【ソニー4K液晶ブラビア】X95J・X90J・X85J・X80Jシリーズ4機種の違いを解説

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最新のソニー4K液晶ブラビア4機種の違いについて、価格差との価値を比較しながら内容の違いを解説します。

もちろん、発売前の機種もあるためスペック比較となりますが、現物確認前の事前調査用に活用して下さい。

まあ、詳細は各項目で解説致しますが、結論から書けば価格差的には上から2番目の「X90J」が同機種内では最もコスパが良さそうです。

各機種の詳細評価は別記事で展開致します。

ソニー4K液晶ブラビア「ソニーブラビア公式

この記事の著者
nigaoemaker(普通2)

長年製造業に従事し豊富な知見を活かした分析が得意なブロガー
えだまめくん
edamamekun

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X95J・X90J・X85J・X80Jと前モデルの位置付け

グレード前モデル新モデル
フラッグシップX95J
プレミアム①X9500H
プレミアム②X90J
ミドルX8550H
X8500H
X85J
エントリーX8000HX80J

グレードの分け方については賛否両論ありますが、文言はともかく、大きく分けると4つのグレードに分類することが可能です。

注目すべきは「フラッグシップ」という冠で、本来なら全てのブラビア製品中で最高の機種が名乗るべき別称ですが、今期のソニーブラビアでは有機ELシリーズ液晶シリーズ各々最高峰の製品に冠してしました。

なお、プレミアムの位置付けを2つ設定したのは、前モデルと新モデルで若干の機能格差を感じたからです。

X95J・X90J・X85J・X80Jの基本情報

2021-2022モデルのソニー4K液晶ブラビア4機種で共通するサイズは「65型」のみ。

価格の違いを含め、スペックの比較は「65型」について行っています。

サイズ展開

■新型4K液晶ブラビアのサイズ展開

機種85v75v65v55v50v43v
X95J⭕️⭕️⭕️
X90J⭕️⭕️⭕️⭕️
X85J⭕️⭕️⭕️⭕️⭕️
X80J⭕️⭕️⭕️⭕️

今期の4K液晶ブラビアでは、最高峰の「X95J」が65型以上の超大型機だけのラインナップへ変わり、売れ筋の「55型」の選択はセカンド機「X90J」以下でしか選択できません。

また、ランナップの方針も変わり、前モデルでは中間機がX8550HX8500Hの2つにサイズバリエーションで分かれていましたが、今期は「X85J」の1品番で統一されシンプルな展開です。

価格差

■X80Jを基準とした価格差

機種価格倍率
X95J352,000円2.29倍
X90J297,000円1.93倍
X85J253,000円1.64倍
X80J154,000円
2021/6ソニーストア販売価格

本記事執筆時点では発売前の製品も含まれますが、ソニーショップで発表された価格で機種間の価格差を比較。

エントリー機とミドル機(中間)の価格差が10万円弱と大きく、その他は概ね5万円程度の価格差の状況でした。

今後市場価格が安定すれば上位機種の価格は大幅に下がると考えられますが、注目点は他社のハイエンド液晶との価格差が上位2機種とどの程度になるか?

  • 「X95J」が他社よりも大幅に高くなるか、同等になるのか
  • 「X90J」が他社と同等の価格となるのか、安くなるのか

比較が行いやすい売れ筋の「55型」を最上位機種で外したソニーの意図が見え隠れするところですね。

仮に「X90J」が他社のハイエンド液晶と同等レベルの価格で安定した場合、ソニー液晶ブラビアの価格は底上げされたことになり、購買層にとっては残念なことになります。

では、各機種のスペックの違いと価格差について検証してみましょう。

X95J・X90J・X85J・X80J(画質の違い)

テレビは見るものなので画質で価格差を確認することは重要です。

65型を比較後の結論は次の通りで、コスパ的に「X90J」の優位性が伺えました。

  • 上位2モデルと下位2モデルでは高画質プロセッサーが違い根本的な差がある
  • 上位2モデルの差は「高輝度」と「視野角」改善技術の差(75型の場合はパネル反射技術の差も加わる)
  • 下位2モデルの差は「倍速」技術の有無のみ

上位機種と下位機種の根本的な違い

■高画質プロセッサーの差

X95J/X90JX85J/X80J
認知特性プロセッサー「XR」高画質プロセッサー「HDR X1」

今期のソニー4K液晶ブラビアは、心臓部と言える高画質プロセッサーについて2つの選択肢を展開。

上位2モデルには新型有機ELブラビアと同じ、新開発の認知特性プロセッサー「XR」を搭載し、関連する映像技術についても「XR」を基盤としたアップデートが図られています。

一方、下位2モデルは前モデルと同じ「HDR X1」を引続き採用しており、明らかな「差」は否めない状況。

更に上位モデル、下位モデル内でも機種間の格差があります。

高画質プロセッサーによる機能の差

■認知特性プロセッサー「XR」【上位モデル】

技術X95JX90J
超解像XR 4K アップスケーリング
鮮表現XR トリルミナス プロ
高輝度XR コントラスト ブースター 10XR コントラスト ブースター 5
倍速XR モーション クラリティー
明暗直下型LED部分駆動
低反射エックス アンチ リフレクション*
視野角エックス ワイド アングル
*65型を除く

上位モデルのX95JとX90Jの画質面の違いは2つで、金額差は55千円。

  1. 高照度技術
  2. 低反射対策
  3. 視野角(VAパネルの弱点克服)

「XR コントラスト ブースター 10」と「XR コントラスト ブースター 5」の具体的な数値差は不明ですが、ピーク輝度アップによって色彩の深みが増すことは明らかです。

明るさを増すことで画質が白く浮く訳ではなく、色彩の再現幅が広がり(ダイナミックレンジ)、特にHDRのような高精彩ソースの再現性がアップ。

逆に言えば、地デジなどの一般放送については、明るい場所での視聴性が良くなる以外の恩恵は小さいでしょう。

2つ目の「低反射対策」は残念ながら65型が除外されていますが、技術対策を謳ってきたことは素晴らしいことです。しかし、必ず自身の目で進化を感じられるか確認することが重要。

画質面、最後の違いは前モデルX9500Hで採用された「エックス ワイド アングル」技術です。

ソニー4K液晶ブラビアのこだわりである「VAパネル」は、高コントラストという特徴を持つ一方、横からの視聴では暗くなり見難いという弱点がありました。

その弱点を対策したものが「エックス ワイド アングル」ですが、これも反射対策同様に現物比較の上でその効果を自身で確かめる必要があります。

正直、前モデルX9500Hで現物確認を行なった際、大きな違いは感じられなかった…。

■高画質プロセッサー「HDR X1」【下位モデル】

技術X85JX80J
超解像4K エックス リアリティー プロ
鮮表現トリルミナス プロ
高輝度
倍速モーションフローXR240
明暗LEDバックライト
低反射

上位モデルと下位モデル(価格差44千円)では「XR」技術が最も大きな違いですが、細かく見れば「高輝度」「低反射」の対策も欠けており、明らかに一般放送視聴を中心に捉えた仕様です。

更に下位モデル内の格差(価格差99千円)を見ると、エントリモデルのX80Jは「倍速」機能がありません。

上位モデルと下位モデルは、心臓部である高画質プロセッサーとそれに関連する映像技術の大きな差があるため、金額的な差は納得できるでしょう。

しかし、映像技術面だけを見ると下位2モデル間の差は正直大き過ぎる感じです。

音質面でその差は縮まるのでしょうか?

X95J・X90J・X85J・X80J(音質の違い)

音質面に関しては、各社スピーカーの数など物理的な面で差を付ける箇所。

ただ、最新のテレビでは立体音響技術の内容についても無視できないため、ソフトとハード面を総合的に検証しましょう。

  • 上位2モデルは高音質技術にも認知特性プロセッサー「XR」を採用
  • 上位2モデルの差は「スピーカー構成」と「出力」の違い
  • 下位2モデルの差は「立体音響」技術と「視聴性向上」の有無で差が大きい

上位2モデルは認知特性プロセッサー「XR」が音質を制御

■高音質プロセッサーの差

X95J/X90JX85J/X80J
認知特性プロセッサー「XR」回路制御

新高画質プロセッサーである認知特性プロセッサー「XR」特徴は、高音質プロセッサーとしても機能すること。

音と映像のマッチング性能がより向上し、音源がステレオであれば3Dの立体音響へ変換までしてくれます。

一方、独立制御の下位2モデルは旧来技術であり、次の通り大きな差であることが分かるでしょう(価格差44千円)。

  • 音声制御回路の違い
  • スピーカー構成の違い
  • 自動音場補正で「位置補正」の有無
  • 立体音響の有無
  • 視聴性向上技術の有無

■認知特性プロセッサー「XR」【上位モデル】

技術X95JX90J
スピーカーミッドレンジ×2
トゥイーター×2
サブウーファー×1
フルレンジ×2
トゥイーター×2
出力50(10+10+10+10+10)20(10+10)
自動音場補正部屋環境補正+位置補正
3D音響3D サラウンド アップスケーリング
立体音響S-Forceフロントサラウンド
視聴性ボイスズーム2

上位モデルのX95JとX90Jの音質面の違いは1つで、金額差は55千円。

  1. スピーカー構成

立体音響技術を中心としたソフト面の違いは無く、ハード面であるスピーカーの違いが選択の基準

スピーカー構成による豊かな音の再現性に差が出ることはもちろん、最も大きいのがサブウーファーの有無で、重低音の安定性は「X95J」が有利です。

ただ、音に関してのみ「X90J」に不満があれば、サウンドバーで十分補えるので安心ですね。

\ サウンドバーを追加すればOK /

立体音響が劣る下位2モデル

■回路制御【下位モデル】

技術X85JX80J
スピーカーフルレンジ×2
出力20(10+10)
自動音場補正部屋環境補正
3D音響
立体音響
視聴性

下位モデルと上位モデルの差が大きいことは前述の通りですが、下位2モデル間の差は全くありません。

両モデルの価格差は「99千円」と画質同様に価格差の方が明らかに大きいため、今後、最廉価モデルである「X80J」の価格へ各モデルが収束することが考えられます。

X95J・X90J・X85J・X80J(その他機能の違い)

新ソニー4K液晶ブラビア4モデルでは、「音声機能」「HDMI2.1」「USB端子数」で細かい機能差があります。

逆に言えばその他機能については大差なく、あまり重要視しなくても良さそう。

■上位モデル

技術X95JX90J
音声機能ハンズフリー音声検索
HDMI2.14K/120fps、eARC、VRR、ALLM
USB端子

上位2モデルでは「USB端子」が3つであるか2つであるかの違いだけ。

重要なのは外付けHDDの接続に必要な「USB3.0」で、この点は両モデル問題ありません。

■下位モデル

技術X85JX80J
音声機能
HDMI2.14K/120fps、eARC、VRR、ALLMeARC
USB端子

下位モデルと上位モデルでは、テレビ本体に標準装備のGoogleアシストと連携する「ハンズフリー音声検索」の有無が大きな違い。

また、「HDMI2.1」の付加機能について下位2モデルでは差があります。

いずれも不要な人には関係のない機能かもしれません。

X95J・X90J・X85J・X80Jの違いまとめ

本記事では新ソニー4K液晶ブラビア4モデルの違いについて書きました。

最後にここまで確認した各モデル間の違いについてまとめましたので、価格差との違いとその価値についてご確認下さい。

上位2モデルの違い

■X95JとX90J価格の違い「55千円」

技術X95JX90J
高輝度XR コントラスト ブースター 10XR コントラスト ブースター 5
低反射エックス アンチ リフレクション*
視野角エックス ワイド アングル
スピーカー4.1ch4.0ch?
出力50W20W
USB端子
*65型は除外なので価格差は無い

上位2モデル間の価格差は「55千円」ですが、価格が安定すればその差は徐々に縮まることが予想されます。

画質・音質にその差を埋める価値があるか?

冷静に見極めたいところです。

上位モデルと下位モデルの違い

■X90JとX85J価格の違い「44千円」

技術X90JX85J
高画質認知特性プロセッサー「XR」高画質プロセッサー「HDR X1」
超解像XR 4K アップスケーリング4K エックス リアリティー プロ
鮮表現XR トリルミナス プロトリルミナス プロ
高輝度XR コントラスト ブースター 5
倍速XR モーション クラリティーモーションフローXR240
明暗直下型LED部分駆動LEDバックライト
スピーカー4.0ch2.0ch
出力40W20W
自動音場補正部屋環境補正+位置補正部屋環境補正
3D音響3D サラウンド アップスケーリング
立体音響S-Forceフロントサラウンド
視聴性ボイスズーム2

上位モデルと下位モデルの境界である「X90J」と「X85J」の違いは、価格差よりもスペックの差が明らかに大きいと考えます。

もちろん、価格が安定すればこの2モデルも価格差は小さくなり、「X90J」のコスパは更に上がるでしょう。

新ソニー4K液晶ブラビアの購入を検討する場合、必ず「X90J」の価格を基準に比較することが重要になります。

下位2モデルの違い

■X85JとX80J価格の違い「99千円」

技術X85JX80J
倍速モーションフローXR240
HDMI2.14K/120fps、eARC、VRR、ALLMeARC

下位2モデルについては大きな差は無く、価格重視であれば最廉価モデルの「X80J」で十分だと考えます。

価格差「99千円」という大差は価格が安定すれば必ず埋まるので、現状は参考になりません。

ただ、高性能なゲームを行う予定があれば、価格差の価値を確認しつつ「X85J」以上のモデルを選ぶことをおすすめします。

良い買い物へ繋げて下さい♪

\ 価格チェックはこちらから /

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