有機ELテレビの価格も大分安くなり、購買層も触手を伸ばしやすい今日この頃。
それでも、各社が威厳をかけ発売する「フラッグシップ機」はまだまだ高価です。
そんな状況下、各社は有機ELテレビのセカンド機やサード機に力を入れ、有機ELテレビの購入者を増やそうと日々努力しています。
目論見通り、PanasonicのGZシリーズではサード機のGZ1000が、TOSHIBAはセカンド機のX830が好調!
一方Sony(ソニー)は、フラッグシップ機のブラビアA9Gが販売を伸ばしているが、はたしてセカンド機は?
好調なソニーフラッグシップ機「A9G」のセカンド機に位置するブラビアA8Gについて、いつも通り4つの視点で解説しましょう♪
今回は、1番目「A8Gのセールスポイントを評価」。
フラッグシップ機「A9G」の陰に隠れて目立たない「A8G」には実力があるのか!?注目です!
評価を行うのはこの3人!!
価格よりも機能を重視
こだわり派
価格がいくら高くても、こだわりの機能には絶対に妥協をしないのだ。
機能と価格のバランスを重視
リーズナブル派
自分の生活にマッチした買い物に拘り、価格に見合わない製品は絶対に購入しないわ。
機能そこそこで価格を重視
コスト重視派
価格が安ければ多少機能が劣っても構わない。一般家庭でハイスペックは不要だね。
では、各人の趣向を踏まえてこの製品を評価して行きましょう♪
4K有機ELテレビ ソニーブラビア A8G とは
項目 | 内容 |
---|---|
モデル | 2019夏(20'7月) |
シリーズ | ブラビアA8G |
分類 | 4K有機ELテレビ |
サイズ展開 | 65v/55v |
Sony BRAVIA A8G の販売はフラッグシップ機のA9Gより1ヶ月遅れの7月。
他社の新製品同様に、前機種A8Fから「夏場」のリニューアルでした。
4Kチューナー内蔵が全盛の年、あえて4Kチューナーを内蔵しないA8Gはフラッグシップ機A9Gの代替えとなる「選択可能なセカンド機」なのか?気になります。
4K有機ELテレビ ソニーブラビア A8G のセールスポイント
- 無駄を削ぎ落したシンプルな機能
- 処理速度が約40%upした4K高画質プロセッサーX1 Extreme
- アコースティック サーフェス オーディオプラス
1.シンプルな機能
ソニーブラビアA8Gは、機能を省いて有機ELテレビをお求めやすくする狙いがあるのでしょう。4Kダブルチューナーどころか、4Kチューナー自体が内蔵されていません。
4Kチューナーが無いのは賛成!でも、有機ELテレビの映像美を楽しむモニター使用を意識しているなら、肝心な部分が欠落している(後述)。
今時4Kチューナーを省くって?
まあ、色々な趣向が想定出来ますから。Sonyのマーケティング戦略ではこの内容で良かったんでしょう。
わしの家なら玄関のウエルカムボードとして使用出来るのだ。
評価:1.0
機能豊富が好きなのだ。
評価:1.0
今期(2019-2000年)の評価前提は4Kチューナー内蔵か否かを重視しているから、最低点しか付けられないわ。
評価:1.0
これなら断然安い、機能豊富な液晶テレビを買います。
ハードディスクを強化して裏録に備えましょう♪
ソニーブラビアの隠れたメリットが外付けハードディスクの適合力。
ブラビアA8Gに適合するHDDの情報は「HDD【2020版】ソニーブラビアにおすすめのテレビ録画用外付けハードディスク」で詳しく解説しています。
4K放送を録画する人は出来るだけ大容量を選びましょう。
2.4K高画質プロセッサーX1 Extreme
これこれ。さっき言いかけたけど、モニター使用なら上位機種(A9G)と同じX1 Ultimateを使いうべきでは?しかも、A9GはX1 Extremeより2倍の処理能力をセールスポイントにしてるし。分けわからん。
確かに、どんなターゲットを意識しているのかが曖昧ですね。前機種同様の路線で歩んでいます(プロッセッサーも実は同じまま)。
まあ結局他社のプロッセッサーと比較も出来ないし、内々のお話で終りね。どれだけ凄いかは買わなきゃ分からない?買ったら失敗は嫌!
評価:3.5
特にこだわりは感じなかったのだ。
評価:2.5
なにか微妙ね。モニター目的の使途なら映像レベルを落とさないけど…。安価な有機ELテレビ戦略?の割にはプワー。
評価:2.5
自分のニーズに合うかきちんと細かい所を評価しろってことだよ。それなりのコストになってれば良いけど、結局パネル代がほとんどでしょ?
大型テレビの画面って直ぐに汚れます。
更に音質を良くするならサブウーファーで低音強化!
3.アコースティック サーフェス オーディオプラス
アコースティック サーフェス オーディオプラスという、ソニー独自のアイデアは有機ELセカンド機のA8Gにも搭載されています。
「画面から映像を送り出す」システムね。考え方がユニークで良いわ。
画面裏にアクチュエーターという振動をもたらす装置を設置し、独自の音作りをする姿勢はとても面白いですね。更にもう一つ。
「S-Force フロントサラウンド」は、映画館で使われているマルチサラウンドスピーカーシステムの音場を再現するソニー独自の技術。
横から後ろへと音が移動する立体的な音場をテレビのスピーカーだけでバーチャルに再現します。
これもフラッグシップ機A9Gと同じ機能を搭載。各社が力を入れる「音の臨場感」を上げるシステムはA8Gにもあります。
「臨場感」を上げる施策が無ければ、単に画面から音が聞こえるだけの薄っぺらい機種になっていたね。
A8Gで「臨場感」を上げるソニーの施策は主に2つあります。
POINT‼︎
- S-Force フロントサラウンド
- 純正のサウンドバー
但し、フラッグシップ機のBRAVIA A9Gに搭載された「センタースピーカーモード」が無いのが残念です。サウンドバーの構成が限界ですね。
評価:3.0
せめてセンタースピーカーモードが使えれば、モニター以上の評価ができたのだ。でも、ドルビーアトモスが無いのはダメなのだ。
評価:3.0
音のロジックはフラッグシップ機と同じなんだから普通の評価ができるわ。
評価:3.0
サウンドバーで強化しろっていうのは分かるんだけど、どうも中途半端感は拭えないね。
シンプルな機種なので、テレビ台やテレビスタンドの選択は楽そうですね。
「テレビ台」の選び方のコツはここから
「テレビスタンド」の選び方に迷ったらここ!
ブラビアA8Gに最適なおすすめのテレビスタンド情報はこちら♪
A8Gでドルビーアトモス。サウンドバー HT-X8500 が秀逸!
フラッグシップ機A9Gの記事でもピックアップしましたが、ソニー純正のサウンドバーHT-X8500の評判が良いのでここでも紹介します。
このソニー純正のサウンドバーHT-X8500って、ソニー以外のテレビでも相性抜群とAmazonでの評価が非常に高いのです。
ドルビーアトモスが無いテレビでも、ソニー純正のサウンドバーHT-X8500で実現可能!
そして意外と面白いのが、Bluetoothでスマホのスピーカーにもなっちゃうってところ。
価格もそんなに高くないし、Amazonだとたまにこの商品のクーポンが出るから細目にチェックするのをおススメします♪
ちなみに、HT-X8500はVGPで金賞とテレビシアター大賞を受賞しています。
ソニー純正のサウンドバーHT-X8500のピックアップポイント!
PICKUP‼︎
- イネーブルドスピーカーが無くてもドルビーアトモスが楽しめる
- 他社のテレビでも違和感なく使用できる
- 手軽のサラウンド&上位の音が楽しめる
- Bluetoothでスマホの音楽も聴ける
- 4K信号とHDR信号のパススルーに対応
4K有機ELテレビ ソニーブラビア A8Gの受賞歴
Sony BRAVIA 有機EL「A8G」は機能面の評価が厳しいですが、それでも専門家からはきちんと評価されています。
AV機器を専門家が評価する「VGP」からの受賞状況は次の通り。
VGP 2019夏 | 【ディスプレイ部門】 ※4Kチューナー別売のテレビに対して ◆有機EL(60型以上70型未満)金賞 ◆有機EL(50型以上60型未満)金賞 |
VGP 2019冬 | 【ディスプレイ部門】 ※4Kチューナー別売のテレビに対して ◆有機EL(60型以上70型未満)金賞 ◆有機EL(50型以上60型未満)金賞 |
「4Kチューナーが別売りの機器が対象」という部門内での金賞って、どうも微妙な感じはしますが、実績として記載しておきます。
有機ELテレビ A8Gの「セールスポイント」総合評価
では、これまで確認したA8Gのセールスポイントについて総合評価を行ってもらいましょう。
評価:2.3
全ての面において、セールスポイントに格下感があるのだ。
評価:1.8
4Kチューナーが無いことだけに惑わされないで。他にも細かい部分で有機ELを活かせない内容になってるわ。
評価:1.8
どう考えても液晶テレビのハイエンド機の方が良い。
予想通りかなり残念な結果となりました。フラッグシップ機との差が思いの外大きいようです。次回は設置スペースなどの「視聴環境」について評価しましょう。以下のリンクから移動して下さい。
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