SONY BRAVIA 4K有機ELテレビ A8Hの徹底評価。
前回のセールスポイントに引続き、今回は視聴環境の点から評価を行います。
価格よりも機能を重視
こだわり派
こだわり派価格がいくら高くても、こだわりの機能には絶対に妥協をしないのだ。
機能と価格のバランスを重視
リーズナブル派
リーズナブル派自分の生活にマッチした買い物に拘り、価格に見合わない製品は絶対に購入しないわ。
機能そこそこで価格を重視
コスト重視派
コスト重視派価格が安ければ多少機能が劣っても構わない。一般家庭でハイスペックは不要だね。
えだまめくんでは、各人の趣向を踏まえてこの製品を評価して行きましょう♪
4K有機ELテレビ ソニーブラビア A8H おすすめの「視聴環境」
ソニーブラビア有機ELテレビのセカンド機である「A8H」のパネルは、セールスポイントの評価でも触れたように昨年発売のフラッグシップ機A9Gと変わりません。
即ち、「4K有機ELテレビ ソニー ブラビア A9G ②最適な視聴環境を整える」でコメントした通り、実際に現物確認を行うと若干映り込みが大きいと感じました。
とは言え、大きく違うかと言えばそんな事もないので、ここは自身で確かめるのが一番大事だと考えます。
特に昼間のリビングで使用することが多い場合は、しっかりと自分の眼で確かめて下さい。
そんな訳で、有機ELテレビの弱点である「昼間のリビングでの反射（見難い）」ことを含め、再度有機ELテレビの弱みを再確認しましょう。
- パネルの寿命が短い
- 消費電力が大きい
- パネルが焼き付く
- 昼間のリビングでは見難い
- 値段が高い（投資対効果が低い）
リーズナブル派高画質プロッセッサーも向上したし、輝度アップして明るい所でも見やすくなったんじゃないの？
えだまめくん当然以前のモデルA8Gよりは良くなっていますが、先ほどのコメントは同じ高画質プロッセッサーを使用するフラッグシップ機A9Gのことなで、A8Hも当てはまるということです。でも、特段神経質になるレベルではありません。
コスト重視派紛らわしい数字を並べて画質を語る専門家じゃないしね。自分の眼で良し悪しを判断すればいいだけ。
テレビサイズの選び方
4K有機ELテレビ ソニーブラビア A8Hのサイズバリエーションは65型、55型、二つのバリエーションでしたね。
サイズバリエーションについては前作同様の内容です。
サイズ選びの基本は知っておいて損は無いので、主な視聴ソース（4K or HD）を基準に一般的な解釈を解説しましょう。
| 視聴距離 | 4K | フルHD |
|---|---|---|
| 200cm （6畳） | 100型 （インチ） | 52型 （インチ） |
| 350cm （8畳） | 190型 （インチ） | 94型 （インチ） |
- 地デジ放送メインの狭い部屋であれば「55型」を視野に
- それ以外の場合は「65型」がおすすめ（予算次第）
こだわり派一般家庭は2K放送の地デジメインだと思うが、A8Hの場合は最大サイズでも65型（インチ）なので、出来れば大きい方を狙うのだ。
視聴距離と画面サイズの記事はこちらから‼
評価：3.0
こだわり派セカンド機だし、超大型サイズがバリエーションに無いのは普通なのだ。
評価：3.0
リーズナブル派反射対策は特に情報は無いけど、他社並の見易さだと私は思うわ。
評価：3.0
コスト重視派サイズバリエーションは普通っぽくて良いけど、有機ELテレビは根本的に好きになれないな。
4K有機ELテレビ ソニーブラビア A8H おすすめの「設置スペース」
SONY BRAVIA A8H を設置する際に必要な理想的なスペースと、最適な視聴高さを実現するテレビ台を解説します。
注目点は、ソニーブラビアシリーズで一部の機種へ展開されているサウンドバーの設置を想定した「2-wayスタンド」を採用していること。
スタンドの向きを変えると、51mm程度パネルが高くなり「ソニー純正のサウンドバーHT-X8500」などが省スペースで設置できます。
- A8Hは卓上スタンドの幅が広いことに注目
- A8Hの卓上スタンドをサウンドバー仕様にすると画面が51mm高くなる
- 卓上スタンドを使用するとパネルが若干斜めになる（上方に向く）
SONY BRAVIA A8Hの各サイズに関して、基本の寸法、重量について確認すると共に、テレビを設置する上で最低必要なスペースを理解しましょう。
KJ-55A8H（55型・インチ）
KJ-55A8H 55型（インチ）の重量
| 総重量 | 本体のみ | 卓上スタンドのみ |
|---|---|---|
| 18.6㎏ | 16.8㎏ | 1.8㎏ |
KJ-55A8H 55型（インチ） テレビ本体の必要スペース
| 理想的な横幅 | 理想的な縦幅 | 理想的な奥行き |
|---|---|---|
| 1,300㎜ （130㎝） | 900㎜ （90㎝） | 400㎜ （40㎝） |
KJ-65A8H（65型・インチ）
KJ-65A8H 65型（インチ）の重量
| 総重量 | 本体のみ | 卓上スタンドのみ |
|---|---|---|
| 23.6㎏ | 21.8㎏ | 1.8㎏ |
KJ-65A8H 65型（インチ） テレビ本体の必要スペース
| 理想的な横幅 | 理想的な縦幅 | 理想的な奥行き |
|---|---|---|
| 1,600㎜ （160㎝） | 1000㎜ （100㎝） | 400㎜ （40㎝） |
A8Hを理想的な高さで視聴できるテレビ台
ここでは、ブラビアA8Hを最適な高さに関する理由と、理想的な高さで視聴するためのテレビ台の高さに言及します。
上図は、一般家庭でテレビを視聴するパターン別に、テレビサイズ毎に目線の高さをイメージした内容です。
視点の高さから左下の様にテレビ台やテレビスタンドの数値を算出していますが、基本は座椅子の高さを目線の中心線に置けば大抵のパターンに当てはまるのが分かるでしょう。
この図を参考に、ブラビアA8Hにマッチする理想的な視聴高さを探ります。
A8Hのテレビ台を選ぶ際の注意点
最適なテレビ台のサイズについて結論を出す前に、ソニーブラビアA8Hを設置する際の注意点を確認しましょう。
ブラビアA8Hの卓上スタンドの特殊性
えだまめくんソニーブラビアに多いのですが、卓上スタンドの設置幅が広いため、A8Hを設置する際はテレビ台のサイズに注意が必要です。また、サウンドバースタイルを利用すると、更に高さが51mm、設置幅も71mm広がることを頭に入れておくべきです。
リーズナブル派ブラビアA8Hも東芝レグザみたいに画面（パネル）が少し斜めになっているわ。下から見上げるような置き方ではなく、目線を落とす置き方が必要ね。
えだまめくん理想的な見やすさ（目線を落とす）を考慮し、画面を約2～3度上へ傾斜させた設計を行っています。斜め上方を向いているので、A8Hの視聴高さは必ず目線より下に画面センターを合わせましょう。
リーズナブル派卓上スタンドの形といい、ソニーらしい内容だわ。
えだまめくん設置場所の「高さ」「幅」には十分注意しましょう。
ブラビアA8Hの卓上スタンド重量
えだまめくんブラビアA8Hの卓上スタンド単体の重さは約1.8kgと軽くはありませんが、決して重い卓上スタンドではありません。重量はさほど気にしなくても良いでしょう。
コスト重視派通常スタイルだと低く構えた感じで、形状も左右に角度があるから頼もしく見えるね。だからもっと重いと思っていたよ。
えだまめくん前モデルA8Gの卓上スタンドは、ループ形状の省スペースタイプでした。ちょっと安っぽく見えたけど、単体重量は2.2kgもあったんですよ。デザイン、軽量化共にほんの少し進化しています。
こだわり派でも、安いテレビも幅広の卓上スタンドが多いのだ。
えだまめくんその辺は流石に有機ELテレビなので安っぽさはありません。
リーズナブル派重量的には安心だけど、幅の狭いテレビ台を流用する人は要注意ね。
CHECK！
- パネル上を向いている（斜め）ので理想的な高さのテレビ台を選ぶ
- テレビ台の幅は余裕のあるサイズを選ぶ
A8H 理想的なテレビ台のスペック
これまでの情報を加味すると「耐荷重」を満たすことを前提に、以下のサイズ前後が「A8H」では適切なテレビ台の条件と言えます。
但し、あくまでも想定は一般家庭なので、使途に合わせてサイズ調整を行いましょう。
| 項目 | 55型 | 65型 |
|---|---|---|
| 理想的な横幅 | 1,400㎜以上 （140㎝） | 1,600㎜以上 （160㎝） |
| TV台理想的な高さ | *420㎜ （42.0㎝） | *355㎜ （35.5㎝） |
| 理想的な奥行き | 400㎜前後 （40㎝） | 400㎜前後 （40㎝） |
| 耐荷重 | 20㎏以上 | 25㎏以上 |
※上表の計算は「通常時」の卓上スタンドです。サウンドバースタイルで使用する際は「51㎜」低いテレビ台を選びましょう。
「横幅」については画面の大きさに合わせたバランスで長さを設定していますが、基本的には「耐荷重」がクリアーし、バランスよく設置できればこだわる必要はありません。
また、「奥行き」も同様で、「耐荷重」とバランスに問題のないテレビ台を選択しましょう。
そして、ストレス無く視聴できる高さについては、「理想的高さ」であれば一般家庭での視聴は概ね対応可能です。
和式中心、洋式中心という選択肢の中で「理想的高さ」を基準に高低を計算できるので、テレビ台選びの参考にして下さい。
えだまめくん参考までに比較的リーズナブルなテレビ台を紹介しています。
コスト優先で選択するなら（最大65型）
- 高さ28.2㎝でほぼ全サイズで最適な視聴高さを実現可能
- 人気商品なのでクチコミ多数
- 高級感が薄い
高さ調整可能で安心の朝日木材加工（最大65型）
- 31.8㎝と43.8㎝の2つの高さが選べほぼ全サイズで最適な視聴高さを実現可能
- 一部の色をおしゃれに変えられる
- 耐荷重に注意
最大77型まで対応可能な朝日木材加工のローボード
- 高さ31.8㎝でほぼ全サイズで最適な視聴高さを実現可能
- サイズは幅80㎝から177㎝まで6バリエーション
- 組立必要
A8Hを理想的な高さで視聴できるテレビスタンド
基本的な考え方はテレビ台選びと同じです。
しかし、テレビスタンドの場合は「壁掛け」同様にテレビスタンドを接続するテレビ本体のVERSAというネジ位置が高さに影響を与えます。
ただ単に台の上に置くだけなら簡単ですが、テレビスタンドの場合、接続位置を確認するだけでは接続後のテレビ画面のセンター位置は分かりません。
各機種の各サイズでVESA位置が異なるため、テレビスタンドの選定は少し複雑なことを先ずは理解しましょう。
ブラビアA8Hとテレビスタンドの相性
ソニーブラビアA8Hのサイズバリエーションは人気の65/55型のみなので、選択肢は比較的多いと言えます。
A8Hに適合したテレビスタンドから、最適（もしくは自身が求める）な視聴高さになる製品を選びましょう。
ブラビアA8Hはテレビスタンドだと視点が高くなる
えだまめくんブラビアA8Hは65/55型の両サイズとも、テレビスタンドへ設置した場合、画面センターが想定よりも少し高い位置へ来るでしょう。
リーズナブル派どうして高い位置になっちゃうの？
えだまめくんテレビ背面にあるテレビスタンドと接続する「VESA位置」が影響しています。A8HのVESA位置はセンターより下部にあり、センターにVESAを配置した場合と比べ、テレビスタンドに設置するとテレビ本体が高くなるのです。
コスト重視派テレビ台みたいに理想のセンター位置「80cm」をクリアーする適合製品の選び方が難しいんだね。
えだまめくんA8Hに適合するテレビスタンドは多いですが、理想的な高さを追求すると選択肢は非常に狭くなります。但し、テレビ台とは違いテレビスタンドは高さ調整が出来るメリットもあるので、きちんとスペックを把握すればズバリ適合する製品も見つかります。以下がズバリ品ですね。
えだまめくん面白いのは下方向であれば無段階に調整が可能で、最大高さの取付位置は65型で102cm前後、55型で96cm前後と多少高いですが、下限へ調整すれば全ての視聴位置でベストな状態となります。耐荷重も70kgと最高水準のレベルで安心ですね。
55型、65型、何れもこのテレビスタンドでOK。
リーズナブル派「ズバリ」じゃないテレビスタンドだと何を気を付ければ良いの？。
えだまめくんA8Hに適合するテレビスタンドのほとんどが少し高め（センター100cm前後）なので、ソファーやダイニングチェアー中心の生活環境で選択すべきでしょう。一般家庭の場合は、必ず画面センター位置が目線の下になるよう選択することが肝要です。
コスト重視派テレビスタンド欲しかったけど、何が適合するか分からなかったんだ。こうやって適合する最適な製品を紹介されると選びやすいね。
えだまめくんテレビスタンドの選び方については、以下の記事で詳しく解説しているので参考にして下さい。
失敗しない「テレビスタンド」の選び方～7つの重要ポイントを解説
えだまめくんまた、A8Hに最適なおすすめのテレビスタンド情報はこちらを見れば全て分かります。
ブラビア純正テレビスタンドも選択肢に
えだまめくんソニーブラビアは、純正の壁寄せタイプのテレビスタンドも用意されています。お値段は先ほど紹介したズバリ品より4倍近く高いので「こだわる人」向けですね。
こだわり派高級感があるし、家の壁に穴を開けないのが良いのだ。
えだまめくん10万円以上するカデンツァ製のオリジナルAVラックなので高級感はバッチリです。ソニーストアで販売されているので、気になる方は調べてみましょう。
ブラビアA8H 設置スペースの最終評価
えだまめくんそれでは、A8Hの設置スペースに関して最終評価を行って下さい。
評価：5.0
こだわり派別に文句のつけようは無いのだ。
評価：3.0
リーズナブル派卓上スタンドの高さが変えられるのは面白いけど、最初から置き方を決めないとちゃんとしたテレビ台が選べないのね。あと、テレビスタンドの「ズバリ品」が少ないって感じるわ。
評価：3.0
コスト重視派僕は古いテレビ台を流用するから幅の広い卓上スタンドのは迷惑なんだよね。でも、テレビスタンドは結構お得かも？
テレビ台、テレビスタンド選びは「おしゃれでおすすめなテレビ台選びで最も重要な基礎知識を忘れていませんか？」で書いた通り耐荷重性能が重要です。
4K有機ELテレビ A8Hの「視聴環境」総合評価
えだまめくんでは、これまで確認したA8Hの視聴環境について総合評価を行ってもらいましょう。
評価：4.0
こだわり派ブラビア有機ELシリーズの機能差を上手に埋めつつ、視聴環境にも配慮したお得なテレビなのだ。
評価：3.0
リーズナブル派前モデルA8Gから機能アップしたにも関わらず、きちんと軽量化を図っているのね。有機ELの視聴環境は相変わらずだけどね。
評価：3.0
コスト重視派テレビ台よりテレビスタンドの方が安く済みそうな機種だ。
えだまめくん反射対策、テレビ台のスペースは？ですが、機能アップしつつ軽量化も果たし選択候補になりうるセカンド機になりました。引続き「機能」について評価します。以下のリンクから移動して下さい。
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