当ブログでは、テレビ関係については有機EL、液晶共に基本的には「高機能」「55型以上のバリエーションがある」ものをご紹介しています。
今回解説を行うTOSHIBA REGZA M530Xは、55型を含む豊富なバリエーションを有しているものの、決して稀有な機能があるわけではありません。
しかし、各社液晶のフラッグシップ機の下には必ず同じ様にセカンド機を展開し、消費者ニーズに広く応えようと必死。
有機ELテレビでもフラッグシップ機の下に、セカンド、サードと選択肢を広げるようになった昨今、液晶テレビもセカンド機まで突っ込んだ分析が必要です。
そういう訳で、今回はTOSHIBA REGZA液晶シリーズのセカンド機である「M530X」を4回に分けて徹底的に評価して行きます♪
既に「コスト面」では他社を圧倒するM530Xシリーズですが、本当にコスパが高いのか?気になりますね。
先ず第1回目は、セールスポイントを冷静に分析しましょう。
ここでは一喜一憂しないようにご注意!
価格よりも機能を重視
こだわり派
価格がいくら高くても、こだわりの機能には絶対に妥協をしないのだ。
機能と価格のバランスを重視
リーズナブル派
自分の生活にマッチした買い物に拘り、価格に見合わない製品は絶対に購入しないわ。
機能そこそこで価格を重視
コスト重視派
価格が安ければ多少機能が劣っても構わない。一般家庭でハイスペックは不要だね。
では、各人の趣向を踏まえてこの製品を評価して行きましょう♪
4K液晶テレビ 東芝レグザ M530X とは
モデル | シリーズ | 分類 | サイズ展開 |
---|---|---|---|
2019夏 (19'6月) | レグザ M530X | 液晶 テレビ | 65v/55v 50v/43v |
冒頭解説した通り、REGZA M530X serise はTOSHIBA(東芝)液晶テレビの中では、Z730Xに続くセカンド機にあたります。
発売時期はZ730Xと同じで、2019-2020モデルでは最新のテレビ。
前期は同様にセカンド機としてコスパが良いことで評判だった「M520X」です。
4K液晶テレビ 東芝レグザ M530X のセールスポイント
- BS4K/110度CS4Kダブルチューナー内蔵
- バランスの良い迫力のあるサウンド(レグザパワーオーディオシステム)
このクラスになると、上位機種のような「売り」は少なく、如何に必要な部分を残し、コスパを両立させるかが勝負です。REGZAの代名詞とも言える「タイムシフト」機能はありません。
1.4Kダブルチューナー内蔵
4Kダブルチューナー内蔵機能は、2019-2020年モデル、各社フラッグシップ機は勿論のこと、下位機種でもセールスポイントとして機能を盛り込んだことは、4Kチューナー内蔵テレビ元年とも言えますね。
良く言えば機能強化、悪く考えると機能向上がほぼ無いモデルチェンジとも言えるわね。
コストアップが無ければ問題ないけど、4K放送のコンテンツがもっと充実しないと意味がないよね。
ほうほう♪このクラスでも4Kダブルチューナーが付くとは驚きなのだ。
基本的には他に目玉も無いので、最低限のセールスポイントと言えます。
評価:5.0
取りあえず今期は4Kダブルチューナー機能付が最低限必要なのだ。
評価:3.0
付いていればいざという時に慌てなくて済むわ。
評価:2.0
4Kダブルチューナーなんてどれだけの世帯が必要とするのか疑問だね。
ハードディスクを強化して裏録に備えましょう♪
東芝レグザ適合のHDD情報は「HDD【2020版】東芝レグザ & ハイセンスにおすすめのテレビ録画用外付けハードディスク」をご覧下さい!!
2.バランスの良い迫力のあるサウンド
東芝REGZAのハイエンド機と言えば「バズーカ」スピーカーですが、M530Xシリーズでは非常にシンプルな「レグザパワーオーディオシステム」を採用しています。
M530Xのスピーカーは20Wで、パネル下部に配置されていますが、音像再現はパネル正面から聞こえるように処理されています。また、上位機種と同様に「クリア音声」で人の声も強調できます。
20Wだと上位のZ730X(80W)と比べて大分見劣りするね。
でも、このクラスは20W~30Wが大半だから標準的よ。
高級機を見て分かる通り、スピーカー部には結構お金がかかっています。普及機を目指す場合は妥協せざるを得ない部分です。
まあ、出力前回なんてあり得ないし、電気代も安く済みそう。きっちり上位機種の機能も盛り込んでいるからスペック的には安心だね。
昔の安物テレビみたいに音割れはありませんよ。でも、更に音を厚くしたいなら、市販のシアターバーをどうぞ。REGZA純正もあるのでおススメです。
評価:2.0
モニターとして活躍できる有機ELテレビなら問題ないが・・・。評価は悪くて仕方ないのだ。
評価:2.0
クラス内では標準的って言っても、実は最低水準の出力なのよ。それでも少しは努力を認めるわ。
評価:2.0
オーバースペックも嫌だけど、極端に低いのもね。いや、出力だけじゃ音が決まらないとは分かっているけど、セールスポイントとしては若干弱いね。
大型テレビの画面って直ぐに汚れます。
更に音質を良くするならサブウーファーで低音強化!
4K液晶テレビ 東芝レグザ M530Xの受賞歴
TOSHIBA REGZA M530XシリーズはAV機器を専門家が評価する「Hivi」「VGP」の権威ある二つの団体からの受賞歴はありません。
上位機種のX730Xの受賞理由の内、M530Xシリーズで採用されている技術はなし。
(参考)Z730Xの受賞理由(Hivi Summer & Winter)とM530X機能の比較
Z730X受賞理由(Hivi) | M530Xの仕様 |
---|---|
全録が可能な「タイムシフトマシン」 | 設定なし |
AI搭載のレグザエンジンProfessional | レグザエンジン Evolution-S |
バズーカオーディオシステムPRO | レグザパワーオーディオシステム |
有機ELテレビ M530Xの「セールスポイント」総合評価
では、これまで確認したM530Xのセールスポイントについて総合評価を行ってもらいましょう。
評価:2.3
ここまでセールスポイントが有機ELテレビと乖離するとは思ってもみなかったのだ。
評価:1.7
うーん、正直言って4Kダブルチューナーだけ?
評価:1.3
僕にとって4Kダブルチューナーは、最もどうでも良いセールスポイントだね。
いやぁ~、なかなかの低評価だ。ハイエンド機ばかり見てきて少し評価が厳しくなったかな?引続き設置スペースなどの「視聴環境」について評価しましょう。以下のリンクかこちらから移動して下さい。
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