3回にわたって東芝レグザ 4K有機ELテレビ X9400のスペックを評価しました。
最終回の今回は、総合評価と合わせ「買い時」と「目標価格」を解説致します。
各社のフラッグシップ有機ELテレビを比較するとメリットもデメリットも一長一短。
4K有機ELテレビ 東芝レグザ X9400は、最も重要な映像機能は進化が見られたものの、音響システムは進化こそあれ、少々不安な状況を感じさせます。
今期はソニー、パナソニックの国内大手2社は有機EL、液晶のメイン機種全てにドルビーアトモスを標準装備するも東芝は未だにバーチャル技術には不参加。
前モデルのX930は美しいデザインと東芝らしい綺麗な絵作りでありながら、他社よりも市場価格が安く「コスパ」の良い製品でした。
今期の東芝は「クラウドAI技術」を全面に打ち出しシェアー維持を図っているが、値ごろ感が無くなれば人気に陰りが生じる可能性すらある。
X9400が東芝レグザのターニングポイントとなるのか?
価格推移を踏まえて、今後の有機ELレグザの方向を探りに行きましょう!
※48型は最終的に発売中止
4K有機ELテレビ 東芝レグザ X9400の総合評価と最適な購入者像
皆さん、ここまでお付き合い頂きありがとうございます。最後にX9400の総合評価と良い点、イマイチの点についてご意見下さい。最適な購入者像に関するお考えも聞かせて頂けると助かります。
評価項目 | |||
---|---|---|---|
セールスポイント | 4.7 | 4.0 | 4.0 |
視聴環境・設置 | 4.0 | 3.5 | 3.0 |
機能 | 3.8 | 3.5 | 3.2 |
省エネ性能 | 5.0 | 3.0 | 1.0 |
パネル寿命 | 5.0 | 3.0 | 1.0 |
価格 | 4.5 | 3.0 | 1.0 |
総合評価 | 4.5 | 3.3 | 2.2 |
買い時 | 欲しい時が買い! | じっくり待って | 買えない |
東芝レグザX9400 こだわり派の評価
最新機能と装備を重視するのだ。
- 素直に「クラウドAI技術」という挑戦を評価したい
- デザインとREGZAらしい美しい映像が上手く調和している
- 音響技術のソフト面について一般受けする対応に遅れ
- クラウドAI技術による映像改善の具体例に乏しい
- REGZAハイエンド機のデザイン、色づくりが好みであれば即買い
- 他社ハイエンド機より素晴らしいと感じられる人
クラウドAI技術に注目が集まる中、きちんと本質を捉えた評価が必要なんですね。
東芝レグザX9400 リーズナブル派の評価
コストと機能のバランス重視よ。
- 常に最適映像化が可能なクラウドAIはコスパの良さを感じる
- フル装備の基本機能と合わせ、タイムシフトマシンによる優位性
- 有機ELの課題解決は何も無い製品
- 音響技術の今後に期待したい
- 生活スタイルでコスパは大きく変わってくる
コスパ優先者には有機ELテレビのイニシャルコストだけではなくランニングコストも重要なようです。
東芝レグザX9400 コスト重視派の評価
価格に対してお得感が重要だね。
- 映像レベルだけを考えれば間違いなく最高レベルである
- クラウドAIなど新たな挑戦を行う姿勢が良い
- コストの面で有機ELテレビは許せない
- ドルビーアトモス対応の方向性が不明
- 少しだけお金持ちの人
- 映像をこよなく愛す人
全く視野に入らないのはどうかとは思いますが、こういう人の価値観や意見も少なくないので重要です。
4K有機ELテレビ 東芝レグザ X9400の買い時は?
初値こそ安く始まったけど、その後はほとんど下がっていないなんてレグザらしくないわ。
東芝レグザの魅力は他社より割安なところだったのに、VGPの高評価で強気なのかな?
前回「いよいよ有機ELテレビもコスト勝負になってきた」なんてコメントしましたが、X9400の価格推移は期待を裏切りました。これはPanasonicGZ2000やSONY A9Gの下落率よりも高値推移なんですよね。驚きです。
X9400 65型も55型とほとんど変わり映えしません。前機種X930の割安感は一体何処へ行ってしまったんでしょう?
それだけ評価が高くて強気だと言うことなのだ。
X930では電気代が安くなれば買おうかな?って思ったけど、X9400の価格ならやっぱり要らないわ。有機ELテレビが買えたとしても、他のメーカーに目移りしそうだわ。
4K有機ELテレビ東芝レグザX9400の買い時と注意点
中国資本への身売りがマイナスでもあり、価格的には消費者にとってプラスでもあありました。X9400は非常に微妙な価格帯になってしまいましたね。
正直言って、東芝レグザが震源の「有機ELテレビ価格破壊」を期待してたのに…
巣ごもり需要の拡大、クラウドAI技術の高評価、何よりソニー、パナソニックのハイエンド機がモデルチェンジしなかったことが大きいのかも?
まあ、価格に対し価値を見出せなかったら買わなけれ良いのです。スピーカー性能はソフト面で不評でしたが、実は今回の出力142Wは140WのPanasonicGZ2000をおさえてクラス最高なんですよ。好きな人なら迷うでしょうね。
確かに、X9400はハード面を考えればお金がかかっているテレビだと思うのだ。ドルビーアトモスのライセンス程度と比較すべきかはよく考えるのだ。
暫く高値維持で推移するのでしょうか?非常に気になるところです。まあドルビーアトモスは遅かれ早かれ対応できる状態でしょう。
何れにしても買い時を明確にしましょ。
- 値崩れ要因は少なく目先は初値比約80%減で買い
- 65型で38万円前後、55型で25万円前後が狙い目
いやはや、まさかの高値ですね。発売3ヶ月で初値の80%水準もクリアしていないので、もしかしたら結構待つかもしれません。
人気、満足度共に高い水準である以上、簡単には値崩れしてくれないかもね。
一度ブランドイメージが落ち込んだレグザも、良い製品を出せばきちんと浮上出来る良い例だと前向きに考えようね。
何れにしてもこういう高値推移の場合は「待つ」より早く買う方が幸せになれるもんです。
タイムシフトマシンはもちろん、クラウドAI、大出力のスピーカー、パネルの進化と、目に見えて魅力的な内容が盛り沢山であるX9400は価格なりに良いテレビだと思います。
僕は買えないけど。
TOSHIBA REGZAのフラッグシップ機は伊達じゃないのだ。
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また、テレビ台やテレビスタンドの選択で迷ったら以下の記事を読めば解決します。
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