【VIERA JX850 レビュー】買い時価格と機能/HX850との違いを5つの視点で評価

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Panasonic 4K液晶ビエラ JX850レビュー記事用のオリジナルアイキャッチ画像

この記事では、パナソニックの4K液晶テレビであるビエラJX850の実機確認後の評価と買い時価格について、前モデルHX850との違いを比較することで分かりやすくレビューします。

テレビ選びでこんな疑問や悩みがありませんか?

  • メーカー別の特徴(セールスポイント)が分かりにくい
  • 自宅に設置可能なサイズで見やすいテレビが知りたい
  • 欲しい機能やスペックの調査と比較が面倒
  • 省エネ性能が高い頑丈なテレビはどれ?
  • 旧モデルとの違いは?
  • 購入したいけど最適な価格が分からない

そんなテレビ選びの疑問を解決します!

ここでは、パナソニック4K液晶ビエラ「JX850」の価格データが出揃い、実機もじっくり確認してきたので疑問と悩みを解決するレビューを行います!

今期は4機種展開のビエラですが、今回レビュー対象のJX850は上から2番目の液晶ミドルモデル。

正確にはセカンドモデルの小型サイズバリエーションがJX850で、43型〜49型の範囲でモデル展開されています。気になるのはハイエンドモデルJX950との違いが実際に視聴して果たして感じられるのか?

4K液晶ビエラ2021-2022モデルの違いは「【パナソニック4K液晶ビエラ】JX950・JX900・JX850・JX750シリーズ4機種の違いを解説」で確認して下さい。

それでは、JX850の購入価格目安と実機の感想を中心に「【VIERA JX850 レビュー】買い時価格と機能/HX850との違いを5つの視点で評価」について書きます。

solution_article

【この記事で解決する疑問と悩み】

  • JX850の機能全貌と評価結果
  • JX850の価格推移と買い時価格
  • JX850とHX850価格推移の違い
  • JX850とHX850機能の違い
この記事の著者
筆者(えだまめくん)の画像

長年製造業に従事し豊富な知見を活かした分析が得意なブロガー
えだまめくん
edamamekun

登場人物

価格よりも機能を重視

こだわり派

こだわり派

価格がいくら高くても、こだわりの機能には絶対に妥協をしないのだ。

機能と価格のバランスを重視

リーズナブル派

リーズナブル派

自分の生活にマッチした買い物に拘り、価格に見合わない製品は絶対に購入しないわ。

機能そこそこで価格を重視

コスト重視派

コスト重視派

価格が安ければ多少機能が劣っても構わない。一般家庭でハイスペックは不要だね。

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JX850 総合評価(結論)

テレビレビュー評価の総合評価(結論)をイメージさせるオリジナル画像

■JX850 総合評価結果


評価項目
A氏1B子1C氏1
価格4.02.52.5
セールスポイント3.03.03.0
視聴環境・設置3.04.04.0
全機能3.03.53.5
省エネ・寿命3.04.04.0
総合評価3.2
3.4
3.4

結論から言って、ビエラJX850は進化点が分かりにくい機種かもしれません。

外観に大きな変化はなく、実際に見た映像も前モデルと見比べるまでその進化が分かりませんでした。

そんなJX850と前モデルHX850との違いを中心に比較して行きましょう。

JX850を選択する際の重要なポイント
  • 機能がそこそこ豊富な4K液晶テレビが欲しい
  • 前モデルHX850と同時期価格の差は妥当か?
  • 小型サイズを探している

JX850を求める購買層は小型サイズが必要な価格と機能のバランスに敏感なユーザーです。

えだまめくん

セカンド機で小型サイズ特化のHX850は、比較する上位モデルがありません。ユーザーはどう評価するでしょう?

リーズナブル派

今期のパナソニック4K液晶ビエラの上位モデルは大型サイズしかないので他社の同クラスと比較すべきね。

コスト重視派

小型サイズと言ってもセカンド機のJX900と同等の性能を有してるから実物を見て適正な市場価格は判断すべきだろうね。

\ メリット・デメリット /

■JX850が優れる点⤴︎

  • オートAIによる高画質
  • 43型の小型サイズが選択可能
  • 立体音声
  • Bluetoothの活用
  • 最新のゲームモード

■JX850が劣る点⤵︎

  • 49型が最大サイズ
  • 省エネ性能に進化なし
  • 価格が若干高く推移
  • 画質と音質が上位機種より大きく劣る
えだまめくん

機能の優劣と金額の差に整合性を見出して選択して下さい。新機能であっても「不要」なら削除して考えることがポイントです。
では、細かく機能を解説します。

他社の液晶テレビは以下のバナーリンクからチェックして下さい。

評価①|JX850の価格評価と買い時

テレビの価格評価と買い時をイメージさせるオリジナル画像

パナソニック4K液晶ビエラ JX850の価格について最も重要なポイントは、旧モデルHX850の同時期価格とどれだけの差があるかということ。

JX850が旧モデルHX850のマイナーチェンジなら、製造コストダウンを含め、同レベルの価格か下回ることが理想だと言えます。

JX850の購入を検討する場合、この点を理解して妥協価格を探ると安心です。

価格の評価

評価:4.0

こだわり派

液晶は最上位機種でも安くていいのだ。

評価:2.5

リーズナブル派

前モデルと比較すると明らかに割高だわ。

評価:2.5

コスト重視派

僕は機能アップと価格高騰のバランスが悪いと思う。最低でも前モデル並みの価格が理想だ。

えだまめくん

一応、サイズ的には4K液晶ビエラ最高峰ですが、今期はちょっと割高感がありますね。

TH-49JX850の価格推移と買い時

49型JX850とHX850の価格推移比較グラフ

49型(TH-49JX850)は初値から4ヶ月後まではHX850よりも小安く推移していましたが、5ヶ月後から高騰に転じています。今期ビエラの特徴である「逆走」状況。

リーズナブル派

買い時をズバリ言うわね!

■49型のJX850がどうしても欲しいなら

  • 120千円前後なら即買い

■機能と価格のバランスにこだわるなら

  • 前モデル並みなら100千円前後まで下落待ち
  • 価格上昇への転換に注意

TH-43JX850の価格推移と買い時

43型JX850とHX850の価格推移比較グラフ

43型(TH-43JX850)は初値から高く始まり、その後約半年間は前モデルの同時期価格を下回ることはありませんでした。

リーズナブル派

あらら、高いわね?買い時をズバリ言うわね!

■43型のJX850がどうしても欲しいなら

  • 110千円前後が提示されれば買い

■機能と価格のバランスにこだわるなら

  • 前モデル同等なら先ずは100千円以下
  • 割高なら買わない選択肢もあり

評価②|JX850のセールスポイント

レビュー対象のテレビのセールスポイントをイメージさせるオリジナル画像
セールスポイントの評価

評価:3.0

こだわり派

液晶テレビでしかも小さいから興味ないのだ。

評価:3.0

リーズナブル派

実際に視聴した感じは安物のテレビとは違う深みがある印象。

評価:3.0

コスト重視派

実物見れば分かるけど、まあクラス並みで丁寧に作られてる感じ。

えだまめくん

このサイズに限ればハイクラスの部類です。

パナソニック4K液晶ビエラ JX850とは

JX850の公式ページ画像
画像:パナソニック公式

パナソニックビエラ:公式ページ

モデル2021夏(20'4〜5月)
シリーズビエラ JX850
分類4K液晶テレビ
サイズ展開49v/43v
43型は5月発売

パナソニックビエラ「JX850」は「HX850」から進化した、4K液晶ビエラのセカンド機で小型サイズ特化のミドルモデルの位置付け。

前モデルと比較した位置付けのイメージは次の通り。

グレード前モデル新モデル
プレミアムHX950JX950
ミドルHX900
HX850
JX900
JX850
エントリーHX750JX750

JX850 3つのセールスポイント

  1. 高画質化の追求
  2. 高音質化の追求
  3. 安全と利便性を深掘りした機能性

❶高画質化の追求

JX850は小型サイズに高機能を盛り込んだ機種で、映像品質に関しても4K液晶ビエラの49/43型では最高レベルとなっています。

えだまめくん

高レベルな映像品質を保ちつつ、JX850は更に5つの映像進化を果たしています。

■【映像の疑問解決!】JX850とHX850との違い

画質の進化ポイント
  1. シーンに合わせた映像の最適化「オートAI画質」
  2. 「ハイブリッドトーンマッピング」で明部をリアルに再現
  3. HDR規格の拡大「HDR10+ ADAPTIVE」「Dolby Vision IQ」
  4. HDMI2.1規格の4K120p入力に対応「ゲームモード エクストリーム」
  5. プロ仕様の画質設定調整が実現する「キャリブレーション」
❶ オートAI画質
Auto_AI_1
画像:パナソニック公式

今期のパナソニックは「AI」技術の強化が肝の一つで、JX850も新技術よって高画質化を狙っています。

オートAI画質は100万超の映像シーンから学習用データベースをディープラーニングを活用してAIが学習し、シーン認識アルゴリズムを生成するという技術。

HX850との違いとして、コントラスト、明るさの表現がアップし、暗い場面は細部を明確にし、明るい場面では色合いが鮮やかになることが期待できます。

❷ ハイブリッドトーンマッピング
tonemapping_1
画像:パナソニック公式

地味で分かり難い技術名ですが、パネルの進化に伴う照度アップによって引き起こされる明るい部分の「色抜け」を改善する重要な制御技術。

HDR信号(HDR10/HDR10+)入力時に、HDRトーンマッピング処理を動的に変化させることで、色抜けや色飛びの無い鮮やかな映像を再現します。

これもフラッグシップモデルJZ2000と同様の技術を導入したHX850との違いです。

❸ HDR規格の拡大
4hdr_1
画像:パナソニック公式

HDR規格の対応力がテレビ業界ではトップクラスのパナソニックですが、4K液晶ビエラ JX850でも新たに「HDR10+ ADAPTIVE」と「Dolby Vision IQ」が追加されました。

使用目的は、HDR10+やDolby Visionの視聴時「高輝度映像を部屋の明るさに合わせて自動調整」させること。

前モデルでは「Dolby Vision IQ」でさえ有機ELビエラにしか搭載されなかったものを、今期の液晶ビエラでは「HDR10+ ADAPTIVE」と共に同時搭載されHDR規格の差が無くなりました。

パナソニックビエラのHDR規格は他社の追随を許しません。

❹ ゲームモード エクストリーム
gamemode_1
画像:パナソニック公式

テレに搭載される外部端子であるHDMIの使途は、モデルチェンジの度に少しずつ進化しています。

「HDMI2.1」に規定される機能について、前期の進化は「eARC」への対応でしたが、今期は「4K 120pの入力」の対応と共にALLM(低遅延モード)、VRR(画面割れ防止)、AMD FreeSync™ Premium対応が一つの目安。

基本的にはテレビゲームに対応する技術ですが、将来的には映像全体への横展開も考えられます。

現状はゲーマーにしか恩恵はありませんが、テレビの使途はいつ変わるか分からないので有るに越したことはないでしょう。

ちなみに120pとは、1秒間に60個の写真で動画を動かしていたものを倍の120個で動かすことが出来るという技術。

よく言う「カクカク」した映像が避けられ、JX850はHX850より滑らかな映像でゲームが楽しめるのです。

❺ キャリブレーション
pana_calibration
画像:パナソニック公式

テレビの高画質化が進み、消費者のテレビ選択は4Kなどの「高画質」を求めることが一般的になっていますが、せっかく買った高画質テレビを出荷そのままの状態で視聴しているのではないでしょうか?

そう、ほとんどのユーザーは高画質なポテンシャルを秘めたテレビを購入しても、本当の実力を発揮できていないのです。

テレビの基本的な色作りは各社の方針でまちまち。最も「売れる」と考えられる色作りで出荷されるのが普通でしょう。

その色作りが好みならそれはそれで問題ありませんが、映像ソースの意図する色作りや実際の雰囲気を忠実に再現したい場合はキャリブレーションの調整が必須です。

身近な例を挙げれば、事前にキャリブレーションされたオートのシネマモードを見て下さい。

目の前の映像はさっきまで見ていた鮮やかな毒々しい色合いから、暗く、薄い、ちょっとボケた感じの映像へ変わりませんか?

でもそれで良いのです。

映画とは本来暗い場所で観るもので、昼間のリビングでは少々見難いのは当たり前。でも、暫くすれば普段見ているドラマとは違う立体感が感じられるはずです。

JX850に搭載されるキャリブレーションはプロ仕様を謳っていますので、細かい調整はよほどこだわりのある人でないと難しいかもしれませんが、高画質テレビのポテンシャルを引き出す重要な機能。

今までは有機ELビエラにしか搭載されていませんでした。

高画質にこだわるパナソニックビエラの本気度を感じつつ、液晶ビエラでも自分の好きな色を表現させましょう。

リーズナブル派

内容的にはJX900と同じよ。映像技術の進化にどれだけの対価を払えるかが購入のカギね。

❷高音質化の追求

JX850のスピーカー構成は、前モデルのHX850から変化はありません。JX900と同等の仕様。

Panasonic VIERA HX900スピーカーイメージ画像
画像:パナソニック公式
えだまめくん

JX850はスピーカー性能はそのままに、新たに1つの新技術を投入しました。

■【音質の疑問解決!】JX850とHX850との違い

音質の進化ポイント
  1. Bluetoothオーディオ連携
❶ Bluetoothオーディオ連携
sound_bluetooth1
画像:パナソニック公式

パナソニックビエラもやっとソニーブラビア並みに「Bluetooth」を活用する時代へ突入です。

後述するリモコン本体もBluetoothで操作できるので(ON/OFFは赤外線)、リモコンの性能はソニーブラビアと肩を並べました。

但し、Bluetooth送信は同時に2台までしか転送できませんので注意しましょう。

リーズナブル派

Bluetoothに対価を払えるかが購入のカギね。

❸安全と利便性を深掘りした機能性

パナソニックビエラと言えば、卓上スタンドに搭載した安全対策の吸着システムです。

背面をビスで固定する必要が無いので、部屋の模様替えも楽々行えます。

Panasonic 4K液晶ビエラ JX850の吸着安全装置画像
画像:パナソニック公式
えだまめくん

JX850は更に2つの技術で利便性向上を図りました。

■【機能の疑問解決!】JX850とHX850との違い

付帯機能の進化ポイント
  1. 新4K衛星放送 2番組同時録画(録画機能の進化)
  2. リモコンの進化
❶ 新4K衛星放送 2番組同時録画

前モデルでは各社BS4K放送のチューナー内蔵は当たり前となり、多くがダブルチューナー搭載の機種へ変化しました。

これによってBS4K放送視聴中でも、別のBS4K放送の録画と地デジなどを同時に録画可能となったのです。

■HX850で対応可能な同時録画

録画\視聴4K放送地デジBSCS
4K放送同時録画同時録画
4K放送
地デジBSCS
同時録画同時録画
地デジBSCS
地デジBSCS
同時録画同時録画

4K液晶ビエラJX850シリーズでは、上表の同時録画対応に加え、BS4K放送視聴中でもBS4K放送2番組の同時録画が可能となります。

■JX850で進化した録画機能

録画\視聴4K放送地デジBSCS
4K放送
4K放送
同時録画同時録画

但し、BS4Kのチューナー数は従来通り「2つ」なので、4K放送視聴時に4K放送を2番組録画する際は視聴中の1番組を含むという前提なので注意しましょう。

新4K衛星放送 2番組同時録画に対応するビエラにおすすめのHDDは「パナソニックビエラにおすすめのテレビ録画用外付けハードディスク」でまとめて紹介しています。

テレビ録画用外付けハードディスク選びの時間短縮でお使い下さい!

❷ リモコンの進化
bluetoothremocon1
画像:パナソニック公式

音声操作機能が今や当たり前のテレビ用リモコンですが、JX850では従来のHX850に対し根本的な改善を施してきました。

■JX850 vs. HX850リモコンの違い

項目JX850HX850
重量133.6g
電池含む
185.0g
電池含む
電源単4型乾電池
2本
単3型乾電池
2本
通信
方式
Bluetooth
&赤外線
赤外線
音声
対応
ビエラ音声操作
Google
Alexa
ビエラ音声操作

今期のパナソニックビエラはリモコンにも注目です。

リモコン本体が乾電池などの変更で重量が約30%削減し、従来はビエラ独自の操作にしか対応していなかった音声機能について、GoogleアシスタントとAmazon Alexaも使用できるようになりました。

そして最も大きな進化ポイントは通信方式に「Bluetooth」が加わったことがポイント。

赤外線ではリモコンをテレビの受光部へ向けて操作する必要がありましたが、Bluetoothでペアリングすれば方向に関係なくテレビとの通信が行えるでかなり便利。

但し、電源の「入」「切」は従来の赤外線方式なので注意。

Bluetooth対応機器との連携も含め、Bluetoothを本格的に活用し始めた今期のパナソニックビエラです。

普段使いには嬉しい、HX850との違い(進化)ですね。

リーズナブル派

リモコンの進化(Bluetooth化)は地味に嬉しい進化よ。

おすすめのハードディスクはこれ!

JX850の受賞歴

AV機器評価団体の受賞履歴紹介をイメージさせるオリジナル画像

パナソニック4K液晶ビエラ「JX850」の外部評価について、有名な「VGP」「HiVi」の二団体について確認します。

なお、各団体の概要は以下の通り。

音元出版「PHILE WEB」主催のAVアワード≫VGP

1987年にスタートした国内最大級を誇るオーディオビジュアル機器の総合アワードです。プロが選んだベストセラー間違いなしのアイテムだけが、受賞の栄誉を勝ち獲ることができます。

ONGEN PUBLISHING CO.,LTD

AV専門誌「HiVi」によるアワード≫HiVi

登場したばかりのモデルを含め、現在市場に流通しているAV製品をジャンル、価格帯別に分類して真のお買い得モデル=「ベストバイ」製品を選出することが本企画の趣旨である。

Stereo Sound Publishing Inc.

AV=オーディオビジュアル

2021 SUMMER(2021年「夏」)

パナソニック JX850は4K液晶ビエラ小型サイズの最高峰なのでVGPでは高評価だった一方、HiViでは3位と評価が分かれた結果になっています。

■VGP(2021 SUMMER)

機種受賞結果部門・技術
TH-49JX850金賞ディスプレイ
TH-43JX850金賞ディスプレイ
全サイズ総合金賞ホームビューイング ワールド
全サイズ企画賞オートAI画質/オートAI音質

■HiViベストバイ・ディスプレイ部門

機種受賞結果部門・技術
TH-49JX850第3位ディスプレイ

2021 WINTER(2021年「冬」~2022年)

年末の総合評価は残念ながら順位を下げています。

■VGP(2022)

機種受賞結果部門・技術
TH-49JX850受賞ディスプレイ
TH-43JX850受賞ディスプレイ
全サイズ総合金賞ホームビューイング ワールド

■HiViベストバイ・ディスプレイ部門

機種受賞結果部門・技術
TH-49JX850第3位ディスプレイ

評価③|JX850に最適な視聴環境

テレビの最適な視聴環境をイメージさせるオリジナル画像
視聴環境の評価

評価:3.0

こだわり派

こんなものなのだ。

評価:4.0

リーズナブル派

スイーベル機能は無いけど、安全対策は万全ね。

評価:4.0

コスト重視派

画面が小さい分、実機を視聴すると明るさが際立つね。

おすすめの視聴環境

ポイント
  • JX850は液晶テレビなのでリビングでも見やすい
  • 小型のみのサイズ展開

おすすめの設置スペース

パナソニック4K液晶ビエラ「JX850」のサイズ展開は「49型」「43型」の小型ツーバリエーションです。

各サイズの詳細寸法は、上図を確認して下さい(クリックすれば拡大します)。

■HX850とJX850の重量比較(㎏)

重量項目49型43型
総重量20.5
20.5
17.0
17.0
本体16.0
16.0
12.5
12.5
卓上スタンド4.5
4.5
4.5
4.5
耐荷重2520
上段JX850 /下段HX850

■JX850の主要寸法(㎜)

重量項目49型43型
卓上設置幅509509
奥行245245
画面幅1099966
画面高637563
スピーカー部約18.0約19.0
えだまめくん

理想的な設置スペースを解説する前に、先ず着目して欲しいのが重量です。

前モデルから重量の変化はありませんが、小型サイズの割りに意外と重い機種なのでテレビ台を選ぶ際は耐荷重性能を事前に確認することをおすすめします。

但し、卓上スタンドは省スペースタイプなので設置台の幅は選択肢が広がります。

テレビのサイズ選定で悩んだら「テレビのサイズは【3つの基礎知識】で決める!液晶・有機ELどっちもおすすめです♪」を参考にして下さい。

最適な視聴位置を構築

サイズ別理想的なテレビスタンドの高さイメージを解説したオリジナル画像
えだまめくん

一般家庭でテレビを視聴するパターン(上図)を参考に、JX850の理想的な視聴位置を構築します。

JX850はパネルにほとんど角度の無い垂直仕様なので、パネルセンターに合わせた設置がおすすめです。

理想的な高さで視聴できるテレビ台

ポイント
  • 小型でも総重量には注意(耐荷重性能は最大25㎏必要)
  • 卓上スタンドは省スペースタイプで置き場を選ばない
えだまめくん

参考までに比較的リーズナブルなテレビ台を紹介します。

コスト優先で選択するなら(最大49型)

  • JX850画面センター高さ:49型(66㎝)43型(62㎝)
  • 和室〜低ソファー環境に最適
  • 人気商品なのでクチコミ多数
  • 高級感が薄い

高さ調整可能で安心の朝日木材加工(最大49型)

  • 31.8㎝と43.8㎝の2つの高さが選べほぼ全サイズで最適な視聴高さを実現可能
  • 一部の色をおしゃれに変えられる
  • 耐荷重注意もOK

最大の75型まで対応可能な朝日木材加工のローボード

  • 高さ31.8㎝でほぼ全サイズで最適な視聴高さを実現可能
  • サイズは幅80㎝から177㎝まで6バリエーション
  • 組立必要

理想的な高さで視聴できるテレビスタンド

背面のVESAポイント位置は上図を確認して下さい(クリックで拡大)。

JX850のVESA位置は全サイズやや上側へ集中しており、テレビスタンドへ設置した後のパネルセンターが想定より低くなります。

おすすめのテレビスタンドについては「JX850に適合するテレビスタンドおすすめ3選と失敗しない選び方・パナソニックビエラ」で詳しく解説しています。

評価④|HX850とJX850の違いと機能進化

類似テレビ機種との違いと機能進化紹介をイメージさせるオリジナル画像
全機能の評価

評価:3.0

こだわり派

小さいくせに、まあまあの機能構成なのだ。

評価:3.5

リーズナブル派

サイズを考えればトップクラスの内容だわ。

評価:3.5

コスト重視派

実際に音を聞いたけど、画面の幅が小さい分ドルビーアトモスの効きが悪い感じだった。仕方ないけど。

えだまめくん

ポイントは今期の機能コンセンサスから外れていないこと。機能差と市場価格のバランスで選びましょう。

チューナー数

他社の同クラス製品に関する今期の開発トレンドの差を先ず確認し、JX850の「価値」を測るのがポイントです。

今期のトレンド
  • 4K放送を見ながら別の4K放送が録画可能
  • 地デジ3チューナー/BSCS3チューナー/4K放送2チューナー
  • 2画面同時視聴

■HX850とJX850の違い

評価項目HX850JX850
地上波デジタル3変化なし
BS/CSデジタル3変化なし
BS/CS 4K3変化なし
4K裏録⭕️
2画面対応⭕️変化なし

相変わらず「全部入り」でさすがのビエラ。もちろん、今期のコンセンサスを踏襲しています。

えだまめくん

チューナー数とそれに付随する機能は問題なしですね。

ネットワーク

今期のコンセンサス
  • Bluetoothで外部接続&リモコン操作

■HX850とJX850の違い

評価項目HX850JX850
無線LAN⭕️変化なし
Bluetooth⭕️
VOD⭕️変化なし
こだわり派

唯一他社に遅れを取っていた「Bluetooth」の活用もクリアーしたのだ。

無線ルーターは大丈夫?最新の高速化対応製品を選ぼう!

外部端子&エンターテインメント機能

今期のコンセンサス
  • USB3.0/USB2.0各1つ以上
  • eARC対応(HDMI)
  • HDMI2.1規格と4K120p入力対応(ゲーム)

■HX850とJX850の違い

評価項目HX850JX850
USBUSB3.0×1
USB2.0×2
変化なし
eARC⭕️
HDMI2.1
120p対応
⭕️
リーズナブル派

外部端子&エンターテインメント機能も今期のコンセンサスをクリアーね。

外部端子については「テレビに付いている入力端子の基礎知識|使途を理解して最適なテレビを購入」を確認して下さい。

HDMIケーブルは最高級品を選ぶと間違いありません。

映像機能

今期のコンセンサス
  • AIアップコンバート
  • HDR10+ ADAPTIVE&Dolby Vision IQ対応

■HX850とJX850の違い

評価項目HX850JX850
映像再現4K変化なし
パネルIPS+LED変化なし
自動画質調整オートAI画質
パネル反射対策変化なし
広色域トーンマッピングハイブリッド
トーンマッピング
ゲームモード4K120p入力
ALLM対応
*AMD FreeSync™ Premium対応
*VRR対応
画質調整キャリブレーション
HDR対応HDR10+ ADAPTIVE非対応
Dolby Vision IQ非対応
HDR10+ ADAPTIVE対応
Dolby Vision IQ対応
*43型のみ

ゲームモードの「AMD FreeSync™ Premium」と「VRR」は43型のみ対応なので注意!

コスト重視派

他社が今期のコンセンサスをクリアーできないHDR対応についても、ビエラは唯一クリアーしたブランドだ。

音声機能

今期のコンセンサス
  • Dolby ATMOS標準対応
  • ステレオ音声の立体化

■HX850とJX850の違い

評価項目HX850JX850
出力30W変化なし
スピーカー構成2.0ch変化なし
Dolby ATMOS⭕️変化なし
イネーブルドスピーカー変化なし
ステレオ音声立体化変化なし
オートAI音質変化なし
Bluetoothオーディオ連携⭕️
えだまめくん

残念ながらステレオ音声の立体化が唯一コンセンサスから外れます。

でもね、JX850は「シアターシステム連携」機能があるので、シアターバーとの相性は抜群です!

サブウーファーで更に音質は上げられます。

JX850のスピーカーは純正のシアターバー接続で更に強化!

評価⑤|JX850の省エネ性能とパネル寿命

レビュー対象テレビの省エネ性能とパネル寿命の解説をイメージさせるオリジナル画像
省エネ・寿命の評価

評価:3.0

こだわり派

小さい液晶だから寿命が長いのだ。

評価:4.0

リーズナブル派

省エネ性能は問題なさそうね。

評価:4.0

コスト重視派

この辺りは消費電力が少なくて当たり前かな?

えだまめくん

省エネ性能に長けた液晶テレビですが、機種によって結構な差があることをしっかり把握して下さい。

省エネ性能

今期のコンセンサス
  • ソニーブラビア XJ-50X85J:159W・141kWh/年 
  • TVSレグザ 50Z670K:196W・119kWh/年

■HX850とJX850の違い

サイズ評価項目HX850JX850
49型消費電力162W162W
年間消費電力量130kWh/年117kWh/年
43型消費電力155W146W
年間消費電力量118kWh/年113kWh/年
リーズナブル派

省エネ性能はほとんど変化無しで、今期のコンセンサスもクリアーしているわ。

省エネ性能の考え方は「テレビの消費電力の基礎知識を知って省エネ家電を賢く選ぼう!」で詳しく解説しています。

パネル寿命

液晶有機EL
約6万時間約3万時間

■生活パターン別

パターン 液晶 有機EL
昼間留守が多い
(共働き家庭など)
18年9年
一日中家にいる
(引退世帯など)
10年5年
昼夜逆転家族がいる13年7年
えだまめくん

液晶テレビのパネル寿命は有機ELテレビより優秀なことは既知ですね。

有機ELテレビとの違いは「有機ELテレビを買わない5つの理由|特に引退世帯にはおすすめしないメリットとデメリット」で解説。

パナソニック4K液晶ビエラ JX850評価レビュー|まとめ

レビュー対象テレビの最終まとめ報告をイメージさせるオリジナル画像

本記事は「【VIERA JX850 レビュー】買い時価格と機能/HX850との違いを5つの視点で評価」について書きました。

HX850とJX850の違いに関して疑問を解決すると共に、買い時価格の悩みも解消したでしょうか?

今期のパナソニック4K液晶ビエラJX850は表向きマイナーチェンジの色合いが強いですが、中身はきちんと強化され、見えないところは進化していました。

その進化が価格差に現れているのか?価格は上昇傾向ですが、進化に価値を見出せるか否かを冷静に分析するべきでしょう。

以上、えだまめくん(@edamamekun_ns)のレビュー報告でした。良い買い物をして下さい♪

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\ メリット・デメリット /

■JX850が優れる点⤴︎

  • オートAIによる高画質
  • 43型の小型サイズが選択可能
  • 立体音声
  • Bluetoothの活用
  • 最新のゲームモード

■JX850が劣る点⤵︎

  • 49型が最大サイズ
  • 省エネ性能に進化なし
  • 価格が若干高く推移
  • 画質と音質が上位機種より大きく劣る

購入前の現物確認ポイントは「【失敗しない現物確認方法】テレビの選び方に関するおすすめ情報」で解説。

■前モデル「HX850」の記事もどうぞ!

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