3回にわたってソニーブラビア 4K液晶テレビ X8000Hのスペックをレビューしました。
最後の4回目では、総合評価と合わせ「買い時」と「目標価格」を解説致します。
各社の廉価版液晶テレビを比較するとメリットもデメリットも一長一短。
4K液晶テレビ ソニーブラビア X8000Hも残念なところもありましたが、総合的には全モデルから大きく進化している点が高評価。
大きく進化を遂げたブラビアX8000Hのコストは目論見通りで、本当にコスパの良い機種と言えるのか?
最後に実勢価格を評価し、買い時を探って行きましょう!
4K液晶テレビ ソニー ブラビア X8000H の総合評価と最適な購入者像
皆さん、ここまでお付き合い頂きありがとうございます。最後にブラビアX8000Hの総合評価と良い点、イマイチの点についてご意見下さい。最適な購入者像に関するお考えも聞かせて頂けると助かります。
評価項目 | |||
---|---|---|---|
セールスポイント | 3.3 | 3.0 | 3.0 |
視聴環境・設置 | 3.8 | 3.0 | 3.0 |
機能 | 3.2 | 3.0 | 2.7 |
省エネ性能 | 3.0 | 4.0 | 4.0 |
パネル寿命 | 5.0 | 4.0 | 4.0 |
価格 | 3.0 | 4.0 | 3.0 |
総合評価 | 3.5 | 3.5 | 3.3 |
買い時 | 興味ない! | 今でも十分 | もう少し |
ソニーブラビアX8000H こだわり派の評価
最新機能と装備を重視するのだ。
- 気軽(安価)にドルビーアトモスが楽しめる
- 4Kダブルチューナー内蔵なので安心
- 有機ELパネルじゃない
- チューナー数とスピーカーがダメ
- 映像の美しさに興味が無い人
- 音にこだわりが無い人
ソニーブラビアX8000H リーズナブル派の評価
コストと機能のバランス重視よ。
- 豊富なサイズバリエーションを安く求められる
- スマートテレビ機能の守備範囲が秀逸
- 二画面機能が無い
- 倍速機能が無いので早い動きはちょっと苦手
- 大画面テレビをお手軽に購入したい人
- 基本機能だけで十分な人
ソニーは以前からサイズバリエーションが豊富。でも、他社と比較すると、機能的にこのクラスでは割高感が否めませんでした。
ソニーブラビアX8000H コスト重視派の評価
価格に対してお得感が重要だね。
- マニアックな機能以外は全て揃う
- 上位機種搭載のドルビーアトモスにも対応
- 地デジチューナー数が不満
- IPSパネルだけど上位機種には劣る
- ブランドにはこだわるがとにかく安く済ませたい人
- ハイエンド機がオーバースペックと感じる人
余談ですが、コスト重視派さんはIPSパネルファンです。また、余計な機能を嫌いますが、心の中ではドルビーアトモス搭載は嬉しいようです。あとは実売価格次第ですね。
4K液晶テレビ ソニー ブラビア X8000H サイズ別の買い時は?
液晶テレビの買い替えを検討する上で、最も気になるのがサイズ別の価格とその買い時でしょう。
ここでは、前機種の価格推移を重ね合わせ、現行のソニーブラビア 4K液晶テレビ X8000H の買い時を明確にして行きます。
いよいよX8000Hのコスパが判明しますよ!
ソニーブラビア X8000H「55型」の価格推移と買い時
上のグラフは前機種のX8000Gを比較対象に、初値からの経過を追ったものです。X8000Hの価格は初値から前モデルを下回っています。これはレグザM540Xと同じ動きですね。
うん、いい感じよ。X8000Hは機能が大幅向上したのだから、現状の価格が安いってことはコスパが高い証拠だわ。
機能が向上して価格が安い。とても嬉しいことだけど、前モデルのX8000Gは何者だったのだろうか?
市場の流れ通りに動くソニーも珍しい?でも、購入者から考えたら他社同等に動いて当たり前ですよね。Panasonicの発売も楽しみになってきた。
コロナ禍の影響でこのクラスは需給のバランスが良いのね。
外出出来ないため、購入者はじっくりと品定めします。以前のモデルなら多分誰も振り向かなかったでしょう。
同じ価格ならIPSパネルのパナソニックHX900を選ぶわ。でも発売が秋だから悩みどころ。まあ、Panasonicは価格が期待出来ないから、待っても仕方ないかもね。
このクラスの液晶テレビでそんなに熱くなってはダメなのだ。
言い方…。
では、65型も見てみましょう。
ソニーブラビア X8000H「65型」の価格推移と買い時
65型のX8000Hは、55型よりも更に安い値段で始まっているように見えます(前モデルと比較して)。でも、前モデルをトレースすると、7ヶ月後の大底が気になりますね。
具体的な価格で言えば、X8000Hの1ヶ月後の最安値が160千円で、前モデルの7ヶ月後の大底が132千円。ちなみに前モデルが160千円を切るのに要した時間は半年。
同じ価格まで下がる保証はないから、現行価格は機能的にも買いでしょうね。でも、他社の同クラスとの比較は大事よ。
M540Xなんて140千円切ってるから騙されないでね。
確かに!同じソニーの前モデルとの比較だから値ごろ感を感じたけど、他社はもっと安くなっていたんですね。やっぱりソニーは割高かな?
では、せっかくなので75型の価格推移も見てみましょう。
ソニーブラビア X8000H「75型」の価格推移と買い時
前モデルのは75型の展開が無かったので単発です。他社もこのサイズを展開してきたので、今後の比較は重要になるでしょう。
発売はソニーのX8000Hが先行しているけど、既に東芝M540Xが安く買えるわ。価格差はまだ大きくないけど、数か月後には分からない状況。何れにしても25万円以下で75型を買えるなんて魅力だわ。
実質最安値は22万円台の攻防ですね。ハイエンド機の65型と変わらない価格なので、機能か大きさかで予算を決めるのが良さそうです。
75型の価格では一番良い有機ELテレビは55型も買えないのだ。
はいはい…。
75型の超大画面は購入者も限られ、今までは「言い値」状態。でも、新たに東芝も参入し「適正価格」も分かりやすくなるでしょう。
欲しい人には買い時かもしれません。
4K液晶テレビ ソニーブラビアX8000H サイズ別の買い時と注意点
ソニーブラビアX8000Hはサイズバリエーションが多いので、売れ筋の55型と65型を中心に解説して下さい。
ソニーは初値が前モデルを上回ることが多いけど、X8000Hは逆の動きなんで面白いね。
それ大事。変化の小さいモデルチェンジを繰り返す現在のテレビで、X8000Hの進歩はとても大きく感じるわ。でも、価格は他社に引っ張られているからお値打ち感が大きいの。
ソニー内部の機種と比較して考えれば、機能的に価格が安くなった、即ちコスパを感じる機種に成長したX8000Hです。
大きいことは良いことなのだ。でも、液晶だからわしにはどうでも良い機種なのだ。
ただ、他社の価格、特に東芝M540Xとはまだまだ差があると感じざるを得ません。一応この先の買い時を読んで下さい。
それじゃあ買い時と目標価格を明確するわ。
サイズ | 考え方 | 理由 |
---|---|---|
55型・65型 | 機能評価次第 | 競合する東芝M540Xと機能を比較しメリット考察 |
75型 | 他社と相見積 | 今期、75型は他社も展開するので相見積で勝負 |
75型は特殊性もあるので相見積としたけど、基本的には55型や65型同様に先ずは「機能」に対する「価値」を測って。
東芝M540Xは必ず最安値で進むはずだけど、無い機能もあるからね。
機能と価格のバランスに納得することが本当の「コスパ」よ!
東芝は価格勝負で、ソニーやパナソニックは機能勝負になりそうですね。単純に価格だけで決めるのは本末転倒です。
初値1ヶ月~2ヶ月後でも十分安い場合があるからどの機種も注意が必要よ。納得すれば即買いした方が楽になれるわ。
新型肺炎の影響か?はたまたこのクラスの事情なのか?分からないけど相変わらず買い時は難しいね。
まあ、急ぐ人や、面倒な場合は量販店のネットショップで買っちゃった方が幸せかもしれません。一番下にリンクを貼っておきます。
わしは新しい有機ELテレビにするのだ。
忘れるところでしたが、外付けハードディスクの購入もお忘れなく。「HDD【2020版】ソニーブラビアにおすすめのテレビ録画用外付けハードディスク」で適合HDDを紹介しています。
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