TOSHIBA REGZA 4K有機ELテレビ X8400の徹底評価。
前回のセールスポイントに引続き、今回は視聴環境の点から評価を行います。
価格よりも機能を重視
こだわり派
価格がいくら高くても、こだわりの機能には絶対に妥協をしないのだ。
機能と価格のバランスを重視
リーズナブル派
自分の生活にマッチした買い物に拘り、価格に見合わない製品は絶対に購入しないわ。
機能そこそこで価格を重視
コスト重視派
価格が安ければ多少機能が劣っても構わない。一般家庭でハイスペックは不要だね。
では、各人の趣向を踏まえてこの製品を評価して行きましょう♪
4K有機ELテレビ 東芝レグザ X8400 おすすめの「視聴環境」
東芝レグザ有機ELテレビ X8400のパネル表面の反射対策に変化はありません。
但し、有機ELパネルの色調を独自にチューニングし、新たに放熱対策を行ったことでコントラストが向上したことで見易さは向上しています。
先ずは有機ELテレビの弱点である「昼間のリビングでの反射(見難い)」ことを含め、再度有機ELテレビの弱みを再確認しましょう。
- パネルの寿命が短い
- 消費電力が大きい
- パネルが焼き付く
- 昼間のリビングでは見難い
- 値段が高い(投資対効果が低い)
内容はハイエンド機X9400と同じね。パネル内部のチューニングで多少改善出来たんだわ。
ただ、「黒」がより「黒」として表現できるようになったので、映像ソースにもよりますが、昼間のリビングではどうしても反射は避けられないでしょう。他社製品と比較し進化を確認することをおすすめします。
どんなテレビでも反射問題は避けられないよ。
まあ、有機ELテレビの特徴である「高コントラスト」が逆にデメリットとなることことなので仕方ありません。では、次に基本の「テレビサイズの選び方」を再確認し、サイズバリエーションを見ます。
テレビサイズの選び方
REGZA X8400のサイズバリエーションは55型、48型の二つになりました。
購入サイズの選択方法は、4K映像を見るかHD映像を見るかソースによって異なってきます。
視聴距離 | 4K | フルHD |
---|---|---|
200cm (6畳) | 100型 (インチ) | 52型 (インチ) |
350cm (8畳) | 190型 (インチ) | 94型 (インチ) |
- 地デジ放送メインの狭い部屋であれば「55型」を視野に
- それ以外の場合は「65型」がおすすめ(予算次第)
中小型機の導入はハイエンド機X9400と同じだね。
有機EL画質は、今やプライベートな部屋にも進出してきたのだ
視聴距離と画面サイズの記事はこちらから‼
評価:3.0
48型(インチ)は今後の注目株なんだな。このクラスは興味が無いから大型画面が無くても構わないのだ。
評価:4.0
サイズバリエーションは少ないけど、ハイエンド機X9400の機能が必要無い人には良い選択肢だわ。反射対策も同じだしね。
評価:3.0
4K有機ELテレビ 東芝レグザ X8400 おすすめの「設置スペース」
TOSHIBA REGZA X8400 を設置する際に必要な理想的なスペースと、最適な視聴高さを実現するテレビ台を解説します。
- X8400は「卓上スタンドが0.8kg」と軽量
- X8400は「卓上スタンドが広めの設計」(広い台が必要)
- 卓上スタンドを使用するとパネルが若干斜めになる(上方に向く)
REGZA X8400の各サイズに関して、基本の寸法、重量について確認すると共に、テレビを設置する上で最低必要なスペースを理解しましょう。
48X8400(48型・インチ)
X8400 48型(インチ)の重量
総重量 | 本体のみ | 卓上スタンドのみ |
---|---|---|
16.5㎏ | 15.7㎏ | 0.8㎏ |
X8400 48型(インチ) テレビ本体の必要スペース
理想的な 横幅 | 理想的な 縦幅 | 理想的な 奥行き |
---|---|---|
1,200㎜ (120㎝) | 800㎜ (80㎝) | 350㎜ (35㎝) |
55X8400(55型・インチ)
X8400 55型(インチ)の重量
総重量 | 本体のみ | 卓上スタンドのみ |
---|---|---|
19.5㎏ | 18.7㎏ | 0.8㎏ |
X8400 55型(インチ) テレビ本体の必要スペース
理想的な 横幅 | 理想的な 縦幅 | 理想的な 奥行き |
---|---|---|
1,300㎜ (130㎝) | 800㎜ (80㎝) | 350㎜ (35㎝) |
X8400を理想的な高さで視聴できるテレビ台
ここでは、レグザX8400を最適な高さに関する理由と、理想的な高さで視聴するためのテレビ台の高さに言及します。
上図は、一般家庭でテレビを視聴するパターン別に、テレビサイズ毎に目線の高さをイメージした内容です。
視点の高さから左下の様にテレビ台やテレビスタンドの数値を算出していますが、基本は座椅子の高さを目線の中心線に置けば大抵のパターンに当てはまるのが分かるでしょう。
この図を参考に、X8400にマッチする理想的な視聴高さを探ります。
X8400のテレビ台を選ぶ際の注意点
最適なテレビ台のサイズについて結論を出す前に、東芝レグザX8400を設置する際の注意点を確認しましょう。
レグザX8400の卓上スタンドの特殊性
レグザX8400の卓上スタンドはストレートデザインで若干広めのスペースが必要になります。
X8400も画面(パネル)が少し斜めになっている点も重要ね。目線が低い分、角度を使って視野を確保しているのね。
見やすさを考慮し、画面を約2~3度傾斜させたスラント設計を行っています。
斜め上方を向いているので、X8400の視聴高さは必ず目線より下に画面センターを合わせましょう。
うんうん、理にかなっているわ。
X8400で卓上スタンドを使用する際は画面の確度と横幅に十分注意することが大切です。
レグザX8400の卓上スタンド重量
X8400の卓上スタンドは両サイズ共に「0.8kg」と軽く、ハイエンド機X9400のように重量を気にすることは無さそうです。
卓上スタンド単体で「0.8kg」って随分軽いね。前機種のX830と比較するとどうなの?
前機種X830は55型で卓上スタンドの重量は4.4kgあったので、3.6kgも軽量化されていますよ。
耐久性が不安なのだ。
前機種X830は中央に卓上スタンドを設置した省スペースタイプでしたが、X8400は左右の幅を広く取って重量を分散しているので問題ありません。
結局、卓上スタンドを利用してX8400を設置する際は「幅」「角度」に注意が必要なわけね。既存のテレビ台を流用する人はこの点を確認しましょう。
CHECK!
- X8400は目線が上にある前提のスラント設計なので理想的な高さのテレビ台を選ぶ
- X8400で卓上スタンドを使用する際は広めのテレビ台が必要
X8400 理想的なテレビ台のスペック
これまでの情報を加味すると「耐荷重」を満たすことを前提に、以下のサイズ前後が「X8400」では適切なテレビ台の条件と言えます。
但し、あくまでも想定は一般家庭なので、使途に合わせてサイズ調整を行いましょう。
項目 | 48型 | 55型 |
---|---|---|
理想的な横幅 | 1,200㎜以上 (120㎝) | 1,400㎜以上 (140㎝) |
TV台理想的な高さ | 470㎜ (47.0㎝) | 415㎜ (41.5㎝) |
理想的な奥行き | 300㎜前後 (30㎝) | 300㎜前後 (30㎝) |
耐荷重 | 20㎏以上 | 25㎏以上 |
「横幅」については画面の大きさに合わせたバランスで長さを設定していますが、基本的には「耐荷重」がクリアーし、バランスよく設置できればこだわる必要はありません。
また、「奥行き」も同様で、「耐荷重」とバランスに問題のないテレビ台を選択しましょう。
そして、ストレス無く視聴できる高さについては、「理想的高さ」であれば一般家庭での視聴は概ね対応可能です。
和式中心、洋式中心という選択肢の中で「理想的高さ」を基準に高低を計算できるので、テレビ台選びの参考にして下さい。
参考までに比較的リーズナブルなテレビ台を紹介しています。
コスト優先で選択するなら(最大65型)
- 高さ28.2㎝でほぼ全サイズで最適な視聴高さを実現可能
- 人気商品なのでクチコミ多数
- 高級感が薄い
高さ調整可能で安心の朝日木材加工(最大65型)
- 31.8㎝と43.8㎝の2つの高さが選べほぼ全サイズで最適な視聴高さを実現可能
- 一部の色をおしゃれに変えられる
- 耐荷重注意
最大77型まで対応可能な朝日木材加工のローボード
- 高さ31.8㎝でほぼ全サイズで最適な視聴高さを実現可能
- サイズは幅80㎝から177㎝まで6バリエーション
- 組立必要
X8400を理想的な高さで視聴できるテレビスタンド
基本的な考え方はテレビ台選びと同じです。
しかし、テレビスタンドの場合は「壁掛け」同様にテレビスタンドを接続するテレビ本体のVERSAというネジ位置が高さに影響を与えます。
ただ単に台の上に置くだけなら簡単ですが、テレビスタンドの場合、接続位置を確認するだけでは接続後のテレビ画面のセンター位置は分かりません。
各機種の各サイズでVESA位置が異なるため、テレビスタンドの選定は少し複雑なことを先ずは理解しましょう。
レグザX8400とテレビスタンドの相性
X8400の55型については選択肢は比較的多いものの、48型は多少選択肢が限られます。
X8400に適合したテレビスタンドから、最適(もしくは自身が求める)な視聴高さになる製品を選びましょう。
テレビスタンドを利用したレグザX8400視点の高さ
X8400の場合、55型は設置位置が高く、48型はほぼセンターに収まります。
どうして差が出るの?
テレビ背面にあるテレビスタンドと接続する「VESA位置」が影響しています。55型のX8400はVESAの上ネジセンターより下にあり、48型のVESA位置はほぼセンターにあるからです。
テレビ台みたいに理想のセンター位置「80cm」は簡単には計算できないんだね。
そうですね、全体的には「高くなる」傾向です。でも、X8400は両サイズとも丁度良いテレビスタンドもあるので参考までにご紹介しておきます。
RF-590が面白いのは下方向であれば無段階に調整が可能で、下限へ調整すれば全ての視聴位置でベストな状態となります。耐荷重も100kgと最高水準のレベルで安心ですね。
一方、48型(インチ)は以下のテレビスタンドが適合します。
細かく高さ設定も行え、棚板付き、キャスター付きでとてもリーズナブルなテレビスタンドです。
テレビスタンドの使用状況をよく研究した製品だわ。
テレビスタンド欲しかったけど、何が適合するか分からなかったんだ。こうやって適合する最適な製品を紹介されると選びやすいね。
REGZAなら純正のテレビスタンドも選べる
CHECK!
- 壁掛け金具や壁への設置工事は不要
- 大画面テレビを省スペースで設置
- 左右に約8度テレビの向きが調整可能
- ケーブル類はすべて裏側に配線
安心を買うなら断然レグザ純正品ですね。
わしは価格が高くても純正品にこだわるのだ。
値段はもちろん考えるけど、トータル的なバランスを考えるならREGZA専用テレビスタンドを購入するのがベストね。
東芝レグザ純正テレビスタンド
テレビスタンドの選び方については、以下の記事で詳しく解説しているので参考にして下さい。
失敗しない「テレビスタンド」の選び方~7つの重要ポイントを解説
また、X8400に最適なおすすめのテレビスタンド情報はこちらを見れば全て分かります。
レグザX8400 設置スペースの最終評価
それでは、X8400の設置スペースに関して最終評価を行って下さい。
評価:5.0
これだけ軽いと置き場所はどこでも良いのだ。
評価:3.0
テレビスタンドの適合も分かったし、色々と楽しめそうね。
評価:3.0
テレビ台、テレビスタンド。どちらもコストをかけずに選択可能だから嬉しいね。
テレビ台、テレビスタンド選びは「おしゃれでおすすめなテレビ台選びで最も重要な基礎知識を忘れていませんか?」で書いた通り耐荷重性能が重要です。
4K有機ELテレビX8400の「視聴環境」総合評価
では、これまで確認したX8400の視聴環境について総合評価を行ってもらいましょう。
評価:4.0
大きな減点要素も無く、無難な仕上がりなのだ。
評価:3.5
益々軽量化して使いやすくなったわ。パネルもハイエンド機X9400と変わらないから見易さは向上ね。
評価:3.0
ハイエンド機X9400と比較するとデザイン性は劣るけど、置き場所に困らない点が良いね。
REGZA最高峰X9400と同じパネルを有しながらも上手に差別化して視聴環境を選ばない出来に仕上がっています。引続き「機能」について評価します。以下のリンクから移動して下さい。
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