TOSHIBA REGZA 有機ELテレビ X830の徹底評価。
前回の視聴環境に引続き、今回は最も重要?な「機能」の点から評価を行います。
価格よりも機能を重視
こだわり派
価格がいくら高くても、こだわりの機能には絶対に妥協をしないのだ。
機能と価格のバランスを重視
リーズナブル派
自分の生活にマッチした買い物に拘り、価格に見合わない製品は絶対に購入しないわ。
機能そこそこで価格を重視
コスト重視派
価格が安ければ多少機能が劣っても構わない。一般家庭でハイスペックは不要だね。
では、各人の趣向を踏まえてこの製品を評価して行きましょう♪
4K有機ELテレビ 東芝レグザ X830の「機能」を徹底解剖
購入者層で大きく要望が異なる「機能」面について解説しましょう。求める機能とマッチするか慎重に見極める箇所ですね。
X830は上位機種のX930から映像美はそのままに機能を削ぎ落したことで高評価の機種。
果たしてその点はどのように評価されるか?
先ずは機能面に関する皆さんの総合評価です。
評価:3.1
ここでは機能有無を中心に評価したのだ。オプションを後付けすることで高水準な視聴環境となることは理解できるが、それはわしのような一部の金持ちしか実現しないのが残念なのだ。
評価:3.2
映像品質は上位機種の内容を維持したのは良いけど、やっぱり機能は普通。でも、それでも他社製品並みの機能なんだけどね。
評価:2.8
全体的な機能は液晶テレビの上位機種並み。だから普通の評価で良くないか?
機能を絞ったと言っても、あくまでX930と比較した場合。普通に考えれば他社製品と大差ないみたいだね。ホントかな?
レグザX830のチューナー数に係る機能評価
チューナー数に関する総合評価を最初に教えて下さい。
評価:3.5
タイムシフトマシンが無いから普通の点数なのだ。
評価:3.0
他社に見劣りする内容ではないわね。
評価:2.8
やっぱりタイムシフトが欲しい。
X830のチューナー数の個別評価内容は次の通りです。
地上波デジダル
- 3チューナー
3.0
REGZAの代名詞が無いから普通の評価は仕方ないのだ。
3.0
タイムシフトが無くても標準的な評価だわ。
3.0
まあ、価格が安くなればOKかな。
BS/CSデジタル
- 3チューナー
3.0
当たり前の数なのだ。
3.0
あると便利ね。
3.0
BS見ないけど、あれば後々便利かな。
BS/CS 4K
- 2チューナー
5.0
4Kの視聴比率が高いから嬉しいのだ
3.0
将来のためにあると良いわ。
2.0
4Kつまんないし一つでいいね。
2画面対応
- ⭕️
3.0
あって標準評価なのだ。
3.0
便利よね~。
3.0
裏番組チェックに欠かせないね。
タイムシフトマシンに対応したHDDは「HDD【2020版】東芝レグザ & ハイセンスにおすすめのテレビ録画用外付けハードディスク」でまとめて紹介しています。
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X830では一部の純正HDが背面取付設置可能でスッキリ収納できるのも嬉しいですね。
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レグザX830のネットワークに係る機能評価
ネットワークに関する総合評価を最初に教えて下さい。
評価:3.0
BluetoothはPanasonicっと同じで残念賞なのだ。
評価:3.0
私もBluetooth以外は普通にOK。Bluetooth何に使うの?
評価:2.3
液晶テレビと変わんないじゃん。液晶で十分だよね。
X830のネットワークの個別評価内容は次の通りです。
無線LAN
- IEEE802.11a/b/g/n/ac
3.0
「ac」規格まで準拠。当たり前に高速化は十分なのだ。
3.0
最近の機種では当たり前ですね。
3.0
無料のYouTubeもストレスフリーだ!
Bluetooth
- ⭕️
1.0
リモコンのハンズフリーだけって・・・?
1.0
Panasonicっと同じレベルは×よ!
1.0
どうでもいいや…。
VOD(Video On Demand)
- 未対応:Android TV/FOD
5.0
REGZAもやっとプライムビデオが標準になったのだ。
5.0
Amazonプライム対応が無いとね。
3.0
こんなもんでしょ。
Panasonic同様、BluetoothについてはTOSHIBAもイマイチ消費者ニーズをつかんでいないね…。X930と全く同じ内容でした。
無線ルーターは大丈夫?最新の高速化対応製品を選ぼう!
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レグザX830の外部端子に係る機能
外部端子機能に関する総合評価を最初に教えて下さい。
評価:3.0
地味にUSBとHDMIを絞ってきたのだ。はっきり言って、Panasonic以下なのだ。
評価:3.0
HDMI端子はPanasonic並よ。X930が少し異常なんだわ。
評価:2.8
HDMI端子はあまり使わないからいいけど、USB端子は少し不安があるね。外付HD一つならまあ問題ないけど、それ以上はHUBの出番かな?お金持ちはレコーダーだから関係無いか。
X830の外部端子の個別評価内容は次の通りです。
USB
- USB3.0×1/USB2.0×1
2.0
X930の半分になったのだ…。
2.0
Panasonicよりも少ないわ。
2.0
USBハブが必要になるかもね。
HDMI
- ARC対応×1
- HDCP2.2×4
4.0
X930より少ないが、普通に使えるレベルなのだ。
4.0
Panasonic並なのでOKだわ。
3.0
まあ、機能絞っても普通だね。
その他
- 各1つ
VIDEO/光デジタル音声出力/有線LAN/イヤホン・サブウーファー
3.0
あって当たり前なのだ
3.0
使う機会はないけど、一部には必要なんでしょうね。
3.0
古い機器も繋げるし、あって当たり前だよね。
X930に対し、USBのポート数とHDMIの端子数を絞ったみたいですね。USBの2ポートは少しやり過ぎのようで低評価でした。
HDMIケーブルは最高級品を選ぶと間違いありません。
端子類に必要なコードなど、買い忘れの確認にもおすすめです。
テレビ端子の基礎知識を再確認!
レグザX830の映像機能
映像機能に関する総合評価を最初に教えて下さい。
評価:4.1
フラッグシップ機X930と同じなのは高評価なのだ。
評価:4.1
映像だけはフラッグシップ機と同じなのね。
評価:3.7
クオリティーは凄いね。でも、有機ELの必要性は感じられないけどね。
X830の映像機能の個別評価内容は次の通りです。
受信機能
- 4K放送まで対応
ハイビジョン(HD)/フルハイビジョン(FHD)/4K/8K
4.3
4K対応は当たり前なんだな。でも、8K非対応は残念なのだ。
4.3
有機ELテレビなんだから4K対応でないとね。8Kは無くて普通だわ。
4.3
8Kなんて映像ソース無いし未対応で普通だよ。4Kも当たり前。
パネル方式
- 有機EL
4.0
モニターとしては最高品質なのだ。
3.0
綺麗だけど、やっぱり寿命とコスパを考えないと。
2.0
だから液晶で十分だって。
パネル反射改善
- ハーフグレア
3.0
ちゃんと対策を宣伝して欲しいのだ。
3.0
Panasonicと同じレベルには見えます。
3.0
有機ELテレビの反射対策は限界。
HDR対応
- 10+/DV/HLG
5.0
フラッグシップ機と同じ性能なのだ。
5.0
ここもX930並みで良いわ。
5.0
あった方が安心だね。
特異性
- 映像美のこだわり
4.0
X930と同じだから凄いのだ。
5.0
フラッグシップ機がお求めやすい価格?
3.0
TOSHIBAは映像へのこだわりを感じるね。
フラッグシップ機のX930と全く同じ仕様。X830が評価された理由は映像美はそのままに機能を絞って価格を下げたこと。
パネルにホコリが溜ると見え難くなります。
レグザX830の音声機能
音声機能に関する総合評価を最初に教えて下さい。
X830の音声機能の個別評価内容は次の通りです。
出力
- 40W
2.0
50Wから40Wへダウン…。
3.0
普通じゃない。
3.0
別にいいんじゃない。
特異性
- 有機ELレグザオーディオシステム
2.0
「PRO」まで抜けているのだ。
3.0
独自用語使われても分かんないわ。
2.0
TOSHIBAは売込が下手だね。
ドルビーアトモスやイネーブルドスピーカーなど、国際規格の内容が無いため評価が低かったX930。更にスケールダウンしたX830はやはり低評価になりました。シアターバーで音質強化も考えましょう。
サブウーファーで更に音質は上げられます。
X830のスピーカーは純正のシアターバー接続で強化!
サブウーファーで更に音質は上げられます。
4K有機ELテレビ 東芝レグザ X830の「省エネ」性能と想定寿命
ランニングコストは一般家庭にとっては重要です。視聴環境によっては、有機ELテレビは普通の液晶テレビより月間数千円高くなるのです。
そして、視聴環境がハードになれば当然パネル寿命も短くなりますよね。
それはX830も同じ。
レグザX830の省エネ性能
先ずは「省エネ」性能の評価を見てみましょう。X930と比べて、コスト重視派は厳しいながら1ポイントアップですね。
評価:5,0
有機ELテレビで省エネ性能なんて関係ないのだ。
評価:3.0
電気代はPanasonicのGZ1000並みで有機ELテレビの中では良い方だわ。それでも使い道を選ぶ機種には変わり無いので、家族構成で検討基準を変えて行きましょう。
評価:2.0
やっぱり有機ELテレビは燃費悪いね。その中でも多少燃費の良いX830は少しだけ評価してあげるよ。
PanasonicのIPS液晶モデル「GX855」と比較してみました。年間消費電力量に惑わされず、しっかりシミュレーションしましょう。
サイズ | 機種 | 消費電力 | 年間消費電力量 |
---|---|---|---|
55v型 | X830 | 355W | 176kWh/年 |
GX855 | 176W | 136kWh/年 | |
65v型 | X830 | 464W | 191kWh/年 |
GX855 | 193W | 148kWh/年 |
年間消費電力量はあてにならないので、消費電力で計算して。
家族構成など、家庭の事情を分けて比較しようね。
- 共働き世帯|独身世帯≫282時間
- 引退世帯|老後世帯≫486時間
- 大学生やフリーターニートの子供が居る世帯≫382時間
- カタログ値の年間消費電力
- 電力単価=24.00円/kWh
- 使用電気量は消費電力の70%で計算
- カタログ値 年間消費電力はそのままで計算
計算結果はやっぱり年間消費電力量と大きく乖離します。また、IPS液晶と比較する2~3倍の電気代がかかることは既出ですね。X830はそれでもX930よりは負担が少ないです。
55v型(インチ)の比較
パターン | X830 | GX855 |
---|---|---|
① | 1,682円 | 834円 |
② | 2,899円 | 1,437円 |
③ | 2,278円 | 1,129円 |
④ | 336円 | 272円 |
やっぱり、月間800円~2,200円違うわ。X930からたった2~300円違うだけなのね。どっかに省エネの有機ELテレビ無いの?
わしの家は月に50万円の電気代がかかっているので問題ないのだ。有機ELテレビは消費電力に比例して明るく、綺麗になるのだ。
はいはい・・・。
レグザX830のパネル寿命
「パネル寿命」に対する皆さんの評価です。やっぱりここでもコスト重視派の評価は厳しいですね。
評価:5.0
常に新技術を追い求める者としては、10年も同じテレビを使用することは無いので関係ないのだ。
評価:3.0
やっぱり寿命も使い方次第だわ。共稼ぎなら〇だけど、1日中テレビを付けっぱなしにするような家庭には勿体ないと思うわ。
評価:1.0
10年もたないテレビなんてナンセンスだよ。新技術で買い替える人なんて何パーセント?
では、引続きパネル寿命の評価状況を確認しましょう。一般的には有機ELパネルの寿命は液晶の半分と言われています。
液晶パネル | 有機ELパネル | ブラウン管 |
---|---|---|
6万時間 前後 | 3万時間 前後 | 2万時間 前後 |
生活パターンに当てはめてみなよ。液晶の方が断然有利なのが分るはず。
パターン | 液晶 パネル | 有機EL パネル | ブラウン 管 |
---|---|---|---|
昼間留守が多い (共働き家庭など) | 18年 | 9年 | 6年 |
一日中家にいる (引退世帯など) | 10年 | 5年 | 3年 |
昼夜逆転家族がいる | 13年 | 7年 | 4年 |
まあ、この内容は別の記事で既に解説済ですが、寿命をある程度覚悟して購入する人向けであることは明白です。
毎年新製品を買うから壊れた経験は無いのだ。
毎年有機ELテレビを買う人はそんなに多くないですよ。
共働きだし9年もてば御の字。でも、5年しかもたないなら妥協して液晶を買います。もうちょっと安くなれば私はOKかな?
あのね、高い初期投資だけじゃないよ。電気代もちゃんと考慮してね。地デジ世帯は液晶で十分!
4K有機ELテレビ 東芝レグザ X830 現物確認の注意点
ここまでで、テレビ買替の絞り込みが行えました。X830をターゲットにした人は「現物確認」で何を注意すれば良いのでしょうか?
現物確認のポイントをは次の3点でしたね。基本に沿って、X830の具体的な現物確認方法を解説しましょう。
- 映像の好み(品質)
- 音の特性(音質)
- そしてデザイン性
詳しくは「【失敗しない現物確認方法】テレビの選び方に関するおすすめ情報」で紹介しています。
映像の好み(品質)
REGZAの有機ELパネルは全て外注品です。しかし、有機ELテレビの映像チューニングは専門家の間でも高評価なので、他社の製品と比較してその良さを必ず確認しましょう。X930と同品質ですね。
REGZAの色づくりの良さはわしも知っているのだ。でも、それが個人的な「好み」かは別物なのだ。他社製品と比較する際は既成概念抜きで、単純に「好みの色」になっているかを確認するのだ。
多分、専門家の評価も高いから標準以上だと思う。比較の際は必ず「正面(同じ条件)」を見て比べてね。有機ELでも横から見れば画質は必ず落ちるから。
有機ELテレビを比較するのは1点だけ。他社の有機ELテレビとの価格差を縮めるほどのメリットがあるのかをきちんと見極めよう。
音の特性(音質)
国際規準の売り文句が無く分かり難いX830。普段視聴する番組を基準に比較すると分かり易いですよ。
わしは国際規準に惑わされるタイプだが、素直に「好きな音」として評価して欲しいのだ。感性を磨くのだ。
何と言っても「聞き易さ」が一番。あれこれ難しい機能を売りにしている機種もあるけど、がなり立てるだけが音質じゃないわよ。
これも、「コスパ」以外何も無い。他社より得する音ならそれを選べば良いんだよ。
デザイン性
デザイン性が秀逸なX930。X830は液晶のZ730Xに近いデザインです。毎日の掃除や家庭環境を加味して考えましょう。
TOSHIBAは宣伝が下手なのだ。「他に工夫が無いか?」展示品を見て、触って、聞いて確かめるのだ。実物は結構カッコいいのだ。
テレビの裏側って結構ホコリがたまるのよね。「掃除のしやすさ」は確認すべきだわ。
「パネルフレームのバランス」に尽きるね。これだけデザインにこだわっているのだから、フレームを忘れさせるほどの仕上がりか?他社に引けを取らないか?を必ず確認すべきだめ。
皆さんのアドバイス、赤字の部分がカギですね。
せっかくなら、X830を最適な位置で視聴できるテレビスタンドも用意すれば完璧です。
「テレビ台」の選び方のコツはここから
「テレビスタンド」の選び方に迷ったらここ!
4K有機ELブラビアX830に最適な視聴環境となるテレビスタンド
最後にX830の評価をまとめたので、以下のリンクから移動して下さい。
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