SONY BRAVIA 有機ELテレビ A8Hの徹底評価。
4つの視点から分析する今回は、3回目「A8Hの機能」を細かく見て行きましょう。
2回の分析ではA8Hが前モデルA8Gから大きく進化していること見て取れましたが、基本機能も改善施策が伺えるか?
いつもの3人によるブラビアA8Hの評価を参考に、自身のライフスタイルにマッチした機種であるかを見極めて下さい!
価格よりも機能を重視
こだわり派

価格がいくら高くても、こだわりの機能には絶対に妥協をしないのだ。
機能と価格のバランスを重視
リーズナブル派

自分の生活にマッチした買い物に拘り、価格に見合わない製品は絶対に購入しないわ。
機能そこそこで価格を重視
コスト重視派

価格が安ければ多少機能が劣っても構わない。一般家庭でハイスペックは不要だね。

では、各人の趣向を踏まえてこの製品を評価して行きましょう♪
4K有機ELテレビ ソニーブラビア A8Hの「機能」を徹底解剖
購入者層で大きく要望が異なる「機能」面について解説しましょう。求める機能とマッチするか慎重に見極める箇所ですね。

先ずは機能面に関する皆さんの総合評価です。
評価:3.8

セカンド機の水準をきちんと上げてきたのだ。
評価:3.2

実質的な底上げね。
評価:2.8

前モデルの内容が悪すぎたのかも?

今期、ソニー有機ELブラビアの中心はA8Hです。
ブラビアA8Hのチューナー数に係る機能評価

チューナー数に関する総合評価を最初に教えて下さい。
評価:2.5

業界最低のチューナー数の評価結果はいつも同じなのだ。
評価:2.0

ここがソニーを選ばない理由よ。
評価:1.8

東芝レグザの方が良いね。

A8Hのチューナー数の個別評価内容は次の通りです。
地上波デジダル
- 2チューナー

2.0
ダブル録画もできないこのチューナー数をわしはどう評価していいのか分からないのだ。

2.0
ソニーはダメ。

2.0
ここでいつも躓くんだよね。
BS/CSデジタル
- 2チューナー

2.0
地デジ同様、評価のしようが無いのだ。

2.0
裏録が限界ね。

2.0
BS見ないけど、何故か損した気になる。
BS/CS 4K
- 2チューナー

5.0
やっと4Kチューナーが付いたと思ったら「ダブル」なのだ。

3.0
ここだけは他社同様になったわね。

2.0
4Kつまんないし一つでいいね。
2画面対応
- ❌

1.0
なんで無いのだ?

1.0
年末年始は絶対使う機能なのに。

1.0
庶民はここにこだわるんだよ。

チューナー数が少なくても、裏録対応はきちんと行えますのでA8Hに適合する録画用ハードディスクはしっかり選びましょう。
裏録用のハードディスクは必ず準備!
ソニーブラビアの隠れたメリットが外付けハードディスクの適合力。
ブラビアA8Hに適合するHDDの情報は「HDD ソニーブラビアにおすすめのテレビ録画用外付けハードディスク」で詳しく解説しています。
4K放送を録画する人は出来るだけ大容量を選びましょう。
ハードディスクを強化して裏録に備えましょう♪

ブラビアA8Hのネットワークに係る機能評価

ネットワークに関する総合評価を最初に教えて下さい。
評価:3.8

スマート化はソニーが最先端なのだ。
評価:3.8

スマート化でApple関係が加わる進化を果たしたのね。
評価:3.2

まあここもきっちりと進化したね。

A8Hのネットワークの個別評価内容は次の通りです。
無線LAN
- IEEE802.11a/b/g/n/ac

3.0
「ac」規格まで準拠。当たり前に高速化は十分なのだ

3.0
最近の機種では当たり前ですね。

3.0
最早これ以下は無い。
スマート化
- Alexa
- Apple

3.5
Apple系が対応されたのでご祝儀採点なのだ。

3.5
やっぱりソニーはこういう所が強いわ。

3.5
Android TVの強みだろうね。僕のAlexaが活用できるよ。
VOD(Video On Demand)
- Android TV

5.0
必要十分な対応なのだ。

5.0
Amazonプライム対応が重要よ。

3.0
こんなもんでしょ。

スマート化についてはやはりソニーと言いたくなります。
無線ルーターは大丈夫?最新の高速化対応製品を選ぼう!

VOD(動画配信サービス)は、他にも多くの特典が付くAmazonプライムでプライイムビデオから試すのがおすすめです。
VOD(動画配信)は先ずプライムビデオから試そう♪

ブラビアA8Hの外部端子に係る機能

外部端子機能に関する総合評価を最初に教えて下さい。
評価:3.2

マニアは知っているのだ。ARCがeARCへ進化したことを。
評価:3.2

HDMI端子の数はちゃんと考えてわ。
評価:3.0

一般人はUSB端子の数だけが気になる。

A8Hの外部端子の個別評価内容は次の通りです。
USB
- USB3.0×1/USB2.0×2

3.0
標準的で問題は無いのだ。

3.0
困ったらUSB2.0を使えばいいだけ。

3.0
普通だよね。
HDMI
- eARC対応×1
- HDCP2.2×4

4.0
端子数は普通だが、実は「eARC」なので凄いのだ。

4.0
これだけあれば余裕ね。

3.0
HD録画とDVDで十分だけど仕様として必須だね。
その他
- 各1つ
VIDEO/光デジタル音声出力/有線LAN/イヤホン・サブウーファー

3.0
あって当たり前なのだ

3.0
使う機会はないけど、一部には必要なんでしょうね。

3.0
古い機器も繋げるし、あって当たり前だよね。

地味ながら「eARC」を搭載してきました。ソニーの本領発揮です。
HDMIケーブルは最高級品を選ぶと間違いありません。

端子類に必要なコードなど、買い忘れの確認にもおすすめです。
テレビ端子の基礎知識を再確認!

ブラビアA8Hの映像機能

映像機能に関する総合評価を最初に教えて下さい。
評価:4.0

今回のモデルチェンジで映像はフラッグシップ機並なのだ。
評価:4.0

高画質プロッセッサーの向上は大きいわ。
評価:3.6

HDRの対応は大人の事情かな?

A8Hの映像機能の個別評価内容は次の通りです。
受信機能
- 4K放送まで対応
ハイビジョン(HD)/フルハイビジョン(FHD)/4K/8K

4.3
4K対応は当たり前なんだな。でも、8K非対応は残念なのだ。

4.3
有機ELテレビなんだから4K対応でないとね。8Kは無くて普通だわ。

4.3
8Kなんて映像ソース無いし未対応で普通だよ。4Kも当たり前。
パネル方式
- 有機EL

4.0
有機EL映像は最高なのだ

3.0
寿命とコスパは?だわ。

2.0
液晶で十分でしょ。
パネル反射改善
- ハーフグレア

3.0
進歩は感じられないのだ。

3.0
セールスポイントに無いもんね。

3.0
有機ELテレビの反射対策は限界だよ。
HDR対応
- HDR10(10+は×)/DV/HLG

4.0
「HDR10+」がソニーは非対応なのだ。

4.0
内容的には十分だと思うわ。

4.0
HDRの使い方次第だけど、この内容まであれば概ね大丈夫。
特異性
- 映像美のこだわり

4.0
A8Hも今は十分美しいが、レグザのクラウドAIが評価を上げたら分からないのだ。

5.0
高画質プロッセッサーの効果を発揮しているわ。

3.0
まあ、元々パネルは良かったし、高画質プロッセッサーの変更は正解だね。

高画質プロッセッサーのアップで評価を大きく上げましたが、ちょっと遅かったので点数は辛めですね。
パネルにホコリが溜ると見え難くなります。
ブラビアA8Hの音声機能

音声機能に関する総合評価を最初に教えて下さい。
評価:3.0

ドルビーアトモスはともかくとして、ソニーのスピーカー出力はあまりにも控えめなのだ。
評価:2.8

スペック的に物足りなさを感じる内容だわ。
評価:2.8

アトモス搭載してもスピーカーがイマイチじゃね。

A8Hの音声機能の個別評価内容は次の通りです。
出力
- 30W

2.0
出力は40Wからスケールダウンなのだ。元々小さいのに悲しいのだ。

2.5
確かに物足りなさを感じるわね。サウンドバーが必要?

2.5
コストダウン。
特異性
- ドルビー・アトモス

4.0
これは追加機能なので素直に評価したいのだ。

3.0
今、一番欲しい機能が付いたわ。

3.0
疑似とは言え、ドルビーアトモス搭載は嬉しいよね。

出力の低下は予想だにしませんでしたが、ドルビーアトモスは他機種同様に搭載してきましたね。
A8Hのスピーカーは純正のシアターバー接続で強化!
サブウーファーで更に音質は上げられます。
4K有機ELテレビ ソニーブラビア A8Hの「省エネ」性能と想定寿命
ランニングコストは一般家庭にとっては重要です。視聴環境によっては、有機ELテレビは普通の液晶テレビより月間数千円高くなるのです。
そして、視聴環境がハードになれば当然パネル寿命も短くなりますよね。
ブラビアA8Hの省エネ性能

先ずは「省エネ」性能の評価を見てみましょう。やっぱりコスト重視派の評価は厳しいですね。
評価:5,0

有機ELテレビは、電気代がかかって当然なのだ。
評価:3.0

消費電力だけ見れば、前モデルA8Gからは少しだけ省エネになったかしら?あんまり変わらないけどね。
評価:1.5

有機ELテレビの中では良い方だから0.5点アップしてあげる。

今期トップクラスの省エネ性能を有す、PanasonicのIPS液晶モデル「HX900」と比較してみました。年間消費電力量に惑わされず、しっかりシミュレーションしましょう。
サイズ | 機種 | 消費電力 | 年間消費電力量 |
---|---|---|---|
55v型 | A8H | 352W | 206kWh/年 |
HX900 | 163W | 123kWh/年 | |
65v型 | A8H | 468W | 252kWh/年 |
HX900 | 183W | 137kWh/年 |

数字を見ただけで凄い差ね。でも、年間消費電力量はあてにならないので、消費電力で計算して。

家族構成など、家庭の事情を分けて比較しようね。
- 共働き世帯|独身世帯≫282時間
- 引退世帯|老後世帯≫486時間
- 大学生やフリーターニートの子供が居る世帯≫382時間
- カタログ値の年間消費電力
- 電力単価=24.00円/kWh
- 使用電気量は消費電力の70%で計算
- カタログ値 年間消費電力はそのままで計算

計算結果はやっぱり年間消費電力量と大きく乖離します。また、IPS液晶と比較する2~3倍の電気代がかかることは既出ですね。
55v型(インチ)の比較
パターン | A8H | HX900 |
---|---|---|
① | 1,668円 | 772円 |
② | 2,874円 | 1,331円 |
③ | 2,259円 | 1,046円 |
④ | 326円 | 246円 |
65v型(インチ)の比較
パターン | A8H | HX900 |
---|---|---|
① | 2,217円 | 867円 |
② | 3,821円 | 1,494円 |
③ | 3,003円 | 1,174円 |
④ | 366円 | 274円 |

やっぱり、月間1,000円~2,500円違うわ。年間で1万円~3万円ってこと?これだけ見ると、やっぱり有機ELテレビは買えないわ。

ほとんど変わらないのだ。

うそうそ・・・。

ブラビアA8Hのパネル寿命

「パネル寿命」に対する皆さんの評価です。やっぱりここでもコスト重視派の評価は厳しいですね。
評価:5.0

パネル寿命なんて気にならないのだ。
評価:3.0

ゆっくり趣味的に視聴するならOKだけど、地デジ中心に1日中テレビを付けっぱなしにするような家庭には必要ないと思うわね。
評価:1.0

価値を見出せば買えばいい。僕は見出せないから有機ELテレビは買わない。

では、引続きパネル寿命の評価状況を確認しましょう。一般的には有機ELパネルの寿命は液晶の半分と言われています。
液晶パネル | 有機ELパネル | ブラウン管 |
---|---|---|
6万時間 前後 | 3万時間 前後 | 2万時間 前後 |

生活パターンに当てはめてみなよ。液晶の方が断然有利なのが分るはず。
パターン | 液晶 パネル | 有機EL パネル | ブラウン 管 |
---|---|---|---|
昼間留守が多い (共働き家庭など) | 18年 | 9年 | 6年 |
一日中家にいる (引退世帯など) | 10年 | 5年 | 3年 |
昼夜逆転家族がいる | 13年 | 7年 | 4年 |

まあ、この内容は別の記事で既に解説済ですが、寿命をある程度覚悟して購入する人向けであることは明白です。


テレビは毎年買い替えるものなのだ。

そんな人はあなたを含めてごく僅かだよ。

共働きだし9年もてば御の字。でも、5年しかもたないなら妥協して液晶を買います。もうちょっと安くなれば私はOKかな?

あのね、高い初期投資だけじゃないよ。電気代もちゃんと考慮してね。地デジ世帯は液晶で十分!
4K有機ELテレビ ソニーブラビア A8H 現物確認の注意点
ここまでで、テレビ買替の絞り込みが行えました。A8Hをターゲットにした人は「現物確認」で何を注意すれば良いのでしょうか?

現物確認のポイントをは次の3点でしたね。基本に沿って、A8Hの具体的な現物確認方法を解説しましょう。
- 映像の好み(品質)
- 音の特性(音質)
- そしてデザイン性
詳しくは「【失敗しない現物確認方法】テレビの選び方に関するおすすめ情報」で紹介しています。

映像の好み(品質)

高画質プロッセッサーの向上で、映像の美しさに磨きをかけた「A8H」ですが、現物確認ではどのようなことに注意したら良いのでしょうか?

単純に「好みの色」になっているかを確認するのだ。

映像美が進化したと言ってもフラッグシップ機A9Gと同じになっただけ。でもホントに同じか「比較」するのを忘れないで。

いつも言ってるけど、有機ELテレビを比較するのは1点だけ。他社の有機ELテレビとの価格差を縮めるほどのメリットがあるのかをきちんと見極めよう。
音の特性(音質)

ドルビーアトモスは搭載されたけど、スピーカー出力は下がったA8Hです。これをどう確認しますか?

スピーカー出力については各社の思惑もあり、一概には評価しづらいのだ。「出来るだけ大きな音」で聞いてみれば出力による影響も分かり易いはずなのだ。
とは言え、一番重要なのは素直に「好きな音」として評価できるかなのだ。

何と言っても「聞き易さ」が一番。一番長く使用する状況を想定してね。

これもいつもと同じ。「コスパ」以外何も無い。他社より得する音ならそれを選べば良いんだよ。アトモスの有無もね。
デザイン性

デザインも卓上スタンドが前モデルA8Gから大きく変わりました。毎日の掃除や家庭環境を加味してどう評価しましょうか?

ブラビアA8Hのスピーカーユニットは、ソニー伝統のアコースティック サーフェイス オーディオを採用し、スピーカーの存在感が無いのが特徴なのだ。この「デザインに価値を見出せるか?」これがポイントなのだ。

廃熱の溝や端子カバーの状況を良く見て「掃除のしやすさ」を確認しましょう。

隠れた特徴が2wayの卓上スタンドだから、「サウンドバーの設置有無」も考慮しながらデザイン性を見極めて欲しいね。

皆さんのアドバイス、赤字の部分がカギですね。
せっかくなら、A8Hを最適な位置で視聴できるテレビスタンドも用意すれば完璧です。
4K有機ELブラビアA8Hに最適な視聴環境となるテレビスタンド


機能の向上も確認できたA8Hですが、元々高価な有機ELテレビなので「今さら感」も拭えない感じです。最後にA8Hの評価をまとめたので、以下のリンクから移動して下さい。
\この機種の最新モデル価格をチェック!!/
ソニーブラビア関連の情報はこちら