ソニーブラビア液晶テレビ X8550Hシリーズ の徹底評価。
4つの視点から分析する今回は、3回目「X8550Hの機能」を細かく見て行きましょう。
「4K液晶テレビ ソニーブラビア X8550H ①セールスポイントの評価」冒頭では、X8550Hは前モデルからほとんど進化していないと話しましたがホントなの?
いつもの3人が、きちんと機能を一つ一つひも解きます♪
あくまでも中間層の液晶テレビ。有機ELテレビでは無いので過度な期待は禁物!
ブラビアX8550Hの機能評価を参考に、自身のライフスタイルにマッチするか見極めて下さい!
価格よりも機能を重視
こだわり派
価格がいくら高くても、こだわりの機能には絶対に妥協をしないのだ。
機能と価格のバランスを重視
リーズナブル派
自分の生活にマッチした買い物に拘り、価格に見合わない製品は絶対に購入しないわ。
機能そこそこで価格を重視
コスト重視派
価格が安ければ多少機能が劣っても構わない。一般家庭でハイスペックは不要だね。
先ずは機能面に関する皆さんの総合評価です。
4K液晶テレビ ソニーブラビア X8550H の「機能」を徹底解剖
購入者層で大きく要望が異なる「機能」面について解説しましょう。求める機能とマッチするか慎重に見極める箇所ですね。
先ずは機能面に関する皆さんの総合評価です。
評価:3.2
ソニー最大の残念ポイントはチューナー数であることは変わらないのだ。だから評価は普通レベルなのだ。
評価:3.0
まあ、大幅に機能アップしたX8000Hと映像機能は変わらないけど、細かい部分で中間機種らいしい差は付いているわね。
評価:2.7
少しでも前モデルとの差があれば良かったけど、少しもそれを感じさせない内容だね。
品番が変わっただけで、機能は何ら変化が無い。まあ、順当な評価ですね。
ブラビアX8550Hのチューナー数に係る機能評価
チューナー数に関する総合評価を最初に教えて下さい。
ここは全モデルから変更はありません。
評価:2.5
ソニーに関してはこの得点を上回ることが無いのだ。中間機種でも、その上でもその下でも何も変わっていないのだ。
評価:2.0
やっぱり、二画面非対応で大きく点数を下げざるを得ないわね。
評価:1.8
裏録がね、二つ同時録画出来ないんだよね。お金持ちがレコーダーを別に購入するメーカーなんだよね。
X8550Hのチューナー数の個別評価内容は次の通りです。
地上波デジダル
- 2チューナー
2.0
仕様なのだ。
2.0
ここで購入を諦める人も多少居るはずね。
2.0
地デジ中心だから裏録2番組は重要なんだよね。
BS/CSデジタル
- 2チューナー
2.0
他社は3チューナーなのだ。
2.0
細かいコストダウンなのかしら?
2.0
BS見ないけど、番組内容はほぼ地デジ並になってきているのにね。
BS/CS 4K
- 2チューナー
5.0
4Kはダブルチューナーは今や標準機能なのだ。
3.0
まあ、前モデルからここは変わらないけどね。
2.0
4Kダブルチューナーにするなら地デジ3チューナーがいい。
2画面対応
- ❌
1.0
ここもソニーの仕様なのだ。
1.0
他社と大きく違うところは相変わらずだわ。
1.0
ここ、こだわってる人って沢山いるよね?
X8550Hに適合するHDDの情報は「HDD【2020版】ソニーブラビアにおすすめのテレビ録画用外付けハードディスク」で詳しく解説しています。
ハードディスクを強化して裏録に備えましょう♪
ブラビアX8550Hのネットワークに係る機能評価
ネットワークに関する総合評価を最初に教えて下さい。
ここも前モデルから変わっていませんね。
評価:3.8
X8550HではBluetoothがきちんとオーディオ機器対応なのだ。X8000Hとは違うポイントなので大事なのだ。
評価:3.8
この辺りの機種になると、Bluetoothとスマート化の両方共バランスが取れているわ。
評価:3.2
この辺りはソニーらしい言えばソニーらしい。進化はしてないけどね。
X8550Hのネットワークの個別評価内容は次の通りです。
無線LAN
- IEEE802.11a/b/g/n/ac
3.0
Wifi-5(ac)は今や当たり前なのだ。
3.0
ここは普通に満足ね。
3.0
さすがにこの辺りは変なことはしないね。
スマート化
- Alexa
- Apple
3.5
X8550Hも漏れず、スマートTV化はソニーが最も守備範囲が広いのだ。
3.5
前モデルからここまでやっていたんだわ。
3.5
購入者によって違うシステムを使用しているからこそ、この対応は嬉しいんだね。
VOD(Video On Demand)
- Android TV
5.0
Android TV独特のもっさり感も大分改善したのだ。
でも、人によっては気になるのだ。
5.0
VODは王道の内容だわ。
3.0
Android TVだから色々とやりやすいんだろうね。でも、何かもっさりする感じが嫌。
Bluetoothの活用、スマート化の守備範囲が広いこと、これらが良い感じに評価されています。
特にBluetoothの活用については、X8000Hとの機能格差を付けたポイントなので注目です。
無線ルーターは大丈夫?最新の高速化対応製品を選ぼう!
VOD(動画配信サービス)は、他にも多くの特典が付くAmazonプライムでプライイムビデオから試すのがおすすめです。
VOD(動画配信)は先ずプライムビデオから試そう♪
ブラビアX8550Hの外部端子に係る機能
外部端子機能に関する総合評価を最初に教えて下さい。
ここも前モデルから変化はありません。
評価:3.3
他の液晶テレビと大きく違うのが「eARC」対応なのだ。わしは活用したいのだ。
評価:3.3
USBの端子数は下位モデルのX8000Hより一つ多いわ。
評価:3.0
eARCって何?使わないし評価できない。USB端子が3つってとこで少し加点。
X8550Hの外部端子の個別評価内容は次の通りです。
USB
- USB3.0×1/USB2.0×2
3.0
ここは普通なのだ。
3.0
3つか…。
3.0
ソニーはあまりUSBの数にこだわっていないかもね。この機種はたまたまスペースがあったんじゃない?
HDMI
- eARC対応×1
- HDCP2.2×4
4.5
「eARC」に対応しているのはソニーだけなのだ。
4.5
よく分かんないけど、数的には良い感じよ。
3.0
誰が使うんだ、eARCって?まあ、数的にはきちんと評価できるね。
その他
- 各1つ
VIDEO/光デジタル音声出力/有線LAN/イヤホン・サブウーファー
3.0
あって当たり前なのだ
3.0
使う機会はないけど、一部には必要なんでしょうね。
3.0
古い機器も繋げるし、あって当たり前だよね。
評価内容には記してありませんが、「コンポーネント入力端子」も備えています。
また、「eARC」が付く最も安い機種がこのX8550H。
「使い道」が限られる機能なのでほとんどの人は必要ないかもしれませんが、将来的には大きく普及する可能性がある機能かもしれません。
この2点とUSB端子数の違いが下位モデルのX8000Hとの差ですね。
HDMIケーブルは最高級品を選ぶと間違いありません。
端子類に必要なコードなど、買い忘れの確認にもおすすめです。
テレビ端子の基礎知識を再確認!
ブラビアX8550Hの映像機能
映像機能に関する総合評価を最初に教えて下さい。
ここも前モデルと同じ内容です。
評価:3.6
X8550Hは下位モデルの仕様なので、ハイエンド機に劣ると考えた方が良いのだ。
評価:3.6
パネル本体はコストを下げた仕様と言わざるを得ないわね。でも、HDRとかはきちんとしてるわ。
評価:3.6
下位モデルや上位モデルとの差は映像や音など肝心なところで差をつけます。
X8550Hの映像機能の個別評価内容は次の通りです。
受信機能
- 4K放送まで対応
ハイビジョン(HD)/フルハイビジョン(FHD)/4K/8K
4.3
4K対応は当たり前なんだな。
4.3
ここはどこも差はつかないわ。
4.3
ここの評価で「差」がついたら大変だね。
パネル方式
- IPS/LEDバックライト
2.0
液晶テレビに興味は無いが、このクラスではまだ「直下型部分駆動」が非採用なのだ。
2.0
下位モデルのX8000Hと同じ。
2.0
中間モデル?X8500Hはこの部分で上位機種とのバランスを取ったんだね。
パネル反射改善
- ハーフグレア
4.0
従来と変わらずなのだ。
4.0
いつも通りの内容で安心だわ。
4.0
もうどのメーカーもここを研究するつもりは無いのかね?
HDR対応
- 10/DV/HLG
4.0
ちゃんとDolby Vision(DV)が採用されているのだ。
4.0
ソニー全体?
未対応なのが「10+」だけなのね。大人の事情かしら?
4.0
安い機種はドルビービジョン(DV)を無くすんだよね。「10+」は無い分、全部入りのパナソニックとは差があるけど、このクラスを購入する人には関係ないかな?
特異性
- 映像美のこだわり
2.0
特にこだわりは感じられないのだ。
2.0
結局下位モデル並なんだわ。
2.0
上位機種とのバランスなんだよね。映像美の違いに気づけば高い上位機種を買いたくなるわけ。
ブラビアX8550Hの映像スペックは下位モデルのX8000Hと変わりません。悩みどころですね。
パネルにホコリが溜ると見え難くなります。
ブラビアX8550Hの音声機能
X8550Hの音声機能に関する総合評価を最初に教えて下さい。
ここも前モデルとほんど同じ仕様です。
評価:3.0
出力は語っても仕方のないレベルだが、大画面テレビの音作りに関しては普通に評価できるのだ。
評価:2.5
出力の低さ、これもソニーらしさの一つね。ドルビーアトモスやサラウンド効果、通常音の聞こえ易さを考えたスピーカー位置の構成は、これもまたソニーらしいわ。
評価:2.0
下位モデルのX8000Hも同じ20Wだけど、スピーカーの数が倍の4つで、音響効果を考えているね。でも、低出力は減点だよね。
X8550Hの音声機能の個別評価内容は次の通りです。
出力
- 20W
1.5
ネタなのか?なのだ。
1.5
やっぱり20Wは実際に聞くと物足りなく感じるわ。まあ、割り切りが必要ね。
1.5
あくまでも、出力単体で見ると貧弱にしか見えないね。ただ、アコースティックマルチオーディオには期待したいね。
特異性
- ドルビー・アトモス
4.0
今や付いていないメーカーを探す方が難しいのだ。
3.0
まあ、下位モデルにも採用されたし、当たり前だわ。
2.0
うーん、このサイズ、出力で効果はいかがなのものか…。
ドルビーアトモス装備は今や普通?スピーカー出力に不満があるも、アコースティックマルチオーディオシステムが下位モデルのX8000Hと差別化された大きなポイント。
ソニー純正のサウンドバーHT-X8500 との組合せで小さい出力をカバーできます!
X8550Hの弱小スピーカーは純正のシアターバー接続で強化!
4K液晶テレビ ソニーブラビア X8550H の「省エネ」性能と想定寿命
ランニングコストは一般家庭にとっては重要です。視聴環境によっては、有機ELテレビは普通の液晶テレビより月間数千円高くなるのです。
そして、視聴環境がハードになれば当然パネル寿命も短くなりますよね。
ブラビアX8550Hの省エネ性能
先ずは「省エネ」性能の評価を見てみましょう。やっぱりこだわり派以外の評価は高そうです。
評価:3.0
有機ELテレビと比較すれば、ここもタダ同然なのだ。
評価:4.5
実は今期のブラビア液晶テレビでは、このX8550Hが最も省エネなのよね。
評価:4.5
下位モデルのX8000Hより、中間機のX8550Hの方が良いんだ。まあ、大飯食らいの有機ELテレビと比較すれば微々たる差だけどね。
あっ、あくまで「消費電力」の話。「年間消費電力」はほぼ同じくらいなので注意!
ソニーブラビア4K有機ELテレビのフラッグシップ機のA9Gと比較してみました。年間消費電力量に惑わされず、しっかりシミュレーションしましょう。
サイズ | 機種 | 消費電力 | 年間消費電力量 |
---|---|---|---|
55v型 | X8550H | 175W | 164kWh/年 |
A9G | 386W | 206kWh/年 | |
65v型 | X8550H | 210W | 181kWh/年 |
A9G | 482W | 248kWh/年 |
年間消費電力量は大きく違うって感じゃないわね。でも、年間消費電力量はあてにならないのでシンプルに消費電力で計算して。
では、家族構成など、家庭の事情を分けて比較しようね。
- 共働き世帯|独身世帯≫282時間
- 引退世帯|老後世帯≫486時間
- 大学生やフリーターニートの子供が居る世帯≫382時間
- カタログ値の年間消費電力
- 電力単価=24.00円/kWh
- 使用電気量は消費電力の70%で計算
- カタログ値 年間消費電力はそのままで計算
計算結果はやっぱり年間消費電力量と大きく乖離します。また、有機ELは液晶と比較すると2~3倍の電気代がかかることは既出ですが、X8550Hは顕著にその事実が表れています。
55v型(インチ)の比較
パターン | X8550H | A9G |
---|---|---|
① | 829円 | 1,829円 |
② | 1,429円 | 3,152円 |
③ | 1,123円 | 2,477円 |
④ | 328円 | 412円 |
65v型(インチ)の比較
パターン | X8550H | A9G |
---|---|---|
① | 995円 | 2,284円 |
② | 1,715円 | 3,935円 |
③ | 1,348円 | 3,093円 |
④ | 362円 | 496円 |
うーん、なんか年間消費電力を見ると微妙だけど、通常の消費電力は明らかに下位モデルのX8000Hより良いわ。
電気代はどうでもいいのだ。有機ELテレビでは気にしないのだ。
はいはい・・・。
X8550Hを含めて、今期のソニー液晶テレビは決して省エネ性能がずば抜けて良いわけではありません。それでも有機ELテレビより、ランニングコストは安く済みます。
ブラビアX8550Hのパネル寿命
「パネル寿命」に対する皆さんの評価です。やっぱり液晶テレビは評価が高いですね。
では、引続きパネル寿命の評価状況を確認しましょう。一般的には有機ELパネルの寿命は液晶の半分と言われています。
液晶パネル | 有機ELパネル | ブラウン管 |
---|---|---|
6万時間 前後 | 3万時間 前後 | 2万時間 前後 |
生活パターンに当てはめてみなよ。液晶の方が断然有利なのが分るはず。
パターン | 液晶 パネル | 有機EL パネル | ブラウン 管 |
---|---|---|---|
昼間留守が多い (共働き家庭など) | 18年 | 9年 | 6年 |
一日中家にいる (引退世帯など) | 10年 | 5年 | 3年 |
昼夜逆転家族がいる | 13年 | 7年 | 4年 |
パネル寿命については液晶テレビの場合は特に気にする必要はありませんね。
わしは同じテレビと10年も一緒に居たくないのだ。
そういう人は経済活性化のため毎年買い替えてくださいね。
ガンガン付けっぱなしにしてもコストが気にならない液晶テレビはやっぱり良いわ。
個人の主観はそれぞれだけど、一般の家庭なら液晶で十分だよ。いつ失業するか分からない時代だし、贅沢は敵だよ。
4K液晶テレビ ソニーブラビア X8550H 現物確認の注意点
ここまでで、テレビ買替の絞り込みが行えました。X8550Hをターゲットにした人は「現物確認」で何を注意すれば良いのでしょうか?
現物確認のポイントをは次の3点でしたね。基本に沿って、X8550Hの具体的な現物確認方法を解説しましょう。
- 映像の好み(品質)
- 音の特性(音質)
- そしてデザイン性
詳しくは「【失敗しない現物確認方法】テレビの選び方に関するおすすめ情報」で紹介しています。
映像の好み(品質)
まず、他社製品との比較は単純に「好みの色」になっているかを確認するのだ。 但し、同クラスの製品同士で比較するのだ。X8550Hは廉価版との比較で良いのだ。
X8000H同様に、PanasonicのHX900、東芝M540Xとの比較が最適。特に同じIPSパネルのHX900と比較して、映像の良さを見いだせれば「買い」ね。
こだわり派さんが言う通り「好みの色」かどうかを確認すべき機種。VAパネルの東芝M540Xとの差を比較するのが面白いね。
何かよく分からない立ち位置にいるX8550Hですが、映像機能については下位モデルのX8000Hと同じなので、同様に比較検討すると分かりやすいですよ。
音の特性(音質)
出力20Wですが、アコースティックマルチオーディオシステムやドルビーアトモスが付くX8550H。どう評価しますか?
出力は置いておいて、この機種なら上と下の音の出方をよく聞くのだ。「聞き取りやすい」ことが重要なのだ。
先ずは下位モデルのX8000Hと聞き比べて。スピーカーの位置や数が違うことが認識できる?その後に他社と比較ね。
難しいけど、リーズナブル派さんが言う通りに確認すべき機種だね。また、出来ればアトモスの効果が分かるデモ映像も見ましょうね。
ドルビーアトモスの効果はもちろんですが、アコースティックマルチオーディオシステムの効果確認も必須ですね。でも、やっぱり出力的には不安の残る内容です。最悪の場合は純正のサウンドバーを購入しましょう。
デザイン性
ソニーらしい卓上スタンドを使用したX8550H。デザインの大きな進化は感じられません。
有機ELテレビと比較すると、やはり「ディスプレイ裏が厚く感じる」のだ。まあ、設置すれば関係ないのだ。
女性はやはり掃除のしやすさ一択よ。「裏側の状況」を見るとヌボーっとして掃除がし易そうだけど、端子類がある場所はどうかな?
僕はやっぱり卓上スタンドの形状が気になる。古いテレビ台を流用する場合は要注意だね。場合によってはテレビ台の購入予算も必要だよ。
皆さんのアドバイス、赤字の部分がカギですね。
せっかくなら、X8550Hを最適な位置で視聴できるテレビスタンドも用意すれば完璧です。
4KブラビアX8550Hに最適な視聴環境となるテレビスタンド
最後にX8550Hの評価をまとめたので、以下のリンクから移動して下さい。
\この機種の最新モデル価格をチェック!!/
ソニーブラビア関連の情報はこちら