TOSHIBA REGZA 液晶テレビ Z740Xの徹底評価。
2回目の視聴環境に引続き、3回目の今回は最も重要な「機能」の観点から評価を行います。
有機ELテレビXシリーズや他社のハイエンド液晶テレビとの違いが気になりますね。
価格よりも機能を重視
こだわり派
価格がいくら高くても、こだわりの機能には絶対に妥協をしないのだ。
機能と価格のバランスを重視
リーズナブル派
自分の生活にマッチした買い物に拘り、価格に見合わない製品は絶対に購入しないわ。
機能そこそこで価格を重視
コスト重視派
価格が安ければ多少機能が劣っても構わない。一般家庭でハイスペックは不要だね。
では、各人の趣向を踏まえてこの製品を評価して行きましょう♪
4K液晶テレビ 東芝レグザ Z740Xの「機能」を徹底解剖
購入者層で大きく要望が異なる「機能」面について解説しましょう。求める機能とマッチするか慎重に見極める箇所ですね。
先ずは機能面に関する皆さんの総合評価です。
評価:3.6
フラッグシップ機のX9400と主な仕様はほぼ同じなのだ。しかし、細かくみれば「スマート化」や「HDRスペック」「音作り」について、Panasonic液晶のHX950にも若干見劣りするのだ。
評価:3.5
有機ELテレビの廉価機種X8400とはタイムシフトの有無が大きな違いね。Amazon Alexa採用でスマート化は進んだけど、googleも利用出来るPanasonicは確かに魅力だわ。
評価:3.2
液晶最高レベルの機能であることは間違いないね。確かにイネーブルドスピーカーを液晶にまで持ち込んだPanasonicは面白いけど、今後の価格差が最終的な判断材料になるのでは?
東芝のテレビは相変わらず分かり難い所で差をつけます。Z740Xは液晶ハイエンド機ですが、細かい所でフラッグシップのX9400より少しだけ劣る感じ。
一方、同じハイエンド液晶市場を比較すると、Panasonicが音声機能とスマート化で一歩リードしたと言ってもいいでしょう。
但し、映像機能はクラウドAIの真価次第です。
レグザZ740Xのチューナー数に係る機能評価
チューナー数に関する総合評価を最初に教えて下さい。
評価:4.0
タイムシフト、地デジ6チューナーは最高評価以外無いのだ。
評価:3.5
タイムシフトで平均的な機種より明らかに上なのは変わらないわ。
評価:3.3
チューナー数に関して言えば、間違いなくコスパはトップだね。
Z740Xのチューナー数の個別評価内容は次の通りです。
地上波デジタル
- 9チューナー
5.0
タイムシフトはやはり満点なのだ。
5.0
ここは毎度マイナス点は無いわ。
5.0
やっぱり、タイムシフトはコスト重視派にも大満足だね。
BS/CSデジタル
- 3チューナー
3.0
当たり前の数なのだ。
3.0
あると便利ね。
3.0
BS見ないけど、あれば後々便利かな?
BS/CS 4K
- 2チューナー
5.0
昨年はここが大盛り上がりだったのだ。今やこれがスタンダードなのだ。
3.0
各社のセールスポイントも、今や当たり前になったんだわ。
2.0
1年経っても4K放送はつまらないまま。無駄な機能だね。
2画面対応
- ⭕️
3.0
付いてて当たり前なのだ。
3.0
見たい番組が重なった時いいわ。
3.0
あんまり使わないけど、あると何故か安心なんだよね 。
チューナー数に関しては前機種と変化は無いですね。引続き録画用のHDDをこだわって選ぶことが大事です。
タイムシフトマシンに対応したHDDは「HDD【2020版】東芝レグザ & ハイセンスにおすすめのテレビ録画用外付けハードディスク」でまとめて紹介しています。
テレビ録画用外付けハードディスク選びの時間短縮でお使い下さい!
裏録用のハードディスクは必ず準備!
通常録画用のハードディスク以外に、タイムシフト対応製品を選ぶことがカギです。
レグザZ740Xのネットワークに係る機能評価
ネットワークに関する総合評価を最初に教えて下さい。Z740Xでは不評のBluetoothからAlexa(Amazon)へ音声機能が変更になったと考えましょう。拡張性を高めるか?
評価:3.7
確かにBluetoothの使い道が無いのなら、Alexaでスマート化するのは正しい選択なのだ。でも、Panasonicはgoogleも選択可能なのだ。
評価:3.7
まあ、Bluetoothは意味が無かったし、スマート化で拡張性が高まればOK。期待値として少し得点を上げとくわ。
評価:3.0
AmazonのIDが必要だね。でも、アマゾンプライムに入れば便利になりそう。
Z740Xのネットワークの個別評価内容は次の通りです。
無線LAN
- IEEE802.11a/b/g/n/ac
3.0
Wifi-5(ac)は今や当たり前なのだ。
3.0
最近の機種では当たり前ですね。
3.0
無料のYoutubeもストレスフリーだ。
Bluetooth
- ⭕️
3.0
期待を込めて「普通」評価に格上げなのだ。
3.0
まあ、これからはスマート化で包括できるわね。「OK google!」にこだわる人はPanasonicかSonyが選択肢ね。
3.0
使いこなしていないBluetoothよりも良い選択だと思うね。でも、制限があることが分かれば再び評価は「1点」だね。
VOD(Video On Demand)
- 未対応:Android TV/FOD
5.0
普通に満足な内容なのだ。
5.0
今やAmazonプライム対応が高評価の条件ね。
3.0
こんなもんでしょ。
使途が限られたBluetoothが毎回やり玉に上がっていたけど、今後はAlexaの使い勝手が焦点になりそうな気配。
無線ルーターは大丈夫?最新の高速化対応製品を選ぼう!
VOD(動画配信サービス)は、他にも多くの特典が付くAmazonプライムでプライイムビデオから試すのがおすすめです。
VOD(動画配信)は先ずプライムビデオから試そう♪
レグザZ740Xの外部端子に係る機能
外部端子機能に関する総合評価を最初に教えて下さい。
ここは前機種から変化はありません。
評価:3.3
HDMI端子の数が有機ELテレビX9400との差になるのだ。
評価:3.3
タイムシフト対応のUSB端子があるからHDDの増設は引続き簡単ね。
評価:3.2
フラッグシップ機とはHDMI端子の数が違うけど、他社製品とは同等だよ。
Z740Xの外部端子の個別評価内容は次の通りです。
USB
- USB3.0×2/USB2.0×2
4.0
4つもあれば十分なのだ。
4.0
これでタイムシフトのHDDも簡単に増設出来るわ。
4.0
有機ELテレビと同じ仕様なんて凄いね。
HDMI
- ARC対応×1
- HDCP2.2×4
4.0
ここはX8400と同じレベルなんだな。ちなみにX9400は7つなのだ。
4.0
Panasonicと比べれば全く同じよ。
3.0
まあ、無いよりはあった方がいいね。今の時代。
その他
- 各1つ
VIDEO/光デジタル音声出力/有線LAN/イヤホン・サブウーファー
3.0
あって当たり前なのだ
3.0
使う機会はないけど、一部には必要なんでしょうね。
3.0
古い機器も繋げるし、あって当たり前だよね。
引続き、フラッグシップ機のX9400とはHDMIの端子数に差があるけど、X9300やPanasonicとは同等です。USB端子を考慮すると、標準より少し上のスペックなのが嬉しいですね。
HDMIケーブルは最高級品を選ぶと間違いありません。
端子類に必要なコードなど、買い忘れの確認にもおすすめです。
テレビ端子の基礎知識を再確認!
レグザZ740Xの映像機能
映像機能に関する総合評価を最初に教えて下さい。
前機種との大きな違いはパネルのVA化とクラウドAIですね。
評価:3.9
液晶テレビは有機ELパネルじゃないのが最大のネックなのだ。しかし、セールスポイントでもあるクラウドAIの期待値は高いのだ。
評価:3.9
今回もドルビービジョン(DV)は未対応。Panasonicは液晶モデルの中間機にも搭載しているのにね。
評価:3.9
今回の評価点はやっぱり「クラウドAI」。更新ソフトの配布も始まったし、これからがもっと面白くなりそう。でも、地味ながらパネルの反射対策も僕的には高評価だね。
Z740Xの映像機能の個別評価内容は次の通りです。
受信機能
- 4K放送まで対応
ハイビジョン(HD)/フルハイビジョン(FHD)/4K/8K
4.3
4K対応は当たり前なんだな。でも、8K非対応は残念なのだ。
4.3
4K対応でないとね。8Kは無くて普通だわ。
4.3
8Kなんて映像ソース無いし未対応で普通だよ。4Kも当たり前。
パネル方式
- VA液晶全面直下LEDバックライト
3.0
有機ELテレビじゃないから不満だが、VAパネルの映像は個人的に好きなのだ。
3.0
VAパネルでも遜色無い出来なので評価は変わらずね。
3.0
心配したけど、実際の映像はしっかりしてるしOKだね。
パネル反射改善
- ノングレアに近く
5.0
液晶テレビはこの程度の内容で頑張らないといけないのだ。
5.0
普通の家庭で昼間使用するのにはやっと最適になってきたわ。
5.0
地味だけど良い対応。あとは購入者の評価次第だね。
HDR対応
- 10+/HLG
3.0
ここは変化無し。DV(ドルビービジョン)が無いのが残念なのだ。
3.0
Panasonicとの差が今回もDVで出ちゃったわ。
3.0
まあ、HDR10+は対応しているしOKだよ。
特異性
- クラウドAI
3.5
東芝は独自の開発表現が多くて分かり難いが、今回は分かりやすいのだ。
3.5
この試みが上手くいけば、他社も追随するのかしら?でも、サーバーの能力って大丈夫なの?
3.5
まあ、今やスマート化も含めネットワークが当たり前で、クラウドも当たり前。AIは若干誇張感があるけど、挑戦を評価。
VAパネルで揉めると思ったけど、意外と評価は高くて安心。フラッグシップ機とは細かい部分で差をつけられますが、今シリーズの売りである「クラウドAI」が皆さんの注目点であることが伺えます。
- 映像エンジンはX9400と同じ「レグザエンジン Cloud PRO」を採用
- 新たにクラウドに集結した膨大な映像データをAIが最適化する技術を採用
- 新開発の低反射VAパネルを採用
- リアルブラックエリアコントロールで輝く白と奥行き感のある黒のコントラストを再現
パネルにホコリが溜ると見え難くなります。
レグザZ740Xの音声機能
音声機能に関する総合評価を最初に教えて下さい。ここも前機種とは変化がありません。
Z740Xの音声機能の個別評価内容は次の通りです。
出力
- 80W
4.0
このクラスで80Wにした功績は大きいのだ。
3.0
東芝らしい大容量だわ。電気代が心配。
3.0
液晶テレビのフラッグシップ機はこれで普通だね。
特異性
- バズーカシステム
2.0
各社ドルビーアトモスが当たり前になってきたのだ。しかもPanasonicは同クラスのHX950でイネーブルドスピーカーかまで搭載してきたぞ!いつまでも大容量バズーカーだけでは騙せないのだ。
3.0
ここ、本当に他社と見劣りするわね。結局Panasonicは値段が高くなることが想定できるけど、アトモスは採用して欲しいわ。
2.0
時代は3D音響技術なのにね。次の機種でも進化がなければ減点かな?
サブウーファーで更に音質は上げられます。
Z740Xのスピーカーは純正のシアターバー接続で更に強化!
4K液晶テレビ 東芝レグザ Z740Xの「省エネ」性能と想定寿命
有機ELテレビより月間2,000円以上は電気代を節約できる液晶テレビの最大メリットを深堀しましょう。
でも、REGZAの液晶は意外と消費電力が大きいって噂もあります。
パネル寿命のメリットも見逃さないで下さいね。
レグザZ740Xの省エネ性能
先ずは「省エネ」性能の評価を見てみましょう。あれ?前機種より評価が下がった?
評価:3.0
電気代についてはコメントは不要なのだ。いくらでもいいのだ。
評価:3.5
55型は年間消費電力量が若干増加し、65型は全般的にやや改善。でもね、元々他社よりも悪いからいい加減改善したら?
評価:3.5
相変わらずコスパは良いけど、ランニングコストが少し気になるね。有機ELとは比較にならないけどね。改善しないから少し減点。
サイズ | 機種 | 消費電力 | 年間消費電力量 |
---|---|---|---|
55v型 | Z740X | 271W | 175kWh/年 |
X9400 | 413W | 230kWh/年 | |
65v型 | Z740X | 336W | 196kWh/年 |
X9400 | 517W | 240kWh/年 |
機能豊富になるにつれて今期は全般的に消費電力が上がってるわ。元々悪いZ740Xも追随してどうするのよ・・・。
今回も金額ではどうなるのかしら?
家族構成などの家庭の事情で消費電力は大きく変わるから、毎度お馴染み、いくつかのパターンを同じ前提で比較しよう。
- 共働き世帯|独身世帯≫282時間
- 引退世帯|老後世帯≫486時間
- 大学生やフリーターニートの子供が居る世帯≫382時間
- カタログ値の年間消費電力
- 電力単価=24.00円/kWh
- 使用電気量は消費電力の70%で計算
- カタログ値 年間消費電力はそのままで計算
55v型(インチ)の比較
パターン | Z740X | X9400 |
---|---|---|
① | 1,284円 | 1,957円 |
② | 2,213円 | 3,372円 |
③ | 1,739円 | 2,650円 |
④ | 350円 | 460円 |
65v型(インチ)の比較
パターン | Z740X | X9400 |
---|---|---|
① | 1,592円 | 2,449円 |
② | 2,743円 | 4,221円 |
③ | 2,156円 | 3,318円 |
④ | 392円 | 480円 |
本体が安いことは間違い無いけど、電気代の差が今後の使用期間でどれだけ影響するか気になるわね。特にPanasonic HX950と迷ってる人には悩ましいはず。
誤差の範囲なのだ。
たくさん悩んで下さい♪
レグザZ740Xのパネル寿命
「パネル寿命」に対する皆さんの評価です。結果は見えてますね。
評価:5.0
スペックだけを評価すれば当然満点なのだ。
評価:4.0
テレビの寿命を考えると、やっぱり選択肢は液晶ね。
評価:4.0
コストは新製品を購入する時だけじゃないよ。トータル的に考えないとね。
では、引続きパネル寿命の評価状況を確認しましょう。一般的には有機ELパネルの寿命は液晶の半分と言われています。
液晶パネル | 有機ELパネル | ブラウン管 |
---|---|---|
6万時間 前後 | 3万時間 前後 | 2万時間 前後 |
生活パターンに当てはめてみなよ。液晶の方が断然有利なのが分るはず。
パターン | 液晶 パネル | 有機EL パネル | ブラウン 管 |
---|---|---|---|
昼間留守が多い (共働き家庭など) | 18年 | 9年 | 6年 |
一日中家にいる (引退世帯など) | 10年 | 5年 | 3年 |
昼夜逆転家族がいる | 13年 | 7年 | 4年 |
安くて頑丈な液晶テレビは嬉しいですよね。
なんでみんな寿命が気になるのか分からないのだ。
テレビは数年間使用するものです。普通はね。
ガンガン付けっぱなしにしてもコストが気にならない液晶テレビはやっぱり良いわ。でも、Z740Xは電気代が・・・やっぱり気になるわ。
個人の主観はそれぞれだけど、一般の家庭なら液晶で十分だよ。いつ失業するか分からない時代だし、贅沢は敵だよ。
4K液晶テレビ 東芝レグザ Z740X 現物確認の注意点
ここまでで、テレビ買替の絞り込みが行えました。Z740Xをターゲットにした人は「現物確認」で何を注意すれば良いのでしょうか?
現物確認のポイントをは次の3点でしたね。基本に沿って、Z740Xの具体的な現物確認方法を解説しましょう。
- 映像の好み(品質)
- 音の特性(音質)
- そしてデザイン性
詳しくは「【失敗しない現物確認方法】テレビの選び方に関するおすすめ情報」で紹介しています。
映像の好み(品質)
まず、他社製品との比較は単純に「好みの色」になっているかを確認するのだ。
従来のIPSパネルを採用するPanasonicのHX950とは必ず比較して。引続き、割高なPanasonicを凌駕すれば即買いのレベルなのは確かよ。
映像の好みはもちろんだけど、今回は視聴環境に合わせた「横からの見易さ」を確認して納得すべきだね。一応VAパネルだし。
映像についてZ740Xは何が変わったのか?
そこをきちんと理解し、自身の視聴環境をきちんと想定して確認して下さい
音の特性(音質)
相変わらず80Wの大容量バズーカースピーカーと自社技術だけが売り。他社はアトモス標準、Panasonicは更にイネーブルドスピーカーも採用と盛り上がっていることを認識しつつ・・・確認かな?
ドルビーアトモスはパネル近くへ行かないと真価が分かりづらいのだ。あれば幸せだが、視聴環境にマッチするかを考え、最終的には「好みの音」で選ぶのだ。
そうね、イネーブルドスピーカーも同じで効果のほどは視聴環境を選ぶわ。先ずは「聞き易さ」をきちんと聞き比べましょう。いつも見る番組を店頭で見比べれば分かり易いわよ。
薄型テレビの音に期待は不要。少しでも、違いが分かれば選択肢として十分検討しましょう。
確かにイネーブルドスピーカーやアトモスという派手な技術があっても、実際にその機能が発揮されなければ意味が無いでしょう。他社と比較し、自分の耳で判断するのが最も正しい選択です。
デザイン性
前作のZ730Xとはデザイン的には大きく変わった感じはしません。伝統?のサウンドバータイプのスピーカーをパネル下に配置し、若干シルバー寄りの色目が目立つ仕様になっています。
私がいつも気にするのは「裏側」。バズーカウーファーもスッキリと収まって良い感じだけど、相変わらず端子群はむき出しなので、小まめに掃除は必要だわ。
Z740XもZ730X同様に「卓上スタンドの色とデザイン」が一番気になるところ。今回はシルバーの配色がカギなので、全体の調和をしっかり確認してね。
皆さんのアドバイス、赤字の部分がカギですね。
せっかくなら、Z740Xを最適な位置で視聴できるテレビスタンドも用意すれば完璧です。
「テレビ台」の選び方のコツはここから
「テレビスタンド」の選び方に迷ったらここ!
4K液晶レグザZ740Xに最適な視聴環境となるテレビスタンド
最後にZ740Xの評価をまとめたので、以下のリンクから移動して下さい。
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