ソニーブラビア液晶テレビ X8500Hシリーズ の徹底評価。
4つの視点から分析する今回は、3回目「X8500Hの機能」を細かく見て行きましょう。
セールスポイントで解説した通り、サイズ違いの兄弟機種であるX8550Hとの違いは以下のみ
項目 | X8550H | X8500H |
---|---|---|
スピーカー種類 | アコースティック マルチ オーディオ | バフレフ型 スピーカー |
スピーカー | フルレンジ×2 トゥイーター×2 | フルレンジ×2 |
スピーカー数 | 4 | 2 |
デイスプレイ | IPS方式 | 49型=VA方式 43型=IPS方式 |
本当に基本機能は何も差が無いのか?
いつもの3人によるブラビアX8500Hの評価を参考に、自身のライフスタイルにマッチした機種であるかを見極めて下さい!
価格よりも機能を重視
こだわり派
価格がいくら高くても、こだわりの機能には絶対に妥協をしないのだ。
機能と価格のバランスを重視
リーズナブル派
自分の生活にマッチした買い物に拘り、価格に見合わない製品は絶対に購入しないわ。
機能そこそこで価格を重視
コスト重視派
価格が安ければ多少機能が劣っても構わない。一般家庭でハイスペックは不要だね。
では、各人の趣向を踏まえてこの製品を評価して行きましょう♪
4K液晶テレビ ソニーブラビア X8500H の「機能」を徹底解剖
購入者層で大きく要望が異なる「機能」面について解説しましょう。求める機能とマッチするか慎重に見極める箇所ですね。
先ずは機能面に関する皆さんの総合評価です。
品番が変わっただけで、機能は何ら変化が無い。まあ、順当な評価ですね。
ブラビアX8500Hのチューナー数に係る機能評価
チューナー数に関するまとめ評価を最初に教えて下さい。
ここは前モデルから何も進化していません。
評価:2.5
ソニーに関してはこの得点を上回ることが無いのだ。中間機種でも、その上でもその下でも何も変わっていないのだ。
評価:2.0
サイズが小さくても、やっぱり二画面非対応で大きく点数を下げざるを得ないわね。
評価:1.8
裏録がね、二つ同時録画出来ないんだよね。お金持ちがレコーダーを別に購入するメーカーなんだよね。
X8500Hのチューナー数の個別評価内容は次の通りです。
地上波デジダル
- 2チューナー
2.0
仕様なのだ。
2.0
ここで購入を諦める人も多少居るはずね。
2.0
地デジ中心だから裏録2番組は重要なんだよね。
BS/CSデジタル
- 2チューナー
2.0
他社は3チューナーなのだ。
2.0
細かいコストダウンなのかしら?
2.0
BS見ないけど、番組内容はほぼ地デジ並になってきているのにね。
BS/CS 4K
- 2チューナー
5.0
4Kはダブルチューナーは今や標準機能なのだ。
3.0
まあ、前モデルからここは変わらないけどね。
2.0
4Kダブルチューナーにするなら地デジ3チューナーがいい。
2画面対応
- ❌
1.0
ここもソニーの仕様なのだ。
1.0
他社と大きく違うところは相変わらずだわ。
1.0
ここ、こだわってる人って沢山いるよね?
X8500Hに適合するHDDの情報は「HDD【2020版】ソニーブラビアにおすすめのテレビ録画用外付けハードディスク」で詳しく解説しています。
ハードディスクを強化して裏録に備えましょう♪
ブラビアX8500Hのネットワークに係る機能評価
ネットワークに関する総合評価を最初に教えて下さい。
ここも大きな変化はありません。
評価:3.8
スマート機能が潤沢なのは評価が高いのだ。
評価:3.8
ソニーだから、Bluetoothとスマート化の両方共バランスが取れているわ。
評価:3.2
この辺りはソニーらしい言えばソニーらしい。進化はしてないけどね。
X8500Hのネットワークの個別評価内容は次の通りです。
無線LAN
- IEEE802.11a/b/g/n/ac
3.0
Wifi-5(ac)は今や当たり前なのだ。
3.0
ここは普通に満足ね。
3.0
さすがにこの辺りは変なことはしないね。
スマート化
- Alexa
- Apple
3.5
スマートTV化はソニーが最も守備範囲が広いのだ。
3.5
ソニーらしさね。
3.5
購入者によって違うシステムを使用しているからこそ、この対応は嬉しいんだね。
VOD(Video On Demand)
- Android TV
5.0
十分なのだ。
5.0
VODは王道の内容だわ。
3.0
Android TVだから色々とやりやすいんだろうね。
この辺りは「さすがソニー」です。
無線ルーターは大丈夫?最新の高速化対応製品を選ぼう!
VOD(動画配信サービス)は、他にも多くの特典が付くAmazonプライムでプライイムビデオから試すのがおすすめです。
VOD(動画配信)は先ずプライムビデオから試そう♪
ブラビアX8500Hの外部端子に係る機能
外部端子機能に関する総合評価を最初に教えて下さい。
ここも前モデルから変化はありません。
評価:3.3
他の液晶テレビと大きく違うのが「eARC」対応なのだ。わしは活用したいのだ。
評価:3.3
USBの端子数は下位モデルのX8000Hより一つ多いわ。
評価:3.0
eARCって何?使わないし評価できない。USB端子が3つってとこで少し加点。
X8500Hの外部端子の個別評価内容は次の通りです。
USB
- USB3.0×1/USB2.0×2
3.0
ここは普通なのだ。
3.0
3つか…。
3.0
まあ、こんなもんじゃない。ソニーだし。
HDMI
- eARC対応×1
- HDCP2.2×4
4.5
「eARC」に対応しているのはソニーだけなのだ。
4.5
よく分かんないけど、数的には良い感じよ。
3.0
誰が使うんだ、eARCって?まあ、数的にはきちんと評価できるね。
その他
- 各1つ
VIDEO/光デジタル音声出力/有線LAN/イヤホン・サブウーファー
3.0
あって当たり前なのだ
3.0
使う機会はないけど、一部には必要なんでしょうね。
3.0
古い機器も繋げるし、あって当たり前だよね。
評価内容には記してありませんが、X8550Hと同じく「コンポーネント入力端子」も備えています。また、「eARC」が付く最も小さい機種がこのX8500H。
「使い道」が限られる機能なのでほとんどの人は必要ないかもしれませんが、将来的には大きく普及する可能性がある機能かもしれません。
この2点とUSB端子数の違いが下位モデルのX8000Hとの差ですね。
HDMIケーブルは最高級品を選ぶと間違いありません。
端子類に必要なコードなど、買い忘れの確認にもおすすめです。
テレビ端子の基礎知識を再確認!
ブラビアX8500Hの映像機能
映像機能に関する総合評価を最初に教えて下さい。
ここも前モデルと同じ内容です。
評価:3.6
X8500Hの実情は下位モデルの仕様なので、ハイエンド機に劣ると考えた方が良いのだ。
評価:3.6
サイズでVA、IPSとパネル方式が違うのは何故かしら?評価に困るわ。
評価:3.6
下位モデルや上位モデルとの差は映像や音など肝心なところで差をつけることは既出。
X8500Hの映像機能の個別評価内容は次の通りです。
受信機能
- 4K放送まで対応
ハイビジョン(HD)/フルハイビジョン(FHD)/4K/8K
4.3
4K対応は当たり前なんだな。
4.3
ここはどこも差はつかないわ。
4.3
ここの評価で「差」がついたら大変だね。
パネル方式
- 49型VA、43型IPS/LEDバックライト
2.0
パネル方式は言及しないが、やはり「直下型部分駆動」が欲しいところなのだ。
2.0
下位モデルのX8000Hと同じ。
2.0
中間モデル?X8500Hはこの部分で上位機種とのバランスを取ったんだね。
パネル反射改善
- ハーフグレア
4.0
従来と変わらずなのだ。
4.0
いつも通りの内容で安心だわ。
4.0
もうどのメーカーもここを研究するつもりは無いのかね?
HDR対応
- 10/DV/HLG
4.0
ちゃんとDolby Vision(DV)が採用されているのだ。
4.0
ソニー全体?
未対応なのが「10+」だけなのね。大人の事情かしら?
4.0
安い機種はドルビービジョン(DV)を無くすんだよね。「10+」は無い分、全部入りのパナソニックとは差があるけど、このクラスを購入する人には関係ないかな?
特異性
- 映像美のこだわり
2.0
特にこだわりは感じられないのだ。
2.0
結局下位モデル並なんだわ。
2.0
上位機種とのバランスなんだよね。映像美の違いに気づけば高い上位機種を買いたくなるわけ。
ブラビアX8500Hの映像スペックは下位モデルのX8000Hと変わりません。悩みどころですね。
パネルにホコリが溜ると見え難くなります。
ブラビアX8500Hの音声機能
X8500Hの音声機能に関する総合評価を最初に教えて下さい。
X8550Hとの大きな違いはここですね。
評価:2.8
ユニット、スピーカー数の違いを厳しく評価するほどの内容ではないサイズなのだ。
評価:2.3
出力の低さ、ドルビーアトモスやサラウンド効果。良くも悪くもソニーだわ。
評価:1.8
兄弟モデルのX8550Hとの差が出た分、バランス的に厳しめの評価になりましたよ。
X8500Hの音声機能の個別評価内容は次の通りです。
出力
- 20W
1.5
釣り?としか思えないのだ。
1.5
やっぱり20Wは20Wで、更に2スピーカーだから残念。
1.5
普通以下?もう分かんないけど、サイズ的に仕方ないのかな?ちょっと厳しめに評価させて。
特異性
- ドルビー・アトモス
4.0
今や付いていないメーカーを探す方が難しいのだ。
3.0
まあ、下位モデルにも採用されたし、当たり前だわ。
2.0
うーん、このサイズ、出力で効果はいかがなのものか…。
機種の立ち位置を考えると下位モデルのX8000Hと同じなのが少し残念ですね。そこが兄弟機種のX8550Hと大きく異なるところでしょう。
ソニー純正のサウンドバーHT-X8500 との組合せで小さい出力をカバーしましょう!
X8500Hの弱小スピーカーは純正のシアターバー接続で強化!
4K液晶テレビ ソニーブラビア X8500H の「省エネ」性能と想定寿命
ランニングコストは一般家庭にとっては重要です。視聴環境によっては、有機ELテレビは普通の液晶テレビより月間数千円高くなるのです。
そして、視聴環境がハードになれば当然パネル寿命も短くなりますよね。
ブラビアX8500Hの省エネ性能
先ずは「省エネ」性能の評価を見てみましょう。やっぱりこだわり派以外の評価は高そうです。
評価:3.0
有機ELテレビと比較すれば、ここもタダ同然なのだ。
評価:4.5
サイズ的には他社と比較しても良いとは言えないけど、結局中小型サイズだから省エネって言えば省エネよね。
評価:4.5
下位モデルのX8000Hよりは当然悪いね。あれ?でもX8550HはX8000Hより省エネ性能が良いのに変だ?でも、確かに中小型サイズだから大型機よりは良いね。
同じコンセプト(サイズ)のパナソニック液晶ビエラ HX850と比較してみました。年間消費電力量に惑わされず、しっかりシミュレーションしましょう。
サイズ | 機種 | 消費電力 | 年間消費電力量 |
---|---|---|---|
49v型 | X8500H | 159W | 147kWh/年 |
HX850 | 162W | 130kWh/年 | |
43v型 | X8500H | 139W | 134kWh/年 |
HX850 | 155W | 118kWh/年 |
消費電力量と年間消費電力量で逆転するの?年間消費電力量はあてにならないので、消費電力で計算して。
では、家族構成など、家庭の事情を分けて比較しようね。
- 共働き世帯|独身世帯≫282時間
- 引退世帯|老後世帯≫486時間
- 大学生やフリーターニートの子供が居る世帯≫382時間
- カタログ値の年間消費電力
- 電力単価=24.00円/kWh
- 使用電気量は消費電力の70%で計算
- カタログ値 年間消費電力はそのままで計算
液晶テレビ同士の比較なので、計算結果に大きな差は付きませんね。48型のソニー有機ELブラビア A9S を49型と比較するとやはり1.8倍くらいの年間消費電力量となり、大きく乖離します。このサイズは電気代をあまり気にしなくて良いでしょう。
43v型(インチ)の比較
パターン | X8500H | HX850 |
---|---|---|
① | 659円 | 734円 |
② | 1,135円 | 1,266円 |
③ | 892円 | 995円 |
④ | 268円 | 236円 |
49v型(インチ)の比較
パターン | X8500H | HX850 |
---|---|---|
① | 753円 | 767円 |
② | 1,298円 | 1,323円 |
③ | 1,020円 | 1,040円 |
④ | 294円 | 260円 |
パナソニックHX850も同じコンセプトで、機能も豊富だから大きな差が出ないのね。
みんな何を気にしているのだ?
電気代です!
同じコンセプトの機種を比較すると面白いですね。
ブラビアX8500Hのパネル寿命
「パネル寿命」に対する皆さんの評価です。やっぱり液晶テレビは評価が高いですね。
では、引続きパネル寿命の評価状況を確認しましょう。一般的には有機ELパネルの寿命は液晶の半分と言われています。
液晶パネル | 有機ELパネル | ブラウン管 |
---|---|---|
6万時間 前後 | 3万時間 前後 | 2万時間 前後 |
生活パターンに当てはめてみなよ。液晶の方が断然有利なのが分るはず。
パターン | 液晶 パネル | 有機EL パネル | ブラウン 管 |
---|---|---|---|
昼間留守が多い (共働き家庭など) | 18年 | 9年 | 6年 |
一日中家にいる (引退世帯など) | 10年 | 5年 | 3年 |
昼夜逆転家族がいる | 13年 | 7年 | 4年 |
パネル寿命については液晶テレビの場合は特に気にする必要はありませんね。
わしは同じテレビと10年も一緒に居たくないのだ。
そういう人は経済活性化のため毎年買い替えてくださいね。
ガンガン付けっぱなしにしてもコストが気にならない液晶テレビはやっぱり良いわ。
個人の主観はそれぞれだけど、一般の家庭なら液晶で十分だよ。いつ失業するか分からない時代だし、贅沢は敵だよ。
4K液晶テレビ ソニーブラビア X8500H 現物確認の注意点
ここまでで、テレビ買替の絞り込みが行えました。X8500Hをターゲットにした人は「現物確認」で何を注意すれば良いのでしょうか?
現物確認のポイントをは次の3点でしたね。基本に沿って、X8500Hの具体的な現物確認方法を解説しましょう。
- 映像の好み(品質)
- 音の特性(音質)
- そしてデザイン性
詳しくは「【失敗しない現物確認方法】テレビの選び方に関するおすすめ情報」で紹介しています。
映像の好み(品質)
X8500Hは49型と43型の中小型サイズだけで、特に43型は液晶ブラビアでは最高峰となります。しかし、49型についてはハイエンド機のX9500Hがあるのでどうも分かり難い位置づけの機種ですね。映像はどう見ましょう?
パナソニック液晶ビエラHX850と比較したいとこだが、何となく格が違うような気がするのだ。何れにしても「好みの色」になっているかを確認するしかないのだ。廉価版の機種との比較も忘れてはならないのだ。
VAパネルの49型は同じソニーのハイエンド機X9500Hと比較かな?43型はIPSパネルなんでパナソニック液晶ビエラHX850よりも良いと思えればOK。でも、映像品質は廉価版機種に近いかも?
内容的には下の機種と比較して、価格差相当と思えればいいんじゃない。
何かよく分からない立ち位置なのがX8550Hと同じですが、映像機能については下位モデルのX8000Hと同じなので、同様に比較検討すると分かりやすいですよ。
音の特性(音質)
バフレフ型の出力20Wですが、ドルビーアトモスが付きます。どう評価しますか?
色々言っても貧弱なことには変わり無いんで、「聞き取りやすい」ことだけ重視すれば良いのだ。
下位モデルのX8000Hと聞き比べて違いがある?同じ内容だけど。
まあ。普段使いに適してるかどうかの確認だけでしょうね。、出来ればアトモスの効果が分かるデモ映像も見ましょうね。
内容的には廉価版のテレビ同様なので、ノイズにならないかどうかを見極めるべきでしょう。必要に応じて純正のサウンドバーを購入すれば良いことです。
デザイン性
ソニーらしい卓上スタンドを使用したX8500H。デザインの大きな進化は感じられません。
有機ELテレビと比較すると、やはり「ディスプレイ裏が厚く感じる」のだ。まあ、設置すれば関係ないのだ。
女性はやはり掃除のしやすさ一択よ。「裏側の状況」を見るとヌボーっとして掃除がし易そうだけど、端子類がある場所はどうかな?
僕はやっぱり卓上スタンドの形状が気になる。古いテレビ台を流用する場合は要注意だね。場合によってはテレビ台の購入予算も必要だよ。
皆さんのアドバイス、赤字の部分がカギですね。
せっかくなら、X8500Hを最適な位置で視聴できるテレビスタンドも用意すれば完璧です。
4KブラビアX8500Hに最適な視聴環境となるテレビスタンド
最後にX8500Hの評価をまとめたので、以下のリンクから移動して下さい。
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