電化上手は電気代が最もお得!|電力自由化 実は料金値上げの温床?

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電力自由化で電気代をお得にお安く!

 

東日本大震災後、電力自由化の波が押し寄せてきましたが、実はその裏でひそかな電気料金の値上げが行われていたのです。

 

値上げといっても、電力プランの改善という名目なので、なかなか皆さん気づき難い内容。実はわたしもつい最近まで、電気料金の比較検討を行うまで全く分かりませんでした。

 

わたしのうちは深夜電力でお湯を沸かしています。最近はエコキュートが流行りですが、うちは昔ながらの電気温水器です。

 

先日、15年以上使用していた電気給湯器がとうとう限界になり、新しい電気温水器へ買い替えました。「なんでエコキュートじゃないの?」という突っ込みは無しでお願いします。エコキュートを採用しなかった理由は明確なので、また別の機会にお話しします。

 

話を戻しますが、電気給湯器を変えるとき、ふとオール電化割引について思い出しました。お湯の確保を始め、キッチンについても電化が進んでいた我が家ですが、使っていない温風器のため、外には灯油の大型の灯油タンクが残っていました。

 

灯油タンクが残っていたおかげで、夜間電力のコストを抑えるプランにも係わらず、オール電化の割引適用を受けられなかったのです。そのことをふと思い出し、改めて電気料金を調べたことで、現状の「電化上手」プランが最もお得であることに気づいてしまったのです。

 

いつの間にか電化上手という東電のプランが無くなっていた

我が家は20年以上前から「東京電力の電化上手」というプランで契約しています。

この電化上手契約をオール電化割引を適用したらいくらになるのだろう?と単純な考えで調べてみると、なんと驚いたことに新規契約が中止になっていました。

 

 

現在契約中であれば継続利用可能とのこと。

これって携帯電話の契約によくあるやつと同じ?段々と改悪していくやつ。

 

そこで、最新のプランを東電のサイトから確認、「スマートライフ」というものが継続プランらしいということで、早速、新プランとの比較を行いメリットを検証してみました

 

電化上手というプランをおさらいしよう

「電化上手」というプランは、夜間に大量の電力を使う条件で、夜間の電気代を大幅に安くし、その代わり昼間は若干高めだよ、という内容です。

 

ガスや灯油の代わりに、電気温水器やエコキュートを使用する家では定番の契約プラン

詳細は以下図の通り。

 

24時間を3つの条件に分けて単価が決まっています(単価/1kWh)。夏場(7月1日~9月30)とその他季節で昼間の電気代が大幅に違いますが、その分夜間の電力使用量が水の温度が高い分安くなるので、年間を通した電気代はあまり変わりません。

 

夏休みや盆暮れ正月は昼間に人が居るため、電気代が大幅にUPするのが難点です。

 

では、次に基本料金を見てみましょう。

 

 

我が家は真ん中(7KVA~10KVA)で契約しているので、基本料金は「2,160円」です。

11KVAを超える場合は、1KVAの契約ごとにプラス280.8円。

 

また、夜間蓄熱機器使用で1KVAごとに151.20円の割引があります。この機器は電気給湯器を指すので、基本的には全ての契約者が割引を受ける形となるでしょう。

 

現在売出し中のスマートライフの内容は大きく違うのか?

電化上手については、冒頭説明した通り現在は契約できません。では、現在契約が行えるスマートライフを同じ切り口で見るとどうでしょう?

 

スマートライフは契約の大きさでプランが分れます。今回は、電化上手と同様になる契約内容で比較するので、「スマートライフL」というプランを紹介します。

 

以下図の通り、電力代は電化上手と同様に「時間帯価格」です。電化上手は3つの時間帯に分かれていましたが、スマートライフについてはシンプルに2つの時間帯で構成されています。

大きな特徴としては、昼間の価格帯域がとても長いことでしょう。

 

 

一方で、基本料金はどうでしょうか?

 

スマートライフLは6KVA以上のプランです。最低価格は6KVA契約の1,645円となります。

その後、1KVAごとに280.8円UPするのは電化上手と同様であることが分かります。

正直、それぞれの価格を見ただけでは、昼間の時間帯が高い「電化上手」が高そうですが…?

 

現在の利用内容を代入して比較すれば優位性が判明する!

イメージ戦略としては「さすが東京電力」と思ってしまいました。価格帯を少なくしてシンプルにする。昼間の電力代を安く見せる。など、面倒が嫌いな人なら直ぐに乗り換えそうな内容です。

 

とは言え、そんな考えをする人間が増えると「不当値上げ」とか言い出す人を出そうなので、東電のサイトでは現在の料金と比較して、どのプランが優位になるかを比較できるようになっています。

 

自分でも比較できますが、何れにしても「現在の内容を代入」することが必要で、この比較を行うことが最も優位を出すには分かりやすくなります。

 

電化上手とスマートライフLの電気代を比較

 

さきほどそれぞれの価格を出しましたが、それをまとめたのが上図です。

 

真ん中のピンクラインに注目して下さい。電化上手が高い場合は電化上手側に棒グラフを延ばしています。昼間の10時~17時までの間は、スマートライフLよりも「6.40円/kWh」も高いのが分かりますよね?

 

逆に23時~1時の夜間時間帯の一部では、スマートライフLの方が「13.08円/kWh」も高くなっています。

 

この比較だけでは、実際の数字を当てはめないと電気代の比較が出来ないことが分かると思います。

 

一方で、電化上手とスマートライフLの基本料金はどうでしょう?比較してみます。

 

 

7KVAの契約以外は「電化上手」の基本料金の方が有利なのがよくわかります。

 

実は我が家の電化上手の基本料契約は7KVAなので、この比較を見る限り「不利な契約」と思われがちです。これも恐らく東京電力の戦略だと想像してしまう…。

 

詳しいデータが無いのであくまでも推測の範囲ですが、電気温水器にしてもエコキュートにしても、昼間の時間帯にお湯が切れることは避けなくてはいけません。そうなると、4人家族以上を想定して機器を購入するパターンが多くなり、その機器の容量が5KVA前後となり、結果、契約的には7KVAに集中すると考えられます。

 

これだけを考えると「東電、いいやつじゃん」ってなりますが果たしてどうなのか?

 

使用実績で比較を行ってみた結果、驚きの結果が…

ある日の我が家で使用した電力を基に比較を行ってみましょう。但し、電力料金には訳の分からない割引や加算があるので、明確な料金区分について計算を致します。

 

使用料 電化上手(A) スマートライフL(B) 差(B-A)
基本料(7KVA) 2,160円 1,966円 ▲194円
昼間料金(88kWh) 2,792円 6,333円 ▲673円
朝晩料金(162kWh) 4,214円 上記に含む
夜間料金(747kWh) 9,151円 13,043円 3,892円
割引(通電制御5kVA) ▲756円 なし 756円
合計 17,561円 21,342円 3,781円

※ 燃料費調整額、再生エネルギー発電促進割賦金の計算は(単価×使用電力量)で双方同様として割愛。その他割引も割愛。

 

勝手な計算してるだけじゃわかんねーぞ!というお叱りもあると思うので、東電で行える価格比較の結果も載せておきます。新プランのメリットはポイントが貯まることのようですが、それを含んでも旧プラン(電化上手)の方が優位であることがわかります。

 

ちなみに比較月の電力料金合計は約20,000円です。

 

まとめ

電力自由化で東京電力も競争にさらされたため、新プランに変えれば安くなるものと思い込んでいました。皆さんはどうですか?

 

皆さんも請求書1枚を用意すれば簡単に比較できます。

 

今回はこんな結果になりましたが、東電のサイトでは比較結果次第で優位なプランも提示してくれますのでとても便利です。

 

はっきり言えることは、現在「電化上手」で契約している人は、お宝プランの可能性があるので、比較もせずに乗り変えるのではなく、必ず比較してから判断するようにして下さい。

お役に立てれば幸いです。

 

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