TOSHIBA REGZA 液晶テレビ Z740Xシリーズの徹底評価。3回にわたり購入者目線からZ740Xの選択要素を評価してきました。
最後の4回目は、今までの総合評価と買い時を解説致します。
4K液晶テレビ東芝レグザ Z740Xの総合評価と最適な購入者像
皆さん、ここまでお付き合い頂きありがとうございます。最後に液晶テレビレグザZ740Xの総合評価と良い点、イマイチの点についてご意見下さい。最適な購入者像に関するお考えも聞かせて頂けると助かります。
評価項目 | |||
---|---|---|---|
セールスポイント | 4.3 | 4.0 | 4.0 |
視聴環境・設置 | 3.8 | 3.5 | 3.5 |
機能 | 3.6 | 3.5 | 3.2 |
省エネ性能 | 3.0 | 3.5 | 3.5 |
パネル寿命 | 5.0 | 4.0 | 4.0 |
価格 | 3.0 | 5.0 | 5.0 |
総合評価 | 3.8 | 3.9 | 3.9 |
買い時 | 所詮液晶 | 候補ね! | コスパ良し |
東芝レグザZ740Xこだわり派の評価
最新機能と装備を重視するのだ。
- フラッグシップ機X9400と同じ「レグザエンジンCloud PRO」
- 有機ELテレビが買えない人には選択肢の一つに入る
- 有機ELテレビ一択だと比較対象外
- 画質向上の努力は認めるが、液晶画質では買うに値しない
- 音への拘り方がいい加減陳腐
相変わらず、液晶になると凄い差別だな・・・。
でも、的を射てる所もある。
東芝レグザZ740Xリーズナブル派の評価
コストと機能のバランス重視よ。
- 同クラス液晶テレビでは一部最高水準の機能
- REGZAは他社と比較して安価な販売価格で有利(割安感あれば買い)
- パネル不具合(斑模様)の改善とVAパネルに不安
- 相変わらず液晶テレビの中で消費電力が大きい機種
- タイムシフトを駆使して過去録を視聴する人(家庭)
- PanasonicのHシリーズの価格や機能に不満がある人
機能や画質に改善点が見られるも、「音」に関しては挑戦が見られないという皆さんの不満が伝わります。価格だけが唯一の救いとなるか?
東芝レグザZ740Xコスト重視派の評価
価格に対してお得感が重要だね。
- クラウドAIの画質向上に期待
- 価格が引続き他社よりも安ければ機能的にOK
- 消費電力が相変わらず高めなのが不満
- 画質勝負も必要だが、根本的に音作りで出遅れ感が否めない
- 視聴環境的にVAパネルやクラウドAIが納得できる人
- 音への拘りがなく、録画機能(タイムシフト)が好きな人
コストについては満足感のあったZシリーズですが、他社の新製品がコロナウイルスの影響で発売が遅れています。先行者の強みで価格差が発生することは目に見えていますが、機能とのバランスは掴みづらいのが今期のハイエンド液晶テレビ。
必要な機能と価格とのバランスが重要な選択肢となります。
4K液晶テレビ東芝レグザ Z740X の買い時は?
上記のグラフは前モデル(Z730X)と時期を合致させて価格推移を比較したものです(55型)。
着目点は初値が前モデルZ730Xよりも高いこと。
発売から3ヶ月経過し、折れ線グラフで表す「初値からの値下がり割合」についてはZ730Xと同じ位置に来ました。
しかし、初値が高かったため、棒グラフの「最安値」はZ740X(赤部分)が上回り続けています。
テレビの価格が落ち着くまでは半年程度必要で、今後の動向に注目したいですね。
但し、2020年は3月以降にコロナウイルスの影響で需給がかなり乱れました。
10万円の給付を含めた巣ごもり需要の減少と、今後の景気後退がどのように影響して行くかがカギとなりそうです。
単純に初値からの下落率だけを見れば下値の安定期に突入。
販売価格(最安値)は55型であれば14万円台へ入らないと不満。
ゆっくりとPanasonicのHシリーズが発売される8月以降まで様子を見るのが得策でしょう。
では、65型についてはどのような状況なのか?
65型についても55型に似た動きで、既に前モデルZ730Xを初値からの値下がり率で超えてきました。
液晶テレビの65型という大型テレビでは、前モデルのZ730Xまでは他社よりも4~5万円安いというのが通例でした(最安値ベース)。
Z740Xについても、グラフを見る限り同じ内容をトレースしており、販売価格についてもやや高いながらZ730Xとほぼ同等の位置まで来ています。
同じ現象なら、PanasonicのHシリーズに価格差ほどの価値を見いだせないなら、Z740Xが「買い」となるでしょう。
一方で、SonyのXシリーズも比較対象に入る訳ですが、Sonyの今期はほとんど目新しい変化が無く価格差を埋めるのは難しそうです。
「成熟した」と考えれば聞こえは良いですが、内容に大差が無ければ前モデルよりも安くなることを期待しちゃいますよね。
何れにせよ価格の山場は半年以降で、PanasonicのHシリーズが出揃ってから更に調整が入る可能性がある複雑な年となるでしょう。
Z740Xは過去の不具合を払拭したのか?
共通点は全面直下型LEDなのだ。どうしても残像が出る技術なので、パネル工程の技術が低いことが要因なのは明らかなのだ。コスパの東芝で生き残ってはいるが、そろそろ体質を変えないと総スカンを食うのだ。
みんな神経質になってるから余計に目立つんだよ。細かいことを気にするなって感じ。
こういうことも「コスパ」の一部として検討内容へ含めれば良い話。得をすると思う人は買います。しょせん液晶と割り切るのも大事ね。
4K液晶テレビ東芝レグザ Z740Xの買い時と注意点
Z740Xは前モデルのZ730Xの初値と比較して高く始まっているのは誤差の範囲でしょう。そこからの値下げ率か?満足の行く価格か?
人それぞれの選択となります。
なんかね、液晶テレビはハード的に最近大きな進歩が無いのよね。ソフト的に映像を良くしてるだけって感じ。だからこそ「音」の進化は大事なのね。
AppleもミニLED、マイクロLEDの工場を建設云々って噂もあるし、そろそろ既存の方式も終わりかもしれませんね。
でも、東芝はその前に「音」について他社同様の技術も取り入れて欲しいののです・・・。
競争相手の居ない時期に発売したから高かったんでしょ?今後はいつも通りじゃないの?
有機ELテレビも同じだが、今年は安値が読み難い年なのだ。買いたいときが買いなのだ。
高めのスタート価格から始まったZ740X。買い時を探って行きましょう♪
あくまでも「リーズナブル」にね。ここは私の意見に従ってよ。
- 最安値を待つなら55型で約61%(14.1万円前後)、65型で60%(19.1万円前後)
- 現実的には55型で15万円、65型で20万円切れば上出来
- 但し、旧Z730Xの価格動向を見て無理をしないこと
- Panasonic、Sonyよりも割安と思う内容で納得して購入すべし
まあ、安値安定路線が継続すればOKだね。他社並の価格になれば、品質やサービスの悪さが仇となって、多分レグザは売れなくなるよ。
割安なことが結構有名になってきたので、もしかしたら目論見通りには行かないかも・・・。必要度に応じて欲をかくのはほどほどにした方が良さそうね。
購入タイミングは3ヶ月後、6ヶ月後、そして今年はPanasonic新製品発売の8月以降。ただ、Zシリーズはモデルサイクルが短い時もあるのでタイミングは間違わないようにして下さい。
評価点数は概ね前モデルのZ730Xを上回りましたが、セールスポイントの一つであるバズーカーに関する不満が散見されました。
具体的には、他社では当たり前の「ドルビーアトモス」が無いことや、スピーカーシステムに進化が無いことが挙げられます。
また、VAパネルの全面採用と省エネ性能、パネル不具合の改善など不安箇所もきちんと理解することが重要。
一方でリモコンにAmazonプライムビデオのボタンが付いたり、細かい所の改善も進んでいることは評価すべきですね。
良い買い物をして下さい♪
\この機種の最新モデル価格をチェック!!/
東芝レグザ関連の情報はこちら