Panasonic VIERA 液晶テレビ HX900の徹底評価。
4つの視点から分析する今回は、3回目「HX900の機能」を細かく見て行きましょう。
2回の分析では、HX900が省スペースタイプの機種で、目玉技術が上手にハイエンド機HX950からそぎ落とされた内容であることが分かりました。
果たして、基本機能も上手にそぎ落とされているのか?
いつもの3人によるビエラHX900の評価を参考に、自身のライフスタイルにマッチした機種であるかを見極めて下さい!
価格よりも機能を重視
こだわり派
価格がいくら高くても、こだわりの機能には絶対に妥協をしないのだ。
機能と価格のバランスを重視
リーズナブル派
自分の生活にマッチした買い物に拘り、価格に見合わない製品は絶対に購入しないわ。
機能そこそこで価格を重視
コスト重視派
価格が安ければ多少機能が劣っても構わない。一般家庭でハイスペックは不要だね。
では、各人の趣向を踏まえてこの製品を評価して行きましょう♪
4K液晶テレビ パナソニックビエラHX900の「機能」を徹底解剖
購入者層で大きく要望が異なる「機能」面について解説しましょう。求める機能とマッチするか慎重に見極める箇所ですね。
先ずは機能面に関する皆さんの総合評価です。
評価:3.5
やっぱりセカンド機は映像美のこだわりと音響システムで劣るのだ。ただ、内容的にはフル装備と言っても良い機種なのだ。
評価:3.3
プレミアム液晶ディスプレイ非搭載は仕方無いけど、セカンド機に相応しい音響システムにして欲しかったわ。
評価:3.0
「HDR」の網羅性を含め、同じ基本機能のフル装備でも他社よりも内容が濃いよね。でも、僕には無用の長物だ。
同じフル装備でもパナソニックの内容は最先端。では、更に細かく見てみましょう。
ビエラHX900のチューナー数に係る機能評価
チューナー数に関する総合評価を最初に教えて下さい。
評価:3.5
ここはパナソニックとして標準的な仕様なのだ。
評価:3.0
パナソニックのチューナー数は余裕があってホント優等生ね。
評価:2.8
チューナー関係はパナソニックが基準だよ。上はレグザで下はソニー。
HX900のチューナー数の個別評価内容は次の通りです。
地上波デジダル
- 3チューナー
3.0
3チューナーが基本なのだ。
3.0
今や当たり前のダブル録画を考えれば標準的な仕様よ。
3.0
同じ時間に2番組録画したい時って多いよね。
BS/CSデジタル
- 3チューナー
3.0
当たり前の数なのだ。
3.0
あると便利ね。
3.0
BS見ないけど、あれば後々便利かな。
BS/CS 4K
- 2チューナー
5.0
4Kの視聴比率が高いから嬉しいのだ
3.0
将来のためにあると良いわ。
2.0
4Kつまんないし一つでいいね。
2画面対応
- ⭕️
3.0
無いと始まらないのだ。
3.0
やっぱりあると便利ね。
3.0
庶民はこういうのが好きなんだ。
ビエラは使用可能な容量(TB)の上限や、適合機種が他社のテレビよりも柔軟性に欠けるの適合するハードディスクを探すのが少し大変。
そこで、面倒が無いよう「HDD パナソニックビエラにおすすめのテレビ録画用外付けハードディスク」でおすすめのHDD情報をまとめています。
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裏録用のハードディスクは必ず準備!
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次はネットワークの機能評価です。
ビエラHX900のネットワークに係る機能評価
ネットワークに関する総合評価を最初に教えて下さい。
評価:3.8
スマート化対応が今期のカギで、パナソニックとしてHX900も標準的な仕様なのだ。
評価:3.8
他の機種とそん色無いわ。
評価:3.2
HX900も標準仕様の代表例だ。
HX900のネットワークの個別評価内容は次の通りです。
無線LAN
- IEEE802.11a/b/g/n/ac
3.0
「ac」規格まで準拠。当たり前に高速化は十分なのだ
3.0
最近の機種では当たり前ですね。
3.0
最早これ以下は無い。
スマート化
- Alexa
3.5
メジャーな2つはしっかり対応できてるのだ。
3.5
これならどんな家庭でも対応できるわ。
3.5
タイムセールで買った僕のAlexaが活用できる…。
VOD(Video On Demand)
- 未対応:Android TV/FOD
5.0
必要十分な対応なのだ。
5.0
Amazonプライム対応が重要よ。
3.0
こんなもんでしょ。
ネットワーク仕様も、パナソニックビエラHX900は隙が無いですね。
無線ルーターは大丈夫?最新の高速化対応製品を選ぼう!
VOD(動画配信サービス)は、他にも多くの特典が付くAmazonプライムでプライイムビデオから試すのがおすすめです。
VOD(動画配信)は先ずプライムビデオから試そう♪
ビエラHX900の外部端子に係る機能
外部端子機能に関する総合評価を最初に教えて下さい。
評価:3.2
減点はしないが、ここが有機ELテレビと違ってHDMIの「eARC」が未対応なのだ。
評価:3.2
eARCは別として、必要十分な内容よ。
評価:3.0
eARC未対応が気になる人は注意です。
HX900の外部端子の個別評価内容は次の通りです。
USB
- USB3.0×1/USB2.0×2
3.0
これまた可もなく不可もなしなのだ。
3.0
端子数については問題無いわ。
3.0
普通に使うならこれで十分だね。
HDMI
- ARC対応×1
- HDCP2.2×4
4.0
「eARC」未対応なのが残念だが、まあ普通に使えるので良いのだ。
4.0
内容的には当面問題無いわよ。
3.0
普通に使うならこれで十分だ。でも、eARCを使用して拡張を目論んでいた人は残念かも。
その他
- 各1つ
VIDEO/光デジタル音声出力/有線LAN/イヤホン・サブウーファー
3.0
あって当たり前なのだ
3.0
使う機会はないけど、一部には必要なんでしょうね。
3.0
古い機器も繋げるし、あって当たり前だよね。
有機ELテレビではアップデートのあった「eARC」が不採用なのが少し残念ですね。
HDMIケーブルは最高級品を選ぶと間違いありません。
端子類に必要なコードなど、買い忘れの確認にもおすすめです。
テレビ端子の基礎知識を再確認!
ビエラHX900の映像機能
映像機能に関する総合評価を最初に教えて下さい。
評価:3.8
「プレミアム液晶ディスプレイ」の搭載有無が大きな差になったのだ。
評価:3.9
ハイエンド機HX950とはパネル仕様で差はあるけど、総合的には優秀よ。
評価:3.9
まあ、十分な内容でしょう。
HX900の映像機能の個別評価内容は次の通りです。
受信機能
- 4K放送まで対応
ハイビジョン(HD)/フルハイビジョン(FHD)/4K/8K
4.3
4K対応は当たり前なんだな。でも、8K非対応は残念なのだ。
4.3
有機ELテレビなんだから4K対応でないとね。8Kは無くて普通だわ。
4.3
8Kなんて映像ソース無いし未対応で普通だよ。4Kも当たり前。
パネル方式
- IPS+LED
2.0
液晶なんてどれも同じなのだ。
3.0
IPSパネルはファミリー向けよ。
3.0
僕はIPSパネルが一番好きだ。
パネル反射改善
- ハーフグレア
4.0
まあ、液晶テレビは一般家庭には向いているのだ。
4.0
リビング視聴にはIPS液晶が一番よ!
4.0
ごちゃごちゃ言い訳しなくても映り込みが少ないのが液晶の強みだ。
HDR対応
- 10+/DV/HLG
5.0
Dolby Vision IQは未設定だが、IPS液晶パネルは普通に明るいからきっと外したのだ。
5.0
パナソニックって、HDRについては業界最高の対応力なのよね。HX950も同じだわ。
5.0
Dolby Vision IQが無くても十分満点の内容だよ。
特異性
- 映像美のこだわり
2.5
映像機能の評価は唯一「プレミアム液晶ディスプレイ」の違いだけなのだ。真価が分からない人なら関係の無い違いなのだ。
2.5
液晶ディスプレイは元々明るいし、ソフト面はハイエンド機HX950と同じだからOKじゃない?評価は落とさざるを得ないけどね。
2.5
どれだけの違いがあるか?個々人で見極める所でしょう。HX950と差を感じないなら十分な内容だよ。
「プレミアム液晶ディスプレイ」であるか否かの差は?ここが映像面で大きな違いです。
パネルにホコリが溜ると見え難くなります。
ビエラHX900の音声機能
音声機能に関する総合評価を最初に教えて下さい。
評価:3.5
液晶テレビ初のイネーブルドスピーカーはHX900には不採用なのだ。
評価:3.3
出力面は見劣りするけど、ドルビーアトモスが付いてるから標準的な評価ね。
評価:3.0
セカンド機だし、こんなもんじゃない。
HX900の音声機能の個別評価内容は次の通りです。
出力
- 30W(15W×2)
3.0
ハイエンド機HX950がHX900と大きく違うのは、更に15W×2のイネーブルドスピーカーが付くことなのだ。
3.0
フルレンジの30Wのみ。これがどれだけコストに影響するのかしらね?
3.0
フルレンジの30Wで一般使用なら十分だよ。
特異性
- ドルビーアトモス
5.0
今期、標準化の目玉商品なのだ。
4.0
ドルビーアトモスが付いていてホント安心したわ。
3.0
今や常識の標準装備だね。
次期モデルはイネーブルドスピーカーが標準装備?パナソニックの進化を待ちたいところです。
サブウーファーで更に音質は上げられます。
HX900のスピーカーは純正のシアターバー接続で更に強化!
4K液晶テレビ パナソニックビエラHX900の「省エネ」性能と想定寿命
ランニングコストは一般家庭にとっては重要です。視聴環境によっては、有機ELテレビは普通の液晶テレビより月間数千円高くなるのです。
そして、視聴環境がハードになれば当然パネル寿命も短くなりますよね。
ビエラHX900の省エネ性能
先ずは「省エネ」性能の評価を見てみましょう。やっぱりこだわり派以外の評価は良さそうです。
HX900は意外なことに同サイズではトップクラスの省エネ性能なんですよ。
今期、液晶テレビで最も消費電力量が大きい、東芝レグザ「Z740X(VA液晶)」と比較してみました。年間消費電力量に惑わされず、しっかりシミュレーションしましょう。
サイズ | 機種 | 消費電力 | 年間消費電力量 |
---|---|---|---|
55v型 | HX900 | 163W | 123kWh/年 |
Z740X | 271W | 175kWh/年 | |
65v型 | HX900 | 183W | 137kWh/年 |
Z740X | 336W | 196kWh/年 |
数字を見ただけで凄い差ね。でも、年間消費電力量はあてにならないので、消費電力で計算して。
家族構成など、家庭の事情を分けて比較しようね。
- 共働き世帯|独身世帯≫282時間
- 引退世帯|老後世帯≫486時間
- 大学生やフリーターニートの子供が居る世帯≫382時間
- カタログ値の年間消費電力
- 電力単価=24.00円/kWh
- 使用電気量は消費電力の70%で計算
- カタログ値 年間消費電力はそのままで計算
55v型(インチ)の比較
パターン | HX900 | Z740X |
---|---|---|
① | 772円 | 1,284円 |
② | 1,331円 | 2,213円 |
③ | 1,046円 | 1,739円 |
④ | 246円 | 350円 |
65v型(インチ)の比較
パターン | HX900 | Z740X |
---|---|---|
① | 867円 | 1,592円 |
② | 1,494円 | 2,743円 |
③ | 1,174円 | 2,156円 |
④ | 274円 | 392円 |
金額的には痛くも痒くもないが、確かに数字的な差は驚きなのだ。
そうでしょ?数字の差。
液晶テレビでも省エネ性能をきちんと評価しましょうね。
ビエラHX900のパネル寿命
「パネル寿命」に対する皆さんの評価です。やっぱり液晶テレビは評価が高いですね。
では、引続きパネル寿命の評価状況を確認しましょう。一般的には有機ELパネルの寿命は液晶の半分と言われています。
液晶パネル | 有機ELパネル | ブラウン管 |
---|---|---|
6万時間 前後 | 3万時間 前後 | 2万時間 前後 |
生活パターンに当てはめてみなよ。液晶の方が断然有利なのが分るはず。
パターン | 液晶 パネル | 有機EL パネル | ブラウン 管 |
---|---|---|---|
昼間留守が多い (共働き家庭など) | 18年 | 9年 | 6年 |
一日中家にいる (引退世帯など) | 10年 | 5年 | 3年 |
昼夜逆転家族がいる | 13年 | 7年 | 4年 |
パネル寿命については液晶テレビの場合は特に気にする必要はありませんね。
わしは同じテレビと10年も一緒に居たくないのだ。
そういう人は経済活性化のため毎年買い替えてくださいね。
ガンガン付けっぱなしにしてもコストが気にならない液晶テレビはやっぱり良いわ。
個人の主観はそれぞれだけど、一般の家庭なら液晶で十分だよ。いつ失業するか分からない時代だし、贅沢は敵だよ。
4K液晶テレビ パナソニックビエラHX900 現物確認の注意点
ここまでで、テレビ買替の絞り込みが行えました。HX900をターゲットにした人は「現物確認」で何を注意すれば良いのでしょうか?
現物確認のポイントをは次の3点でしたね。基本に沿って、HX900の具体的な現物確認方法を解説しましょう。
- 映像の好み(品質)
- 音の特性(音質)
- そしてデザイン性
詳しくは「【失敗しない現物確認方法】テレビの選び方に関するおすすめ情報」で紹介しています。
映像の好み(品質)
HX900はパナソニック液晶ビエラのセカンド機(ハイグレードモデル)としてまずまずの内容だと思います。実際の映像性能はどのように確認すれば良いのでしょう?
IPSパネルであることを先ずは意識し、VA方式との違いやギャップを感じて欲しい。IPSはVA方式と比較してコントラストが落ちるため、新しいパナソニック映像技術の進化を感じられるか?これがカギなのだ。
ハイエンド機HX950は「プレミアム液晶ディスプレイ」が売りだけど、ホントにその良さを感じられる?一般家庭なら「好みの色」なのかを他社としっかり比較しましょう。
同じIPS液晶パネルで比較するなら「ブラビアのセカンド機X8550H」だね。同じクラスのVAパネルが無いのが残念だけど、もし比較を行うならクラスが上のレグザZ740XやブラビアX9500H、下のクラスならレグザM540Xだね。ちゃんと他社と比較しようね。
音の特性(音質)
ドルビーアトモスは標準搭載ですが、スピーカーはフルレンジの15W×2と控えめ。ここをどう確認すべきでしょうか?
セカンド機という位置づけ故にスペックが落ちるのは仕方あるまい。それはそれで素直に受け止め、普段使いに適す「好きな音」か聞き比べるのだ。
そうね、私も同じ考え。素直に「聞き易さ」を確認してね。毎日使うテレビだからこそ時間をかけて慎重に。
薄型テレビの音に期待は不要。少しでも、違いが分かれば選択肢として検討しましょう。肝心のドルビーアトモスも効果があるかを見極めようね。
デザイン性
卓上スタンドは省スペースタイプとしては優秀ですがデザイン的に好き嫌いが分かれます。でも、現物を見ると結構良い感じなんですよ。どんな所を確認しましょうか?もちろん、毎日の掃除や家庭環境を加味して考えましょう。
設置版の丸みに違和感があったが、パナソニックの写真が下手なのだ。現物は結構高級感があり、ちょっとだけ好きになったのだ。そんな訳で、現物確認は重要だから、徹底的に「このデザインが好き」なのか「デザインに合うインテリア」なのかを考えて欲しいのだ。
スイーベル(首ふり)機能が無いから掃除は少し大変かも?だからこそ背面仕様をよく確認して「掃除のしやすさ」を想像すべきね。
僕もこだわり派さんと同じ意見で、現物を見れば意外と卓上スタンドのデザインが悪くないことが分かると思うよ。何たって「超省スペースタイプ」だしね。
皆さんのアドバイス、赤字の部分がカギですね。
せっかくなら、HX900を最適な位置で視聴できるテレビスタンドも用意すれば完璧です。
「テレビ台」の選び方のコツはここから
「テレビスタンド」の選び方に迷ったらここ!
4K液晶ビエラHX900に最適な視聴環境となるテレビスタンド
標準機能面はハイエンド機HX950との違いはありませんでした。でも、「プレミアム液晶ディスプレイ」「イネーブルドスピーカー」という目玉技術に大きな違いがあることは仕方ありませんね。
最後にHX900の評価をまとめたので、以下のリンクから移動して下さい。
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