TOSHIBA REGZA 有機ELテレビ X930の徹底評価。
前回の視聴環境に引続き、今回は最も重要?な「機能」の点から評価を行います。
価格よりも機能を重視

価格がいくら高くても、こだわりの機能には絶対に妥協をしないのだ。
機能と価格のバランスを重視

自分の生活にマッチした買い物に拘り、価格に見合わない製品は絶対に購入しないわ。
機能よりも価格を重視

価格が安ければ多少機能が劣っても構わない。一般家庭でハイスペックは不要だね。

では、各人の趣向を踏まえてこの製品を評価して行きましょう♪
4K有機ELテレビ 東芝レグザ X930の「機能」を徹底解剖
購入者層で大きく要望が異なる「機能」面について解説しましょう。求める機能とマッチするか慎重に見極める箇所ですね。

先ずは機能面に関する皆さんの総合評価です。
評価:

やはり、パネル技術、音響技術の新しさにこだわりたいのだ。その他機能は漏れなく付いているので安心なのだ。
評価:

フラッグシップ機らしく、機能は最高水準のものが付いています。画質と音質へこだわりは、価格との整合性と現物確認での判断が必要だわ。
評価:

全てが最高グレードであることは理解できる。でも、私にはそこまでのスペックは必要ないね。

評価に大きな差が出る「こだわり派」と「コスト重視派」の差が意外と小さいのが面白い!どうしてそうなったのか細かく見てみましょう♪
レグザX930のチューナー数に係る機能評価

チューナー数に関する評価を最初に教えて下さい。

タイムシフトのチューナー数が圧巻なのだ。

他社を圧倒するチューナー数だわ。

裏録とかってレベルじゃない!タイムシフトはやっぱ凄いね。
地上波デジタル
9チューナー

見逃しなど無いのだ。タイムシフトバンザイなのだ。

やっぱりタイムシフトは凄いわ。

パナソニックだと何十万もするディーガは必要だけど、東芝は外付け普通のHDDで安く録画できるのが良いね。
BS/CSデジタル
3チューナー

当たり前の数なのだ。

あると便利ね。

BS見ないけど、あれば後々便利かな。
BS/CS4K
2チューナー

4Kの視聴比率が高いから嬉しいのだ

将来のためにあると良いわ。

4Kつまんないし一つでいいね。
2画面対応
〇

無いと始まらないのだ。

やっぱりあると便利ね。

庶民はこういうのが好きなんだ。
タイムシフトマシンに対応したHDDは「HDD【2020版】東芝レグザ & ハイセンスにおすすめのテレビ録画用外付けハードディスク」でまとめて紹介しています。
テレビ録画用外付けハードディスク選びの時間短縮でお使い下さい!

X930では一部の純正HDが背面取付設置可能でスッキリ収納できるのも嬉しいですね。
裏録用のハードディスクは必ず準備!
レグザX930のネットワークに係る機能評価

ネットワークに関する総合評価を最初に教えて下さい。

BluetoothはPanasonicっと同じで残念賞なのだ。

私もBluetooth以外は普通にOK。Bluetooth何に使うの?

液晶テレビと変わんないじゃん。液晶で十分だよね。
無線LAN
IEEE802.11a/b/g/n/ac

「ac」規格まで準拠。当たり前に高速化は十分なのだ

最近の機種では当たり前ですね

無料のYouTubeもストレスフリーだ!
Bluetooth
〇

リモコンのハンズフリーだけって・・・?

Panasonicっと同じレベルは✘よ!

どうでもいいや…。
VOD(Video On Demand)
未対応:Android TV/FOD

REGZAもやっとプライムビデオが標準になったのだ。

Amazonプライム対応が無いとね。

こんなもんでしょ。

Panasonic同様、BluetoothについてはTOSHIBAもイマイチ消費者ニーズをつかんでいないね・・・。
無線ルーターは大丈夫?私も使っているコスパ最高な機種がコレ!
レグザX930の外部端子に係る機能

外部端子機能に関する総合評価を最初に教えて下さい。

REGZAを見るとPanasonicが貧弱に思えてくるのだ。

HDMI端子の数は凄いわね。

USB端子はきちんと消費者のことを考えた設定だけど、その他はどうでもいいや。
USB
USB3.0×2/USB2.0×2

3.0規格が2つあるのは凄いのだ

タイムシフト対応で1つ多いわ

普通より沢山あって得した気分だね。
HDMI
ARC対応×1/HDCP2.2×7

最先端の機器が沢山接続できるんだな。

凄い数!余裕の将来性だわ。

HD録画とDVDで十分だけど仕様として必須だね。
その他
各1つ
VIDEO/光デジタル音声出力/有線LAN/イヤホン・サブウーファー

あって当たり前なのだ

使う機会はないけど、一部には必要なんでしょうね。

古い機器も繋げるし、あって当たり前だよね。

さすがタイムシフトが売りのREGZAです。USBは通常より多いですね。また、HDMIの端子数も余裕の端子数です。
HDMIケーブルは最高級品を選ぶと間違いありません。
レグザX930の映像機能

映像機能に関する総合評価を最初に教えて下さい。

フラッグシップ機として、きちんと責任を果たしているのだ。

REGZAの映像についてはコスパの良さを感じるわ。

有機ELの必要性は感じられないけど、東芝のクオリティーは凄いとは思う。
受信機能
4K放送まで対応
ハイビジョン(HD)/フルハイビジョン(FHD)/4K/8K

4K対応は当たり前なんだな。でも、8K非対応は残念なのだ。

有機ELテレビなんだから4K対応でないとね。8Kは無くて普通だわ。

8Kなんて映像ソース無いし未対応で普通だよ。4Kも当たり前。
パネル方式
有機EL

有機ELテレビは最低限必要なのだ

寿命とコスパを考えないと。

液晶で十分でしょ。
パネル反射改善
ハーフグレア

何を対策したか分からないのだ。

重要なのは企業として何かやってることを示すこと。消費者の不満をちゃんと理解して宣伝しなさい。

有機ELテレビの反射は直せないよ。
HDR対応
10+/DV/HLG

フラッグシップ機となれば最高を求めるのだ。

TOSHIBAの対応は早いわ。

この辺りは付いてて越したことはないね。
特異性
映像美のこだわり

日本でパネルを組み立ててないけど良いのだ。

色作りが上手なREGZAは期待大だわ。

変にコストをかけずチューニングするのは良いかも?

パネル反射対策が不明な所が評価を低くしています。でも、現物比較すると、対策済のPanasonic GZシリーズと大差はありませんでした(*個人の主観)。
パネルにホコリが溜ると見え難くなります。
レグザX930の音声機能

音声機能に関する総合評価を最初に教えて下さい。

独自の売りを押し付けられても・・・。スペックだけでは高く評価できないのだ。

メーカーがこだわる音質は現物確認を行わない限り伝わらないわね。

国際規格の仕様があれば分かり易いのにね。そこがコストダウンのなのか?
出力
50W

Panasonicなら最安値品同等なのだ。

普通じゃない。

電気代は安く済みそうだね。
特異性
有機ELレグザオーディオシステム PRO

国際規格じゃないと分からないのだ。

素人にはちょっと見劣りするわね。

Panasonicの方が売込が上手だね。

ドルビーアトモスやイネーブルドスピーカーなど、国際規格や有名な技術が無いため評価が低かったようです。ここは実物をしっかり聞き込んで判断すべきしょう。
サブウーファーで更に音質は上げられます。
純正のシアターバーを接続すれば音はもっと良くなる!
4K有機ELテレビ 東芝レグザ X930の「省エネ」性能と想定寿命
ランニングコストは一般家庭にとっては重要です。視聴環境によっては、有機ELテレビは普通の液晶テレビより月間数千円高くなるのです。
そして、視聴環境がハードになれば当然パネル寿命も短くなりますよね。
レグザX930の省エネ性能

先ずは「省エネ」性能の評価を見てみましょう。やっぱりコスト重視派の評価は厳しいですね。
評価:

輝度アップで高画質化すれば、電気代がかかるのは当然なのだ。
評価:

電気代はPanasonic最高峰のGZ2000並みってことは、使い道を選ぶ機種だわ。家族構成で検討基準を変えて行きましょう。
評価:

やっぱり有機ELテレビなんて買えないわ!毎月の生活費がアップする方が大きな問題だよ。

PanasonicのIPS液晶モデル「GX855」と比較してみました。年間消費電力量に惑わされず、しっかりシミュレーションしましょう。
項目 /機種 | X930 65型 | GX855 65型 | X930 55型 | GX855 55型 |
---|---|---|---|---|
消費電力 | 498W | 193W | 392W | 176W |
年間消費電力量 | 225kWh/年 | 148kWh/年 | 203kWh/年 | 136kWh/年 |

年間消費電力量はあてにならないので、消費電力で計算して。

家族構成など、家庭の事情を分けて比較しようね。
- (A)共働き世帯・独身世帯-282時間
- (B)引退世帯・老後世帯-486時間
- (C)大学生やフリーターニートの子供が居る世帯-382時間
- (D)カタログ値 年間消費電力
- 電力単価=24.00円/kWh
- 使用電気量は消費電力の70%で計算
- カタログ値 年間消費電力はそのままで計算

計算結果はやっぱり年間消費電力量と大きく乖離します。また、IPS液晶と比較する2~3倍の電気代がかかることは既出ですね。
パターン /機種 | X930 65型 | GX855 65型 | X930 55型 | GX855 55型 |
---|---|---|---|---|
(A) | 2,359円 | 914円 | 1,857円 | 834円 |
(B) | 4,066円 | 1,576円 | 3,201円 | 1,437円 |
(C) | 3,196円 | 1,239円 | 2,516円 | 1,129円 |
(D) | 450円 | 296円 | 406円 | 272円 |

やっぱり、月間1,000円~2,500円違うわ。年間で1万円~3万円ってこと?どっかに省エネの有機ELテレビ無いの?

わしの家は月に50万円の電気代がかかっているので問題ないのだ。

はいはい・・・。
レグザX930のパネル寿命

「パネル寿命」に対する皆さんの評価です。やっぱりここでもコスト重視派の評価は厳しいですね。
評価:

常に新技術を追い求める者としては、10年も同じテレビを使用することは無いので関係ないのだ。
評価:

やっぱり寿命も使い方次第だわ。共稼ぎなら〇だけど、1日中テレビを付けっぱなしにするような家庭には勿体ないと思うわ。
評価:

10年もたないテレビなんてナンセンスだよ。新技術で買い替える人なんて何パーセント?

では、引続きパネル寿命の評価状況を確認しましょう。一般的には有機ELパネルの寿命は液晶の半分と言われています。
液晶パネル | 有機ELパネル | ブラウン管 |
---|---|---|
6万時間前後 | 3万時間前後 | 2万時間前後 |

生活パターンに当てはめてみなよ。液晶の方が断然有利なのが分るはず。
パターン /機種 | 液晶パネル | 有機ELパネル | ブラウン管 |
---|---|---|---|
昼間留守が多い (共働き家庭など) | 18年 | 9年 | 6年 |
一日中家にいる (引退世帯など) | 10年 | 5年 | 3年 |
昼夜逆転家族がいる | 13年 | 7年 | 4年 |

まあ、この内容は別の記事で既に解説済ですが、寿命をある程度覚悟して購入する人向けであることは明白です。

2~3台の有機ELテレビを回せば、10年以上もつのだ。

2~3台有機ELテレビを買う人はそんなに多くないですよ。

共働きだし9年もてば御の字。でも、5年しかもたないなら妥協して液晶を買います。もうちょっと安くなれば私はOKかな?

あのね、高い初期投資だけじゃないよ。電気代もちゃんと考慮してね。地デジ世帯は液晶で十分!
4K有機ELテレビ 東芝レグザ X930 現物確認の注意点
ここまでで、テレビ買替の絞り込みが行えました。X930をターゲットにした人は「現物確認」で何を注意すれば良いのでしょうか?

現物確認のポイントをは次の3点でしたね。基本に沿って、X930の具体的な現物確認方法を解説しましょう。
- 映像の好み(品質)
- 音の特性(音質)
- そしてデザイン性
映像の好み(品質)

REGZAの有機ELパネルは全て外注品です。しかし、有機ELテレビの映像チューニングは専門家の間でも高評価なので、他社の製品と比較してその良さを必ず確認しましょう。

REGZAの色づくりの良さはわしも知っているのだ。でも、それが個人的な「好み」かは別物なのだ。他社製品と比較する際は既成概念抜きで、単純に「好みの色」になっているかを確認するのだ。

多分、専門家の評価も高いから標準以上だと思う。比較の際は必ず「正面(同じ条件)」を見て比べてね。有機ELでも横から見れば画質は必ず落ちるから。

有機ELテレビを比較するのは1点だけ。他社の有機ELテレビとの価格差を縮めるほどのメリットがあるのかをきちんと見極めよう。
音の特性(音質)

国際規準の売り文句が無く分かり難いX930。普段視聴する番組を基準に比較すると分かり易いですよ。

わしは国際規準に惑わされるタイプだが、素直に「好きな音」として評価して欲しいのだ。感性を磨くのだ。

何と言っても「聞き易さ」が一番。あれこれ難しい機能を売りにしている機種もあるけど、がなり立てるだけが音質じゃないわよ。

これも、「コスパ」以外何も無い。他社より得する音ならそれを選べば良いんだよ。
デザイン性

デザイン性が秀逸なX930。でも、デザイン優先で必要な部分が欠落していたら大変です。毎日の掃除や家庭環境を加味して考えましょう。

TOSHIBAは宣伝が下手なのだ。「他に工夫が無いか?」展示品を見て、触って、聞いて確かめるのだ。

テレビの裏側って結構ホコリがたまるのよね。「掃除のしやすさ」は確認すべきだわ。

「パネルフレームのバランス」に尽きるね。これだけデザインにこだわっているのだから、フレームを忘れさせるほどの仕上がりか?他社に引けを取らないか?を必ず確認すべきだめ。

皆さんのアドバイス、赤字の部分がカギですね。

有機ELテレビは省エネ性能と寿命が物議の発端となります。機能の充実と共に、弱点の克服とコストダウンが望まれますね。最後にX930の評価をまとめたので、以下のリンクかこちらから移動して下さい。
TOSHIBA REGZA X930の評価
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