この記事では、2023年発売モデルのSHARP(シャープ)のテレビブランドであるAQUOS(アクオス)について、見やすさや設置のしやすさを示す「視聴環境・設置性」を明確化し評価」を行いました。
テレビは「見るもの」なので、視聴性能と最適な高さで安全に設置することが重要です。
映像美を損なうことなくパネルの反射を抑える技術が備わっていても、視聴体制に応じた最適な置き方で視聴環境を整えないとせっかくの機能が無駄になるばかりか健康を害いかねません。
シャープ・アクオス2023年モデル、FS1・FQ1・FN1・FN2・FL1の視聴環境性能と設置性を知れば、使用環境にマッチしたテレビが選べます。
【この記事で解決する疑問と悩み】
- 2023年発売シャープアクオスの見やすさ対策
- シリーズごとの視聴・設置性能の違い
- 対象:FS1・FQ1・FN1・FN2・FL1
長年製造業に従事し豊富な知見を活かした
分析が得意なブロガー
えだまめくん
edamamekun
シャープアクオスの2023年発売モデルの概要は以下の通り。
「詳細確認」ボタンから各モデルの詳細へジャンプできます。
FS1 | FQ1 | FN1 | FN2 | FL1 | |
---|---|---|---|---|---|
映像 | 有機EL 量子ドット | 有機EL | 液晶 | 液晶 | 液晶 |
音響 | 立体音響 | 立体音響 | 立体音響 | 立体音響 | 立体音響 |
サイズ 展開 | 65v|55v | 65v|55v | 75v|65v |55v | 55v|50v |43v | 65v|50v |42v |
進化 レベル | 中 | 普通 | 普通 | 普通 | 普通 |
デザイン | 普通 | 普通 | 普通 | 微妙 | 微妙 |
価格 | 高い | 高い | 普通 | 普通 | 安い |
詳細確認 | 詳細確認 | 詳細確認 | 詳細確認 | 詳細確認 |
テレビは視聴体制によって目線の高さが違うので、新しいアクオスもサイズ別にテレビのセンター高さ位置を把握することが重要です。
[4K有機ELアクオスフラッグシップモデル]
FS1シリーズ|サイズ展開:65v・55v|
FS1シリーズ視聴性能アップの工夫
QD-OLEDパネルと環境センシング
シャープ4K有機ELアクオスのフラッグシップモデルであるFS1シリーズは、量子ドット有機ELパネル(QD-LED)を搭載しており、高輝度で視野角が広いことで視聴性アップに寄与しています。
また、周囲の環境に合わせて最適な画質を実現する「環境センシング」も、視聴環境に合わせた視聴性能を確保します。
回転式スタンド
FS1のセールスポイントでもある「回転式スタンド」は、左右30°で画面角度が動かせるため、座るポジションを選ばず、最適な視聴環境が実現します。
また、回転式スタンドは「回転ロック機能」で不用意な回転が防げ、「ケーブルマネジメント機構」で背面配線もスッキリ。
安全性と掃除のしやすさも考えられています。
前モデルES1ラインに搭載されていた「新・回転式スタンド」がそのまま流用されており、今期からは「回転式スタンド」という名称で統一されました。
声だけでテレビを操作可能
従来のスマートテレビ機能は、付属のリモコンによる音声認識や、外部にスマートデバイスを設置してコントロールを行なっていました。
今期のアクオス上位モデルでは、テレビ本体がGoogeアシスト化され、テレビに話しかけるだけで従来のスマートデバイスと同じ操作が可能に。
煩わしいリモコン操作を無くし、より便利な視聴性を確立します。
音声補正技術
今期のシャープアクオスには、視聴空間全体の音響パワーの変化を捉え音質の補正を行う新音声補正技術が導入され、視聴環境による音の格差を緩和します。
卓上スタンドを使用したFS1で最適な視聴環境
卓上スタンド使用時のFS1ラインのサイズ別(65v/55v)寸法は上図の通り。
この寸法から割り出される最適な視聴高さとテレビ台に求められる重量を把握し、安全で健康に視聴可能なテレビ台を選定することが視聴性能の向上へ繋がります。
把握すべき重要な3つの数字を解説します。
❶ 床へ直置きした際の画面センター高さ
先ずはFS1に卓上スタンドを設置した場合の画面センター位置を把握します。
ポジション | 65v型 | 55v型 |
---|---|---|
通常 | 487㎜ | 425㎜ |
❷ 視聴体制による理想的なテレビ台の最大高さ
卓上スタンドを設置した際の画面センター位置から、視聴体制ごとに画面センター位置となるテレビ台の高さを明確にします。
テレビ視聴時は画面センター位置より目線が高い方が理想(最大500㎜上まで)なので、FS1の場合は下表の数字よりも低めのテレビ台を選定することが理想。
視聴体制 | 65v型 | 55v型 |
---|---|---|
床に 座る | 313㎜ | 375㎜ |
低い ソファー | 513㎜ | 575㎜ |
高い ソファー | 713㎜ | 775㎜ |
ダイニング チェアー | 813㎜ | 875㎜ |
❸ FS1サイズ別の重量
テレビ台を安全に使用するためには、テレビ台が耐えられる最大荷重を確認することが重要。
FS1の総重量(本体+卓上スタンド)の重さに対し、少なくとも5〜10kg以上耐荷重性能に余裕があるテレビ台を選びましょう。
65v型 | 55v型 |
---|---|
40.0kg | 31.0kg |
FS1に最適なテレビ台の例
FS1ラインでネックとなるのが65v型の重量でしょう。
耐荷重の高い、フラッグシップモデルにマッチした高級感のあるテレビ台が合います。
高さ300㎜のテレビ台を使用すればある程度の視聴環境を維持できます。
サイズ 中心高 | 床に 座る | 低 ソファー | 高 ソファー | ダイニング チェアー |
---|---|---|---|---|
65v型 787㎜ | 適 | 適 | 最適 | やや低 |
55v型 725㎜ | 適 | 適 | 最適 | やや低 |
VESAを使用したFS1で最適な視聴位置
テレビ本体裏側にあるVESAという4つのネジ穴を使用すれば、壁掛けやテレビスタンドを使用して最適な高さでテレビ視聴が可能となります。
FS1ラインの場合、VESA位置が下よりのため、実際に設置した際は画面センターがイメージより高い感じとなるでしょう。
VESAを利用してテレビを設置する際は、重量とVESAサイズが適合することが必要ですが、壁掛けセットやテレビスタンドの適合条件も合致しているか確認が重要です。
FS1に最適なテレビスタンド情報が入手でき次第、記事のリンクを載せる予定です。
録画性能
視聴性能はリアルな見やすさだけではなく、後日視聴するための録画性能も無視できません。
4Kアクオスはマルチチューナー対応なので、裏録や2番組同時録画が行えるため大容量の外付けHDDを導入し、視聴環境を整えることが肝要です。
特にシャープアクオスの場合は動作が保証されない外付けHDDもあるため、動作適合した安全な外付けHDDで視聴環境を整えましょう。
アクオスに適合する電源レスのコンパクトHDDもおすすめです♪
FS1視聴環境・設置性の評価
評価:4.5
大きな変化点はQD-OLEDパネルと環境センシングで、明るく見やすくなったのだ。
評価:4.5
映像の変化以外は前モデルと同じだけど、卓上スタンド性能が優れてるからウエルカムよ。
評価:4.0
引続き、卓上スタンドが省スペースタイプだから設置性は評価できるね。回転するのも嬉しい。
有機ELパネルの弱点も輝度アップとAI調整で緩和されますね。とは言え、やはり視聴性能の良さは卓上スタンド性能です。
- 明るい部屋で視聴することが多い人
- 広いリビングで視聴位置を動かすことが多い人
- ソファーに座って視聴することが多い人
\ 前モデルの総合評価はこちら /
\ アクオス関連情報はこちら /
[4K有機ELアクオスセカンドモデル]
FQ1シリーズ|サイズ展開:65v・55v|
FQ1シリーズ視聴性能アップの工夫
回転式スタンド
FQ1のセールスポイントでもある「回転式スタンド」は、左右30°で画面角度が動かせるため、座るポジションを選ばず、最適な視聴環境が実現します。
また、回転式スタンドは「回転ロック機能」で不用意な回転が防げ、「ケーブルマネジメント機構」で背面配線もスッキリ。
安全性と掃除のしやすさも考えられています。
前モデルフラッグシップモデルのES1ラインに搭載されていた「新・回転式スタンド」がそのまま流用されており、今期からは「回転式スタンド」という名称で統一されました。
声だけでテレビを操作可能
従来のスマートテレビ機能は、付属のリモコンによる音声認識や、外部にスマートデバイスを設置してコントロールを行なっていました。
今期のアクオス上位モデルでは、テレビ本体がGoogeアシスト化され、テレビに話しかけるだけで従来のスマートデバイスと同じ操作が可能に。
煩わしいリモコン操作を無くし、より便利な視聴性を確立します。
音声補正技術
今期のシャープアクオスには、視聴空間全体の音響パワーの変化を捉え音質の補正を行う新音声補正技術が導入され、視聴環境による音の格差を緩和します。
卓上スタンドを使用したFQ1で最適な視聴環境
卓上スタンド使用時のFQ1シリーズのサイズ別(65v/55v)寸法は上図の通り。
この寸法から割り出される最適な視聴高さとテレビ台に求められる重量を把握し、安全で健康に視聴可能なテレビ台を選定することが視聴性能の向上へ繋がります。
把握すべき重要な3つの数字を解説します。
❶ 床へ直置きした際の画面センター高さ
先ずはFQ1ラインに卓上スタンドを設置した場合の画面センター位置を把握します。
ポジション | 65v型 | 55v型 |
---|---|---|
通常 | 485㎜ | 421㎜ |
❷ 視聴体制による理想的なテレビ台の最大高さ
卓上スタンドを設置した際の画面センター位置から、視聴体制ごとに画面センター位置となるテレビ台の高さを明確にします。
テレビ視聴時は画面センター位置より目線が高い方が理想(最大500㎜上まで)なので、FQ1ラインの場合は下表の数字よりも低めのテレビ台を選定することが理想。
視聴体制 | 65v型 | 55v型 |
---|---|---|
床に 座る | 315㎜ | 379㎜ |
低い ソファー | 515㎜ | 579㎜ |
高い ソファー | 715㎜ | 779㎜ |
ダイニング チェアー | 815㎜ | 879㎜ |
❸ FQ1サイズ別の重量
テレビ台を安全に使用するためには、テレビ台が耐えられる最大荷重を確認することが重要。
FQ1ラインの総重量(本体+卓上スタンド)の重さに対し、少なくとも5〜10kg以上耐荷重性能に余裕があるテレビ台を選びましょう。
65v型 | 55v型 |
---|---|
35.5kg | 28.0kg |
FQ1に最適なテレビ台の例
FQ1ラインでネックとなるのが65v型の重量でしょう。
耐荷重の高い、有機ELモデルにマッチした高級感のあるテレビ台が合います。
高さ300㎜のテレビ台を使用すればある程度の視聴環境を維持できます。
サイズ 中心高 | 床に 座る | 低 ソファー | 高 ソファー | ダイニング チェアー |
---|---|---|---|---|
65v型 785㎜ | 適 | 適 | 最適 | やや低 |
55v型 721㎜ | 適 | 適 | 最適 | やや低 |
VESAを使用したFQ1で最適な視聴位置
テレビ本体裏側にあるVESAという4つのネジ穴を使用すれば、壁掛けやテレビスタンドを使用して最適な高さでテレビ視聴が可能となります。
FQ1ラインの場合VESA位置が下よりのため、実際に設置した際は画面センターがイメージより高い感じとなるでしょう。
VESAを利用してテレビを設置する際は、重量とVESAサイズが適合することが必要ですが、壁掛けセットやテレビスタンドの適合条件も合致しているか確認が重要です。
FQ1に最適なテレビスタンド情報が入手でき次第、記事のリンクを載せる予定です。
録画性能
視聴性能はリアルな見やすさだけではなく、後日視聴するための録画性能も無視できません。
4Kアクオスはマルチチューナー対応なので、裏録や2番組同時録画が行えるため大容量の外付けHDDを導入し、視聴環境を整えることが肝要です。
特にシャープアクオスの場合は動作が保証されない外付けHDDもあるため、動作適合した安全な外付けHDDで視聴環境を整えましょう。
アクオスに適合する電源レスのコンパクトHDDもおすすめです♪
FQ1視聴環境・設置性の評価
評価:4.0
パネル性能はフラッグシップ並みなので視聴性は良いのだ。もちろん、「環境センシング」は採用されているのだ。
評価:4.0
卓上スタンドが以前の「新・回転式スタンド」になってバージョンアップしたわ。
評価:4.0
このモデルも卓上スタンドが省スペースタイプだから設置性は評価できるね。回転するのもまた嬉しい。
今期のアクオスは卓上スタンドがランクアップし統一されて視聴性能が良い感じです。
- 広いリビングで視聴位置を動かすことが多い人
- 設置スペースの狭いテレビ台を使用する人
\ 前モデルの総合評価はこちら /
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[4K液晶アクオスフラッグシップモデル]
FN1シリーズ|サイズ展開:75v・65v・55v|
FN1シリーズ視聴性能アップの工夫
N-Blackパネルと環境センシング
FN1の視聴性能アップのセールスポイントとして先ず挙げられるのが、パネル本体の見やすさの工夫です。
「N-Blackパネル」は外部からの光が反射することを抑え、明るいリビングでもより没入感に浸れる黒い画面を維持。
また、映像の美しさは「環境センシング」により、視聴環境に合わせた最適な画像を自動に設定されます。
回転式スタンド(75v型意外)
FN1のセールスポイントでもある回転式スタンドは、左右30°で画面角度が動かせるため、座るポジションを選ばず、最適な視聴環境が実現します。
この機能は前モデルでは「新・回転式スタンド」という上位機能で、「回転ロック機能」により不用意な回転が防げ、「ケーブルマネジメント機構」で背面配線もスッキリ。
安全性と掃除のしやすさも考えられています。
声だけでテレビを操作可能
従来のスマートテレビ機能は、付属のリモコンによる音声認識や、外部にスマートデバイスを設置してコントロールを行なっていました。
FN1ではテレビ本体がGoogeアシスト化され、テレビに話しかけるだけで従来のスマートデバイスと同じ操作が可能に。
煩わしいリモコン操作を無くし、より便利な視聴性を確立します。
音声補正技術
今期のシャープアクオスにも、視聴空間全体の音響パワーの変化を捉え音質の補正を行う新音声補正技術が導入され、視聴環境による音の格差を緩和します。
卓上スタンドを使用したFN1で最適な視聴環境
卓上スタンド使用時のFN1シリーズのサイズ別(75v/65v/55v)寸法は上図の通り。
この寸法から割り出される最適な視聴高さとテレビ台に求められる重量を把握し、安全で健康に視聴可能なテレビ台を選定することが視聴性能の向上へ繋がります。
把握すべき重要な3つの数字を解説します。
❶ 床へ直置きした際の画面センター高さ
先ずはFN1に卓上スタンドを設置した場合の画面センター位置を把握します。
ポジション | 75v型 | 65v型 | 55v型 |
---|---|---|---|
通常 | 556㎜ | 494㎜ | 430㎜ |
❷ 視聴体制による理想的なテレビ台の最大高さ
卓上スタンドを設置した際の画面センター位置から、視聴体制ごとに画面センター位置となるテレビ台の高さを明確にします。
テレビ視聴時は画面センター位置より目線が高い方が理想(最大500㎜上まで)なので、FN1の場合は下表の数字よりも低めのテレビ台を選定することが理想。
視聴体制 | 75v型 | 65v型 | 55v型 |
---|---|---|---|
床に 座る | 244㎜ | 306㎜ | 370㎜ |
低い ソファー | 444㎜ | 506㎜ | 570㎜ |
高い ソファー | 644㎜ | 706㎜ | 770㎜ |
ダイニング チェアー | 744㎜ | 806㎜ | 870㎜ |
❸ FN1サイズ別の重量
テレビ台を安全に使用するためには、テレビ台が耐えられる最大荷重を確認することが重要。
FN1の総重量(本体+卓上スタンド)の重さに対し、少なくとも5〜10kg以上耐荷重性能に余裕があるテレビ台を選びましょう。
75v型 | 65v型 | 55v型 |
---|---|---|
38.0kg | 28.5kg | 23.0kg |
FN1に最適なテレビ台の例
FN1でネックとなるのが75v型の重量でしょう。
耐荷重の高い、液晶ハイエンドモデルにマッチした高級感のあるテレビ台が合います。
高さ300㎜のテレビ台を使用すればある程度の視聴環境を維持できます。
サイズ 中心高 | 床に 座る | 低 ソファー | 高 ソファー | ダイニング チェアー |
---|---|---|---|---|
75v型 856㎜ | やや高 | 適 | 最適 | 最適 |
65v型 794㎜ | 適 | 適 | 最適 | やや低 |
55v型 730㎜ | 適 | 適 | 最適 | やや低 |
VESAを使用したFN1で最適な視聴位置
テレビ本体裏側にあるVESAという4つのネジ穴を使用すれば、壁掛けやテレビスタンドを使用して最適な高さでテレビ視聴が可能となります。
FN1の場合、VESA位置が下よりのため、実際に設置した際は画面センターがイメージより高い感じとなるでしょう。
VESAを利用してテレビを設置する際は、重量とVESAサイズが適合することが必要ですが、壁掛けセットやテレビスタンドの適合条件も合致しているか確認が重要です。
FN1に最適なテレビスタンド情報が入手でき次第、記事のリンクを載せる予定です。
録画性能
視聴性能はリアルな見やすさだけではなく、後日視聴するための録画性能も無視できません。
4Kアクオスはマルチチューナー対応なので、裏録や2番組同時録画が行えるため大容量の外付けHDDを導入し、視聴環境を整えることが肝要です。
特にシャープアクオスの場合は動作が保証されない外付けHDDもあるため、動作適合した安全な外付けHDDで視聴環境を整えましょう。
アクオスに適合する電源レスのコンパクトHDDもおすすめです♪
FN1視聴環境・設置性の評価
評価:3.0
まあまあの内容なのだ。
評価:4.0
細かい工夫を素直に評価したいわ。
評価:4.0
見やすいし、卓上スタンドが省スペースタイプだから設置性は評価できるね。回転するのも嬉しい。
EU1はどういう扱いになるのかな?内容的はFN1へシフトした感じだが、これがアクオス4K液晶の最高峰だって?
- 明るい部屋で視聴することが多い人
- 広いリビングで視聴位置を動かすことが多い人
- ソファーに座って視聴することが多い人
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[4K液晶アクオスハイグレードモデル]
FN2シリーズ|サイズ展開:55v・50v・43v|
FN2シリーズ視聴性能アップの工夫
N-Blackパネルと環境センシング
FN2の視聴性能アップのセールスポイントとして先ず挙げられるのが、パネル本体の見やすさの工夫です。
「N-Blackパネル」は外部からの光が反射することを抑え、明るいリビングでもより没入感に浸れる黒い画面を維持。
また、映像の美しさは「環境センシング」により、視聴環境に合わせた最適な画像を自動に設定されます。
回転式スタンド
FN2のセールスポイントでもある回転式スタンドは、左右30°で画面角度が動かせるため、座るポジションを選ばず、最適な視聴環境が実現します。
この機能は前モデルでは「新・回転式スタンド」という上位機能で、「回転ロック機能」により不用意な回転が防げ、「ケーブルマネジメント機構」で背面配線もスッキリ。
安全性と掃除のしやすさも考えられています。
音声補正技術
今期のシャープアクオスにも、視聴空間全体の音響パワーの変化を捉え音質の補正を行う新音声補正技術が導入され、視聴環境による音の格差を緩和します。
卓上スタンドを使用したFN2で最適な視聴環境
卓上スタンド使用時のFN2シリーズのサイズ別(55v/50v/43v)寸法は上図の通り。
この寸法から割り出される最適な視聴高さとテレビ台に求められる重量を把握し、安全で健康に視聴可能なテレビ台を選定することが視聴性能の向上へ繋がります。
把握すべき重要な3つの数字を解説します。
❶ 床へ直置きした際の画面センター高さ
先ずはFN2に卓上スタンドを設置した場合の画面センター位置を把握します。
ポジション | 55v型 | 50v型 | 43v型 |
---|---|---|---|
通常 | 446㎜ | 415㎜ | 353㎜ |
❷ 視聴体制による理想的なテレビ台の最大高さ
卓上スタンドを設置した際の画面センター位置から、視聴体制ごとに画面センター位置となるテレビ台の高さを明確にします。
テレビ視聴時は画面センター位置より目線が高い方が理想(最大500㎜上まで)なので、FN2の場合は下表の数字よりも低めのテレビ台を選定することが理想。
視聴体制 | 55v型 | 50v型 | 43v型 |
---|---|---|---|
床に 座る | 354㎜ | 385㎜ | 447㎜ |
低い ソファー | 554㎜ | 585㎜ | 647㎜ |
高い ソファー | 754㎜ | 785㎜ | 847㎜ |
ダイニング チェアー | 854㎜ | 885㎜ | 947㎜ |
❸ FN2サイズ別の重量
テレビ台を安全に使用するためには、テレビ台が耐えられる最大荷重を確認することが重要。
FN2の総重量(本体+卓上スタンド)の重さに対し、少なくとも5〜10kg以上耐荷重性能に余裕があるテレビ台を選びましょう。
55v型 | 50v型 | 43v型 |
---|---|---|
25.5kg | 20.5kg | 14.5kg |
FN2に最適なテレビ台の例
FN2はサイズバリエーションが小さ目のため、高さ調整が可能で、耐荷重にマッチした高級感のあるテレビ台が合います。
高さ300㎜のテレビ台を使用すればある程度の視聴環境を維持できます。
サイズ 中心高 | 床に 座る | 低 ソファー | 高 ソファー | ダイニング チェアー |
---|---|---|---|---|
55v型 764㎜ 884㎜ | 適 | 適 | 最適 | 最適 |
50v型 733㎜ 853㎜ | 適 | 適 | 最適 | 最適 |
43v型 671㎜ 791㎜ | 適 | 最適 | 最適 | やや低 |
VESAを使用したFN2で最適な視聴位置
テレビ本体裏側にあるVESAという4つのネジ穴を使用すれば、壁掛けやテレビスタンドを使用して最適な高さでテレビ視聴が可能となります。
FN2の場合、55v型と50v型はVESA位置が下寄りのため、実際に設置した際は画面センターがイメージより高い感じとなるでしょう。
一方で43v型は逆にVESA位置が上寄りなので、テレビ設置後は画面センターがイメージより低くなるでしょう。
VESAを利用してテレビを設置する際は、重量とVESAサイズが適合することが必要ですが、壁掛けセットやテレビスタンドの適合条件も合致しているか確認が重要です。
FN2に最適なテレビスタンド情報が入手でき次第、記事のリンクを載せる予定です。
録画性能
視聴性能はリアルな見やすさだけではなく、後日視聴するための録画性能も無視できません。
4Kアクオスはマルチチューナー対応なので、裏録や2番組同時録画が行えるため大容量の外付けHDDを導入し、視聴環境を整えることが肝要です。
特にシャープアクオスの場合は動作が保証されない外付けHDDもあるため、動作適合した安全な外付けHDDで視聴環境を整えましょう。
アクオスに適合する電源レスのコンパクトHDDもおすすめです♪
FN2視聴環境・設置性の評価
評価:3.0
このクラスならこんなものなのだ。
評価:4.0
一応先進的な内容は網羅しているわね。
評価:4.0
こっちも見やすいし、卓上スタンドが省スペースタイプだから設置性は評価できるね。回転するのも同じだ。
視聴性能は良好な評価です。
- 明るい部屋で視聴することが多い人
- 広いリビングで視聴位置を動かすことが多い人
- 高性能な小型液晶テレビが欲しい人
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[4K液晶アクオスエントリーモデル]
FL1シリーズ|サイズ展開:65v・50v・42v|
FL1シリーズ視聴性能アップの工夫
高精細「低反射パネル」と環境センシング
FL1のパネルは低反射パネルを搭載し、明るい場所での視聴性を向上します。
また、環境センシングによって最適な画質へ調整します。
音声補正技術
今期のシャープアクオスにも、視聴空間全体の音響パワーの変化を捉え音質の補正を行う新音声補正技術が導入され、視聴環境による音の格差を緩和します。
卓上スタンドを使用したFL1で最適な視聴環境
卓上スタンド使用時のFL1シリーズのサイズ別(65v/50v/42v)寸法は上図の通り。
この寸法から割り出される最適な視聴高さとテレビ台に求められる重量を把握し、安全で健康に視聴可能なテレビ台を選定することが視聴性能の向上へ繋がります。
把握すべき重要な3つの数字を解説します。
❶ 床へ直置きした際の画面センター高さ
先ずはFL1に卓上スタンドを設置した場合の画面センター位置を把握します。
ポジション | 65v型 | 50v型 | 42v型 |
---|---|---|---|
通常 | 495㎜ | 394㎜ | 333㎜ |
❷ 視聴体制による理想的なテレビ台の最大高さ
卓上スタンドを設置した際の画面センター位置から、視聴体制ごとに画面センター位置となるテレビ台の高さを明確にします。
テレビ視聴時は画面センター位置より目線が高い方が理想(最大500㎜上まで)なので、FL1の場合は下表の数字よりも低めのテレビ台を選定することが理想。
視聴体制 | 65v型 | 50v型 | 42v型 |
---|---|---|---|
床に 座る | 305㎜ | 406㎜ | 467㎜ |
低い ソファー | 505㎜ | 606㎜ | 667㎜ |
高い ソファー | 705㎜ | 806㎜ | 867㎜ |
ダイニング チェアー | 805㎜ | 906㎜ | 967㎜ |
❸ FL1サイズ別の重量
テレビ台を安全に使用するためには、テレビ台が耐えられる最大荷重を確認することが重要。
FL1の総重量(本体+卓上スタンド)の重さに対し、少なくとも5〜10kg以上耐荷重性能に余裕があるテレビ台を選びましょう。
65v型 | 50v型 | 42v型 |
---|---|---|
22.5kg | 12.5kg | 10.5kg |
FL1に最適なテレビ台の例
FL1はサイズバリエーションがちょっと複雑なため、高さ調整が可能で、耐荷重にマッチした高級感のあるテレビ台が合います。
高さ300㎜のテレビ台を使用すればある程度の視聴環境を維持できます。
サイズ 中心高 | 床に 座る | 低 ソファー | 高 ソファー | ダイニング チェアー |
---|---|---|---|---|
65v型 813㎜ 933㎜ | ほぼ適 | 適 | 最適 | 最適 |
50v型 712㎜ 832㎜ | 適 | 適 | 最適 | 最適 |
43v型 651㎜ 771㎜ | 適 | 最適 | 最適 | やや低 |
VESAを使用したFL1で最適な視聴位置
テレビ本体裏側にあるVESAという4つのネジ穴を使用すれば、壁掛けやテレビスタンドを使用して最適な高さでテレビ視聴が可能となります。
FL1の場合、65v型はVESA位置がかなり下よりのため、実際に設置した際は画面センターがイメージより高い感じとなるでしょう。
一方で50v型/42v型はVESA位置がほぼセンターなので、テレビスタンドへ設置してもイメージ通りの高さになります。
VESAを利用してテレビを設置する際は、重量とVESAサイズが適合することが必要ですが、壁掛けセットやテレビスタンドの適合条件も合致しているか確認が重要です。
FL1に最適なテレビスタンド情報が入手でき次第、記事のリンクを載せる予定です。
録画性能
視聴性能はリアルな見やすさだけではなく、後日視聴するための録画性能も無視できません。
4Kアクオスはマルチチューナー対応なので、裏録や2番組同時録画が行えるため大容量の外付けHDDを導入し、視聴環境を整えることが肝要です。
特にシャープアクオスの場合は動作が保証されない外付けHDDもあるため、動作適合した安全な外付けHDDで視聴環境を整えましょう。
アクオスに適合する電源レスのコンパクトHDDもおすすめです♪
FL1視聴環境・設置性の評価
評価:3.0
今期のアクオスもスタンダードモデルの視聴性の良さをちゃんと考えているのだ。
評価:3.5
55v型と50v型がエッジタイプなのが少し残念ね。43v型は直下型でお買い得感があるわ。
評価:3.5
引き続き、アクオスって基本機能は共通性があっていいね。
FL1もサイズによってバックライトの方式が変わるので注意。今期も基本的な視聴性能アップの工夫は上位機種と大きな差はありません。
- 広いリビングで視聴位置を動かすことが多い人
- 設置スペースの狭いテレビ台を使用する人
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視聴環境・設置性の評価まとめ2023年モデルシャープ・アクオス
評価モデル | |||
---|---|---|---|
FS1 | 4.5 | 4.5 | 4.5 |
FQ1 | 4.0 | 4.0 | 3.5 |
FN1 | 3.0 | 4.0 | 4.0 |
FN2 | 3.0 | 4.0 | 4.0 |
FL1 | 3.0 | 3.5 | 3.5 |
この記事では2023年発売のシャープ・アクオスの視聴性と設置性ついて評価を行いました。
また、最適な視聴環境を構築する際に必要な知識と、最適なテレビの置き方についても情報を発信。
高機能で高価なアクオスを選んでも、そのテレビに適した視聴環境を整えないとせっかくの機能も無駄になってしまいます。
見落としがちな視聴環境についても購入の検討材料とすることをおすすめします。
良い買い物をして下さい♪