場合は同クラスの製品と比較するようにしましょう。
音の特性(音質)

20Wの出力は少し寂しい感じですが、メーカーだって今時音割れするような仕様で売るはずはありません。きちんと自分自身で判断しましょう。

同じことを言うが、スペックが低くても、「普段使いで問題の無い音」なのか判断するのだ。妥協ではないのだ。妥協は後で後悔するのだ。

やっぱり同じクラスの製品と比べるのが安心よ。20Wなら映像と同じくSony X8000Hを納得行くまで聞き比べて!

もともと薄型テレビの音質は良くない。その中でも最低レベルであることは間違いないので、見合うコストなのか?を考えようね。コスト優先は「最低」を買うのではなく、納得を買うのです。

大きな期待は出来ない部分ですが、コメント通り「妥協」すると何年も我慢した生活が続きます。ノイズにならない内容かを見極めましょう。
デザイン性

M540Xシリーズは、前モデル同様にベゼルレスで美しいデザインですね。全体的ほとんど変わった感じもしませんが・・・。

デザインはあまり変わっていないのだ。今回も横から見たデザインがまるで有機ELテレビのように、上部がとても薄くて美しいのだ。そのデザインが気に入るかどうかが大事なのだ。

私がいつも気になるは裏側。「裏側の状況」を見て、掃除がし辛いと購入を考えちゃうわ。

うーん、M530Xと同じにしか見えない。今回も卓上スタンドの高さが低いかも?テレビ台に置く場合はパネルの高さをよく確認しようね。

皆さんのアドバイス、赤字の部分がカギですね。次回は最終回。REGZA M540Xシリーズの評価まとめと買い時を解説します。以下のリンクから移動して下さい。
TOSHIBA REGZA M540Xの評価
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