TOSHIBA REGZA 有機ELテレビ X9400の徹底評価。
4つの視点から分析する今回は、3回目「X9400の機能」を細かく見て行きましょう。
「4K有機ELテレビ東芝レグザ X9400 ①セールスポイントの評価」
「4K有機ELテレビ東芝レグザ X9400 ②最適な視聴環境を整える」
2回の分析ではX9400の細かな改善点が見て取れましたが、基本機能も改善施策が伺えるか?
いつもの3人によるレグザX9400の評価を参考に、自身のライフスタイルにマッチした機種であるかを見極めて下さい!
価格よりも機能を重視

価格がいくら高くても、こだわりの機能には絶対に妥協をしないのだ。
機能と価格のバランスを重視

自分の生活にマッチした買い物に拘り、価格に見合わない製品は絶対に購入しないわ。
機能よりも価格を重視

価格が安ければ多少機能が劣っても構わない。一般家庭でハイスペックは不要だね。

では、各人の趣向を踏まえてこの製品を評価して行きましょう♪
4K有機ELテレビ 東芝レグザ X9400の「機能」を徹底解剖
購入者層で大きく要望が異なる「機能」面について解説しましょう。求める機能とマッチするか慎重に見極める箇所ですね。

先ずは機能面に関する皆さんの総合評価です。
評価:

音響技術については相変わらずハード的な強化のみで、ソフト的な魅力が乏しいのだ。次期有機ELレグザに期待したいのだ。
評価:

機能はトータル的に最高水準を網羅しているから安心だけど、有機ELの弱点について改善する姿勢が見られないのが残念。一般家庭では維持費を含めたコスト前提で選択を考えるべきね。
評価:

細かい部分は各社の個性で違いがあるけど、必要なものは全て最高グレードで備わっていることは確か。僕には無用の長物だけどね。

フル装備であることを皆さん評価していますが、音響面(ソフト)、有機ELの弱点改善、コストなど不満点も明確です。では、更に細かく見てみましょう。
レグザX9400のチューナー数に係る機能評価

チューナー数に関する評価を最初に教えて下さい。

タイムシフトのチューナー数で業界最大手なのだ。

他社を圧倒するチューナー数だわ。

う~ん、タイムシフトはやっぱ凄いね。
地上波デジタル
9チューナー

タイムシフトが無いレグザはダメなのだ。

やっぱりタイムシフトは凄いわ。

レコーダー不要だからコスパ最高!
BS/CSデジタル
3チューナー

当たり前の数なのだ。

あると便利ね。

BS見ないけど、あれば後々便利かな。
BS/CS4K
2チューナー

4Kの視聴比率が高いから嬉しいのだ

将来のためにあると良いわ。

4Kつまんないし一つでいいね。
2画面対応
〇

無いと始まらないのだ。

やっぱりあると便利ね。

庶民はこういうのが好きなんだ。
タイムシフトマシンに対応したHDDは「HDD【2020版】東芝レグザ & ハイセンスにおすすめのテレビ録画用外付けハードディスク」でまとめて紹介しています。
テレビ録画用外付けハードディスク選びの時間短縮でお使い下さい!

レグザX9400には、24時間録画可能なタイムシフトマシン対応のハードディスクを選ぶのがカギです。
裏録用のハードディスクは必ず準備!
レグザX9400のネットワークに係る機能評価

ネットワークに関する総合評価を最初に教えて下さい。

Bluetoothはもういいのだ。今はスマート化が重要なのだ。

googleとAlexaを対応していれば十分じゃない?

見落としがちだけど、LINE CLOVAも連携できるんだよ。
無線LAN
IEEE802.11a/b/g/n/ac

「ac」規格まで準拠。当たり前に高速化は十分なのだ

最近の機種では当たり前ですね

最早これ以下は無い
スマート化
google〇、Alexa〇、Apple×、CLOVA〇

メジャーな2つはしっかり対応できてるのだ。

これならどんな家庭でも対応できるわ。

タイムセールで買った僕のAlexaが活用できる…。
VOD(Video On Demand)
未対応:Android TV/FOD

必要十分な対応なのだ。

Amazonプライム対応が重要よ。

こんなもんでしょ。

Bluetoothはこだわっても仕方ないので、今後はスマート化が重要ですね。
無線ルーターは大丈夫?最新のWifi6対応製品を選ぼう!
レグザX9400の外部端子に係る機能

外部端子機能に関する総合評価を最初に教えて下さい。

ここはレグザ最強ゾーンなのだ。

HDMI端子の数は相変わらず凄いわね。

一般人はUSB端子の数だけ重要。
USB
USB3.0×2/USB2.0×2

3.0規格が2つあるのは凄いのだ

タイムシフト様様ね。

普通より沢山あって得した気分だね。
HDMI
ARC対応×1/HDCP2.2×7

最先端の機器が沢山接続できるんだな。

凄い数!余裕の将来性だわ。

HD録画とDVDで十分だけど仕様として必須だね。
その他
各1つ
VIDEO/光デジタル音声出力/有線LAN/イヤホン・サブウーファー

あって当たり前なのだ

使う機会はないけど、一部には必要なんでしょうね。

古い機器も繋げるし、あって当たり前だよね。

レグザフラッグシップ機らしい端子の充実度です。
HDMIケーブルは最高級品を選ぶと間違いありません。
レグザX9400の映像機能

映像機能に関する総合評価を最初に教えて下さい。

最高レベルのフラッグシップ機なのだ。

クラウドAI技術によって評価を高めたわね。

クラウドAIによる映像の進化を早く知りたい。
受信機能
4K放送まで対応
ハイビジョン(HD)/フルハイビジョン(FHD)/4K/8K

4K対応は当たり前なんだな。でも、8K非対応は残念なのだ。

有機ELテレビなんだから4K対応でないとね。8Kは無くて普通だわ。

8Kなんて映像ソース無いし未対応で普通だよ。4Kも当たり前。
パネル方式
有機EL

有機EL映像は最高なのだ

寿命とコスパは?だわ。

液晶で十分でしょ。
パネル反射改善
ハーフグレア

進歩は感じられないのだ。

何かやった!って宣伝してないから進歩していないんでしょうね。

有機ELテレビの反射対策は限界だね。だって、黒が売りなんだもん。
HDR対応
10+/DV/HLG

フラッグシップ機となれば最低でもこの線なのだ。

価格を考えれば当たり前とも言えるけど…

HDR対応しないと映像の幅が広がらないね。
特異性
クラウドAI技術

まだまだこの先期待の技術なのだ。

非常にユニークな試みで楽しみだわ。

クラウドサーバーの維持にいつかお金を取られそう…

クラウドAI技術という特異性が光る今期の東芝レグザです。
パネルにホコリが溜ると見え難くなります。
レグザX9400の音声機能

音声機能に関する総合評価を最初に教えて下さい。

考え抜いたスピーカー構成と大容量化は高く評価できるのだ。あとは他社に後れを取らない対応を行うのだ。

他社にある有名技術が無いと何か損した気になるわ。

国際規格の仕様があれば分かり易いのにね。
出力
142W(48v=72W)

東芝レグザは本当に音作りは真剣なのだ。

クラス最高だわ。凄い。

素直にここはお金がかかってると思う。
特異性
レグザパワーオーディオX-PRO

考えられたユニット構成なのだ。しかし、他社にあってレグザに無いものがあると気になるのだ。

良いと思う。思うけど・・・やっぱり欲しいわドルビーアトモス。

ハードは凄く良いんだよ。でも庶民はカタログに書いてある仕様で悩むんだってことを知って欲しい。

皆さんハード技術は凄く高い評価だけど、ドルビーアトモス無しが何故か気になるみたいですね。トレンドだから仕方ないか(笑)
サブウーファーで更に音質は上げられます。
純正のシアターバーを接続すれば音はもっと良くなる!
4K有機ELテレビ 東芝レグザ X9400の「省エネ」性能と想定寿命
ランニングコストは一般家庭にとっては重要です。視聴環境によっては、有機ELテレビは普通の液晶テレビより月間数千円高くなるのです。
そして、視聴環境がハードになれば当然パネル寿命も短くなりますよね。
レグザX9400の省エネ性能

先ずは「省エネ」性能の評価を見てみましょう。やっぱりコスト重視派の評価は厳しいですね。
評価:

有機ELテレビは、電気代がかかって当然なのだ。
評価:

電気代は相変わらずPanasonic最高峰のGZ2000並みね。使い道を選ぶ機種だわ。家族構成で検討基準を変えて行きましょう。
評価:

生活困窮の最中、やっぱり有機ELテレビなんて買えないわ!

今期トップクラスの省エネ性能を有す、PanasonicのIPS液晶モデル「HX900」と比較してみました。年間消費電力量に惑わされず、しっかりシミュレーションしましょう。
項目 /機種 | X9400 65型 | HX900 65型 | X9400 55型 | HX900 55型 |
---|---|---|---|---|
消費電力 | 517W | 183W | 413W | 163W |
年間消費電力量 | 240kWh/年 | 137kWh/年 | 230kWh/年 | 123kWh/年 |

数字を見ただけで凄い差ね。でも、年間消費電力量はあてにならないので、消費電力で計算して。

家族構成など、家庭の事情を分けて比較しようね。
- (A)共働き世帯・独身世帯-282時間
- (B)引退世帯・老後世帯-486時間
- (C)大学生やフリーターニートの子供が居る世帯-382時間
- (D)カタログ値 年間消費電力
- 電力単価=24.00円/kWh
- 使用電気量は消費電力の70%で計算
- カタログ値 年間消費電力はそのままで計算

計算結果はやっぱり年間消費電力量と大きく乖離します。また、IPS液晶と比較する2~3倍の電気代がかかることは既出ですね。
パターン /機種 | X9400 65型 | HX900 65型 | X9400 55型 | HX900 55型 |
---|---|---|---|---|
(A) | 2,449円 | 867円 | 1,957円 | 772円 |
(B) | 4,221円 | 1,494円 | 3,372円 | 1,331円 |
(C) | 3,318円 | 1,174円 | 2,650円 | 1,046円 |
(D) | 480円 | 274円 | 460円 | 246円 |

やっぱり、月間1,000円~2,500円違うわ。年間で1万円~3万円ってこと?これだけ見ると、やっぱり有機ELテレビは買えないわ。

わしにとっては微々たる差なのだ。

はいはい・・・。
レグザX9400のパネル寿命

「パネル寿命」に対する皆さんの評価です。やっぱりここでもコスト重視派の評価は厳しいですね。
評価:

パネル寿命なんて気にしてたら有機ELテレビは買えないのだ。
評価:

ゆっくり趣味的に視聴するならOKだけど、地デジ中心に1日中テレビを付けっぱなしにするような家庭には必要ないと思うわね。
評価:

価値を見出せば買えばいい。僕は見出せないから有機ELテレビは買わない。

では、引続きパネル寿命の評価状況を確認しましょう。一般的には有機ELパネルの寿命は液晶の半分と言われています。
液晶パネル | 有機ELパネル | ブラウン管 |
---|---|---|
6万時間前後 | 3万時間前後 | 2万時間前後 |

生活パターンに当てはめてみなよ。液晶の方が断然有利なのが分るはず。
パターン /機種 | 液晶パネル | 有機ELパネル | ブラウン管 |
---|---|---|---|
昼間留守が多い (共働き家庭など) | 18年 | 9年 | 6年 |
一日中家にいる (引退世帯など) | 10年 | 5年 | 3年 |
昼夜逆転家族がいる | 13年 | 7年 | 4年 |

まあ、この内容は別の記事で既に解説済ですが、寿命をある程度覚悟して購入する人向けであることは明白です。

テレビは毎年買い替えるものなのだ。

そんな人はあなたを含めてごく僅かだよ。

共働きだし9年もてば御の字。でも、5年しかもたないなら妥協して液晶を買います。もうちょっと安くなれば私はOKかな?

あのね、高い初期投資だけじゃないよ。電気代もちゃんと考慮してね。地デジ世帯は液晶で十分!
4K有機ELテレビ 東芝レグザ X9400 現物確認の注意点
ここまでで、テレビ買替の絞り込みが行えました。X9400をターゲットにした人は「現物確認」で何を注意すれば良いのでしょうか?

現物確認のポイントをは次の3点でしたね。基本に沿って、X9400の具体的な現物確認方法を解説しましょう。
- 映像の好み(品質)
- 音の特性(音質)
- そしてデザイン性
映像の好み(品質)

2020年夏のVGP評価でパネルと映像技術(クラウドAI)でX9400は最高評価を得ています。定評ある有機ELテレビの映像チューニングはクラウドAI技術が加わり、専門家の間でも益々高評価ですが、「自分に合う」のか?他社の製品と比較してその良さを必ず確認しましょう。

専門家の評価に左右されてはダメなのだ。REGZAの色づくりは確かに良い。でも、それが個人的な「好み」かは別物なのだ。他社製品と比較する際は既成概念抜きで、単純に「好みの色」になっているかを確認するのだ。

そうね、専門家の評価基準と「自分の好み」が合致するか分からないわ。「同じ条件で他社と比較」することをおすすめするわ。

いつも言ってるけど、有機ELテレビを比較するのは1点だけ。他社の有機ELテレビとの価格差を縮めるほどのメリットがあるのかをきちんと見極めよう。
音の特性(音質)

ドルビーアトモス全盛のテレビ業界ですが、そこからX9400は本当に取り残されているのでしょうか?普段使いに最適な内容なのか?普段視聴する番組を基準に比較すると分かり易いですよ。

ドルビーアトモスを使用するシチュエーションの有無を考慮しつつ、素直に「好きな音」として評価して欲しいのだ。普段使いを意識するのだ。

何と言っても「聞き易さ」が一番。一番長く使用する状況を想定してね。

これもいつもと同じ。「コスパ」以外何も無い。他社より得する音ならそれを選べば良いんだよ。アトモスの有無もね。
デザイン性

デザイン性が引続き秀逸なX9400。でも、デザイン優先で必要な部分が欠落していたら大変です。毎日の掃除や家庭環境を加味して考えましょう。

TOSHIBA REGZA X9400は下部に「見える」スピーカーとベゼルレスのパネルが特徴なのだ。スピーカーを「見せる」か「見せない」かが各社の違いであることを理解してインスパイアーされるか心に問うのだ。

有機ELテレビの背面は下半分に端子類、上半分が薄型のパネル背面になっているわ。廃熱の溝や端子カバーの状況を良く見て「掃除のしやすさ」を確認しましょう。

ベゼルレスが当たり前の今、スピーカーを全面に出すこだわりのデザインに賛同できるかだね。

皆さんのアドバイス、赤字の部分がカギですね。
デザイン性はテレビの設置方法で大きく変わります。最適なテレビ台やテレビスタンドの選び方は以下の記事でご確認下さい。

有機ELテレビは各社のフラッグシップ機であり、画質のみならずデザイン性も大きな選択基準です。しかし、省エネ性能、耐久性、更に価格など、これらの改善こそ目に見える形で表して欲しいのが本音。最後にX9400の評価をまとめたので、以下のリンクから移動して下さい。
TOSHIBA REGZA X9400の評価
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