4K有機ELテレビ パナソニックビエラ HZ2000 ①セールスポイントの評価

では、各人の趣向を踏まえてこの製品を評価して行きましょう♪

前モデルのGZ2000から始まった「自社組立」の有機ELパネル。これは本当に衝撃的でした。外部調達では物足りない部分を自社で解決することにしたんですね。

当然調達先にも打診したのでしょうね。有機ELパネル本体は作れないので、中途半端な状態で納入してもらう必要もありますし、結構大きな改善だったでしょう。
また、設備投資や新たな組立スキームも必要となるので、パナソニックも多少なりのリスクを抱えての英断だと思われます。

その通りです。この特別素材と特別素材を活かすための細かい部品や組立技術がHZ2000の肝となるのです。

いくらパネルが良くても、映像チューニングが出鱈目だと意味がありません。
そこで、下図のような測定カメラを使用したチューニング調整工程をラインに追加しました。正確且つタクトタイムを上げる重要な改善の一つでしょう。

色情報を解析し、高コントラスで忠実な色表現を実現する制御技術として、有機ELビエラでは「Dot Contrastパネルコントローラー」を採用しています。でも、HZ2000は少し違うのです。

その通りですね。普通の有機ELテレビとは輝度やコントラストが大きく違うため、最適な調整を施した「Dot ContrastパネルコントローラーPro」を唯一採用しています。

その他にも高画質技術は沢山ありますが、先ずはパネル（ディスプレイ）に関する特異次項をまとめました。セールスポイントとしての評価をお願いします。

HZ2000も当然「イネーブルドスピーカー」が搭載されています。前モデルからほぼ変化の無いスピーカー構成ですが、140Wの出力はダントツのトップですね。もちろん、ドルビーアトモス搭載は当たり前♪

CMでは上部の音をマイクで拾ってますが、本来なら天井に反射させて立体感を出したいはずですね。設置場所も様々で効果に不安が残るのも当然ですが、上手にチューニング出来る仕掛けがちゃんとありますよ。

「Space Tune Auto」と言う、リモコンのマイクで音響環境を計測する機能を搭載。設置環境や視聴ポジションに合わせて自動で音質補正できちゃいます。

イネーブルドスピーカーの効果に対する不安が少しだけ払拭されたら、ドルビーアトモスと融合することで得られるその効果について解説しましょう。

そうですね、では先ずドルビーアトモスという技術について以下を確認下さい。

上へ行くほど完璧な内容で、一般的なテレビの大半は一番下の「疑似再現」です。HZ2000はイネーブルドスピーカー搭載の「3ウェイ3.2ch+2ch」という設定で、テレビとしては最高水準の再現力を発揮します。

忘れてならないのが、高次元の音場を再生するための隠れた技術です。パナソニックと言えば、やはり伝統ある「Technics」によるサウンドチューニングですね。

さらにTechnicsのフルデジタルアンプ「JENO Engine」など、オーディオグレードのパーツで薄型テレビを超えた音質に調整している点も注目です。

HZ2000はまさに化け物級の有機ELテレビですね。では、大出力のイネーブルドスピーカー＆ドルビーアトモスの評価をお願いします。

「Dynamicハイコントラスト有機ELディスプレイ」が一番のセールスポイントであるHZ2000ですが、それを支える高画質技術も売りの一つです。

パナソニックの高画質エンジンですが、液晶と有機ELでは差別化され「ヘキサクロマドライブ プラス」は有機ELビエラ専用のエンジンです。

「特性」の違いを考慮しているようです。各社それぞれの考え方はありますが、有機EL専用で開発すべきとパナソニックは考えたのでしょう。

先ず紹介したいのが「AI HDRリマスター」です。前モデルから有する技術ですが、AIを利用しているため、認知科学の観点からも精度は今期の方が格段に上がっているでしょう。

これだけ多くのHDR規格に対応するのはパナソニックだけです。今期は更に「Dolby Vision IQ」まで対応しました。

これは既に色々なテレビで行えますが、デジタル一眼などで撮影した高画質の写真を大画面の4K有機ELテレビで調整することも可能です。

テレビもデジタル製品として日々進化していますね。では、進化する高画質技術について評価をお願い致します。

番外ですが、重要な追加機能です。
パナソニックの転倒防止スタンドについては、4K液晶テレビGX855でも採用されていた技術で、小さなお子さんが居る世帯では重宝するでしょう。

確かにデザイン性は好みが分かれますが、ぜひ安全性を優先して下さい。また、スイーベルと言う首ふり機能も付くので広いリビングでは使いやすいですよ。

首振りがあれば録画用の外付けハードディスクやゲーム機も楽に配線できますよ。でも、録画用外付けハードディスクはHZ2000に適合した信頼のある製品を選びましょう。

適合が明確な安心のハードディスクを選びましょう。

HZ2000は前モデルのGZ2000同様に「65型（インチ）」と「55型（インチ）」のツーサイズバリエーションです。

55型も65型も人気のあるサイズなので、テレビを設置する際のテレビ台やテレビスタンドの選択には困らないでしょう。
視聴環境作り（置き場所）は以下を参考に進めて下さい♪

HZ2000に最適なおすすめのテレビスタンドも探せます♪

では、これまで確認した有機ELビエラ HZ2000のセールスポイントについて総合評価を行ってもらいましょう。

生産台数の目論見からも想像出来る通り、この内容で価格が下がれば他社にとっては脅威になることは間違い無し。それだけ完成度の高いテレビと言えますね。引続き設置スペースなどの「視聴環境」について評価を行いましょう。以下のリンクから移動して下さい。